「ごくせん」ちょっとイイ話


第1話

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第1話

【タイトル】

熱血先生
大暴れ!!

【オンエア】

4月17日

【放映時間】

22:00〜23:09

初回10分拡大版

【視聴率】

18.3%

【演出】

佐藤東弥

【脚本】

江頭美智留

【音楽】

大島ミチル

【ゲスト】

瀬戸 陽一郎

高松 克弥

石原 辰己

しのへ けい子

三谷 六九

てらだ ちなつ

テアトルアカデミー

劇団・東俳

放映プロジェクト

古賀プロダクション

【撮影協力】

実践女子短期大学

カラオケ パセラ

軍鶏匠

NK特機

【美術協力】

タチカワブラインド

フジパン

富士ゼロックス
株式会社

brother

NEC

FREDERIQUE
CONSTANT

ORIENT

REGALO

SIGNAL?

【衣装協力】

BEATRICE

LAST-SCENE

CHISTIAN LACROIX

CLCHY

HORIKOSHI

O・d・O

Jines

Forever Love

CUBE SUGAR

D.O

株式会社 森徳

acide

ANAYI

Wilson

株式会社ラブエル

LOVE PETS

CUSTO

京 香織

SOMETHING

【協力】

NTV映像センター

日本テレビアート

シネハウス

映広

【TD】

金子 幸男

【撮影】

市川 正明

【照明】

角田 信稔

【音声】

菊池 啓太

【VE】

弓削 聡

【VTR】

廉 相圭

【編集】

平澤 政吾

【EED】

天野 球

【LP】

小林 靖直

【選曲】

藤村 義孝

【効果】

岩本 泰乃

【TM】

秋山 真

【美術】

有尾 達郎

柳谷 雅美

【美術進行】

竹内 秀和

【装置】

梶 勝正

【装飾】

川畑 満彦

【衣装】

前田 由美子

【持道具】

吉岡 憲生

【メイク】

上野 志穂

【特殊効果】

星野 伸

【電飾】

坂井 厚太

【建具】

黒岩 直仁

【造園】

浜野 義雄

【生花】

石川 由香里

【スタイリスト】

冨田 信明

【スタイリング協力】

四方 修平

【広報】

梶原 美緒

【電波PR】

栗原 一浩

【スチール】

押山 晃一

【スケジュール】

桐ヶ谷 嘉久

【演出補】

山下 学美

【記録】

山懸 有希子

【制作担当】

小宮 孝一

【制作主任】

篠原 真貴

【制作デスク】

井駒 希美

【プロデューサー補】

渡辺 智明

鈴木 香織

【企画協力】

古賀 倫明

【チーフP】

増田 一穂

【統括】

井上 健

【プロデュース】

加藤 正俊

『みんな!!アタシと一緒に!心の汗を流そうよぉ〜!!』

体育館でスピーチの練習をする新任教師・山口久美子。

放映前のスポットCMにも採用されたシーンで、このスピーチの
演技とバカっぽいセリフのインパクトはかなり強烈だった。

原作には無いシーンだが、仲間さんのコメディエンヌとしての
非凡な才能がドラマのファーストシーンから爆発している。

『3年D組担任・数学教師・山口久美子(23)』

任侠集団・大江戸一家三代目、黒田龍一郎の孫娘で
悪名高い私立白金学院高校の新任数学教師という役柄。

喧嘩がめっぽう強く、義理人情に厚い姉御肌の久美子は
仲間由紀恵さんとしてはプライムタイムの連続ドラマでは
初の単独主演であり役柄的にも初挑戦となる男前キャラ。

『3年C組担任・英語教師・藤山静香(25)』

アイドル教師、藤山静香を演じるのは伊東美咲さん。

伊東美咲さんは、元「CanCan専属モデル」というキャリアの持ち主。
女優デビューは「らぶ・ちゃっと(2000年CX系)」という作品で
その後は「ラブ・コンプレックス(2000年 CX系)」「big大作戦(00年CX系)」
「新・お水の花道(2001年CX系)」「ビューティー7(2001年 NTV系)」
などの話題の作品に出演している【オフィシャルHP

原作の藤山先生はドラマと違い、巨乳の音楽教師という設定で
久美子より2歳年上なのは、原作の藤山先生は白金学院の前に
私立中学で教師をしていて、その時に男子生徒の自殺未遂事件に
巻き込まれているからなのだが、ドラマではこれは無視されている。

しかし、そんな過去を持つ一方で『美少年好き』という趣味があり
『男声コーラス部』を設立しハーレム化を目論むという、お茶目な性格。
名前も外見も藤原紀香似で、原作ではヤンクミといいコンビ。

