ひとくちメモ

トリック2の名・珍セリフ、面白い話
怪しげな噂などを集めています。

episode1 【六つ墓村】

episode1 episode2 episode3 episode4 episode5(前編)(後編

episode1

六つ墓村

1〜2.5話

【演出】

堤 幸彦

【脚本】

蒔田光治

【撮影】

斑目重友
志村泰史

【照明】

池田ゆき子

『先月と先々月の家賃』

奈緒子が滞納している家賃を催促する大家・ハルのセリフ。

『TRICK』第1話で奈緒子がハルから請求されていたのも
「先月と先々月の家賃2か月分」だったところを見ると
奈緒子は、常に3ヶ月遅れで家賃を払っているようだ。

『こんにちわ!!』

隠れていたところをハルに見つかった奈緒子の第一声。

妙に明るい声で、あさっての方向を向いて言ったため
ハルから吐き捨てるように『こっちだよ・・・・バァカ』と言われる。

ちなみに『TRICK』でハルと奈緒子の最初の会話も
まったく同じシチュエーションで「・・・・こんばんわ」だった。

『東京都 荒川区 東尾久 9−21−3 池田荘202号』

上田が匿名で送った封筒に書かれていた奈緒子の住所。

実際、東尾久は8丁目までしかないので実在しない住所だが
あの建物自体は実際に荒川区東尾久8丁目に存在している
スタジオの一部で倉庫の2階を利用して撮影しているらしい。

『FACE〜見知らぬ恋人』で仲間さん演ずる主人公・相沢早紀の
静岡の実家として登場したアパートも実はこの建物だった。

また、堤監督の映画『溺れる魚(2001年)』の最初の方のシーンで
秋吉刑事(窪塚洋介)が踏み込むアパートも実は同じ建物で
さらに住んでいたのは黒須元男(柴崎蛾王)と同じ役者さん。

『元の数を2倍にして10を足して2で割って元の数を引いたら』

上田お得意の計算トリックをあっさり見抜いた奈緒子。
『TRICK』第3話では4桁の掛け算を一瞬で解いた上田に
『あってるかどうか、分からないので・・・・』と言っていたが
これで数学が苦手という設定だったとしたらサギである。

『おとこわりします!』

上田の今作で最初の依頼を断わった奈緒子のセリフ。
『TRICK』の第1話では「お断りします!」だったのだが(笑)

『おこと教室』を『おとこ教室』と読んでしまった事は
誰にでもあるはず・・・・・・ってワケでもない。

『なんどめだナウシカ』

奈緒子の母、里見の書道教室の生徒が書いていた言葉。
第1回放送時に、関東地方では裏で『風の谷のナウシカ』が
放送されている事に合わせて盛り込まれたギャグ。
『もっと怒った感じで』は野際さんのアドリブだとか。

『その他の習字ネタ』

【木更津】

『TRICK2』と同時期にTBS系・金曜10時に放送が開始された
『木更津キャッツアイ』のタイトルから。

『TRICK』や『オフィスクレッシェンド』と直接関係はないが
『IWGP』の宮藤官九郎が脚本・演出を担当している。

【セブンスター】

JTから発売されているタバコの商品名。
スタッフの誰かが吸ってる銘柄なのだろうか?

【井川遥】

現在人気沸騰中の『癒し系』巨乳グラビアアイドル。
ドラマ・CM・グラビアで絶大な人気を誇る彼女だが
なぜここで彼女の名前が出てくるのかは不明。

【こう丸】

なんで睾丸?

【映画化希望】

『TRICK』最終話で奈緒子の幼馴染:瀬田一彦が書いた習字
『パート2やりたい・スタッフ一同』が現実のものとなった今作で
「TRICK2」スタッフのさらなる野望が披露された。

「念ずれば必ず叶う、ドリームズカムツルー」(by堤幸彦)

『アダモステ』

里見が亀岡に匂い袋を渡す時に唱えた呪文で1980年代から
90年代にかけて日本中を席巻したCX系バラエティー番組
『オレたちひょうきん族』の有名キャラクターの名前から。

