トリック2のちょっとイイ話。
episode5 【来さ村妖術使い伝説】
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episode5 10〜11話 来さ村 【演出】 堤幸彦 【脚本】 蒔田光治 【撮影】 斑目重友 【照明】 池田ゆき子 |
『目を開けているのも怖い・・・・閉じるのも怖い』 怪しげな森、毛糸帽の男、ハンディーカムと 『ブレアウィッチプロジェクト』は1999年に全米で公開されて 内容は、魔女伝説のあるブレアの森に3人の学生が乗り込んで 調子に乗って『パート2』が制作されたが散々な興行成績で 『書道教室』 1話以来、久々に登場した里見の書道教室。 【金の熊】 『なんどめだナウシカ』の宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』が 【居酒屋】 恐らく、今回のエピソードに登場する地名等を予言したもの。 【叶姉妹人形】 大手玩具メーカー『タカラ』から今年の2月に発売された人形。 【ダイエー3点セット】 危機的な経営状態に陥った大手スーパー『ダイエー』が所有する 【女の涙】 今回の奈緒子の涙の事なのか 【ねぎぬた】 『ねぎぬた』自体は居酒屋などでおなじみのメニューだが 『・・・・・ここまで来れただけでも奇跡よねぇ・・・』 長野の実家で里見が感慨深げにつぶやいた言葉。 相変わらず意味深な事をつぶやく里見さんだが 『シャー!!コノヤロウ!』 奈緒子が帰ってくると、アパートの前で大家のハルが 石原の『ありがとうございます!!』と言い、このネタと言い 『尾久七丁目19 34−3?』 episode2の第1回で『東尾久七丁目21』になっていた ちなみに地図で確認すると、荒川区、東尾久7丁目は 『あ〜あ、もう死んじゃおっかな〜も〜〜(怒)』 帰ってくるなり、玄関先でプロレスしている大家とジャーミー。 しかも、帰ってくるなり、どんと来い教授の上田は 『・・・君は重力を断ち切る板というのがある事を知ってるか?』 と、またも手に余る厄介事を持ち込んできた様子で 『死ね!コノヤロウ!!』 と、奈緒子が言いたくなるのも分からない事もない。 『橋本孝雄(村役場建設部長)』 橋本を演じるのは市川勇さん。 『・・・・・・・・・・・高速道路は養老市から魚民村をかすめて 来さ村の橋本が上田に事のあらましを説明したくだりだが 『六つ墓村の石碑』 いつの間にか、上田の研究室に増えていたもの。 『うっぷだるか(・・・・ウソ!)』 上田が持ってきた妖術使いの絵を見た奈緒子の叫び。 堤監督が演出を手掛けた『ケイゾク・特別篇(99年・TBS)』で 『一緒に行ってくれって話ならお断りです。 今回も上田の依頼を一旦はキッパリ断る奈緒子。 このウルトラマンネタだけは最後の最後までよく分からないが 『私はね、お前のお母さんが生まれた島から来たんだ。』 上田が持って来た妖術使いの絵を見て只ならぬ反応を見せる奈緒子。 実は幼少の頃に、この絵とそっくりな装束を着た人物に出会い どうでもいいが妖術使いの声が明らかに桔平。何歳なんだよ? 上 田 『・・YOU・・俺と一緒にいたいならいたいって 上 田 『テレやがって・・・・ハッハッハッハ。』 奈緒子 『・・・・・・・スイマセン。』 上 田 『・・・!!』 結局、またもや上田に同行する事になった奈緒子。 妖術使いの事が気になって仕方がない様子の奈緒子は 上田も本気でそう思っていたワケでもないだろうし 『橋本マリア(橋本の妻)』 公務員・橋本の妻を演じるのはルビー・モレノさん。 その後はテレビドラマやバラエティー番組などにも多数出演し 今回のドラマ出演は久々ではないかと思われる。 『来さ村の看板』 数ある看板の中で気になったのは『フルヤ牛乳』と『ミノル石油』。 『アラン井上/秘境探険家・俳優』 胡散臭い探険家アラン井上を演じるのは手塚とおるさん。 仲間さんとも意外に縁があって、共演しているシーンはないものの ちなみに劇団健康・ナイロン100℃の主催者でありインディースバンド 『柳田黒男(民族学者)』 インチキ民俗学者・柳田を演じるのは寺田農さん。 ちなみに『なんどめだナウシカ』の宮崎監督の代表作のひとつ 公式HPでは柳田の名前が『柳田国男』になっているが 『日本人は椰子の実だ〜〜っ!!』 自己紹介の時、柳田黒男が叫んだ言葉。 