「ごくせん」チョットいい話


第12弾

1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話 10話 11話 12話

第12話

【タイトル】

さよなら
ヤンクミ

【オンエア】

7月3日

【放映時間】

22:25〜23:19

【視聴率】

23.5%

【演出】

佐藤 東弥

【脚本】

江頭 美智留

【音楽】

大島 ミチル

【ゲスト】

平泉 成

福本 伸一

木村 靖司

坪田 秀雄

宮崎 吐夢

加藤 忠可

国枝 量平

劇団 東俳

放映プロジェクト

古賀プロダクション

テアトルアカデミー

【撮影協力】

実践女子短期大学

田園調布学園大学

NK特機

【美術協力】

タチカワブラインド

フジパン

富士ゼロックス
株式会社

brother

NEC

MURAI

REGALO

PUMA

Sonik
skate distribution

ベリテ

FOSSIC?

【衣装協力】

ef-de

Jines

CECIL McBEE

京 香織

INED

???

HORIKOSHI

株式会社 森徳

KarL Park Lane

BEAUX

アプロン白衣

ヒットユニオン

ANAYI

CUBE SUGAR

Forever Love

AS KNOW AS

A・R

LAST-SCENE

???

Cf

【TD】

金子 幸男

【撮影】

市川 正明

【照明】

角田 信稔

【音声】

菊地 啓太

【VE】

弓削 聡

【LP】

小林 靖直

【編集】

松竹 利郎

【EED】

天野 球

【MA】

清水 栄理子

【選曲】

藤村 義孝

【効果】

岩本 泰乃

【TM】

秋山 真

【美術】

有尾 達郎

【美術進行】

竹内 秀和

【装置】

梶 勝正

【装飾】

川畑 満彦

【衣装】

前田 由美子

【持道具】

吉岡 憲生

【メイク】

上野 志穂

【特殊効果】

星野 伸

【電飾】

酒井 厚太

【建具】

黒岩 直仁

【造園】

浜野 義雄

【生花】

石川 由香里

【着物スタイリスト】

冨田 伸明

【スタイリング協力】

四方 修平

【協力】

NTV映像センター

日本テレビアート

シネハウス

映広

Avid DS

【広報】

梶原 美緒

【電波PR】

栗原 一浩

【企画協力】

古賀 倫明

【OPタイトル】

ケネックスジャパン

ACTコーディネイト

F・Cプラン

【車両】

ファン

【スケジュール】

桐ヶ谷 嘉久

【演出補】

山下 学美

【スチール】

押山 晃一

【製作担当】

小宮 孝一

【制作主任】

篠原 真貴

【制作デスク】

井駒 希美

【記録】

吉丸 美香

プロデューサー補

渡辺 智明

鈴木 香織

チーフプロデューサー

増田 一穂

【統括】

井上 健

【プロデュース】

加藤 正俊

『隠し撮りされていたヤンクミ』

前回、クマを助けるためにチンピラ相手に大暴れしたところを
週刊ウェンズデーの記者にしっかり撮影されていたヤンクミ。

『教育とは・・・心を育てる事!!教育とは・・愛と・・信頼!!
 教育とは・・・義理と・・人情!!』

そんな事とは露知らず、翌日の『教育シンポジウム』で発表する予定の
スピーチを合コンの会場で篠原たちに得意げに披露するヤンクミ。
11話に続き、このシーンでもヤンクミの瞳に星が入っている。

篠 原 『でも凄いですね。教育シンポジウムで
      学校を代表してスピーチするなんて。』

久美子 『・・・・いやぁ・・・それほどでも』

柏 木 『山口先生・・・自分感動しました。
     その日はビデオカメラ持参で行かせていただきます。』

久美子 『いえ・・・けっこうです』

相変わらず柏木に対しては冷淡なヤンクミ。

篠 原 『明日・・・たのしみだな』

柏 木 『明日・・・本屋で買い占めなきゃな』

久美子 『もう!・・・買い占めるなんてイヤだ!篠原さんたらぁ♪』

篠 原 (久美子に弾き飛ばされる) 

今度は柏木の発言を篠原の言葉に脳内変換して篠原にからむヤンクミ。

ちなみに、最終回の予告ではヤンクミに弾き飛ばされた篠原を見て

菊乃&静香 『ステキィ〜♪』 久美子 『・・・・・なんだソレ?』

という流れになっていたが、放映時にはカットされた模様。

内 山 『・・・・なんだよこれ?』

沢 田 『・・・・・ヤンクミ』

『熱血シリーズ』の記事が掲載される予定の『週刊ウェンズデー』に
予想外の記事が載っていた事に愕然としている内山と沢田。

ヤンクミの家の事情を5話で知っていた沢田は、ただ驚いている
内山と比べて、さっそく久美子の事を心配しているというリアクション。

『ヤンクミのジャージ・その47』

週刊ウェンズデーの発売日、意気揚々と職員室に入って来た
久美子が着ているのはフレッドペリーの水色ジャージと黒のトレパン。

この水色のジャージと黒いトレパンは中盤以降、頻繁に使用され
後半はヤンクミの制服と言って良いほど、ほぼ毎週登場している。
最終回当日に放送された特番にもこのコーディネートで登場した【画像

『・・やだなぁ・・みんなもう〜〜〜〜買っちゃたんですか?
 自分・・・正直恥ずかしいっス!!』

記事の内容を知らないので普通に照れてみせるヤンクミ。後半は柏木風?

