トリック2ちょっといい話。

episode4 【御告者】

episode1 episode2 episode3 episode4 episode5(前編)(後編

episode4

御告者

8〜9話

【演出】

鬼頭理三

【脚本】

福田卓郎

【撮影】

斑目重友

志村泰史

【照明】

池田ひろ子

『むくわいねもるげんむさくわぁ〜』

御告者・針生光太の呪文。

実際、光太が何と言ってるのかよく分からなかったが
公式HPのコンテンツ『トリスポ』内に書かれていたものがコレ。
他の部分は分からないが『もるげん』は明らかにドイツ語。

『・・・・・めっちゃ欲しい』

犯行現場で被害者のネクタイを見た矢部の言葉。
後でホントに同じネクタイを締めて登場する。

『メゾン・ド・ヌフ』

御告者の最初の被害者が発見されたマンションの名前。
1997年衛星放送CSでオンエアされた堤監督の演出作品
『maison de neuf』(企画:秋元康 主演:赤坂七恵)がネタ元。

『そうめん』

なぜか、真冬だというのにそうめんを食べている上田。
上田家では暑い時には熱い物、寒い時には冷たい物を食べる。
という”ならわし”があるとかないとか。

塚本 恵美(依頼人)

恵美を演じるのは『徳川慶喜』『ショムニ』『新・天までとどけ2』
などで、好評を博した現在売り出し中の女優・小橋めぐみさん。

恵 美 『まだ濡れてますよ?』

上 田 『・・・・男ですから。』

突然現れた恵美に驚いてそうめんの汁をこぼした上田。
そんな上田の汁で濡れた股間をせっせとフキフキする恵美。
これだけで十分エロい光景だが極め付けがこのセリフ。

奈緒子以外の若い女性には、常にやる気満々な上田。

『笑う練習』

バイトに備えて鏡を見ながら笑う練習をしている奈緒子。

『TRICK』第1話の奈緒子の冒頭の回想シーンでのセリフ。
『生まれた時から笑ったり冗談を言ったりするのが苦手だった。』
が久しぶりに活かされているシーン。

奈緒子が『エヘヘへへへ』とか『ウヒャヒャ』とかいう
ワザとらしい笑い方をするのも『笑い方が下手だから。』
という基本設定があった事を今更ながら思い出した。

上 田 『・・・・ハピバースデイ』

奈緒子 『は?・・・・わたし蟹座なんですけど。』

上 田 『・・・まぁそのうち来るだろう。』

突然奈緒子の部屋に登場した上田の第一声。

最後のセリフで誕生日を祝う気など無いことは明らか。

『麻布十番高級焼肉屋のしゃぶしゃぶつき
 骨付きカルビディナー券!!?』

上田が持って来たプレゼントの正体。

これを聞いた奈緒子の反応は、いささか興奮気味だが
上田が持って来た招待券には『骨肉』と書いてあるので
狂牛病騒動の真っ只中、手放しで喜ぶ人はいないだろう。

が、どこぞの大臣の安全宣言より奈緒子の食い意地の方が
よっぽど消費者の購買意欲の回復に効果があると思われる。

奈緒子 『何が天罰だ・・そんなものあるはずがない。』

上 田 『そう思うんなら私に協力しろ。』

奈緒子 『意味不明なこと言うな。』

上田の言う天罰が嘘だと見抜いた奈緒子と上田のやり取り。
奈緒子には伝わっていないが上田にしては上手い展開だ。

『また何か厄介な事を私に押し付けようとしてるな?』

いろいろもっともらしい言い訳をする上田に奈緒子が一言。
ハッキリ言って図星。

『上田と酒』

なぜか酒が常備されている上田の研究室。
今回はビンとグラスの色と形から見てドイツワイン。

『教授・・・力を貸してください。』

恵美にこう言われた上田はなぜかキスの準備。
当然、恵美は上田を無視して話題を変えてしまう。

『どんどん来い超常現象』

ご丁寧に、上田の本を「1」「2」の2冊揃えて来た恵美。
が、この人も肝心のタイトルを間違えているのが悲しい。

『それが人に物を頼む時の態度ですか?』

そう言いながらも、目の前に招待券があると
反射的に飛びついてしまう奈緒子。みじめ・・・

『でもアタシいなくなると困る人とかいるし・・』

ハルからバイトの話を持ちかけられた奈緒子の言葉。

とは言ってみたものの、誰も思いつかなかったので
「ジャーミー君?」と言ってみたが、ジャーミーに否定され
挙句の果ては「亀とか・・亀とか・・亀とか・・」と言い出す始末。
里見の名前くらいは出てきても良さそうなものだが・・・・・