『教頭・猿渡五郎(45)』

演じるのは1昨年から『TRICK』『TRICK2』『ウソコイ』と
仲間さんの出演作ほぼ全てで共演している生瀬勝久さん。

生瀬勝久さんは1960年10月13日生まれのてんびん座で
兵庫県西宮市出身、身長178cm、血液型 O型【参考HP

同志社大学在学中、喜劇研究会に所属し落語や漫才を経験。
当時の芸名は槍魔栗三助(やりまくりさんすけ)だったそうな。
愛妻家としても有名で、好きな女性のタイプは妻・陽子さん。
生瀬陽子(旧姓・堀本)さんは元女優でモデルとしても有名。

「TRICK」「ごくせん」以外では「鬼の棲家(1999年CX)」や
「ケイゾク/特別篇(1999年TBS)」や「QUIZ(2000年TBS)」
あたりが代表的な作品となっている。

白金学院の教頭は原作では単行本・第1巻182〜184P
「白金学院高校の文化祭」というエピソードに登場しているが
名前も存在感もなく、ドラマの猿渡教頭のキャラクターは
ほとんど生瀬さんのオリジナルと言ってよいだろう。

『国語教師・鷲尾寛治(42)』

鷲尾を演じるのは数々のドラマに出演している斉藤暁さん。
「踊る大捜査線(98年CX系)」の副署長役が特に有名【事務所HP

仲間さんとは『踊る大捜査線歳末特別警戒SP(98年CX)』
『P.S、元気です俊平(99年TBS)』で、すでに共演済み。

この先生は原作に存在しないオリジナルキャラだが
ドラマでは猿渡の腰巾着として頻繁に登場している。

『校長・白川権三(65)』

演じるのは『TRICK2』エピソード3に小早川辰巳役で
出演されていたベテラン俳優の田山涼成さん【事務所HP

実は『走れ公務員!ポリスウーマン(98年CX)』の第5話では
仲間さんと夫婦役?!を演じた事もある田山さんですが
『走れ公務員!』『TRICK2』で共演しているにもかかわらず

『ごくせん』の撮影中も仲間さんの事をずっと『みゆきさん』と
呼んでいた事が6月29日に放送された『TVおじゃマンボウ』で
仲間由紀恵さんご本人の口から暴露された(笑)

原作では結構活躍しているがドラマでは存在感が希薄。
頭部に難があるところは原作・ドラマ共通の特徴(笑)

『保健室の先生・川嶋菊乃(29)』

演じるのはモーニング娘。の元リーダー中澤裕子さん。
『ビューティー7』『ギンザの恋』に続いてドラマ3作目。

この先生もドラマオリジナルのキャラクター。
学校の裏事情にも詳しい元ヤンキーの看護教員という設定で
生徒と学校の橋渡し的なポジションを与えられている【公式HP

『体育教師・岩本康平(35)』

演じるのは『踊る大捜査線』でお馴染みの甲本雅裕さん。
甲本雅裕さんは『ハイロウズ』の甲本ヒロトさんの実弟らしい。

原作では岩本先生は学年主任なので良く登場するが
ドラマでは鷲尾と猿渡に役割を取られてしまった格好で
一教員という扱いになっているのでイマイチ目立たない。

『生物教師・大山はじめ(27)』

大山先生を演じるのは大隈いちろうさん【事務所HP
本職はワタナベエンターテイメント所属の芸人さんらしい。

いつもハムスターを抱えている根暗な性格という設定。
この先生もドラマオリジナルのキャラクターだが
正直、キャラクターも活きておらず存在意義がない。

『現代社会教師・安藤治(50)』

安藤先生を演じるのは、なべおさみさん。

臆病で事なかれ主義の万年ヒラ教員というキャラで
この先生もドラマオリジナルのキャラクターである。

序盤はまったく出番がないが、ダメな先生の代表として
意外と存在感があり、中盤以降ワリと頻繁にストーリーに
かかわってくるのも特徴である。

『山口先生には3年D組を担任していただきます。』

原作では久美子が担任になるのは2年4組で静香は2年2組の担任。
沢田たちは2年生という設定になっているため、他校との対立というより
3年生との対立の方がエピソードとしてよく登場する。

『ライオンの檻の中に子ブタを放り込むようなものじゃないですか』

着任早々、職員室で静香と久美子が言われた言葉。
原作では体育教師、兼、学年主任の岩本のセリフだったがドラマでは
岩本に代わって学年主任という設定になった鷲尾のセリフに変更された。