『週刊ウェンズデー』

『熱血シリーズ』の取材のはずが↓のような見出しが躍る写真週刊誌。

衝撃の事実発覚!!熱血教師は、任侠一家の四代目。
生徒の前で暴力!チンピラ相手に大立ち回り!!

ヤンクミ役の仲間由紀恵さんが、これまで表紙やグラビア掲載以外で
写真週刊誌に登場したのは、1998年にドラマ『神様もう少しだけ』の
打ち合わせの様子を盗撮され「金城武と密会?」と報道されたのと
2000年に自動車教習所に通っている様子を盗撮?された事くらいしかない。

『電話が鳴りっぱなしの職員室』

生徒の父兄だかクレーム好きのおせっかいババァだかの
電話の対応でおおわらわの白金学院職員室。

猿 渡 『・・・山口先生?』

久美子 『ハイ!!』

猿 渡 『あの・・・・鷲尾先生が話があるみたいですよ』

鷲 尾 『・・・!!!』

週刊ウェンズデーの記事を読んで及び腰になった猿渡教頭が
記事の真偽をヤンクミに問いただそうとしたが途中で怖くなって
鷲尾に役目を押し付けようとしたところ。

深刻なシーンなのに『ハイ!』といってヤンクミが立ち上がったところで
いつものピヨピヨサンダルのSEが入るのが「ごくせん」らしい。

『無言で言い争う猿渡教頭と鷲尾先生』

どちらがヤンクミに事実を確認するかで揉めている二人。
いつも通りヘンテコなSEのオンパレードで一気にコメディムードに。

猿 渡 『・・・山口先生・・・これは事実なんですか?!』

久美子 『違います!!』

猿 渡 『違うんですか?!』

久美子 『四代目じゃなくて・・・三代目の・・・孫なんです!!』

猿 渡 『・・・同じじゃ〜〜ん。』

意を決してヤンクミに真偽を問い質したところ『違います』という答えが
返ってきたので、職員室の中に一瞬だけ安堵のムードが流れるが
続くヤンクミの期待ハズレなセリフのおかげで、また元の混乱に逆戻り。

猿渡教頭の素の生瀬さんとしか思えない『・・同じじゃ〜〜ん。』とか
岩本先生?がヤンクミのセリフの後では電話の相手に対して
『四代目ではありません。』と付け加えているのが可笑しい。

『ファイト〜〜〜・・・・オーッ!』

1話からこれまでヤンクミが3−D教室に入る前に自分を発奮させようと
何度となく行ってきた『一人エール交換』だが、今回はひときわ深刻。

『オハヨー!!』

勇気を振り絞って3−D教室に入ったヤンクミの第一声だったが
生徒たちは最初の授業の時に逆戻りしたような無反応ぶりで
ヤンクミは一瞬、寂しそうな表情を浮かべるが・・・

美子 『・・え〜っと』

内 山 『ヤンクミ!!・・・・見たぞぉ〜!!(笑)』

久美子 『・・・うん・・・・その事なんだけどサ・・・』

細 川 『あんま〜写真うつり良くねぇな(笑)』

久美子 『・・・・えっ?』

 南  『今度撮る時はな、正面じゃなくて右斜め
     45度で決めてみろ?分かったな?(笑)』

大 石 『お前・・やっぱり色気ねぇなぁ〜(笑)』

野 田 『パンチラ写真だったら・・・よかったのになぁ?(笑)』

3−D 『いらねぇ〜〜!!(笑)』

沢 田 『関係ねぇってさ・・・ヤンクミの実家が任侠一家でも
      ・・・みんな・・・そんなの関係ねぇって』

野 田 『ヤンクミはヤンクミだろ?(笑)』

北 条 『そうだよ!!(笑)』

久美子 『・・・みんな』

職員室での同僚のよそよそしい反応に、生徒たちも同じだろうと
覚悟して来たヤンクミだったが、着任当初アレほど反抗的だった
教え子たちが以前と変わらぬ態度で迎えてくれた。という感動シーン。

『理事長・猿渡憲太郎』

白金学院理事長・猿渡憲太郎を演じるのは平泉成さん【参考HP

平泉成さんは1944年6月2日生まれ・愛知県出身で特技はケーナ製作・演奏。
1964年に大映第4期ニューフェイスとして芸能界入りした平泉さんは
1966年にデビューし平泉征の芸名で『大魔神シリーズ』などに出演した。

