TRICK2ちょっとイイ話
episode5(後編) 【妖術使いの森伝説】
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episode5 第11話 妖術使いの森 【演出】 堤幸彦 【脚本】 蒔田光治 【助監督】 東條政利 神徳幸治 鶴岡慎一郎 向井 澄 井上雄介 崎浜秀作 【撮影】 斑目重友 【照明】 池田ゆき子 |
奈緒子 『・・・・・・上田さん?・・・上田さん!!』 上 田 『・・・・・・・・・・・・(無反応)』 奈緒子 『・・・・・・・・・・・・・死んでる。』 上 田 『・・・うおぅ』 奈緒子 『うわあぁぁ!!』 妖術使いを見た場所で倒れている橋本と上田を発見した奈緒子。 上田の事を心配して探しに来たワリには薄情な反応。 『・・・・何してるんですか?こんなところで!!』 上の発言に続いて奈緒子の口から飛び出した言葉。 実は、ワリと頻繁に奈緒子の口から飛び出す言葉で 『いいえ!仮面じゃありません!私が見たのは・・・・椎名桔平』 あくまで妖術使いは椎名桔平だと言い張る奈緒子。 結局、なぜ奈緒子には妖術使いが椎名桔平に見えたのかは 『それだったら釈由美子や井川遥の顔をつけて 妖術使いは、人によって見える顔を変えることが出来る。 『TRICK』の第2話『母之泉編』では、上田が鏡を見ながら ちなみに、二人とも『巨乳グラビアアイドル』である。 『この世の物とは思えない恥ずかしい寝言、言ってました』 小松に暴露される奈緒子の寝言ならぬ寝歌。 「の〜・・の〜のの〜・・・の〜・・の〜のの〜・・今日は〜私の〜♪」 この曲は1978年10月5日にリリースされた ちなみに、この『失恋記念日』がリリースされたのは 『村山富市みたいになってますねぇ。』 柳田のボウボウに伸びた眉毛を見た矢部の一言。 矢 部 『・・・とすると、残るは上田先生。 上 田 『早いだろ!!』 奈緒子 『あっ!!思い出しました!!』 奈緒子 『・・・・・・・・・私たち 妖術使いが仮面を付けていた事から全員に犯人の可能性が 橋本と会う予定だった上田にはアリバイを証言してくれる人が この辺りから上田と山田のラブラブモードが本格的に発動。 アラン 『お前はたしかに上田先生と一緒にいたんだな? 奈緒子 『・・・・ハイ・・・誓います。』 奈緒子の証言の真偽を確かめるため、マリアの提案により 穴に手を入れた後の仲間さんの演技から見ても、奈緒子が 『村長の部屋の掛け軸』 村長の後ろの掛け軸に『取苦参弾希望撮再』と書いてある。 漏れもキボンヌ(笑) 『・・・ホントになんでもなかったのか?』 いちおう奈緒子の手の事を気にしている上田。 『毛が伸びるテノール』 結局、あの『毛生えソング』を唄っていたのは 公式HPの『堤幸彦の謎はとべてすけた!』にも 石 原 『・・・矢部刑事!!』 矢 部 『・・・しやから誰やねんオマエ!!』 髪が伸びて妙に普通っぽくなった石原とヅラ上司・矢部の会話。 前髪を下ろした石原が、実はかなりのイケメン(笑)であった事に 『・・・・その必要はないかもしれませんよ。』 柳田のテープに『毛生えソング』が入っていた事を 推理自体は犯人の思うツボの内容だったが 上 田 『YOU!!どこへ行くんだ?』 奈緒子 『・・・妖術使いをみつけて来ればいいんですよね?』 上 田 『やめるんだ山田!!』 奈緒子 『・・・・ほっといてください!!』 何となく自暴自棄になっている感じの奈緒子と上田の会話。 奈緒子 『とりゃぁぁあ!!』 上 田 (奈緒子に殴られて倒れている。) 奈緒子 『・・・上田さん!!・・・何してるんですか?』 上 田 『・・・何してるじゃないよ、YOUを一人で 奈緒子 『・・・・スイマセン、心配してくれるなんて 上 田 『フン・・・心配なんかしてないよ。』 後ろから忍び寄ってきた足音を『妖術使い』だと思い込み 妙な侠気を見せる上田と、素直に謝る奈緒子。 上田は相変わらず素直ではないが心配してないはずがない。 上 田 『君はヘンゼルとグレーテルの話も知らないのか?』 奈緒子 『ハイ?』 パンを持って来たワケを奈緒子に説明する上田。 『君はどうやって戻ってくるつもりだった? 上の会話の続きだが上田の質問に奈緒子は無言のまま。 