『ヤンクミのメガネ』

劇中で仲間さんがかけているメガネ。
ヤンクミのトレードマークと言ってよいもの。【参考HP

『ヤンクミのジャージ・その1』

番組公式HPのトップページの画像にも使われていた
えんじ色のジャージだが残念ながらメーカーは不明【画像

放映開始前のCMや公式HPのトップ画像でも仲間さんが
着用していたジャージなので強く印象に残っているが
実は第1話以降、このジャージは一度も使われていない。

ちなみに番組に登場した数々のジャージの中で
仲間さんが一番キライだったのがこのジャージらしい。
(TV LIFE 2002年NO.11号のインタビューより)

久美子 『・・・どーして着替えなかったんですか?』

静 香 『そんなダサい格好できるわけないでしょ。』

ドラマでは藤山先生のイケイケおねーちゃんぶりを
強調するために猿渡の指示を無視してスーツで現れるが
原作では藤山先生も一応ジャージに着替えているため
期待していた生徒がガッカリするという描写が登場する。

『・・・・・ムネないじゃん』

体育館で就任挨拶をする久美子を見た武田?(富田翔)のセリフ。

そもそも体育館でスピーチするシーンが原作にはないが
原作では久美子のムネは『そこそこ〜』と表現されている。

「TRICK」以来『貧乳』を当たり前のようにネタとして
使われるようになってしまった不憫な仲間さん(笑)

『・・・なにモンだアイツ?』

慎が現れると騒いでいた生徒達が一気に静まり返り
沢田が彼らのリーダーである事が表現されている。

原作にも沢田の一言でクマが大人しくなった事から
沢田がボスである事に久美子が気づくという描写がある。

沢田をクレーンカメラ?で撮影した絵はSEともども
佐藤監督が演出を手掛けた『金田一少年の事件簿』風。

『沢田慎』

3−Dの影のリーダー、沢田慎を演じるのは松本潤君。
1983年8月30日(乙女座)のA型、ジャニーズ事務所所属
説明の必要はないと思うが『嵐』のメンバーでもある。

連続ドラマでのデビュー作は堤幸彦監督が演出を手掛けた
「ぼくらの勇気・未満都市」(NTV系 97年10/18〜12/20放映)
という作品で「モリ」という少年を演じていた。

2000年には事務所の先輩、堂本剛君の主演で好評を博した
『金田一少年の事件簿』の新シリーズの主役に抜擢されたが
この作品の主な演出は「ごくせん」の佐藤監督が手掛けていた。

2002年10月18日公開の堤幸彦監督の映画「ピカ☆ンチ」にも
出演しており、堤監督と久しぶりの仕事となる。

『ファイト・オー!!』

この後、何度も登場するヤンクミの一人エール交換。
原作のヤンクミは作品中、一度もこれをやった事がなく
ドラマのヤンクミのキャラクターを強く印象付けるシーン。

『ガタガタ言ってっとテメェ、シバキ倒すぞコラ!!』

久美子の素性を知らないため、ビビると思って凄むクマ。
原作では他の生徒から『犯すぞテメー』とも言われていたが
さすがにテレビ版にはこのセリフは登場しなかった【画像

『山口久美子・・23歳・・ちなみに独身っと』

3−Dの教室で自己紹介を黒板に書く久美子のセリフ。
藤山先生の体育館でのスピーチをパクってみた様子だが
原作でもしっかり名前、年齢、の横に『独』と書いてある。

『野球ボールを見ずに掴むヤンクミ』

原作1巻21〜24Pのエピソード。
原作で掴んだのは久保という生徒が投げたパチンコ玉だったが
どうしてもパチンコ玉である必然性もないし野球ボールの方が
絵的に分かりやすいので変更されたのだろう。

『任侠集団』

久美子の実家の稼業の解説に使われた言葉。
何となく雰囲気は伝わるが実際は何をしているのか
全く説明になっていないという、非常によく考えられた言葉。

原作、1巻にはハッキリと『極道一家』と書いてあるが
テレビドラマの場合、放送コードなどの厳しい制約があり
『ヤクザを美化してはならない』という決まりがあるため
黒田家の稼業はあいまいな表現に変更されている。

『大江戸一家』

原作の『黒田一家』が『大江戸一家』に変更されている。

たぶん、実態が実態なので、実在の黒田一家の方から
「勝手にウチの組の名前使いやがって!!金払え!」
なんていう対応に困るような苦情が来ないように。とか

『黒田』という名前の子が「お前んちヤクザだろ!?」
なんて言って苛められるなんて事が起きないために
絶対に無いと思われる名前に変更したのだろう。

『谷中ぎんざ』

久美子の実家の側にあるという設定の商店街のロケ地だが
谷中といえば「TRICK2」最終話のラストシーンを思い出す。
原作では黒田一家はK市、神山町という町にあるという設定。