その後も、映画、舞台、テレビドラマ、CMなどで幅広く活躍し、最近では
ドラマ『彼女たちの時代(99年CX)』で脇役ながら存在感のある演技を見せ
AC公共広告機構の『あなたのマナーを見せて下さい』というCMにも出演。

校長の話によると理事長は猿渡の父親で人一倍白金学院の名誉と評価を
気にしており、猿渡が厳しいのも理事長の指示によるものだという事だが
理事長と教頭の会話も、猿渡教頭と妻・さち子の会話のように
不自然なまでによそよそしく、およそ実の親子の会話と思えない。

原作5巻『白金学院が閉校・・!?』に登場する白金学院理事長も
キャラ的にはほぼ同じタイプだが原作の理事長は白川校長の兄。

原作の理事長は経営不振の白金学院を閉校しようとするが
ヤンクミに脅されてワケの分からない証文を書かされたりしている。

理事長 『しかしねぇ・・あなたの将来を考えれば、学校を辞めさせられた
      と言うよりも自分から・・お辞めになった方が傷が浅くて済む
      ・・・・・・・退職願を書きなさい。』

菊 乃 『それって・・・クビにすると体裁が悪いからじゃないんですか?』

静 香 『・・・正当な理由もないのに・・・
      辞めさせようとするのはどうかと思いますが・・・』

久美子 『私は!!・・・私は教師を辞めなければならない
      ような事をしたつもりはありません』

ケンカの相手がチンピラなので、起訴もされていないのだろうと思うが
教師が大喧嘩をして、それがマスコミで問題になったなんて事になれば
学校が世間体を気にして教師のクビを切ったとしても不思議ではない。

『レポーターA』

「山口先生が任侠一家の跡取りだというのは知ってたかな?」と
沢田たちに聞くレポーターは、たぶん坪田秀雄さん【参考HP

『レポーターB』

「山口先生は君たちに暴力を奮ったり〜」と聞いた男は加藤忠可さん【参考HP

『レポーターC』

『相当ケンカ強いみたいだけど〜」と言ってるのが宮崎吐夢さん【参考HP

内 山 『・・・・なんであんなデタラメ書いたんだよ?』

立 花 『デタラメ?心外だなぁ〜・・ウソは書いてないけど?』

ク マ 『お前見てたんだろ?ヤンクミはオレを庇うために
     あいつらと喧嘩になったんじゃねぇかよ?!』

立 花 『・・・まぁさぁ〜・・・読者がおもしろがる記事を
       書くのが仕事だからねぇ〜(笑)』

野 田 『オイ!!・・・面白ければ何書いてもいいのかよ?!』

 南   『ヤンクミに謝れ!!』

立 花 『君達の担任はさぁ、生徒に言葉遣いも教えられないのかなぁ?』

ク マ  『なんだとぉ!!コラァ!!』

沢 田 『やめろクマ!!・・・お前ら手ェ出すなよ!!』

内 山 『ヤンクミの事あんな風に言われてなぁ!!黙ってられっかよ!!』

ク マ 『ヤンクミに謝れよ!!』

取材記者たちの中に週刊ウェンズデーの立花を発見した3−D生徒たち。
『ヤンクミに謝れ!!』と迫る生徒たちに立花はあくまで憎らしく対応する。

そんな中で暴走を始めた他の生徒たちを制止する側に回っている沢田は
自分達が暴れる事がヤンクミの処分にどんな影響を及ぼすかを理解している。

立 花 『想像以上の不良たちですねぇ!!
      こんなに・・・暴力的だとは思いませんでしたよ!!
      これじゃ高校生というよりチンピラじゃないですか!!』

久美子 『・・人の大事な教え子をチンピラ呼ばわりかよ・・・
       ・・・・・こいつらが何かやったのかよ?
      あんたらに追い掛け回されるような事・・・・・
      こいつら何かやったのかよ?!!』

校門で騒動が発生したために慌てて職員室から飛び出してきたヤンクミに
またもや週刊ウェンズデーの記者・立花が言い放った憎まれ口だが
TVカメラの前でもこんな発言を繰り返すとは、まるで素人。

『3年D組全員退学処分』

ヤンクミの処分も定まらないウチに受け持ちの生徒たちもが
取材に来た記者に暴行を働くという騒ぎを起こしてしまったため
ふたたび職員室に戻った理事長がヤンクミに告げた処分の内容。

猿 渡 『・・・・・こうなってしまった以上・・・やむを得ませんね』

静 香 『退学なんて重過ぎますよ!!』

菊 乃 『生徒たちは山口先生のために抗議しただけじゃないですか?!』

理事長 『抗議?・・・世間ではね・・ああいうのを暴力というんですよ。』

久美子 『世間がどうだか知りませんが・・・
      あいつらがやったのは暴力じゃありません!!』

上の処分の内容を聞いた猿渡教頭、藤山先生、川嶋先生、ヤンクミの反応。

ハッキリ言って猿渡父子の言っている事の方がスジが通っている。
殴る事を抗議とは言わないし『世間がどうだか知りませんが〜』なんて
言い分が通るなら教育も学校も法律も必要ない。

