その58

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2005年8月1日 しのびしのばれしねしねれ
【伊賀の朧、わくわく宝島に見参!!】

去る7月29日大阪・よみうりテレビ主催のイベント「わくわく宝島」の中で
行われた番組「わくわく宝島スペシャル」に仲間さんが出演されました。

実は28日の時点で当HPの掲示板にもマイケルさん、花音さんから情報を
いただいておりましたが「わくわく宝島」のHPをスミからスミまで調べてても
仲間の”な”の字も無かったのでトップページに書くのを躊躇しておりました。

ところが当日、大阪の人さん、花音さんから「マジらしい」との続報が。

その後、番組をご覧になった方などから↓のような情報が続々と・・・

アクション得意ですかの質問に「アクション苦手なんです、
ただバタバタ動いているだけ」みたいな受け答えのところが笑えました。
(トリック好きさん)

サンスポwebに、仲間さんが椎名さんとSHINOBIの舞台挨拶を
大阪市内で行った、とあります。 (香さん)

出演中、ごくせん教頭役の生瀬さんの髪型の話題になった時、仲間さんが
「皆さんちょっと勘違いしてるのかもしれないんですけど、あの教頭役の
生瀬さんは・・・」「ヅラじゃないんです。」とおっしゃってました。
「ヅラじゃないんです。」とおっしゃった瞬間は他の出演者に
一瞬???て顔され、あわてて「かつらじゃなく地毛なんです。」て
言い直してました。 (五郎さん)

ま、読売テレビは「忍−SHINOBI」の製作に名を連ねてますからね〜。
当然、日本テレビ、読売テレビの番組にはPRで出演する可能性ってのは
考えられない事はなかったんですよね〜。分かってはいたんですけどね〜。

ちっくしょう!!

うらやましい!!

【忍−SHINOBI前売り券全国ローソンで予約開始!!】

さて、そんなうらやまし情報に続きまして、全国の仲間由紀恵ファンの皆様に
とってもホットな「忍−SHINOBI」最新極秘スペシャル情報をお届けします。

ま、オフィシャルHPに書いてあるので”もうとっくに知ってるよボケ!!”と
いう方もたくさんいるのではないかと思いますが、我慢してご覧下さい。

今回お届けする情報は本日より全国ローソン(Loppi)で「忍」の限定グッズ付き
前売りチケットの予約受付を開始したというものです。
「忍−SHINOBI」オフィシャルHPからソックリ頂いて来た情報は↓の通り。

ローソン限定グッズ付きチケット、8月1日より
全国ローソンで予約受付開始!

(1)スペシャルDVD 「忍−運命と宿命」付チケット
   ※チケットは伊賀バージョンとなります。

 監督インタビュー、キャスト コメント、メイキング映像満載のDVD 。
 映画「 映像特典:主題歌入り予告編、TV アニメーション「バジリスク」
 DVD スペシャル映像(本編分数:20 分)(予定)

 価格:1,800 円(税込)数量限定
 商品番号:507628/予約期間:8/1〜9/4/お渡し日:9/15

(2)ポストカードセット付チケット
 ※チケットは甲賀バージョンとなります。

 コンセプトデザイナー・山田章博ポストカード付チケット

 5枚セット(1枚はシークレット)
 ●サイズ(約):148
×210mm
 価格:1,600 円(税込)数量限定
 商品番号:510581/予約期間:8/1〜9/4/お渡し日:9/15

(3)チケットのみ全国共通前売鑑賞券も発売!

 一般(高校生以上)1,300円(税込)(※チケット価格 1,300円)
 Lコード35964 発券期間:〜9/16

 ※Loppi予約商品のご購入は⇒ローソン店内のLoppi、
 インターネット(
http://www.lawson.co.jp/)より、
 iモード(メニューリスト→ショッピング/チケット→iLAWSON)より、
 ご予約ください。

 ※商品に関するお問い合わせ先は、
 ローソンカスタマーセンター:0120-36-3963へお願いします。

と、いうワケで。

特典付きチケットはメイキングDVD付きとポストカード付きの2種類とのこと。
特に、メイキングDVDの方は投資家向けに配布された物とは別物だそうで
本編20分って事はごく短い物になりそうですが掲示板に頂いた情報によると
チケットのオマケDVDには、投資家向けのメイキングDVDに入ってない
キャストコメントが入る予定なので、こっちの方がお得かも?
との事。