『八百屋のオヤジ』

「TRICK」ファンには照喜名保役で有名な瀬戸陽一郎さん。
第1回放映開始当日に放送された特番ではバッチリ登場。
しかし本編では後姿しか映らなかったため気づかなかった
TRICKファンも多かったのではないかと思われる【参考HP

『そのほかの商店街の人たち』

魚屋のおじさん      石原辰己さん  【参考HP
肉屋?のオバちゃん   しのへけい子さん?
蕎麦屋の配達       ???
豆腐屋のおじさん     三谷六九さん 【参考HP

『若頭代理・若松弘三(42)』

演じるのは『亡霊劇場(97年NTV) 』『悪霊学園(97年CX)』で
過去に2回、仲間由紀恵さんと共演している阿南健治さん【公式HP

阿南さんの演じるドラマの若松はいつも着流しを着ているが
原作の若松はバリバリのパンチパーマにダブルのスーツで
一目見てその筋の人と分かるビジュアルになっている。

『若い衆・朝倉てつ(26)』

演じるのは『走れ公務員!・ポリスウーマン(98年CX)』で
仲間由紀恵さんと共演しているはずの金子賢さん。

テツは原作でもヤンクミの弟分として登場しているが
どちらかというと島木譲二みたいな外見をしていて
金子さんとは似ても似つかないオッサンキャラである。

ちなみにテツの年齢は原作ではヤンクミより一歳年下。

『若い衆・達川ミノル(22)』

演じるのはデブタレント界の若手ホープ(笑)内山信二君。

内山君は「あっぱれさんま大先生(CX系)」の生徒役として
「内山君」の愛称で子役時代からお茶の間の人気を博した。

以降はドラマ・バラエティ番組を主な活躍の場として活動し
子役タレント出身としては珍しく成人してからも活躍している。

ミノルも原作にヤンクミの弟分として登場するが
原作のミノルは痩せ型で内山君とは正反対の体系。
原作とドラマのテツとミノルはビジュアル的に正反対。

ちなみにミノルの年齢は原作ではヤンクミより2歳年下。

『大江戸一家三代目・黒田龍一郎(70)』

演じるのは、最近の作品では『ムコ殿!(01年CX系)』の
頑固オヤジ役が記憶に新しいベテラン俳優・宇津井健さん。

ヤンクミと並んで見た目も原作にワリと近いキャラクター。
原作では暴力団丸出しの『黒田一家』のメンバーの中で
『侠客』の雰囲気を感じさせる数少ないキャラクターの一人。

実は黒田組長というキャラクターは原作者・森本梢子さんの
「ごくせん」以前の代表作『研修医なな子』の2巻で1度登場している。

『それじゃあ・・あの人たちおじいちゃんの
 誕生日のお祝いに来てくれたんだ。』

とりあえず『任侠集団・大江戸一家』の初登場シーンを
なるべくインパクトのあるものにするために、強面の役者さんを
大勢出演させてみたものの、毎回そういうわけにもいかないので
次回から人数が減る事の言い訳として作られたセリフだろう。【画像

『なめたらあかんぜよ!!』

テツとミノルから就職祝いのプレゼントとして贈られた
紫のスーツを見たヤンクミのイメージシーン。

ちなみに、このセリフは1981年に劇場公開された
五社英雄監督の映画『鬼龍院花子の生涯』での
夏目雅子さん演ずる松恵(まつえ)の超有名なタンカ。

第1話の放送日の朝『ザ!情報ツウ』に番宣で出演した
仲間由紀恵さんは、このシーンのVTRが流れた瞬間に
『何でこれを・・』と言った後、真っ赤な顔をして絶句した。

ご本人的にはかなり恥ずかしいシーンだった模様。

『覚悟しいや!!』

若松と菅原から就職祝いのプレゼントとして送られた
黒い着物を見たヤンクミのイメージシーン。

このセリフは1993年に劇場公開された
『新・極道の妻たち 覚悟しいや』からのもの。

原作1巻『刺客の凶弾』というエピソードでは病気の祖父に
代わって、黒田一家の代表を務める事になったヤンクミが
美容院に岩下志麻の「極妻」の写真を持っていって
「こんなふうにしてください。」と頼むエピソードが存在する。

『若衆 菅原誠(32)』

菅原を演じるのは、元・井筒部屋力士(祥英斗)という
異色の肩書きを持つ俳優・村田宏さん。【参考HP

菅原に当たるキャラクターは原作にも何人か登場するが
名前がある人物は一人もおらずドラマでも影が薄い。

『お父さん・・・お母さん・・・アタシ学校の先生になったよ・・
 お父さんと同じ・・・学校の先生に・・・』

原作では、お父さんの名前は山口良夫、お母さんの名前は由梨子。
お父さんは『ものすごい堅物の公務員』とだけ表記されており
どんな職業だったのかは、今のところ一切触れられていない。