というか、奈緒子がいなくなると間違いなく困るのは上田。

『上田の雑誌連載記事』

記事自体は放映当時『TV LIFE』で実際に連載されていた
『上田次郎のどんと来い超常現象』そのものだが
奈緒子が読んでいるページの裏側に見える広告
『私たちバストアップに大成功!』は美術さんの力作。

『上田さん・・・・・・カエレ!!』

上田があまり自慢ばかりするのでキレた奈緒子。

確かに人の仕事を「いかがわしい」だのとバカにしておいて
自分の頼みだけ聞いてもらおうというのムシが良すぎる。

『くっそぅ!山田の野郎、一人じゃ恥ずかしいのによ!!』

結局、奈緒子を誘い出すのに失敗した上田が
針生の家の前でボヤいたセリフがこれ。
正直、身勝手にもほどがある発言。

『ちょっとお伺いしたい事があるんですがお宜しいですか?』

御告者の家の前で針生かずに上田がかけた言葉。
上田にしてはやたらに丁寧なのが、どことなく平蔵風味。

『針生 光太(御告者)』

御告者 針生光太を演じるのは秋山拓也君。
ミュージカル『レ・ミゼラブル』、映画『化粧師』、ドラマ『催眠』など
数々の話題作に出演しており将来を嘱望されている名子役だが
名前といい格好といい明らかにハリーポッター。【
秋山拓也HP

『針生 貴子(光太の母)』

針生貴子を演じるのは深浦加奈子さん。
数々のドラマに出演しており出演作品は数え切れない。

『針生 かず(光太の祖母)』

針生かずを演じるのは正司歌江さん。

昭和4年に北海道で生まれ12歳の頃から天才漫才師として活躍
後に、妹の照江、花江と「かしまし娘」を結成し不動の人気を得る。
「うちら陽気な、かしまし娘〜♪」というテーマソングはあまりに有名。
現在は、主に女優として活躍されている。

『ガキ?』

光太を初めて見た時の上田の言葉。
相手がインチキ予言者とは言っても無礼にもほどがある。

『ふくろう』

上田が御告者の祭壇の中から選んだ物。
映画『ハリーポッター』からのネタらしい。

『天罰を加えて欲しい相手の身の回りの物』

御告者の祭壇に乗っているのは白いブラジャー。
この時点では誰のものだか良く分からないが・・・・

『オーイエッス!!』

上田に『私から片・・・時も離れないように。』と言われた恵美。
『それじゃ、教授の家に泊まるって事ですね?』と言った
後のセリフがこれだが、明らかに普通の反応ではない。

上田次郎、36年間の独身生活についにピリオドか?

『パンの耳』

『焼肉くいてぇ〜』と言いながら帰ってきた奈緒子の手に
握られていたビニール袋いっぱいに詰まっていたもの。

今時、パンの耳で空腹を満たしている奈緒子の悲しさと
それをつまみ食いする上田にはファンから非難轟々。

『偽名で電話』

またepisode1で登場した怪しげな道具を使った上田。
当然、今回も正体はバレてしまい無駄な努力に終わる。

『誰?!』

上田が奈緒子のアパートに連れてきた恵美の姿を初めて見た
奈緒子の第一声で、ちょっと怒った感じの言い方になっている。

勝手に他人の家に上がり込んだうえに、女まで連れてくるとは
たしかに上田の行動は非常識きわまりないような気がするが
よく考えたら恵美は単なる依頼人なのでそれほど非常識でもない。