あと、以前「興行収益と配給収入」について勉強した時にもチラッと触れましたが
配給会社(松竹)にとって前売り券の売り上げというのは非常に重要な情報で
前売り券の売り上げが好調なら「当たりそうだから上映館を増やそう」だとか
「もっと映画のPRに力を入れよう」と、なるワケですが、逆にこれが不調だと
「ロードショーの期間を短縮しよう」とか「宣伝費を削ろう」とかなるわけです。

特に松竹さんはキャスティングとスタッフと映画のジャンルを入力しただけで
その映画の興行収入を7割の確率で予想できるなんていうイカしたソフトを
開発されているそうなので、前売り券の販売状況の推移を入力するだけで
最終的な興行収入を予想するなんて事も出来ちゃうかもしれませんしね。

そんなワケで、9月17日に近づいてくれば上映館の窓口でもオリジナルの
特典が付いた前売りチケットが販売される事になるだろうとは思いますが
すでに「絶対観に行くぜ!!」と堅く決意している方なら、とりあえず1枚は
ローソンで買って特典グッズをゲットしておくのもよいのではないでしょうか?

ま、そうは言ってもロードショー後に発売されるDVDにもメイキング映像とか
キャストコメントなんかは、特典映像として付いてくるだろうと思いますので

いまだに映画のデキに半信半疑って人は
ムリして買う必要もないと思いますけど。


2005年9月19日 何が”のま猫”だゴルァ!!
【忍−SHINOBI、ついに劇場公開】

ハイ、1ヶ月以上のご無沙汰でした、ミラクル次郎でございます。
日記の更新をサボっている間に新CM、新ドラマ、新特番情報と
ホントに怒涛の急展開を見せた仲間由紀恵さんの周辺ですが

特に「WONDA」(アサヒ飲料)「ベンザブロック」(武田薬品工業)
「水分ヘアパック」(FT資生堂)「ソイエ」(ナショナル)といった
新CMの急増は、来年の大河ドラマ主演というネームバリューを
狙うスポンサー側と、来年1年間は大河ドラマ出演で民放番組に
出演する事が困難な事から、なるべく民放での露出を確保したい
という事務所サイドの利害が一致したといったところでしょうか?

CM出演料の急騰と長期契約から”今期限り”との情報もあった
au/KDDIのCMも、今のところもう少し続きそうな気配ですし
新春のドラマ「里見八犬伝」(TBS)や「トリック劇場版」の公開も
控えていますので、来年もタップリ仲間さんの姿が拝めそう。

さて、そんな中つい先日劇場公開された「忍−SHINOBI」ですが
舞台挨拶では下山天監督から「マトリックス」シリーズを製作した
ハリウッドの製作会社から正式にリメイクのオファーがあった事が
発表されたそうで、予想以上に上々の滑り出しを見せたとか。

新聞によると、このリメイクのお話、アチラの製作会社としては
「舞台を現代に置き換えて忍を産業スパイとして描く」のだそうで
「忍」より「特命係長」に近い作品になりそうな気配ですが(笑)

この日本を代表する俳優、スタッフ陣が総力を挙げて製作した
超一級のアクションファンタジー映画が、世界のひのき舞台で
公開されると考えると、今からワクワクしてしまいますね!!

ま、ワタシはまだ観に行ってないんですけど(笑)

【夏ドラマの感想】

例年なら若手スタッフ、若手俳優のお試しシーズンとなるために
小粒な作品が多くなる傾向の7〜9月期の民放連続ドラマですが
意外や今期は「原作ものが多い」「出演者が全般的にやや小粒」
という傾向は変らないもののベテラン、若手スタッフが入り混じり
全般的には今年に入って一番粒ぞろいのシーズンになりました。

ま、全ての作品を最初から最後まで観たワケではありませんが
そろそろ秋のドラマの情報も雑誌等に出てきておりますので
個人的な夏ドラマのランキングと感想を書いておこうと思います。