『そのバス・・・ちょっと待ったぁ〜〜!!』

脚本を担当している江頭美智留さんの代表作
『ナースのお仕事』ではお馴染みの遅刻シーン。

原作の久美子は学校にマイカー通勤しているのでバスに乗り遅れる
という事はありえないのだが接点の少ない篠原と久美子の出会いの
シーンとして用意されたと思われるオリジナルのシチュエーション。

原作に登場する久美子の愛車はハッキリ車名は書かれていないが
『スバル・レガシーB4(1巻)』『トヨタ・アルテッツア(2巻)』だと思う。

『ヒグマ急便』

ヤンクミたちが乗ったバスの後ろに『ヒグマ急便』の看板があるが
これは松本潤君の主演作『金田一少年の事件簿』のスペシャル版
『魔術列車殺人事件(2001年NTV)』(演出:佐藤東弥)からの引用。

『・・・・ヤバイ・・完全にタイプだ!!』

原作でも久美子の意中の人として登場する篠原。

原作の篠原は黒田一家の顧問弁護士という職業なので
久美子とは彼女が高校生の頃からの知り合いなのだが
ドラマでは篠原の職業は刑事に変更されているため
やむなく『一目惚れ』という設定に変更された模様。

『桜坂下・・・様?』

篠原の名前を聞き損ねた久美子が彼がバスを降りた
停留所が桜坂下だったため勝手に決めた呼び名だが
実際は『桜坂下』という地名は存在しない模様。

『私立白金学院高等学校』

白金学院の校内の撮影は撮影協力に毎回名前が挙がっている
『実践女子短期大学』だと思われる。【実践女子短期大学HP
学校での撮影は主に土・日祭日の早朝に行われたらしい。

『藤山>川嶋>山口』

身長差が目立つ3人のオフィシャル発表による身長は
伊東美咲170cm>仲間由紀恵160cm>中澤裕子158cm
なのだが、画面上は伊東>中澤>仲間に見える。

仲間さんはヤンクミのキャラクターを考えて踵の低い靴を
履いている事が多く、逆に伊東さん、中澤さんは踵の高い
ミュールなどを履いている事が多いのが原因と思われる。

『それ・・ダメですよ!教え子イロにしちゃ!!』

ヤンクミがつい業界用語を口走ってしまうネタの1発目。
ちなみにイロとはその筋の言葉で情夫(恋人)の事。

『ヤンクミのジャージ・その2』

登校2日目の朝、教室のシーンでヤンクミが着ている
紺と水色のツートンのジャージはウィルソンの製品【画像

『人が話してるときは相手の顔を見る!
 お前らそんな常識も知らないのか!?』

久美子が3−Dの教室でワルガキたちに向かって
初めて切ったタンカだが、割舌がかなり危なっかしい。

このセリフは、よほど印象深かったのか気に入ったのか
この後、番宣特番でも何度か仲間さんに使われるが
今のところ、全く同じセリフを言えた事は一度もない。

『数学上等!!』

クマは「等」を草冠にしてしまう特徴があるという設定で
コレ以降は、この特徴が3−Dの生徒が働いた悪事の中に
クマの痕跡を確認するための恰好の目印となる。

猿 渡 『藤山先生・・・え〜そして・・山田先生』

久美子 『あ・・・山口です!!』

猿 渡 『え〜・・・え〜・・・乾杯!!』

静香と久美子の歓迎会の席上での猿渡と久美子の会話。

仲間さんが生瀬さんのフリに即答しているところから見て
アドリブではないと思うが、明らかに「TRICK」ネタ。

『・・・・・なんで?』

藤山先生に殺到した男性教員から完全無視された久美子のセリフ。
ちなみに、この歓迎会のシーンは軍鶏匠という店での撮影だと思う。

『ホント・・ちょっと若いの見たら、みんなデレデレデレデレして
 ・・・・教育者が聞いて呆れるよねぇ』

歓迎会で男性教員から完全無視されたヤンクミにお酌してくれた
川嶋先生が男性教員の態度を見てヤンクミを慰めた言葉だが
設定上ヤンクミは23歳、静香は25歳なのでむしろ追い討ち。

『教頭もそう・・あの人ね・・校長になりたくてしょうがないんやけど
 女にだらしないんだよね・・・あっちこっちに女がいるらしい』

番組開始前から、情報通と紹介されていた菊乃らしいセリフだが
11話で明らかになる猿渡教頭が理事長の息子という設定からすると
よほどのミスが無いかぎり、校長にはなれそうなもの。