上 田 『頼りない女だけどいないよりマシだから』

恵 美 『・・・(上田と見つめ合っている)』

上 田 『私が戻ってくるまでちゃんと彼女を守るんだぞ!!
     ホントは君なんかに頼みたくないんだがな!!』

奈緒子 『・・・・・かえろっかな。』

恵美には気を使い、奈緒子の事はクソミソにけなす上田。
奈緒子が上田に特別な感情を持っていなくても怒るのは当然。

上 田 『・・・これで夕飯を・・・スッポンでも食べて♪』

奈緒子 『行きましょっか?!メシ!!』

帰ろうとする奈緒子の前で恵美に夕食代2万円を渡す上田。
これを見た奈緒子が急に協力的になるのが悲しい。

なんとなく上田は奈緒子の行動を見越していたような気もするが
『スッポンでも』と言うあたりには、ハゲしく上田の下心を感じる。

『・・・おぃ!!』

突然現れたサイクリング自転車を避けようとして転んだ奈緒子。
上田は本当に危ない目にあった奈緒子の事などお構いなしに
ちっとも危険ではなかった恵美の心配ばかりしている。

これに怒った奈緒子が思わず叫んだのがこのセリフだが
上田風味満載なのは目一杯の抗議の気持ちの表れか?

『だから開けんなって言ってんだろ!バカか君は!!』

「誰が来ても絶対に開けるな」と言い残して家を出た上田。
「上田だ」と言うので奈緒子が素直にドアを開けたらこの言い草。
この後、奈緒子に締め出されたのも当然と言えば当然。

『これにしましょう・・この特上(とくうえ)ってヤツで!!』

上田の家から出られないので出前をとる事にした奈緒子と恵美。
真っ先に『寿司』の出前メニューを見ている奈緒子のたくましさ。
しかし、奈緒子の貧乏暮らしは上京してからのものだろうから
『特上』の読み方ぐらい知っていてもよさそうなものだ。

奈緒子 『あぁ!!蟹と赤貝とあわびですかぁ?』

恵 美 『・・・・・・あの〜』

恵美の好物を聞いた後、おもむろに恵美の寿司から好物を
取り出して食い始める奈緒子と呆然とそれを眺める恵美。

『TRICK』ファンの間では、このシーンに対する解釈で
奈緒子のヤキモチゆえの恵美に対する意地悪という見方と
ただ単に食い意地が張っているだけという見方があるが
おそらく後者の意味合いが9割を占めていると思われる。

『これは毒見です!!』

口いっぱいに恵美の寿司を頬張った奈緒子のセリフ。
このシーンの仲間さんの顔もかなり女優生命にかかわる代物。

というか、普通は全部食ったら毒見とは言わないぞ山田。

『上田の家の表札』

1瞬しか映らないが表札には『上田教授』と書いてある。

『TRICK』で里見が上京してきた時の話で、DVD版の
「やむおち」に収録されているエピソードでは、上田の表札を
奈緒子が『山田』にマジックで書き換えるという話があったが
教授に昇進した時に表札も新調したようだ。

『おい開けろホラ!!YOU!!』

帰ってきた上田が、ドアが開かないことに気づき大騒ぎ。
出掛けに余計な意地悪をしたおかげで奈緒子に締め出される。
後半は『・・・・開けて』と情けなくお願いするが無視される。

『音に反応する照明』

奈緒子が上田を締め出すためのバリケードを作り終えて
手を叩くと手元に置いてあったスタンドのライトが点く。

深見の家にあった音で明かりが灯る電気スタンドが
お気に召した様子だったが早速買っているとは(笑)

『笑顔がこぼれる会』

お金をハッピーに出来る力を持つ大道寺に
たったのシックスマンスお金を預けるだけで
お金が儲かるようになるというインチキセミナー。

『写真機と・・・・蓄音機っと・・・・』

愛用の籐の鞄からデジカメとICレコーダーを取り出す奈緒子。

奈緒子がこんなハイカラな物を買うとは思えないので
おそらくバイト先からの借り物だろうと思われる。

奈緒子のカメラは仲間さんがCMキャラクターをしている
東芝の『Allegretto M25』ではなかったが、調べてみたら
同じ東芝の『SORA』というカメラだと判明。【
東芝SORA

『大道寺 安雄(笑顔がこぼれる会・会長)』

お金大好き・大道寺安雄を演じるのは野添義弘さん。
野添さんは三宅裕二が主催するSETに所属されているそうで
『ケイゾク・映画』にも仁平智という役で出演している。【
参照

『お金・・・・・・大好き!!』

『笑顔がこぼれる会』の合言葉。
何度も見ていると、どんどん面白くなってくる中毒性がある。
これこそがインチキサークルの魔力か?