さらに理事長は別に3−D生徒全員を退学処分にする気など
最初からサラサラなかった事が次のセリフでハッキリと分かる。

理事長 『可哀想に・・担任教師の不始末のせいで生徒が被害を被るとはね
      ・・まぁ〜〜しかし・・何らかけじめをつけなければいけません。
      アレだけの問題を起こしておいて担任は責任をとらない
      生徒は処分しない・・・そんなわけにはいかん!!
      ・・・私の言ってる言葉の意味・・・山口先生お分かりですね?』

猿 渡 『・・・理事長』

久美子 『・・・・私が・・責任を取ればいいという事ですね?』

要するに理事長はヤンクミが自主的に辞表を出すと言わないので
ヤンクミの泣き所である生徒を使って脅しをかけてきたというワケである。

理事長の手段を選ばないエゲツないやり方に絶句する猿渡教頭と
ここに来てようやく理事長の発言の意図を理解したヤンクミ。

『記者に暴行!!暴走する不良高校生集団』

朝の校門前での騒動を報じるテレビ番組のテロップ。
騒動はテレビでまで放送され、教育評論家は↓のようなコメントを発した。

いやぁ〜・・驚きましたねぇ・・・教師の指導力不足もあるんでしょうが
アレは・・末恐ろしい印象を受けましたねぇ・・・すぐ切れる若者・・・
今の日本の若者を象徴する事件と言って・・・

しかし、テレビで校門での騒動の一部始終を報道していたのであれば
普通なら翌日は視聴者から週刊ウェンズデー批判が噴出すると思うが。

『教育評論家:小宮山浩二』

教育評論家・小宮山を演じているのは国枝量平さん。【参考HP

国枝さんは『街』というゲームにも飛沢周平という役で出演されているが
このゲームのシナリオを書いたのは、仲間由紀恵さんが出演したドラマ
『透明少女エア(98年ANB)』という作品の脚本家でもある長坂秀佳さんで
『透明少女』はそもそも『街』というゲームのサブキャラクターだった。

テ ツ 『ったくコイツら勝手な事ばっかり言いやがって!!ねぇアニキ?』

若 松 『本当だよなぁ!笑っちまうような連中だよなぁ!なぁミノル!!』

ミノル 『ハッハッハッハ!!』

お嬢を励まそうと必死にマスコミ批判を展開する大江戸一家の面々だが
具体的に反論が出来ないところがいかにも大江戸一家らしくて悲しい。

菅 原 『・・・・お嬢・・・慎の字がいらっしゃいました。』

久美子 『・・・・・沢田が?』

夜遅くなって、なぜか沢田が訪ねてきた事をヤンクミに告げる菅原のセリフ。

このセリフは久美子の客人が来た事を継げるセリフとしては不似合いで
『慎の字』と言うなら「いらっしゃいました。」ではなく「来ました。」だろうし
『いらっしゃいました。』と言うなら『沢田さん』とか『生徒さん』が適当だろう。

沢 田 『・・・・けっこう片付いてんな』

久美子 『どうした?』

沢 田 『ん?・・・落ち込んでんじゃないかと思ってさ』

久美子 『え?』

沢 田 『ヤンクミ・・・すぐ自分のせいにして勝手に落ち込むから』

久美子 『・・・・沢田』

テツとミノル以外ではヤンクミの部屋に初めて入った男になった沢田だが
初めて彼女の部屋に来たボーイフレンドのようなセリフである。

そしてヤンクミが『すぐ自分のせいにして落ち込む』などという
今まで一度も出てきたことのないエピソードを突然披露する沢田。

沢 田 『・・・明日決まんだろ?俺たちの処分・・』

久美子 『・・・・・』

沢 田 『悪かったなあんな騒ぎ起こして・・・けどお前のせいじゃないから。』

久美子 『・・・・なに謝ってんだよ?お前たち何にもしてないよ。
      あたしのせいだよ・・・全部・・あたしのせい』

沢 田 『・・・ホラな・・・全部自分のせいにすんだろ?』

そして、取って付けたように自分のせいにして落ち込むヤンクミと
それをすかさず指摘して飛びっきりの笑顔で励ます沢田。

久美子 『沢田・・・アタシお前たちの事・・・退学にさせないからな。
      ・・・・・・絶対にそんな事させない』

沢 田 『・・・わかった・・・悪かったな、こんな時間に』

久美子 『・・・ありがとな』

沢 田 『・・・・なぁ・・ヤンクミ・・・辞めさせられたりしないよな?
      俺たちのせいでお前がクビになったりしないよな?』

久美子 『当たり前だろ(笑)』

沢 田 『・・・じゃぁな』

久美子 『・・・気ぃ付けて帰れよ!!』

何となく次の展開を予告した形でヤンクミの部屋から去っていく沢田。

これは本来なら篠原に与えられるべき役割だが、松本潤君が演じただけあって
ドラマの人気が高まるにつれて沢田慎とヤンクミの恋愛エピソードを熱望する
視聴者の声が増えたためファンサービスとして挿入されたシーンだと思われる。