『125km』

沢田がゲーセンで記録したスピードガンの計測スピード。
ゲーセンの機械で測るのはリリースから1mほど飛んだ後の速度なので
もし沢田がプロ野球選手と同じように、リリース直後のスピードを測ったら
130〜135Kmくらい出ているはずだが、いくらなんでも速過ぎ。

久美子 『・・・なるほど・・つまり・・沢田がカシラってワケですね?』

菊 乃 『・・・もしかして・・アンタも元ヤンキー?』

久美子の業界用語ネタシリーズ第2弾。
『アンタも』というセリフで菊乃が元ヤンだという事をさりげなく表現。

『クマがチンピラとぶつかった場所』

噂によると目黒区青葉台にあるドラマでよく使われる陸橋らしいが
池袋大橋に見えないこともなく、正直ロケ地がどこかは不明。

『ヤンクミのジャージ・その3』

怪我をして登校してきたクマとヤンクミが会ったシーン。
この薄いグレーのジャージもたぶんウィルソンの製品【画像

Tシャツには『WELCOM TO MELANCHOLIC GIRLS WORLD』と
書いてあるが、どこのメーカーのものかは不明。

『・・・・殴って辞める?』

熊井が怪我をして登校して来た事をケンカと決め付けた猿渡。
怒ったクマにメガネを外して顔を突き出して言ったのがこのセリフ。
非常に憎たらしく、猿渡のキャラクターがよく分かるシーン。

『ヘンなSE』

猿渡が手を振るとピヨピヨサンダルのような音がするが
この後、シリーズを通した共通のネタとして定着する。

この独特のSEは音効さんの発案で入れられたそうで
最初は控えめな使われ方だったが中盤以降は暴走気味。

鷲 尾 『山口先生・・・あなた・・暴力を容認するんですか?』

久美子 『イヤ・・・暴力じゃなくて・・ケンカです。』

猿 渡 『・・・・同じでしょうが?』

久美子 『違います。暴力は弱いものいじめでケンカは・・勝負です。』

職員室で、クマのケガの原因について語っている教師たちのセリフ。
5話ではメインテーマとして扱われる『ケンカと暴力の違い』について
すでに1話でも触れられている事が分かる。

『間違いないですか?・・・・間違いないでしょう』

模擬試験の受験料の入った集金袋がなくなって大騒ぎする猿渡が
久美子から、集金袋の保管場所を確認されて答えた言葉だが
明らかに自信がなさそうなりアクションで、おそらく猿渡の過失で
紛失したであろう事が生瀬さんの演技から分かるシーン。

久美子 『スイマセン・・でも・・たとえ教頭がなくしたとしても
      それを責めるつもりはありませんよ。
      失敗は誰にでもあることですから。』

猿 渡 『私はねぇ!!間違いなく金庫に入れましたでしょうが!』

謝りながらも猿渡が紛失したと確信している風な久美子と
自信なさげな猿渡のおかしな弁明。

『・・・・やりかねねぇな・・・・コイツらじゃ』

猿渡の言い分には反発を感じたものの同級生からカツアゲする
教え子の荒みきった姿を見て久美子がつぶやいたセリフ。

『たとえ知ってたとしても・・・ダチを売るようなマネはしない』

沢田慎が久美子につぶやいたセリフ。
久美子はそんな友達思いの沢田の発言にちょっと頼もしそうな
表情を見せているが、沢田の言ってることはマフィアの理屈である。

『親が稼いだ金を投げるんじゃねぇよ!!』

パシリの少年の代わりに弁当代を集金をする久美子に
内山が500円玉を投げて寄こしたので久美子が激怒して叫んだセリフ。

こういう演技は、これまで全く経験がないはずだが
期待以上のパフォーマンスを見せている仲間さん。

久美子 『き〜や〜〜たすけてぇ〜〜〜♪』

菊乃&静香 『オイ!!』

学校帰りに公園を歩いているとチンピラに絡まれた女性教師たち。
軽々とチンピラの腕を捻り上げた久美子が篠原の姿を見るなり
急にわざとらしい悲鳴を上げたので川嶋&藤山からツッコミが入る。