『・・・3食・・・・・ごはんが食べたい。』

大道寺に参加理由を聞かれて奈緒子が答えた希望。
他の連中と比べてあまりにも切実過ぎる内容。

『まりも・・・・まりも・・・・蝦夷まりも〜〜!!』

カメラと蓄音機の隠し場所をとっくに見つかっていた奈緒子。
その事を追及されそうになってとっさに言ったのがこの言葉。

もちろん、そんなところで蝦夷マリモが見つかりっこないが
あまりに突拍子もない発言だったため大道寺を混乱させる。

『ちょっと・・寒いからね・・これを着て暖かくして・・』

なぜか針生光太と似たような黒いコートを着ている上田。
恵美にコートをかけてやるという気遣いを見せる。
もちろん奈緒子には一度もこんな優しさを発揮した事はない。
優しさというか下心か?

『・・・原田真二みたいにしようかなぁ』

恐ろしい事にヅラをカットに行っている矢部。
美容師の方も命懸けの作業といった様子。

原田真二とは、1977年「てぃーんずぶるーす」でデビューするや
続く「キャンディ」、「シャドウボクサー」という曲も立て続けに
ヒットさせて一世を風靡したシンガーソングライターの名前である。

最近、松田聖子との熱愛報道で話題になった人物だが
矢部が言っている「原田真二みたいな髪型」というのは
彼のデビュー当時の髪型(アフロ)の事だと思われる。

ちなみに、このシーンで矢部がしているネクタイは
最初に出てきた被害者、大崎と同じもの。

『倉岡と待ち合わせる上田』

倉岡の指定は、なぜか白いランニングと白いズボン。
のちに上田のメモから『グリコ』だった事が判明。

『倉岡 剛(天罰代行業)』

倉岡剛を演じているのは見栄晴さん。

1980年ごろに放送していたANB系人気バラエティー
『欽ちゃんのどこまでやるの?』の見栄晴役オーディションで
見事優勝し、そのまま見栄晴の芸名で同番組に出演。

同番組終了後は欽ちゃんファミリーのタレントとして
ドラマ、バラエティ番組などに多数出演している。

『カラオケボックス』

ロケ地は『おいしんぼパセラ新宿店』。
クレッシェンドの堤監督の日記によると『TRICK2』の
打ち上げの2次会をやったのも、このカラオケボックス。

見栄晴が歌っているのは『バイなら』と同じく『欽どこ』ネタで
同番組の中で、のぞみ、かなえ、たまえの三姉妹が歌って
1984年を代表するヒット曲となった『もしも明日が』である。

ちなみに、上田が食べている巨大なトースト(ハニートースト)は
「パセラ」の名物メニューで撮影当時は実際に頼む事が出来た。

『空にそびえる黒鉄ヒロシ♪』

上田が倉岡の追及をごまかすために歌った。
原曲はテレビアニメ『マジンガーZ』の主題歌で
正しい歌詞は「空にそびえるクロガネの城」。
黒鉄ヒロシは「赤兵衛」「新撰組」などの代表作を持つ漫画家。

『・・これ持ってかないとあの女に怒られるからな』

勝手に奈緒子のトランプを持ち出していた上田。
実際、持ち出したのはトランプだけではないのだが。

『次郎!!』

パンダの着ぐるみで上田を待っていた恵美の言葉。
会って間もないワリに、やけに馴れ馴れしい呼び方なので
ノベライズ本では、この呼び方が奈緒子をさらに苛立たせる。

『ちょべりぐ!!』

上田が倉岡からまんまと顧客名簿を奪ったという報告を受けて
恵美が発した言葉だが、何世代か前の『ギャル語』である。

『気絶』

御告者の屋敷で、光太が消えるのを見て気絶した上田。
実はこの後、ある物を針生の家から持ち出していた。

今回はいろんなところからいろんなものを持ち出す上田だが
物理学者の習性というわけではないので単に手癖が悪い。

『怪しまれるじゃないですか!!』

ウェイター姿で奈緒子のセミナー会場に現れた上田。
上田的にはケーキを届けに来たケーキ店店員という
設定らしいが、奈緒子が言う通りどう考えても不自然。

当然、阿部寛さんがウェイター役で出演していたドラマ
『アンティーク〜西洋骨董洋菓子店』(CX)ネタだろう。

さるスジの情報によると上田が持って来たケーキは
『ホテル・ザッハ』の『ザッハトルテ』に間違いないとの事。
(情報提供:ナニワのハリQさん)