このシーンの沢田とヤンクミのセリフはこれまでのエピソードをふり返ると
明らかに辻褄の合わないセリフばかりで、正直、疑問を感じないでもないが
脚本の江頭さんのHPを見たら、ヤンクミと沢田がイイ感じになるなんて事は
最終回直前まで全く構想になかったようなので、これは仕方あるまい。

『・・・お前たちは・・アタシが守ってやる・・
 どんな事したって・・絶対守ってやるからな。』

沢田を見送った後で9話の応援団の写真を見ながらヤンクミがつぶやいた言葉。
ヤンクミはあくまで『3−Dの生徒全員の先生』である事が良く分かるセリフで
ファンの要望に応えつつも、特定のファンの嗜好に物語が偏り過ぎないように
あえてヤンクミに語らせたバランスを取るためのセリフだろう。

『レポーターD』

騒動の翌日、登校して来たヤンクミにマイクを向けているレポーターは
前日と着ている服が同じなので、たぶん坪田秀雄さん【参考HP
おそらく、このシーンは前日のシーンと一緒に撮影されているはず。

近 松 『たいへんだ!!ヤンクミが退職願出したぞ!!』

沢 田 『!!・・・・・どういう事だよ!!』

ヤンクミが自ら退職願を出した事をさっそく仲間に報告に来た近松と
昨夜の話と違うので、最近のエピソードでは珍しく動揺している沢田。

野 田 『俺たちのせいなんだろ?』

ク マ 『・・・昨日の事で責任取らされたんだろ?』

久美子 『そんなんじゃねぇよ(笑)』

内 山 『・・・じゃぁ・・何で俺たちに処分がねぇんだよ?!』

久美子 『それは・・・それは・・・それはぁ・処分する必要がねぇからだ』

 南   『そんなのおかしいだろ!?』

久美子 『アタシが辞めんのと・・・お前らの事は何の関係もない!!』

普段はバカなくせに余計な事には頭を働かせてヤンクミを困らせる生徒たちに
言い訳の下手くそなヤンクミが涙をこらえながら必死のウソをつく。

沢 田 『じゃあ教えてくれよ・・・なんで辞めんのか。
      辞めなきゃいけねぇような事したのかよ?してねぇだろう?!!
      なのに辞めんのか?・・そんなのヤンクミらしくねぇんだよ!!
      ヤンクミが教えてくれたんじゃねぇのかよ?
      自分の気持ちに・・正直に生きろって・・・
      オマエ今、正直に生きてんのかよ?ごまかしてねぇのかよ?!』

久美子 『もうウンザリなんだよ!!お前らの面倒見んのは!!
      学校の先生がこんなに面倒臭いなんて思ってなかったんだよ!!
      お前らが・・・こんなに・・・こんなに世話の焼けるヤツらだって
      思ってなかったんだよ!!もう先公なんてイヤなんだよ!!』

沢 田 『ウソつけよ!!』

久美子 『ウソじゃねぇよ!!』

沢 田 『ふざけんなよ!!約束したじゃねぇかよ!!
      オレたちのこと最後まで面倒見るって!!
      全員そろって卒業させるって!!言ったじゃねぇかよ!!
      ・・・ヤンクミ!!』

白金学院を去る事を決意したヤンクミと3−Dの生徒たちとの
別れのシーンで最終回前半のクライマックスと言ってよいシーン。

2話のラストまで3−D生徒の中でも、ただ一人久美子の事を『ヤンクミ』と
呼ぼうとしなかった沢田が久美子を引きとめようとしてヤンクミを連呼。

沢田がすでに3−Dの影のボスではなく、3−Dの生徒の一人であって
ヤンクミの教え子の一人になっている事を強く印象付けるシーンでもある。

仲間さんはヤンクミが生徒たちの前で涙をこらえて気丈に振舞う演技を見せ
松本君は沢田のセリフを半泣き声で熱演し、このシーンを盛り上げている。

沢 田 『・・・・このままでいいのか?』

内 山 『・・・・けど・・・どうすりゃいいんだよ?』

沢 田 『なんかねぇのかな?・・俺たちがヤンクミのためにできる事』

11話でヤンクミに「オレが今クマのためにできる事」を聞きに来た沢田が
自分たちが今ヤンクミのために出来る事を必死で考えている。というシーン。

「先公の言う事なんか信じられっかよ!』と1話で久美子に吼えていた沢田と
「一人になりたくないから都合のいい時だけつるむ」とか言われていた
3−Dの悪ガキたちがヤンクミを救うために必死になっている。

プロデューサーの加藤正俊さんは、公園で立ち去ろうとするヤンクミを
生徒たちが『ヤンクミ!!』と叫びながら呼び止めようとするくだりから
生徒たちがヤンクミために何か恩返しが出来ないか必死で考えている
このあたりのくだりがこの作品で最も気に入っているシーンだそうな。