篠 原 『あ〜!!あなたこないだのバスの?』

久美子 『覚えててくださったんですか!?』

公園でチンピラにからかわれているところを
あこがれの桜坂下様に助けられた?久美子。

一度会っただけの篠原が自分の事を覚えていたので
大喜びの久美子は笑顔全開のリアクション。

『刑事・篠原智也(29)』

演じるのは『ショムニ2』『新お水の花道』の沢村一樹さん。
1967年7月10日生まれ、鹿児島県出身。【オフィシャルHP

原作では黒田一家の顧問弁護士・篠原先生という設定で
篠原刑事の下の名前はドラマオリジナルのもの。

これも極道一家の跡取り娘がヒロインで、その恋のお相手が
極道一家の顧問弁護士では、放送倫理的にNGだったため
やむなく変更された設定であろうと思われる。

『刑事・柏木豊(25)』

演じるのは演劇集団ジョビジョバの坂田聡さん。
仲間さんとは映画『LOVE SONG』で共演しているはず。

篠原の同僚の刑事という役柄なので原作には存在しない。
なぜか『西部警察(ANB系)』の大門団長に心酔している。
「ごくせん」は日テレのドラマなのに(笑)【オフィシャルHP

『遠慮しないでドンドン飲んでくださいねぇ〜♪』

助けてもらったお礼に篠原にガンガン酒を勧める菊乃と静香。
この店はこれ以降、毎回合コンの会場として使用される。

『花鳥風月』

家に帰ってもヤケ酒を飲んでいた久美子が抱えていた日本酒の名前。
11話にも同じ日本酒が登場するが、たぶん架空の銘柄。

『後悔してるんだよ・・由梨子を信じてやれなかった事を』

一人娘・由梨子の結婚を祝ってやれないまま、先立たれてしまった
久美子の祖父・龍一郎が、親としての悔恨の情を語った言葉。

だからこそ龍一郎は久美子には後悔しない人生を。と考えている。

『もう任侠の心が・・世間様に必要とされる時代じゃねぇしな』

龍一郎が孫・久美子に向かってポツリとつぶやいたセリフ。

別にヤクザを擁護する気持ちはサラサラないが、世間様がバブル景気で
拝金主義に走るとヤクザも拝金主義に傾き、暴対法で従来のシノギの
手段を奪われると、ヤクザは生き残りのためにカタギ衆を食い物にし始め
外国人窃盗団と結託して、強盗の手引きまでする者も現れているという。

少なくとも裏社会が表社会の姿を映す鏡である事はたしかだろう。

『ヤンクミのジャージ・その4』

1話後半で着ている水色?のジャージはプーマの製品で
6月30日に放送された「おしゃれカンケイ」でお気に入りの
ジャージとして視聴者プレゼントされた物と同じタイプ【画像

久美子 『教頭・・・熊井がやったっていうネタは上がってるんですか?』

猿 渡 『ネタ?』

久美子の業界用語ネタ第3弾。どちらかと言うと刑事ドラマでよく耳にする。

『集金袋』

模擬試験の受講料50万円が入っていた黄色い袋。
猿渡教頭が管理していたものだったが、なぜかなくなったために
前夜、よく似た袋を持っていたところを目撃されたクマが疑われる。

久美子はクマの事を信じようとするが・・・・

『けど役に立つゴミもありますよ。今はリサイクルの時代ですからね』

不良生徒の事を『ゴミ』呼ばわりした猿渡に菊乃が言ったセリフ。
菊乃はこういうセリフを言う事が多いが、いつもピントがずれている。

『上等だ!!バカヤロウ!!』

腹立ち紛れに職員室のゴミ箱を蹴り飛ばすクマ。
このシーンの撮影では、勢い余ってゴミ箱が壊れてしまったらしい。

『桜川』

久美子が川底をあさっている川。ロケ地は不明。

『そういう甘いこと言って、汚ねぇ手使うんだよ!
 アンタたち大人はな!!・・・俺達はもう騙されない』

と、吼える沢田だったが実際に久美子を騙していたのは
クマの方なので、理不尽にもほどがある言い分。

『桜川の川底をあさるヤンクミ』

クマのついた嘘を信じて一人川底をさらう久美子。
撮影は3月上旬なので、まだかなり寒かったはずだが
腰まで川の水に浸かって体当たりの演技を見せている。

ドラマ上ヤンクミは朝から晩まで探していた事になっているが
夜のシーン以外はデジタル処理でフィルターをかけたものだろう。

熊井役の脇知弘君のTV雑誌のインタビューによると
このシーンの収録の際、同じく川に入った脇君に
仲間さんが『寒いだろうから』とコートをかけてくれたらしい。

『信じなくていいんだよ・・・先公の事なんか』

久美子の事を気にしている熊井に沢田が言ったセリフ。
これも物語前半の沢田のスタンスを明確に現しているセリフ。

『ビリヤード場』

3−Dの生徒が遊んでいるビリヤード場。ロケ地は不明。

『カラオケボックス』

3−D生徒が遊んでいるカラオケボックス。
撮影協力に名前がある『カラオケボックス・パセラ』だと思われる。
支店がたくさんあるので内部の映像だけでは断定できないが
たぶん3話でも登場する『パセラ池袋本店』ではないかと思われる。