『どうしたんだ?・・・・素直で気持ち悪い。』

上田の態度に怒って奈緒子が立ち去ろうとしたら
上田が素直に謝ったため奈緒子が思わず言った言葉。

「素直だと気持ち悪い」という人間関係は良好とはいえない。

『人から優しくされた経験のない人間はこれだからヤだよ。』

上の奈緒子の言葉を受けた上田の発言。

奈緒子に対しては容赦ない毒舌を吐く上田だが
反論できずにケーキをヤケ食いする奈緒子が悲しい。

『・・・・カメラも置いて行け』

奈緒子がケーキをパクつく様を自前のカメラで
撮影した上田に奈緒子が言った言葉。

上田の持って来たカメラは画面で確認すると
本体上部に『IXY』というロゴマークが見える。

美術協力にキャノン販売がクレジットされているので
たぶん『IXY DIGITAL 300』で間違いないと思うが
メーカーHPで確認してみると若干デザインが違う。

『・・・・・・それ持って逃げたりして。』

大道寺の説明を聞いて奈緒子がつぶやいた言葉。
基本的に疑り深い奈緒子だが、たぶん当たっている。

『イヤ・・でも・・・もう一回!!』

目の前で『しあわせの選択』を実行して見せる大道寺。

『鈴木吉子』には、まんまとしてやられた奈緒子だが
今回はトリックに気付いていながら確信が持てない。

『・・・・ありえない』というセリフはトリックに気付きながら
それが奈緒子には信じられないという意味だろう。

『凄っ!!』

大道寺の秘密の部屋の内部を見た奈緒子の感想。

部屋にあったのは、ロープ、チェーン、サウナ、三角木馬
手錠、手枷、足枷、ピンクのベッド、そして黄金のスケベ椅子・・・

どう考えてもまともな部屋ではない。

『・・・・・井戸?』

井戸→貞子という事で『リング0〜バ〜スデイ』ネタではないか?
という説もあるが貞子の井戸には滑車がついていないので微妙。

『・・・・しまった!!』

手錠を悪戯していて、外れなくなってしまった奈緒子。
妙に嬉しそうに手錠をいじくっているのはマジシャンの性か?

『この世に1万円の入った封筒を惜しげもなく燃やす
人間がいるなんて誰が思う?ああ誰もいないさ!!』

大道寺のトリックが予想通りだったことに憤る奈緒子。

日々、パンの耳で空腹を満たしている奈緒子にしてみれば
『アバウト20万円』を紙切れのように燃やす大道寺のトリックが
とうてい信じられない行為であるのは当然と言えば当然。