【8割以上観たドラマ】

1位 「女王の教室」(NTV系) 土曜21時〜 主演:天海祐希

内容的には賛否両論あったようですが、各方面からの圧力にも
負けず、放映開始当初より終始ブレが無かった点がよかった。
番組HPに寄せられた視聴者の批判と、ドラマに登場するダメ親
ダメ教師、教育委員会の言ってる事が一致していたのも面白い。

また真矢(天海)と関わる事で和美(志田)を初めとする生徒達の
問題が浮き彫りになり、それぞれの問題を一つ一つ解決しながら
子供たちが成長する過程が丁寧に描かれていたのも好印象。
なにより”ドラマオリジナル脚本”である事は高く評価できる。

2位 「菊次郎とさき」(EX系) 木曜21時〜 主演:室井滋?

とりたてて新しいところのあるようなドラマではありませんでしたが
最近では珍しくなった正統派のホームドラマで丁寧な作りが好感。
陣内孝則、室井滋の人情味溢れるキャラが、実にいい雰囲気で
塚本高史のビートたけしも意外と違和感が無く、笑って泣けた。

映画「ALWAYS〜三丁目の夕日」の劇場公開が控えているように
この種の昭和回顧モノはここ数年のトレンドなのかもしれませんが
「女王の教室」や「ドラゴン桜」に描かれる現代の家族像を見ると
この作品で描かれる古きよき時代に救いを感じてしまうのも事実。
派手ではないけどジンワリと沁みてくる”おふくろの味”的ドラマ。

3位 「ドラゴン桜」(TBS) 金曜22時〜 主演:阿部寛

内容的な面白さは原作マンガの力による部分が大きいと思うが
桜木健二役に阿部ちゃんをキャスティングしたのが最大の成功。
さすがに特別講師陣は、あまりにも漫画的で違和感があったが
後半は原作でもまだ描かれていない部分を無難にまとめた。

4位 「はるか17」(EX系) 金曜23時15分〜 主演:平山あや

これも漫画原作モノらしい奇抜なアイデアとキャラクターでしたが
深夜枠という事が「ドラゴン桜」よりも良い方向に作用してました。
主演の平山あやの可愛さもさる事ながら、古田新太、杉本哲太
深沢敦、マギー、”千里眼の男”橋本たかしの怪演が見どころ。

また、ドラマと連動したHPの展開もユニークなアイデアに溢れ
若いスタッフの遊び心と肩のこらない姿勢が心地よい作品。

5位 「電車男」(CX系) 木曜22時〜 主演:伊東美咲

テレビ屋さんとしては、かなり頑張って2ちゃんねるの雰囲気を
再現して、電車男のストーリーを連続ドラマ化してはいましたが
さすがに原作に無いドラマ完全オリジナルのエピソードは不調。

エルメスさんの過去や家族状況などを、詳細に描けば描くほど
照明の位置やカット割、カメラの動きまで計算に入っているような
プロの脚本ぶりが、かえって他の原作エピソードから浮きまくり。

まぁ、ドラマとしては主人公とヒロインの生い立ちや家族構成が
全く分からないなんてラブストーリーは成立しないんでしょうが
肝心な部分でも、想像で補わせるようにした部分も結果的には
原作の魅力の一つだったのかなぁ。と思ったり思わなかったり。

とはいえ、原作の名前だけ借りて来て、好き放題に内容を改竄し
原作の良さを台無しにする去年のアレのようなドラマも多い中で
原作のストーリーに出来るだけ忠実に再現した事は評価できる。

ここまで紹介した中で、この作品だけは今週が最終回ですが
エルメス(伊東美咲)との恋を成就させた電車男(伊藤淳史)が
Aちゃんねるを卒業する一方で、エルメスに失恋する事になる
オリジナルキャラの桜井(豊原功補)が、電車男と入れ替わりに
毒男板の常連になったりすると都市伝説みたいで面白いかな。

ま、けっきょく、このドラマで一番オイシかったのは、クレジット上は
主演の伊東美咲でもなく、事実上の主演俳優:伊藤淳史でもなく
ドラマオリジナルの脇役キャラでありながら強烈な印象を残した
陣釜美鈴を演じた白石美帆。ってのは異論のないとこでしょう(w