『ウソだよ!・・・ウソに決まってんだろ!!・・俺が盗んだんだよ』

ついに真相をゲロするクマ。

『オイ・・何が信じるだよ。何が私は先生だよ?ア?
 笑わせんなよ!!
 先公の言うことなんか信じられっかよ!!』

第1話放映開始前の予告CMにも使われたが
腹が立って来るくらいバカ丸出しの沢田の発言。

原作の沢田はどっちかっというと久美子の『強さ』に
積極的に興味を示しているのだが、ドラマの沢田は
とにかく『大人は敵だ!』的理屈で頑なに反抗する。

正直、第1話の沢田のキャラは原作とは似ても似つかない。

久美子 『もういいだろ・・・金返そう』

熊 井 『・・・・・ないよ』

久美子 『・・・・冗談言うなよ?50万だぞ?!
      ・・・・もう使っちゃったのか?』

熊 井 『盗られちまったんだよ!!』

クマを説得して、金を返させようとする久美子だが
クマは盗んだ集金袋をチンピラに盗られたという。

『クマから集金袋を盗んだチンピラ』

公園で久美子たちをからかったチンピラと同じヤツら。

『金はもうない・・・クマを売るのか?
 ・・・そんな事したら俺はあんたを許さない。』

真相を知った久美子に沢田がスゴんで見せるが
クマが真犯人だったのだから売るもへったくれもない。

最終話あたりで沢田の成長ぶりを感じさせるために
逆算していったら1話ではこんな具合になってしまったのだろう。

久美子 『その前に・・・クマ・・・・イッパツ殴らせろ』

熊 井 『へっ?』

クマを信じる事にした久美子だったが、結局クマが
実際に猿渡の集金袋を盗んでいた事が分かって
やり場のない怒りからクマに鉄拳制裁を加える。

久美子の意外な言葉に呆けた様な顔をしている
クマの表情が非常にイイ感じのシーン。

『人の金に手ェ出すような・・汚ねぇ事すんじゃねぇ!!』

強烈な鉄拳制裁を加えた後でクマに人の道を説く久美子。
ここで久美子が言っている事はたいへん立派なのだが
最終的に久美子が取った解決法は・・・・

『おまえら・・・・不良の風上にも置けねぇヤツラだ!!
 先公バカにすんのも上等!!・・・ケンカすんのも上等!!
 けどなぁ・・・卑怯なマネだけはするんじゃねぇよ!!
 正々堂々・・・胸張って不良やりやがれってんだ!!』

加藤正俊プロデューサーはこのセリフがお気に入りらしい。

『あいつらみたいなハミ出したヤツらの先生になってやる』

原作2巻で高校生の久美子がテツとミノルを拾った時の
エピソードの中で、ミノルに対する担任教師の冷たい態度に
腹を立てた久美子が教師になる事を決意した時の言葉。

『チンピラのアジトに乗り込む久美子』

鍵のかかった倉庫の鉄の扉をハンマーで叩き壊す久美子。
倉庫は、これ以降何度も登場するが毎回違う場所で撮影されている。
本格的な殺陣は初体験のはずの仲間さんだがなかなか健闘している。

『私?・・・私は・・・アンタたちが
 かわいがってくれた子の担任の先生だよ。』

原作、2巻に登場するセリフにちょっと手を加えたもの。

この後ヤンクミの決めゼリフとして定着するのかと思いきや
久美子が殴り込みに行くシーンがそれほど登場しないため
それほど頻繁には使われていないのが惜しい。

久美子 『・・・まぁイイじゃないですか!!
      失敗は・・・誰にでもあることですから(笑)』

結局、クマが集金袋を盗んだ事実をうやむやにして
猿渡の不注意という事で事態を丸く治めてしまう久美子。

『黙ってろ・・・アタシのメンツを潰す気か?』

『あの金・・・』というクマを『アタシのメンツを潰す気か?』と
スゴんで黙らせてしまうあたりは、何よりもメンツを大事にする
任侠道の人としては正しいが、人の道を説く教師としては
最悪の選択といっても過言ではないだろう。

『何が何でもお前ら引っ張ってく・・・・
 キッチリ全員そろって卒業させてやる!!』

クマの退学の一件が片付いて壇上に上がった久美子が
体育館に集まった3−Dの生徒全員に向かって宣言した
最終回のエンディングを予感させるようなセリフ。

実際は3−Dの生徒はもう一人いた事が6話になって
判明するが、この場にはいないのでぎりぎりセーフ(笑)

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