ネタ元は1957年に発表され1961年に刊行された日本を 刊行当時、考古学において古代文明は中国大陸や朝鮮半島などの という着想を得て、後年それを著書『海上の道』にまとめたが しかし1996年、宮古島の城辺町で巨大構造物のドルメン(支石墓)が と、いうワケで、柳田黒男が学会を追放される事になった原因も ちなみに、宮古の城辺町と言えば仲間さんの 『日向榮一(やる気建設・社員)』 どこかCW・ニコル風な日向を演じるのは佐藤二郎さん。 オンエア当時は堤監督の作品『溺れる魚』『ハンドク』に出演していた事 『小松純子(ルポライター)』 胡散臭いルポライター小松純子を演じるのは石野真子さん。 が、わずかな期間で結婚生活は破綻し、間もなく芸能界に復帰。 公式HPでは小林になっているがテロップでは小松に改名。 『どんとこ〜い!!』 橋本に紹介された上田がいつもの調子で叫んだ言葉。 橋 本 『・・・・そちらの方は・・・?』 上 田 『付け人の山田です。』 橋本から問われた上田が奈緒子の言葉を遮って答えたセリフ。 『大橋大三郎(村長)』 大橋を演じるのは悪役商会の八名信夫さん。 『白木の森』 堤監督の日記によると今回のロケ地は千葉県内某所との事。 ロケ協力に名前の挙がっている『風の村オートキャンプ場』の 『その樹液や花粉は育毛に効果があると珍重されております。』 妖術使いが白木の森に持ち込んだという南方の植物の効能。 しかし、例の媚薬の原料の花(カリボネ)もあったりするのだろうか? 奈緒子 『よく見ると・・・これ椎名桔平に似てますね。』 アラン 『へ〜〜・・・ってどこがだよ!!』 アラン 『・・・・どっちかって言うと渡辺哲だろ。』 森に点在する人面岩を椎名桔平に似ていると力説する奈緒子。 アラン井上から『TRICK』ファンにはお馴染み『哲この部屋』の 『・・・ヘンナ島・・フデ島・・南方の島々の資料だ』 柳田の弟子、岸本が残した資料を手に取る上田。 よく見ると、資料の表紙に書かれている文字が『TRICK』で 上 田 『・・・心を読む岩だ。』 奈緒子 『これも椎名桔平そっくりだ!!』 上 田 『どこがじゃ!?・・・どうかしちゃったのか!!?』 嘘をつくと手を噛まれるという『真実の口』は顔になっているが 奈緒子は何を見ても椎名桔平に見える状態に陥っているらしいが アラン 『・・・私は・・・イクラが嫌いだぁ。』 奈緒子 『・・・・・・・微妙だ。』 『心を読む岩』の穴に手を入れたアラン井上の3度目の言葉。 ちなみに、イクラが嫌いなのは仲間由紀恵さんである。 上 田 『・・・・・なんだ今のは?』 奈緒子 『・・・・・・ホーンテッドマンション?』 死人が蘇る棺桶から飛び出した謎の白装束を見た上田と奈緒子。 奈緒子が口走った『ホーンテッドマンション』とは 極貧に喘ぐ奈緒子がディズニーランドに行った事があるとは 仲間由紀恵ヲタとしては『HAUNTEDじゃんくしょん?』と 『け〜が〜のぉ〜び〜〜る〜♪』 探検隊が森を進むうちに闇の中から唐突に聞こえてきた歌声で ちなみに上田はもみ上げが伸び、奈緒子は眉毛を触っているが 奈緒子 『先生の仰ってた南の島って、もしかしたら・・・』 柳 田 『地図にも載っていない小さな島だ。』 柳田が妖術使いが『南の島』から来たと言っていた事が気になる 柳田によると100年ほど前、島を追われた一部の者たちが アラン 『この渡辺哲岩はどうやって運んだんだ? 奈緒子 『・・・椎名桔平だ!!』 橋 本 『・・・・でんでんにも似てますね。』 奈緒子とアランの椎名桔平岩・渡辺哲岩論争に橋本が参戦。 「でんでん」とは『お笑いスター誕生』という番組出身の芸人さんで 奈緒子 『実は!!・・・・・今のは・・・・ 奈緒子 『・・・・・この椎名桔平岩は』 アラン 『渡辺哲岩だ!!』 橋 本 『でんでん。』 奈緒子 『・・・・・・椎名桔平岩は!!』 奈緒子 『確かに空洞なんですが・・・・・・・重いんじゃなくて 柳田に重力消失板のトリックを理論的に説明しろと言われた上田が イザとなったら、つい上田を見捨てて置けなくなってしまう奈緒子。 普段は『上田!!』だの『お前なぁ・・』なんて言ってる奈緒子が 『磁石とスコップ』 人面岩が金属でない事を証明するために柳田が持ち出した物。 ぐうぜん、小屋の中に磁石があるのがまず不自然だし あんのじょう、次のシーンでは上田が見ている方位磁石に 『私はお金のためにやっているわけではありません!!』 何かに引き寄せられるように、来さ村を訪れた里見。 実に毅然としてカッコイイが『episode2』の冒頭のシーンで 『私は、お金や食べ物なんかで転ぶような人間ではありませんから。』 