結局この『匂い袋』が最後にカギを握る事になるあたりは
『TRICK』同様、里見と奈緒子の不思議な繋がりを感じさせる。

『トヨタパブリカ』

六つ墓村に向かう上田の愛車で『TRICK』に続いて登場。

この車は、昭和30年代〜40年代に普及した大衆車だが
上田の愛車『次郎号』はフルレストアした1966年式との事。

『ケイゾク』(第6話)に登場した壺坂刑事(泉谷しげる)の車と
同型の車種なので、色・ナンバー・車検満了月は異なるが
たぶん同じ車ではないかと思われる。

上田からの依頼を断わったはずの奈緒子も
温泉旅行の誘い(ウソ)に釣られてちゃっかり便乗。

エセ超能力者の仕掛けた難解なトリックは看破するくせに
上田の幼稚なウソに、コロっと引っ掛かっている奈緒子。

何だかんだ言って上田を信頼している・・・のだと思いたい。

『どんと来い、超常現象』

日本科学技術大学の教授に昇進した上田次郎が
調子に乗って出版した本(定価1,800円)のタイトル。

上田を演じる阿部寛さんのオフィシャルHPで紹介されている
1998年11月26日に集英社から出版された阿部さんのエッセイ集
『アベちゃんの悲劇』の紹介文と見出しの雰囲気が酷似している。

内容は、これまで奈緒子がほとんど一人で解いたトリックの数々を
まるで自分の手柄のごとく紹介しているという上田らしいシロモノ。

上田自身はたいそうお気に入りの様子のタイトルだが
奈緒子には『どすこい超常現象!』と読み間違えられるし
『字が大きくて読み易い。』と誉められたので、気を良くして
奈緒子にサイン本を進呈しようとするとキッパリ断わられる。

2002年11月に映画の公開を記念して学習研究社から
発売された同名タイトルの本はドラマと違い大ヒットとなった。

上 田 『・・・・・好きなのか?俺が。』

奈緒子 『・・・・・・・・・・・・・・・』

『秘湯』と聞いて『伊豆半島なんだ?』とボケる奈緒子に
『俺にギャグを飛ばして楽しいか!』と毒づいた直後
上田の口から飛び出したセリフだが、すごい思考回路(笑)

『TRICK』の最終話では、それっぽいムードもあったが
奈緒子は上田のこの言葉を死んだ魚のような目で無視。

『アタシは多治見(田治見)に帰らせてもらいますぅ〜!!』

二人が『水上荘』につくなり飛び出していった女中のセリフ。

多治見という名称は岐阜県多治見市か横溝正史の著書
『八墓村』に登場する『多治見家』からのものと思われる。

『番頭・平山平蔵』

おやたらにご丁寧なお番頭を演じるのは渡辺いっけいさん。
仲間さんとは『ラブ&ポップ』と『せつない』で共演しているが
絡むシーンはなく、実質的な初共演ではないかと思われる。

『イヤァ・・・それほどのものです(笑)』

上田と会えた感動に涙に咽ぶ平蔵に答えた上田の言葉。
おだてると手がつけられないタイプらしいので奈緒子くらい
上田を尊敬していない人間が傍にいるのがちょうど良い。

『亀岡善三(政治家)』

お政治がお仕事の亀岡善三を演じるのは徳井優さん。

勉強しまっせ♪の『引越しのサカイ』のCMで一躍有名になり
当初は芸人だと思われていたが、その後数々のドラマに出演。

堤幸彦監督の作品には『ケイゾク(1999年・TBS)』のほか
『プリズンホテル(1999年ANB)』に出演していて、ほぼ常連。
『ガメラ3』、『天うらら(1998年・NHK)』には仲間さんも出演。

『美しいお嬢さんなので、つい見とれてしまいました。』

奈緒子と初対面したときの亀岡善三の言葉。

しばし、この言葉の余韻に浸っていた奈緒子だったが
平蔵の『あの方は、お政治がお仕事でして。』という言葉を
お世辞がお仕事』と勘違いして奈落の底へ突き落とされる。

が『TRICK』第1話でも見世物小屋(花やしき)の支配人に
『美人なんだけど、もっと色気とか・・・』と言われているように
奈緒子が設定上も美人である事だけは間違いないと思われる。

『水上荘』

今回のエピソードのロケ地として利用された実在する旅館。

上田と一緒に水上荘に泊る事になった奈緒子。
部屋がボロな事にはさんざん文句を言ってたワリに
上田と同室である事には、何の抵抗もない様子。

最初の夜は、2人とも来栖の部屋の前で番をしていたし
2日目の夜は奈緒子が来栖の部屋で眠る事になったため
結局、一度も自分たちの部屋で眠る事はなかったが
奈緒子にとって上田は異性として認識されていないのか?

奈緒子 『お母さん!どうして私がここにいるのわかったの?』

里 見 『そんな事より奈緒子〜・・温泉行くんだったら
      どうしてお母さんも誘ってくれなかったの?』

奈緒子 『・・・・お母さんと来てどうすんのよ?』

なぜか旅館にかかってきた里見の電話に答える奈緒子だが
別にお母さんと一緒に温泉に来ても悪い事はない。

と、いうか上田と来るよりはよっぽどマシだと思うがどうか?