どうでもいいが『TRICK2』では2度目になる2重封筒のトリック。

『・・・・これを外してくれたら黙っててやる。』

両手に手錠がかかった状態で取引を持ちかける奈緒子。
もちろんこんな不利な取引に応じるバカはいないので
口にガムテープを張られて天井から吊るされる羽目になる。

大道寺が殺されたため難を逃れたが、あのまま捕まっていたら
秘密部屋の様子から見て奈緒子も何をされていたか分からない。

『・・・・・あの野郎ぶっころしてやる。』

奈緒子の大道寺に復讐を誓う言葉だがちょっと言い過ぎ。
縛られた事よりお金を無駄にした事が許せなかったのかも。

『ニャアッ!!』

大道寺の死体に躓いて転んだ奈緒子の絶叫で
このシリーズで3度目の奈緒子の『ニャァッ!』。

ごく最近『ウソコイ』で角田(生瀬)と恵美(仲間)が
ワインを飲みながら唄っていた『フニクリ・フニクラ』の
替え歌がネタ元だったらしい事が判明。

『遅いぞ矢部!』

手錠をかけた間抜けな格好で事件現場に佇む奈緒子が
マッシュルームカットになって登場した矢部にかけた言葉。

衝撃的なモデルチェンジだが結構似合っている。

『どうせ家賃払いたいとか3食ハラいっぱい
 食べたいとかいう、しょーもない理由やろ?』

矢部の奈緒子に向けたセリフだが、哀しい事に図星。

『お前とりあえず手品師やろぉ?ドン臭いやっちゃのぉ!』

手錠が外れずに困っている奈緒子と矢部の会話。
「TRICK」2話にも奈緒子と矢部の似たようなやり取りがある。

『自爆したのぉ!!』

得意になって縄抜けを披露したために墓穴を掘った奈緒子。
矢部の顔が妙に嬉しそうで、奈緒子が悔しがるのも分かる。

恵 美 『素敵な髪型ですねぇ〜・・・高かったでしょう?』

矢 部 『恵美ちゃん・・これは頭の皮からじかに
    生えてる物で値段なんかつけられないんですよ〜』

恵 美 『またまたぁ(笑)』

石原や奈緒子が言っていたら無事ではすまないであろうセリフ。
サラッと言ってのけるところに恵美の本質が現れている。

『・・・・・・口を開かせるなんて簡単な事ですよ』

黙秘どころか一切口を開かなかったらしい奈緒子。

このセリフだけ聞くと『さすがは上田。』と思ってしまうが
要するに差し入れを食べさせて『口を開かせるだけ』で
矢部以下一同は自信満々な上田の無意味な行動に呆然。

この上田の差し入れのサンドイッチは『KUAAINA』という
ハワイ・オワフ島に本店を持つハンバーガーショップのもので
現在は首都圏を中心に、日本国内に12店舗を構える同店だが
撮影当時は1997年に開店した青山の1号店しかなかったハズ。