どうでもいいが『迷う必要』ではなく『迷う心配』ではなかろうか? 上 田 『いい加減に教えてくんないか?何を隠してる?』 奈緒子 『・・・・・・・・・・え?』 上 田 『だいいち君は・・・・なぜこの森に来たんだ?』 奈緒子 『・・・・上田さん、もう帰った方がいいですよ。 上 田 『・・・どうして?』 奈緒子が妖術使いと黒門島の関連性について知った事を 奈緒子は『私といると危ないから』と上田を巻き込むまいとするが 上 田 『さっきの件なんだが・・・まぁ、後でも良いかと思って 奈緒子 『・・・・どの件?』 上 田 『え?・・あの〜・・・岩に手を入れてくれた件だよ。』 奈緒子 『なに言ってんですか・・・上田さんのためだったら 上 田 『・・・・・YOU。』 奈緒子 『・・・・なんて事あるわけねぇだろ・・・・このボケが』 奈緒子 『・・・・・・・・・・このボケが・・・・(涙声)』 『TRICK2』最大の萌え萌えシーンとなった森の中での会話。 奈緒子が『上田さんのためだったら・・手なんかどうなったって・・』 思わず本音を言ってしまったので、なんとか否定しようと試みたが というような感じだろうか? 奈緒子 『妖術使いは・・・黒門島を追われた 上 田 『妖術使いなんかどこにもいないんだ』 奈緒子 『・・・・・・・・・・・・・』 上 田 『オレを信じろ!君の百倍も千倍も 奈緒子 『・・・・・上田さんの顔まで椎名桔平に!!』 上 田 『・・・・よく言われる・・・心配するな』 奈緒子 『・・・・・・・』 上 田 『・・・・・戻ろう。』 またも奈緒子の運命に暗い影を落とす黒門島の黒津分家一味。 「TRICK」最終エピソードと同じく自暴自棄になった奈緒子を ノベライズ本によると最初のセリフは『心を読む岩』に手を入れた時 自分が無事だった事で、妖術使いが黒津分家の人間である事が そう考えると前のシーンの奈緒子の涙は、会話の流れから見ても あの涙は上田を想って流したモノではなく、逃れられない数奇な が、上田の見え透いたウソに促され森を出る事にした奈緒子にとって ものすごくシリアスなシーンなのに『椎名桔平』の一言で 『・・・ねぇ上田さん。ヘンゼルとグレーテルって 童話の通り、鳥に目印のパンを食われて道に迷う上田と奈緒子。 『YOU・・・寝たのか?・・・しょうがないヤツだ・・ホラ・・ったく』 仕方なく森の中で野宿する事になった上田と奈緒子。 episode4の御告者の屋敷の前で塚本恵美にコートを 『・・・・・寒いな・・・・』 一旦は奈緒子にコートをかけてあげたものの この方が全然、上田らしい。 『丸太』 朝になって目を覚ました上田が、奈緒子に改めてコートを 上田を殴った丸太なのかと思ったら 奈緒子 『スイマセン上田さん・・・これ(上田のコートを差し出す) 上 田 『・・・・イヤ・・全然。』 目が覚めたら、上田の黒いコートが身体にかけられていたため 奈緒子が寝た直後と、起きる直前しか掛けていないのだから 『上田の袋』 1、9話に続いて虎屋の袋。 上 田 『フハッハッハッハ・・・・解決!!』 奈緒子 『・・・・・・何がだ?』 スピーカーが頭に落ちて、どこかの回路が繋がったのか 呆気に取られる奈緒子を尻目に 『逆位相』 上田の説明によると、音は空気の波なので反対方向から というトリックなのだが、この森のような自然環境下では しかし『TRICK2』では珍しい上田の物理学者らしい解説。 上 田 『柳田さんは妖術使いの存在を 奈緒子 『・・・・可愛い?毛生えガエル』 ヒーロー気取りの上田が犯人の企みを説明している横で episode1の検死現場でもロープを使って 『あの心を読む岩は・・どう考えても柳田さんが操作して 引き続き柳田の仕掛けたと思われるトリックを解きに向かう二人。 奈緒子が柳田の足元あたりを探ってみるとスイッチが現れて 『こんな物に引っかかるヤツの顔が見てみたいわ!!』 と言う上田の顔を、じっと見つめる奈緒子。 『おぉう!?・・・・・・・・・・・・コレはただの算数だ。』 心を読む岩でコインの裏表を当てたトリックの謎を 全て表にしたコインが偶数枚なら1度ひっくり返せば表は奇数。 