静 香 『・・・・どうかしてるよ・・ホントに辞めちゃうなんて』

菊 乃 『ホンマに・・・馬鹿がつくくらい真っ直ぐやったなぁ〜』

大 山 『・・・ヘンな人でしたよね』

安 藤 『・・・先生というより・・生徒みたいでしたね』

生徒のためにアッサリと退職してしまったヤンクミを評した同僚の言葉。

岩 本 『でも・・校長もよ〜う採用しましたね』

校 長 『ハイ!!面接をした時、この人ならこの学校を変えられる!!
      そう・・・思ったんです』

原作では白川校長はヤンクミの採用を決めた理由について

「そういう環境でたくましく育ち、なおかつ教師になろうという
 心意気があるからこそ、うちの学校でもやって行けると見込んだのです。」

「私はちゃーんと考えて、この学校の生徒に
 負けない強い女性を選んだのです!!」(原作:3巻 73〜74P)

と、説明しており、ヤンクミが白金学院の教師として採用されたのは
原作では『学校を変える』などという大それた理由ではなかった事は確か。

猿 渡 『・・・・どうしてあんな連中のために・・・こんな事まで出来るんだ?』

生徒のために潔く退職願を提出したヤンクミの行動にショックを受ける猿渡。

柏 木 『山口先生が学校やめたなんて・・・なんか・・信じられないっすね』

篠 原 『・・・・・・・』

これまでヤンクミの熱心な姿を見てきただけにショックを隠しきれない柏木。
そして7話以来ひさしぶりになる、篠原の刑事らしくてカッコイイ横顔。

『スポーツ新聞』

スポーツ新聞でまでネタにされているヤンクミ騒動の見出し。

ならず者高校生集団暴れ回る!!記者に暴行!!
仮面を被った熱血教師 実は任侠一家の四代目!

さすがのヤンクミも弱気を覗かせて↓のようなセリフをつぶやく。

久美子 『・・・・私・・・大江戸一家・・・・・・継ごうかな』

テ ツ 『・・・お嬢』

ミノル 『ホントですか?!』

久美子 『失業・・・しちゃったしさ・・いつまでもブラブラしてらんないでしょ?
      とりあえず・・・明日っからテツたちのシノギでも手伝おうかな?』

実家の縁側でションボリしていたヤンクミがポツリと言ったセリフ。
ヤンクミの小さな背中とムリに明るく振舞おうとしている様が涙を誘うが・・・

龍一郎 『何をふざけたこと言ってんだい!!
      久美子・・・オメェ一生教師を続けていくって言ったよな?
      その思いはそんな簡単に捨てちまえる程度のもんだったのか?』

テ ツ 『おやっさん・・・・そんな言い方あんまりじゃねぇですか。』

若 松 『テツ!!』

案の定ヤンクミに龍一郎のカミナリが落ち口を挟んだテツも若松に諌められる。

ドラマのテツは大江戸一家の若頭代理代行というワケの分からない地位だが
上下関係の厳しい任侠の世界で、下の者が親分に意見するなどという事は
あってはならない事らしいので、テツが怒られるのはその世界では当然の事。

テ ツ 『お嬢は・・・生徒さんたちのために身を引かれたんすよ?』

龍一郎 『だからって四代目が勤まんのか!?』

久美子 『・・・・・・』

龍一郎 『久美子・・・お前ぇはまだ・・先生って仕事に未練があるはずだ
      そんな中途半端な気持ちで・・大事な事を決めるもんじゃねぇ。
      焦っちゃいけねぇ・・・お前ぇの人生・・大事に・・大事に
      生きて欲しいんだ・・・・悔いが残らねぇようにな。』

久美子 『・・・・おじいちゃん』

どうやら久美子に組を継がせるつもりはまったくない様子の龍一郎。

1話で久美子の母、由梨子を信じてやれなかった事を龍一郎自身が
悔やんでいた事が、このセリフの伏線として生きている気がする。

沢 田 『俺たちの話を聞いてください!!』

教育シンポジウムの会場に乗り込んできた3−D生徒一同。

沢 田 『山口先生を辞めさせないで下さい!!』

沢田たちが考えた『俺達が今ヤンクミのためにできる事』は
理事長にヤンクミを復職させるよう直談判を試みる事だった。

菊 乃 『このままでいいの?!ヤンクミ!!』

そんな生徒たちの様子を見てヤンクミの携帯に電話をかけた菊乃。

正直、アンタまで「ヤンクミ!!」なんて呼ぶ事はないだろうと違和感アリアリ。

篠 原 『乗って下さい!!・・・・行くんでしょ?学校』

えらく手回しがよく、久美子の家の前に車を回してきた篠原。

沢 田 『あいつは・・・俺たちにいろんな事を教えてくれたんだよ。
      大人なんか、先公なんか信じらんねぇって・・ずっとそう思ってた。
      けどヤンクミは・・・そうじゃねぇって思わせてくれたんだよ!!
      コイツなら・・・信じられるかもしれない・・・
      コイツなら・・心の中みせてもいいんじゃねぇかって。』