『・・・・美人奇術師協会の新年会よ!』

里見に上田と一緒に温泉に来ている事を指摘され
奈緒子が口からでまかせに言った、でたらめなイベント。
上田が里見に電話で報告していたため無駄な抵抗に。

『ま〜いい人ね〜あの先生。あなたとは大違い』

黒門島の一件以来、里見にいたく気に入られた様子の上田。
奈緒子がどう否定しようと、上田を奈緒子の『いい人』だと
決め付けている母・里見だが、意外と当たっているのかも。

『シノラー・・クルクル!!』

里見に適当な嘘をついた事がバレて、奈緒子が発した
97年ごろ一世を風靡した篠原ともえの懐かしの名セリフ。

このフレーズは彼女の代表曲『くるくるミラクル』からのもの。
当時、仲間さんも『BIGTOP』時代のオフィシャルHPで
シノラーポーズを披露したりしている。(
証拠写真

『安部清明か?・・・・』

蔵の中で急に息苦しくなった奈緒子が救出されて一言。

安倍清明は平安時代、宮中に仕え様々な厄災から
平安京を守ったと言われる陰陽界のスーパースター。

彼を題材にした漫画・映画が話題になったため
昨年は腐女子の間で『陰陽師ブーム』が巻き起こった。

ちなみに安倍清明は人の首を絞めたりはしない。

『推理作家・栗栖禎子』

来栖を演じるのは堤幸彦監督のバンド『リバーシブルビート』の
ボーカルでもあり『ケイゾク』の『泊まると必ず死ぬ部屋』という
エピソードでは旅館の仲居頭を演じた犬山犬子さん。
ちなみに亀岡善三(徳井優)鶴山(長江英和)も『ケイゾク』繋がり。

劇団健康→ナイロン100℃という経歴は手塚とおるさんと同じで
特にナイロン100℃に関しては設立時から参加していたという
経歴の持ち主だが、声優としても有名な方で『ミドリマキバオー』
『ニャース(ポケモン)』などが代表的なキャラクターになっている。

来栖禎子の名前は著名な推理作家アガサ・クリスティーから
来栖が持参していた著書「熱海モロッコ殺人連鎖」のタイトルは
阿部寛さんが出演されている舞台劇(作・演出つかこうへい)の
「熱海殺人事件・モンテカルロイリュージョン」からの引用だろう。

『助手・藤野恵子』

来栖より可愛い助手、藤野を演じるのは堀つかささん。
1981年10月29日生まれで1979年10月30日生まれの
仲間さんからは、2歳年下で一日違いの誕生日。

『編集王』『ラブ・レボリューション』(共にCX系)に出演後
堤監督の『ハンドク』に平川美幸という看護婦役で出演。
現在、売り出し中の若手女優さん。

『先祖は天狗でして・・・・』

上田が自分の手が大きい事を来栖たちに説明したセリフ。
とても日本科学技術大学の教授様とは思えないお言葉。

『ジュワッ!』

今回、上田がテンパった時に頻繁に発する絶叫。
なぜウルトラマン風なのかはまったく不明。

『矢部と石原が乗っているジェットコースター』

浅草『花やしき』にある『ローラーコースター』。

国産第1号(昭和28年製)という非常に年季の入った
ジェットコースターなので、普通のジェットコースターとは
違う意味の怖さがあると有名。【
花やしきHP

『栗栖さんの事は私が守ります・・・むろんあなたの事も。』

栗栖の助手、藤野から『先生を助けて欲しい』と頼まれた
上田が、2枚目ぶって藤野に告げた、かなりキザなキメ台詞。
遠くから拗ねたようにこの様子を眺めている奈緒子が可愛い。

『・・・・・流された?』

川島が転落した5年前の事故現場を調べる上田と奈緒子。
死体が見つかっていないのは川に流されたせいだろうと言う
上田に対して、干上がった川を見た奈緒子が発した疑問。

『ヒバゴンだ!』

山の中で住職と出会った時に上田が叫んだ言葉。
ヒバゴンの正体はスペシャルゲストの和田勉さん。

今では『おやじギャグを連発する変なおっさん』というイメージだが
実は『日本ペンクラブ』の会員でもある、れっきとした演出家で
『天城越え』『ザ・商社』『けものみち』など多数の代表作がある。