『幼稚だ・・・低レベルだ・・・最初から思ってた通りだな・・フン』 またもや調子のイイ事を言い出す上田の顔を 『アレ?・・・アタシたち・・・なんで帰って来れたんでしょうか?』 上田がなぜか持っていた、柳田の磁石を見た奈緒子の言葉。 『チョ→気のせいでした!!』 村の職員、石橋の言葉を受けて里見が発した言葉。 『重力を断ち切る板のトリック』 結局、奈緒子が推理したとおり電磁石を利用したトリックだった。 10話の冒頭で上田が奈緒子に見せた古文書にも 奈緒子 『それは・・・オマエがバカだからだ。』 矢 部 『ハイ・・コラお前!言うてエエ事と悪い事があんねんど!』 石 原 『・・・バカ・・・・・バカヅラ!!』 矢 部 『・・・!!!』 矢部&石原 『オルァァア!!(殴り合い寸前)』 奈緒子 『・・・・・・・静まれ!!』 柳田が、磁石で上田のコンパスを狂わせていた事が それに対して、奈緒子が行った回答が最初の言葉。 ぶちきれる矢部に対して、キャラの変わった石原が 『マキタコイル』 奈緒子が倒した椎名桔平岩の下にあったもの。 『棺桶のトリック』 前回、上田と奈緒子が発見した秘密の通路を使ったトリック。 『柳田が残したメッセージ』 古代文字が刻まれた古い石版の文字の法則性を逆手に取って 奈緒子 『矢部、アラン!!・・・・解きなさい。』 矢部&アラン『ハイ。』 暗号を解く作業を、矢部とアランに命じる奈緒子と 母・里見には人を威圧するムードがあり、上田も含めて 奈緒子 『・・・・・読みなさい。』 矢 部 『ハイ・・・・まはおふき』 奈緒子 『違う!!・・・・・・縦に読む・・・縦に。』 ま は お ふ き ↑という、柳田の残した文章を横から読む矢部。 矢部のお約束の行動に、奈緒子の的確なツッコミ。 『岸本と小松が乗っている観覧車』 撮影協力に名前が挙がっている『あらかわ遊園』のもの。 奈緒子 『私を巻き込んだのも計算のうちですね? 純 子 『アハハハハ・・・バカねぇ・・・能天気な、お嬢さん。』 奈緒子 『・・・?』 純 子 『私はその黒津分家の子孫・・ あなたのお母さんから大事な 上田のおまけとして巻き込まれたと考えていた奈緒子に 『TRICK』を見た限り、代々「カミヌーリ」の家系であった という内容だったはずなので、分家と本家の対立は 『あなたも狼に〜変わりますか〜♪』 妖術使いの森の中に消える小松純子が唄っていた曲。 またもや石野真子さんのアイドル時代のヒット曲から そして純子は奈緒子に危害を加える事なく行方不明に。 ・・・・・結局、この人は何がしたかったのだろうか? 『アレ?』 藪で村に抜ける道が隠されていた事に気づいた奈緒子だが 2重封筒のトリックといい、今回はネタの使い回しが多いのは確か。 上 田 『事件はまだ、全部終わってないんじゃないでしょうか?』 奈緒子 『・・・・・どういう事ですか?』 奈緒子が忘れていた事件の真相に 『・・・・・まだ頭(に)効いてへんのやぁ・・・・戻ろ?』 毛生えテノールが、まだ髪の毛に効いていないので 里 見 『誰がすり替えたのかはわかっています!』 奈緒子 『・・・・お母さん!?』 矢部&石原『!!』 村長の部屋で会った謎の書道の先生が、実は手品小娘 里 見 『お前たちのやった事は、すべてゴリッとお見通しだ!!』 上田&奈緒子 『・・・・・なんでや?』 奈緒子のキメ台詞の里見バージョン。 ゴリッと!!って・・・・・(笑) 里 見 『まぁだ、そんなまず〜い事言ってるんですか?』 里 見 『うぁぁ〜〜!!(つぼ八を持って振り上げる)』 村 長 『あ〜〜〜!!・・・マズイ!!』 上 田 『・・・・・・・・・・・・分かりやすい。』 あくまで『つぼ八』がレプリカだと言い張る村長に対して 奈緒子 『お母さん!!来ちゃだめ!!』 里 見 『大丈夫よ、奈緒子・・・・・・・私たちの力は またもや、里見の口から語られる『カミヌーリの一族』 ここで里見は言葉の持つ『言霊の力』を利用し 『このもみあげは・・・・・・ただの学者先生ではない!! 上田の空手は『母之泉編』『ミラクル三井編』などで 『お守りです・・・母ほどじゃありませんが私の書く文字にも ↓と言って、奈緒子が書いたお守りに書いてあったのがコレ。 