内 山 『初めてなんだよ・・・オレらの事・・
      見た目や成績で判断しなかった先公は!!』

熊 井 『オレ・・いままでさんざん先公に殴られたけど
      本気で殴ってくれたのはヤンクミだけなんだよ!!』

野 田 『オレ・・・仲間を大事にするってどういうことなのか
      ヤンクミに言われて初めて分かったんだよ!!』

内 山 『オレなんか・・・アイツいなかったらきっと
      もう学校なんか辞めてオフクロ泣かしてた』

 南   『ヤンクミはケンカと暴力の違いを教えてくれたんだ!!』

沢 田 『・・・アイツは何があってもどんな時でも
      俺たちの味方でいてくれたんだ!!』

メインの生徒五人のセリフに合せてこれまでの名場面が回想シーンで登場。
なぜか、野田と南は自分がメインだったエピソードではないのが気になる。

沢 田 『学校なんて・・・いつ辞めてもいいって思ってた。
      けどアイツが来てから・・・こんなに楽しいとこは
      ねぇって思えるようになったんだよ!!
      あんな先公・・・他にいねぇんだよ!!』

理事長 『・・・話はそれだけか?』

沢 田 『もし・・・もしヤンクミのクビを撤回できないって言うんなら
      ・・・俺たち全員学校やめます。』

あくまで処分の見直しはないという強硬姿勢を崩さない理事長に対して
沢田が出した切り札は3−D生徒全員の自主退学というカードだった。

生徒全員の退学をチラつかせてヤンクミに辞職を迫った理事長だったが
教育シンポジウムの会場で自主退学を宣言されてはメンツが丸つぶれ。

鷲 尾 『ここは写さないでぇ〜〜!!』

生徒たちが出した退学届けを必死で隠す学年主任の鷲尾のセリフ。
3−Dの生徒たちや同僚教師たちがヤンクミの影響を受けて変わっている
様子を伺わせる中で、まったく変わっていない鷲尾のリアクションが面白い。

久美子 『・・・・こんな馬鹿な真似しやがって』

会場に登場したヤンクミが生徒たち投げ捨てたの退学届けを見て怒りの一言。
ヤンクミはこうなる事を防ぐために辞職を決意したのだから怒るのは当然。

久美子 『・・・理事長・・教頭・・・少しだけお時間をいただけないでしょうか?
      お話したい事があります。』

理事長 『あなたはもう我が校とは関係のない人間だ、出て行きなさい!!』

久美子 『・・・・・・・お願いします』

理事長 『生徒と一緒に・・・・つまみ出せ!!』

猿 渡 『話してもらいましょう!!』

理事長 『何を言うんだ?!!』

猿 渡 『これだけ大きな騒ぎを起こしたんです。
      ここにいらっしゃる皆様の前でお詫びして
      いただいた方が宜しいんじゃないでしょうか?』

ヤンクミと生徒たちを排除して事態を収拾しようとする理事長に対して
公式にヤンクミに謝罪させた方が良いのではないかと勧める猿渡教頭。

そうは言いながら猿渡が本気でそう思っているワケではない事は
生瀬さんの演技からよく分かるようになっている。

久美子 『皆さん・・・シンポジウムの大事な場を
      混乱させてしまい申し訳ありませんでした。
      私は・・・・昨日、教師を辞めました。
      生徒たちの卒業を見届けてやれない事だけが心残りです。

      皆さんにお願いがあります!!

      白金学院の教員の皆さん!!
      どうかコイツらを卒業まで支えてやってください。
      ご出席の皆さん!!
      コイツらみたいな生徒たちを見捨てないで下さい。

      まだまだ未熟なヤツラなんです。
      だから失敗もするし間違った事だってするんです。
      だけど・・・ただそれだけで不良のレッテル貼って
      切り捨てないでやって下さい。

      コイツら・・・他人よりちょっと失敗が多いだけなんです。
      それも・・・個性なんです。
      たった3ヶ月でしたが・・毎日ホントに楽しくて充実していました。

      私は白金学院3年D組の担任になれた事を・・
      真っ直ぐな心を持ったコイツらの先生になれた事を
       ・・心から・・・誇りに思っています。』

内 山 『だったら何で辞めちまうんだよ!!』

 南  『そうだよ!!』

野 田 『ヤンクミがやめんなら・・・もう・・学校くる意味ねぇよ!!』

ク マ 『オメェのいねぇ学校なんてなぁ・・・つまんねぇんだよ!!』

久美子 『バカヤロウ!!ふざけた事言うんじゃないよ!!

      何がツマンナイだ?!学校てのはなぁ・・・
      遊びに来るところじゃねぇんだよ。勉強するとこなんだよ!!