『・・・・・・・・大駱駝艦の人?』

最初の『劇団の人?』、和田勉の『旅芸人?』に続いて
手毬歌を唄いながら登場したあき竹城を見た奈緒子の言葉。
ちなみに大駱駝艦とは
こういう人たち。

【大駱駝艦】

*1972年に麿赤児(まろあかじ)を中心に結成された舞踏集団。
  ここから分派したグループが『山海塾』『白虎社』などを結成し
  世界中の舞踏芸術家たちに多大な影響を与えている。
  白塗り、禿頭の、いわゆる『暗黒舞踏』の総本山的な団体。

しかし、その硬派なイメージとは裏腹に主催者の麿赤児さんは
『有言実行三姉妹シュシュトリアン(CX)』『僕らに愛を!(CX)』
『金田一少年の事件簿((NTV)』『合い言葉は勇気(CX)』などの
テレビドラマやNHK大河ドラマにも良く出演されているのがカコイイ。

『雪?キジ丸焼き、ほうとう、厚焼き卵、木の葉田楽
ベニ茸サラダ、ネギ味噌焼きおにぎり、ミートスパゲッティ』

水上荘で山田がディナーに食した料理の数々。
フードファイター・プリンス小林に挑戦する事を強く勧めたい。

『TRICK』では奈緒子が「大食い」という描写はなかったので
『TRICK2』になってから新たに加えられた設定だと思われる。
仲間さんが演じた大食いキャラと言えば堤幸彦監督の映画
『溺れる魚』の相川真紀がいるので、そこからの引用だろう。

この中でイマイチ聞き取りに自信がないのが『雪キジ』。
『生きキジ』という説もあるので、Webで検索してみたところ
『雪雉』は四川省に実在する希少保護動物のようなので
たぶん『雪キジ』で合っているのではないかと思われる。

TRICK第2話に続いて奈緒子の胃袋に納まったキジ。

『おぉう?!』

水上荘でテレビの番組欄を見た奈緒子の絶叫。
明らかに上田を意識した言い方になっている。
どうやら上田は近くにいる人に伝染するらしい。

奈緒子 『ここ、暴れん坊将軍も遠山の金さんも
      やってないじゃないですか!!』

奈緒子 『・・・・・こんなとこいたらどんどん
      流行から遅れちゃいますよね・・・』

上 田 『・・・・そーだそーだ、クリームソーダ』

相変わらずの時代劇マニアぶりを発揮する奈緒子と
化石のような駄洒落で吐き捨てるように答える上田。

しかし若い娘が一人でボロアパートの14インチテレビに映る
時代劇を夢中になって見ている姿は、かなりションボリな光景。

『あの人、ああ見えて寝相は悪いし寝言は酷いし・・・』

なぜか里見と知り合いだった亀岡に奈緒子が口を滑らせて
母の真の姿を伝えようとした言葉だが人の事は言えない。

『・・・離れていても、あなたとはいつも一緒だ。』

上田が来栖の助手・藤野の肩を抱きながら囁きかけた言葉。
奈緒子以外の若い女性には積極的なところを見せる上田。

それに対して、奈緒子はコインを隠したりイヤミを言ったりと
なかなかに微妙な反応を見せているのが面白い。

『カルビ〜・・・ユッケ〜・・・ナムルゥ〜zzz』

栗栖の部屋の前の廊下で爆睡していた奈緒子の寝言。

前作の牛乳ネタに続いて今回は牛肉ネタという塩梅。
寝言までもが食い物ネタとは、つくづく不憫な娘である。

『大成仏(だいじょうぶつ)マイフレンド』

来栖の死体を前にして、カラオケの話題で盛り上がる中で
上田が口走った駄洒落。正しくは『だいじょうぶマイフレンド』。

奈緒子が『それ歌でしたっけ?』と突っ込んでいるが
上田の名誉のために書いておくと、広田玲於奈さんが
村上龍原作・監督の同名映画の主題歌として発売している。

『六つ墓村住人の和田勉ヘア』

TELEPAL(02/4号)の堤監督のインタビューによると
先に収録されていたepisode2の老人の群集のシーンが
可笑しかったので『あれに負けないインパクトがないか』
と言ったらADの人が『村人全員を和田勉ヘアにします』
と言い出した。私のアイデアじゃありません。との事。

『あっちずら』

前作より『ヅラ』がより分りやすくパワーアップした矢部謙三。
『ヅラ』という言葉に対しても、前作より過敏に反応する。

『村の医師・後藤』

2001年に発売された『Mr.children』のアルバムのCMで
久々にブラウン管に登場した喜劇俳優の白木みのるさん。
代表作は昭和30年代の人気作『てなもんや三度笠』など。