奈緒子 『・・・・・コイツといてもロクな事ないですよ。』

恵 美 『そんな事ないですよ・・・ネッ?』

恵美に警告する奈緒子と妙に明るく否定する恵美。
本来なら自分がいるべきポジションに、当然のように
恵美が座っている事に奈緒子が苛立っているように見える。

『恵美の手品』

奈緒子が披露した手品を1晩かかって謎解きした上田。

寝ていた恵美をたたき起こして、それを恵美に教えたが
よりによって恵美が奈緒子にその手品を披露しようとする。

ネタが分かっている奈緒子はバラしそうな気配を見せるが
上田は差し入れのサンドイッチを餌に奈緒子を黙らせる。

奈緒子は7を選んだので、本当なら時計と反対周りに7。
止まったところから時計回り7だが、恵美はそのまま7つ
進めてしまったので『出れない』になってしまう。

手品に失敗した恵美だったが、恵美に惚れた矢部は
「大丈夫!絶対に出れないようにするから!」と宣言。

この連中には普段からずいぶんな扱いを受けている
奈緒子だが、こうもハッキリ差別されると可哀想。

『3256割る1628は?』

上田得意の計算クイズ。

すかさず『ニッ!!』と答えてピースをする恵美と
ただ一人、指折り数えて計算中の奈緒子が好対照。

『・・・・・俺の次郎号が!!』

演出的には警察署前をウロウロするアーミーコートの男の
仕業のようなので『御告者の天罰発動』と思われる。

しかし、よく考えれば警察署の真ん前に路上駐車していれば
レッカー移動されても別になんの不思議もない。

『・・・・恵美ちゃんは僕に惚れてますねぇ。』

矢部の壮絶な勘違い発言。
上田同様、ものすごい思考回路の持ち主である。
ちなみに「ウソコイ」での仲間さんの役名は杉野恵美。

『彼女が行きたいっちゅうんやったら
 ボク今度、海にデート行ってもいいっすよ。』

恵美にゾッコンの矢部が語る妄想の続き。

『ウソコイ(CX)』には角田(生瀬)が恵美(仲間)を
海に連れて行くというエピソードが実際に存在する。

『このリストの人間がどうなったか調べて欲しいんですよ』

倉岡のリストを矢部に差し出す上田。

倉岡のリストの上に乗っているのは『TRICK』8話
「千里眼を持つ男」で登場した金の分銅。

『・・・・んっ!』

幸せそうにしょうが焼き弁当を食べていたら
目の前でフラッシュを焚かれて眩しがる奈緒子。

終盤に、写真を撮られる奈緒子のリアクション
三連発があるが、妙にセクシーと評判。

『じんじゃぁ〜』

矢部が乗った鳥居形の台車のプレートに書いてあった名前。

2001年最大の発明と呼ばれながら、つい最近まで
実態が謎だったコードネーム『ジンジャー』→『セグウェイ』

蓋を開けてみれば、ジャイロ内蔵で絶対に倒れないという
電動の2輪車で、開発者はジンジャーはインターネットと
並ぶ画期的な発明と豪語したが大方は微妙な反応だった。

矢部が乗っているジンジャーは、当然パチモンだが
奈緒子がモリモリ食べているのは『豚のしょうが焼き』
飲んでいたのは『ジンジャエール』という徹底ぶり。

神社→ジンジャー→生姜→しょうが焼き、という駄洒落。

朝日新聞によると、奈緒子が食べている『しょうが焼き』は
スタッフが現場で作ったものらしい。【
朝日新聞

『9の段の掛け算は〜』

上田が余計な物に惑わされている事を説明しようとした奈緒子が
披露した数字のトリックだが、なんで4桁の掛け算ができなくて
こんな計算だけはスラスラ解説できるのだろうか?

というか、こういう知識は上田の方が上でないとおかしいのだが。

『君のその貧乏臭い意地汚さが
 思わぬものを写し出していたよ』

バイト代欲しさに奈緒子が撮りまくった写真の中に
御告者の一味、針生かずが写っていた事が判明する。
が、それを聞いた奈緒子は、まったく気に留める様子もなく
上田が矢部に渡した賄賂『虎屋の羊羹』を丸かじりしている。

ホントに意地汚くてどうする(笑)

『ジョン・ウォーターズ』

倉岡のメモに名前があった人で×印が付いていない唯一の人物。
ジョン・ウォーターズは米国の映画監督で『ピンクフラミンゴ』
『シリアルママ』『クライベイビー』『Cecil.B.Demented』などを演出。
ぶっちゃけて言うとB級映画の大御所という感じの人。

『二人とも私の話を聞けって!!』

奈緒子の謎解きを、まるで自分の手柄のように語る上田。
同調する矢部。文句を言っておでこを叩かれる奈緒子。
こんな仕打ちを受けても他に愚痴を言う友達もいない奈緒子・・

奈緒子 『えっ!・・・でも結構ここ・・居心地いいし』

矢 部 『帰りたないんかい?!』

奈緒子 『え?・・・・ご飯だけ食べて帰ります。』

3食暖房つき、上田の差し入れつきの留置場の方が
貧乏アパートよりも居心地がいいことに気づいた奈緒子。

『私もつまみ食いしたんだ・・エヘヘへ』

恵美が残したシーフードピザをつまみ食いした上田。
どうやら奈緒子も上田に伝染しているらしい。

『これに毒が塗ってあって・・それが粘膜から』

食べ物から毒を摂取したと考えられないので
トイレットペーパーを調べてみている上田。
言ってる事は間違いないが、なんとなくイヤらしい。

トイレに貼ってあるポスターの野球選手の顔が阿部さんに
なっているのは上田次郎という選手が実在したというネタ。

『das leben(生命)に別状はありませんが・・・・』

具合が悪くなった恵美を診断した医者の言葉でドイツ語。
これに対する上田の返事も「nicht!!(いいえ)」とドイツ語。

光太の呪文が『むくわいねモルゲンムサク〜!』だったり
上田が最初に研究室で飲んでいたのがドイツワインだったり
今回のエピソードでは全体的にドイツ風味が漂っている。

『簡単な方法があるじゃないですか?・・・ウヒャヒャヒャヒャ』

今回、奈緒子の笑い顔の作り方がいつもと
ちょっと違う気がするのは気のせいか?

『腹巻』

気絶した後に上田が御告者の屋敷からパクって来たもの。
針生光太に天罰を下させるが実は針生かずの物だった。

上田にしてはやるな!!と思ったが
よく考えたら奈緒子のアイデアだろう。

『うなぎ〜・・・・きもすい・・・○×▲!!・・弥七さん・・』

上田から助けを求める電話がかかってきた時の奈緒子の寝言。
間の言葉は聞き取り出来ないが最初は『うなぎ』で食い物ネタ。
最後のセリフは『弥七さん・・』で例によって時代劇ネタ。