と上田に啖呵を切っておきながら、吉子の寄付金を掠め取ろうと 『ご料金表』 上のセリフを言った舌の根も乾かぬうちに里見が取り出した デラックス 一文字につき 金、百萬円也 エグゼクティブ 一文字につき 金、拾萬円也 一 般 一文字につき 金、伍萬円也 里見によると、何も言わないと『エグゼクティブコース』に 『先生、もしやそのプレートを見て言っているのでは?』 村長の部屋に飾ってある水墨画が贋作である事を指摘した 里見は責めるように小橋を見据えるが、プレートにハッキリと 『・・・・』 マリアの提案で日向の死体を『死人が蘇る棺桶』に入れてみたが そこで白羽の矢が立ったのが、どんと来いの上田先生。 扉の前まで来てためらう上田に一同は手ぶりで『早くしろ』と指図。 『伝説の壺』 来さ村に伝わっていたという貴重な壺で、その名も『つぼ八』。 『・・・・・・あんた誰?!』 村役場に『つぼ八』の件で乗り込んできた矢部と石原が 実は『TRICK』で矢部が奈緒子に最初にかけたのもこの言葉。 里 見 『どんなに上手に装ったつもりでも 矢 部 『・・・・ニセ物も何も、これ直に生えているもんですよ。』 石 原 『スイマセン!多めに見積もってやってもらえますかのぉ?』 里 見 『(矢部のヅラを掴んで)・・・・ズレた。』 複製品だらけの部屋の中で矢部の秘密に直接攻撃を加える里見。 『岸本さん』 柳田の助手で、白木の森で『つぼ八』を発見したという学者。 『すぐやる課』 橋本の職場である村役場に掛けられていた看板の文字。 『こんなにハネてなかったと思うし・・・』 ついに白木の森に乗り込んで来たヅラ刑事・矢部が突き付けた 最初に登場したものとは別物で複製品である事は明らか。 『パパさん、ワタシ、アナタとはもうカンケイナイ』 橋本が岸本の殺害と『つぼ八』の横流しにも加担していた事で 公務員の妻で外国人の女が同じような発言をしているのを 上 田 『・・・・・行くぞ。』 奈緒子 『・・・ハイ。』 死人が蘇る棺桶の裏に隠し通路を発見した上田と奈緒子。 どこに繋がっているかは分からないが入ってみる事にしたようで 奈緒子 『やっぱり・・・・トイレの穴です! 地下通路を通ったら柳田が最初に入ったトイレに出てきた奈緒子。 奈緒子 『・・・・あり?・・・・・上田さん?オイ!上田ぁ!! 上 田 『・・・・思った通りだ。やっぱりここが出口だったか。』 奈緒子 『!!・・・・ついて来たんじゃなかったんですか?』 上 田 『・・・・・・何があるか分からない穴に 奈緒子 『・・・・・・・・・この・・・・バカ上田っ!!』 上田がついて来ないので、心配になって穴の中に声をかけたら 『行くぞ』と言った当の上田は危険な事は奈緒子にやらせておいて 『アノ人悪いヒトだなんて、ワタシもう妻じゃアリマセン。』 またもや、どこかで聞いたような 『・・・お侍さん・・・・・目医者はどこですか?』 奈緒子の寝言と奈緒子の足元で時計を気にしている上田。 episode1に続いて、また同室で寝起きしている上田と奈緒子。 上田がいるのを気にする様子もなく爆睡している奈緒子は 『・・・・・・上田!!』 『TRICK』における奈緒子の寝言は、『時代劇ネタ』か ・・・・・・もしかして上田の事も? 『・・・・・・・ん?』 『上田!!』と叫んで目を覚ました奈緒子が辺りを見回すと 目が覚めて、とりあえず上田を探す奈緒子の様子から見て 『上田?・・・・・上田?』 白木の森の闇の中を上田の名前を呼びながら彷徨う奈緒子。 奈緒子の声のトーンが、いつになく高く、か細くて今にも消えそう。 こういう弱々しいキャラは仲間さんの得意とするところなので 『久しぶりだねぇ。忘れたわけじゃないだろう?』 ついに奈緒子の前に姿を現した妖術使い。 この妖術使いは間違いなく椎名桔平に似ている。って言うか本人(笑) 『妖術使い』 奈緒子と同じ力を持つという妖術使いを演じるのは椎名桔平さん。 アクの強いキャラクターや狂気を孕んだ男を演じさせると絶品だが ANB系の、この枠の深夜ドラマでは95年に放送された 仲間さんとは堤監督の映画『溺れる魚』ですでに共演ずみで 『我々は120年前、黒門島を追われた者たちの生き残りだ。』 奈緒子に自分が黒門島の人間である事を告げる妖術使い。 そもそも死人が蘇る棺桶や不思議な術で蘇生できるという話が 『奈緒子の涙』 子供の頃に聞いた妖術使いの台詞と、全く同じ言葉を その涙の意味は、まだ知る由もない。 奈緒子の中に封印されていた悲しい記憶が蘇ったのだろうか? 『目医者はどこですか?』と関係あるなんて事は無いと思うが・・・ 『・・・・・・しいな・・・・きっぺい。』 と、さんざん盛り上げておいて奈緒子の最後の台詞がコレ。 |