矢部の『2度あることは三度笠』は白木さんの代表作ネタ。

『犯人は・・・・・・・・・この中におる!』

落ち武者の手紙のミスをみつけた矢部謙三が
自信を持って『水上荘』の一同に宣言した言葉。

ご存知『金田一少年の事件簿』のセルフパロディ。

『けっこうダメージ受けてますよ、あれ(笑)
・・・・・・・・ちょっとはスッキリしたでしょ?』

上田を『とんでもねぇインチキ先生』呼ばわりした亀岡を
奈緒子が得意のマジックでやり込めた後で言った言葉。

『TRICK』10話では黒門島の方言の法則を解読した
上田が『で・・それが何か役に立つのか?この状況で?』
と奈緒子に言われて『ちょっとはスッキリしたろ?』という
シーンがあるので、それに対応したセリフだと思われる。

頼まれもしないのに、自分から上田の仇を取るあたりに
奈緒子の上田に対する微妙な気持ちが・・・・ないか?

カードを取り出す時の仲間さんの表情が妙に色っぽい。

『ね?ウヒャヒャヒャヒャ!』

上田に上のマジックの解説をした後の奈緒子の高笑い。

『TRICK』では山田奈緒子のトレードマークとなった
『エヘヘヘヘヘ!』が、なぜか『2』では封印された。
代わりに、この『ウヒャヒャヒャ』が定番となった模様。

『上田教授は、また気絶されたのでありますか?』

落武者を追いかけなかった上田に奈緒子が言った言葉。

軍人のような丁寧な言い方だが明らかに
上田の臆病ぶりをからかっている奈緒子。

上田教授は自分の理解不能な現象が目の前で起きると
不可解な情報をシャットアウトするために気絶するらしいが
すぐに勘付くあたりは、さすがに名コンビといった感じ。

よく見ると、上田の眼鏡が異様にずれていて
いかにも起きたばかりという感じになっている。

『謎はとべてすけた』

落ち武者の騙し絵のトリックを見破った上田の言葉で
公式HPの堤監督のコーナーのタイトルにもなった台詞。
堤監督が演出を手掛けた『金田一少年の事件簿』の
『謎は全て解けた!!』という決めゼリフをもじったもの。

70年代に流行した『スネークマンショー』に同じパターンの
ギャグがあるのでそこら辺からの引用ではないかと思われる。

『トリ〜ックキュ〜〜』

騙し絵の謎を解いた上田が紐を引きながら繰り返した言葉。
80年代に流行したCX系、深夜クイズ番組『クイズカルトQ』の
決まり文句をもじったものだと思われる。

『・・・・バカか君は?』

落ち武者の影のトリックに引っ掛かった奈緒子に上田が一言。
奈緒子に一切頼らずにトリックをズバズバ解いてしまう上田に
『かしこい上田なんて上田じゃない!』との意見が多数。

『だって・・あの人がいたら分け前減っちゃうじゃないですか』

財宝に目が眩んで洞窟の前で平蔵を追い返した奈緒子。
そのせいで窮地に陥った事を上田に責められて一言。

思慮深いのか、浅はかなのか良く分からない性格。

奈緒子 『スイマセン、一枚私が隠してました。』

上 田 『・・・・・・なんで?』

奈緒子 『・・・・・・クルクル。』

上田が無くしたと思っていた藤野からもらったコインを
実は奈緒子が隠し持っていたという洞窟でのやり取り。

奈緒子がヤキモチからホントにコインを隠していたのか
実際ない物を手品で5枚あるように見せかけたのかは
定かではないが、上田を励まそうとした事だけは確か。

結局、この洞窟からどうやって抜け出したのかは謎のまま。

『お前らのやった事は全部すべてまるっとお見通しだ!』

『TRICK』ファンにはおなじみの奈緒子のキメ台詞。
『まるっと』は堤監督の出身地・愛知県の方言らしいとの事。

『美佐子さん』

失踪した平蔵さんの恋人で、演ずるのは氏家恵さん【HP

平蔵によると、たいそう美人だったという話だったが
回想シーンで現れた顔はコメントに苦しむものだった。
後姿が奈緒子とよく似ているが、よく見ると全体的に太い。

美佐子さんの服装が奈緒子と非常によく似ているうえに
氏家さんはワザワザ長髪のカツラを付けていたそうなので
視聴者に途中まで美佐子=仲間さん?と勘違いさせておいて
最後のシーンで落とすという演出だった事は明らか。

episode1 episode2 episode3 episode4 episode5(前編)(後編

モドル

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