奈緒子は基本的に食い物か時代劇の夢しか見ないらしく
好きなものばかり出てくる夢の中ではさぞかし幸せなのだろう。

『空に見えてあの箱には〜』

この屋敷で2度目の鏡を使ったトリックを奈緒子が解説。
しかも前回の消えるベッドと、まったく同じトリックである。
今回の上田は賢いのかバカなのかイマイチ分からない。

上田 『・・・私が天罰を下して欲しいと頼んだ相手は
     君じゃなくて・・・コイツなんだ。』

奈緒子 『・・・えっ?』

上田が御告者のところに持ち込んだブラジャーは
実は奈緒子のものだったという事が判明するのだが
8話で上田が奈緒子のアパートを2度目に訪問したときに
すでに白いブラジャーが消えているという説もある。

しかし、いくら奈緒子でもマジックで名前を書くのはどうか?

『どうしても君に天罰を下して欲しいとは頼めなかったんだ』

恵美に天罰を下すよう頼まなかった理由を説明する上田。
奈緒子ならばよかったという事になるので当然怒る奈緒子。

天罰を依頼しなかった上田は、恵美の周辺で奇妙な事が
起こり始めた時点で恵美を疑っていても良さそうなものだが
実際に恵美を疑い始めたのはずいぶん後になってから。

奈緒子 『・・・・それで様子を見にちょくちょく
      顔を出して写真とってたんだな?!』

奈緒子 『あっ!!・・・・・・・・あの差し入れは
      後ろめたさの裏返しだったんだな!!』

上田の話を聞いて、いろいろ思いついた奈緒子。
そして、どんどん腹が立ってくる奈緒子。

『3食冷暖房完備の留置場で幸せの絶頂だったんだ。』

が、これは当たっているので何も言えない。

上 田 『YOUが危なくないように矢部さんに無理やり
      留置場に入れてもらったんだ。』

奈緒子 『!!・・・・あれもお前の差し金か?!』

矢 部 『そういう事やったんかぁ〜
      オレ単純に意地悪してるんやと思ってた。』

奈緒子 『・・・・・・バカ刑事!!』

矢 部 『なんやとコラァ!!』

めずらしく奈緒子に対する気配りを見せる上田だが
前後の繋がりを考えれば奈緒子に感謝されるワケもない。
奈緒子の矢部に対する毒舌は、少々八つ当たり気味。

上 田 『お詫びにYOUの部屋の亀の世話ハムスターの世話と
    それから洗濯物を全部洗い直しておいたから感謝しろ。
     ・・・・・これ返しておこう。(奈緒子の下着を差し出す)』

奈緒子 『・・・・人の部屋に勝手に入らないでください!!』

またもや奈緒子の下着を勝手に持ち出してきた上田と
慌てて上田の手から、それをひったくる奈緒子。

勝手に部屋に上がり込んでいる事もたしかに問題だが
洗濯物を勝手に洗っている事はもっと問題な気がする。

『あなたは間抜けでお人好しな上田さんを利用して〜』

恵美がどうして上田が間抜けでお人好しだと分かったのかが
最大の謎だが「どんどんこい超常現象」を読みテレビを見て
雑誌の記事を読めば間抜けな事だけは容易に分かっただろう。

なぜか『お人好しな』の部分が微妙に訛っている仲間さん。

上 田 『君はとっさに僕を助けようとしてくれてたんだね?』

恵 美 『・・・・・・・・・・・・・当たり前じゃない。
      利用してる相手に死なれちゃ困るでしょ?』

上 田 『・・・・・・・・恵美君。』

恵美にも少しは良心があったと信じたかったのか
矢部に手を引かれて行く恵美に上田がかけた最後の言葉。

恵美の反応はどうにでも解釈できそうなものだが
流れから言って恵美はホントにこう思っていた方が
上田のお人好しぶりとの対比が面白い気がする。

『天罰だ!!天罰が下るよ!!みんな死んじゃうよ!!』

自分を守っていた世界が崩壊すると共に壊れた針生光太。

上田とのやり取りで友達が一人もいない事は分かっているし
どうも、光太には何らかの理由で父親もいない様子なので
自分に欠けている部分を、超能力があると思い込む事で
埋め合わせていたのだろうと思うと彼も不憫な子である。

後味の悪さからファンには好評のようだが、後味が悪さが
「TRICK」らしさだ。というのは逆の意味で短絡的ではないか?

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モドル

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