『森でうんこをしてもみあげでふいた』 「上田さんのためなら・・私・・・手なんかどうなったって・・・」と 『・・・・・面白いなコレは。』 奈緒子の言うとおり、お守りを掲げて歩くだけで なぜみんなが『エンガチョ』と言って逃げるのかは 『えっ?えっ?・・・・・なんでココォ?!!』 けっきょく『膝毛』というビミョ〜な毛が伸びた矢部。 『・・・クルクル・・』 事件が全て解決した直後、里見がつぶやいた言葉。 (エンディング) 里 見 『あなた方もこの度、その目で確かめたように 私が心を込めて書いた文字が入っています。 ・・・・・・ハイ、上田先生。奈緒子。 (手紙を開封しようとする上田と奈緒子) あっ!開けるな!! 開けた途端にその力は消えてしまいます。 もし二人が、それをずーっと開けずに 二人はまた・・・・・いつかどこかで必ず会えるでしょう。 でも・・・・もしどちらかが開けてしまったら・・・・ 二人は・・・・・・・永遠に会う事はありません。』 上 田 『何が書いてあるんですか?』 里 見 『・・・それじゃ、、アタクシこれから政財界の方と 奈緒子 『お母さん!!』 里見が奈緒子と上田に託した二人の未来を予知した手紙。 里見の手紙には母親の愛娘に向けられた 奈緒子 『・・・・・じゃあ、、、これで。』 奈緒子 『コレ・・後で開けちゃいますけど・・イイですよね?』 上 田 『・・・えっ?・・・・・・・・・もちろんだよ。』 奈緒子 『!!・・・・・・じゃ・・・上田さん・・・・お元気で。』 奈緒子から『後で開けちゃいますけど・・』と宣言された上田と 上田は一瞬『何で?』という素の感情をあらわした後で 一方、上田のつれない返事を聞いた奈緒子の方は 阿部さんと仲間さんは、そういう演技を 『さっそく手紙を開ける上田』 うつむき加減に立ち去る奈緒子の後姿を見つめる上田は 恋愛ドラマの主人公としては、どう考えても しかし、その行動も里見にはお見通しだった事が分かる。 『里見が上田に宛てた手紙の中身』 やはり開けてしまいましたね。 頭を坊主にしなさいと言われてている人の職業は何? 答えは奈緒子の持っている封筒に書いておきました。 山田里見 『里見が手紙に仕掛けたトリック』 『超能力なんてモノがあるわけが無い』と口癖のように言ってるクセに 基本的に奈緒子は、霊能力や超常現象といったモノに対して そんな奈緒子を2度に渡って”あちら側の世界”から半ば強引に 里見が上田に託した手紙は開封して初めて効力を発揮するモノで むしろ上田は手紙を開封して初めて奈緒子に会う資格を得たワケで カミヌーリの一族として数奇な運命を背負う奈緒子にとって もし、奈緒子が里見の言葉に囚われずに手紙を開封できていたり 『手紙を仕舞う奈緒子』 上田と別れた後、やはり手紙を手にとって開封しかかる 十中八、九、上田の方は宣言通り手紙を開けるだろうと 友達も少なく、笑い方も知らず、他人に心を開くこともなく このエンディングを見て『鈴木吉子編』で 『JR日暮里駅』 ラストシーンの撮影が行われたのはJR日暮里駅。 奈緒子のアパートがある東尾久からは、それほど近くもないが 本当に、こういう場所を選んでロケを行っているところに 里見と別れるシーンは東口広場の噴水の前で 夕焼けの赤い空が別れの切なさを演出しているが ちなみに、奈緒子が歩いていくのは谷中墓地の脇の道で とぼとぼ歩く奈緒子と、奈緒子を追う上田。 そして、すれ違う奈緒子と上田。 予言のとおり二人は永遠に会えなくなってしまったのか? 二人が再会できたかどうかは、ここでは全く分からない。 奈緒子はどこに向かったのだろうか? 墓地の横を歩く奈緒子のカットが不吉な未来を 『トリック劇場版ポスター』 総天然色娯楽巨篇、全国ロードショウ、煙る砂塵、うなるコルト どうやら、さっそく再会する事になりそうな上田と奈緒子(笑) 『クイズの答え』 答えは『けいかん毛いかん・・・・』 この答えが本当に奈緒子の手紙に書いてあったのかは が、その事は映画でも続編でも触れられないと思う・・・・ 『相々傘』 「うえだ&なをこ」と書いてあるがテレビシリーズ『ケイゾク』の 「TRICK劇場版」が『ケイゾク・映画』のような 『謎の落書き』 TRICK劇場版の隣のポスターに書いてある落書き。 犬のような謎の生物の絵と堤監督と思しき似顔絵。 |