      テストでいい点とるために勉強するんじゃないよ
      苦しい事や・・いやな事から逃げないために勉強すんだよ。

      人ってのはなぁ・・・1人じゃ生きて行けない・・だから!!
      仲間と一緒に生きてく事を勉強するんだよ。

      学校ってのはなぁ・・・そういうこと勉強するためにあるんだよ。
      だから・・・ちゃんと通って、キッチリ卒業すんだよ。

       いいか?・・・お前ら・・よーく聞けよ。

       お前らは・・・勉強はできないかもしれない。
       優等生じゃないかjもしれない。けど・・けど・・
       人間として一番大事なものをちゃんと持ってる。

       ・・・・・・・・・・・・・・ここにな。

       だから・・・自信を持って・・正々堂々・・胸張って生きてけ。』

学園ドラマや非行を扱ったドラマは往々にして「子供に一切罪はない」
「大人が変われば子供は自然に変わる」などという性善説を採用し
子供にとって実に都合のいい前提で製作されていることが多い。

「ごくせん」の学園ドラマとして特筆すべき特徴は大人だけでなく
子供たちにも自分自身の力で立ち上がる事を促している点にある。

「学校は勉強しに来るところなんだよ!」というヤンクミのセリフは
数ある学園ドラマの中でも、実はあまり語られた事のないもので
当たり前の事であるにもかかわらず新鮮な印象を与える。

ちなみに『お前らは・・勉強は出来ないかもしれない』に続くセリフは
加藤プロデューサーがこの作品でいちばんやりたかったセリフらしく
ヤンクミの啖呵の中でも最も印象に残っているものだとか。

ちなみに原作のヤンクミは勉強やスポーツより大事なものは
「テメーの腹に抱いた不動明王よ!!」
白川校長と理事長に向かって言い放っているが(5巻13P)
たぶんこのシーンで語っている『人間として一番大事なもの』とは違う(笑)

理事長 『何の真似だ!!』

猿 渡 『・・・・初めてですが・・あなたのなさる事を否定いたします。』

理事長 『なにぃ?』

猿 渡 『山口先生は・・・我が校にとって必要な教師です!!』

久美子 『・・・・・教頭?!』

ヤンクミのスピーチを聞いて、ヤンクミの退職願を破り捨てる猿渡教頭。
このシーンのおかげで「教頭カッコイイ!!」という視聴者が一気に増え
敵キャラの猿渡が結局いちばん美味しいところを持っていったと評判。

猿 渡 『これでも・・クビに出来ますか?』

理事長 『今日のところは許してやる・・だがこのままでは済まさんぞ』

明らかに続編を意識したと思われる理事長のセリフ。

内 山 『・・・・ヤンクミ・・・辞めなくていいのか?』

沢 田  『当然だろ?(笑)』

土壇場で猿渡教頭がヤンクミを救ったという事態が
まだよく飲み込めていない内山に笑顔で答える沢田。

『3−Dの生徒とヤンクミを見守るテツとミノルと篠原と柏木』

コイツラは部外者なのでつまみ出されても仕方がない。

『ヤンクミを担いで体育館を練り歩く生徒たち』

「ごくせん」はこのシーンでクランクアップだったそうで、主演の仲間さんは
打ち上げの挨拶で様々な想いがこみ上げて来て思わず涙ぐんだとか【画像

『黒板』

エンディングで映し出された3−Dの黒板。
『TRICK2』最終話に登場した日暮里駅の伝言板のごとし【画像

『ヤンクミのジャージ・その48』

エンディングの缶蹴りのシーンで着ている
薄いブラウンのジャージはウィルソンの製品【画像

テツ 『お嬢は篠原さんの事をお慕い申し上げていらっしゃいやすが
    自分は決して・・・お嬢を諦めたりしてやせんから。』

篠 原 『・・・いいでしょう・・・望むところです。』

柏 木 『なにぃ?二人とも山口先生の事狙ってるんですか?
      じゃぁ自分ら三人・・ライバル?ライバル?』

沢 田 『悪いけど・・・・・4人だ』

河原で生徒たちと缶蹴りをするヤンクミの姿をみつめる男三人。
誰がヤンクミのハートを射止めるか?といった流れになったところで
突然、沢田慎が現れて、このバトルに参戦を表明する。

原作の沢田のヤンクミに対する純情は、ヤンクミの愛犬フジ(雑種)にまで
悟られる始末だが、沢田自身が誰かにその事を話した事は一度もなく
もちろんヤンクミは全く気づいたそぶりもないので明らかにドラマの勇み足。

またもや、取って付けたようなこのシーンでの沢田のセリフは
明らかに慎×クミ妄想厨むけのセリフだが物語的には不釣合い。
『26人(3−D全員)』くらいの方がセリフとしてスマートだったと思う。

久美子 『お前ら全員一緒に卒業するぞ〜!!』

3−D 『オーッ!!』

「3−D卒業スペシャルもヨロシクねぇ〜♪」と言ってるとしか思えないセリフ。

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