6位 「女系家族」(TBS系) 木曜22時〜 主演:米倉涼子

正直、一話から最終話まで欠かさず見たワタクシとしては
内容の面白さに比して少々物足りない視聴率ではありますが
実際2〜9話あたりの展開はもっと短縮できたってのも事実。
4時間程度のSPドラマにして一気に見せた方が良かったと思う。

しかし10話かけて溜めてきた鬱憤を最終話で一気に吹き飛ばした
演出はやはり痛快で、これは3ヶ月、遅々として進まない展開に
イライラしつつもじっと我慢した人しか体感できないだろうと思う。
それにしてもラストシーンの文乃(米倉)のワル顔は一体?

7位 「幸せになりたい!」(TBS系)木曜21時〜 主演:深田恭子

良い人が一人も出てこない「女系家族」と比べると、こちらは
「悪い人が一人も出てこない」一昔前のCX、共同テレビ製作の
トレンディードラマの雰囲気を忠実に再現した感じのTBSドラマ。
悪くは無いんですけど、リメイクっぽいので評価はこの程度。

【途中脱落】

「スローダンス」(CX系) 月曜21時〜 主演:深津絵里

3話あたりから、なんとなく見なくなってそれっきり。
新しい等身大のヒロイン像みたいな物を目指していたような
気はするものの、その意気込みが空回りしていたような印象。
少なくともワタクシに「観たい!」と思わせるドラマではなかった。

「いま会いにいきます」(TBS) 日曜21時〜 主演:ミムラ

これも3話あたりまで見てましたが、かったるい展開に飽きる。
けっきょく、それ以降は最終2話だけしか観ませんでしたが
これも間の4〜5話分は別に無くても良かったんじゃないかしら?

「海猿」(CX系) 火曜21時〜 主演:伊藤英明

別にデキが悪いとは思わなかったんですが、これもなんとなく。
強いて言えば主人公の成長しなさぶりと、けっきょく刑事モノと
同じで、事件が起きなきゃ終わらないっていう毎週同じ展開を
3ヶ月も続けて見るのに飽きてしまったという感じ。映画ならねぇ。

「がんばっていきまっしょい」(KTV) 火曜22時〜 主演:鈴木杏

そもそも「なぜボートじゃなきゃいけないのか?」が分からないまま
湿っぽくてグチっぽい悦子のモノローグに耐えながら見てましたが
せっかく来てくれた女子コーチ(石田ゆり子)に、基礎練習しか
させてくれないという理由で逆ギレし、遭難騒ぎまで起こした挙句
ようやく真面目にやるのかと思ったら、今度は惚れたの腫れたの
少女漫画みたいなことをおっぱじめたので、もうヤになって脱落。

【結局一度も観ず】

「こちら本池上署」(TBS) 月曜20時〜 主演:高嶋政伸

「おとなの夏休み」(NTV) 水曜22時〜 主演:寺島しのぶ

「刑事部屋」(EX系) 水曜21時〜 主演:柴田恭平

「新・科捜研の女」(EX系) 木曜21時〜 主演:沢口靖子


2005年9月29日 SHINOんできましたYO!!
【忍-SHINOBIの感想】

ファンサイトの管理人でありながら公開から2週間近く過ぎてるのに
「忍」を観に行ってなかったこのオレが、やっと観てきましたYO!!

頭文字D!!

・・・・いや、これは「忍」のついでに観てきただけなんですけどね(笑)

ま、サイアク「忍」がガッカリなデキだった時の事を考えて
「忍」のついでに念のため「頭文字D」も見てみたんですよ。

その結果がどうなったかは後述するとして
とりあえず「忍-SHINOBI」の感想ですが。

思ってたよりは良かったです。

過去の作品と比較してみると・・・・・

REDSHADOW-赤影 <<<<<<<(圧勝)<<<< SHINOBI

梟の城 <<<<(越えられない壁)<<<< SHINOBI

って感じでしたかね。

ちなみに

SHINOBI <(チョイ負け)< あずみ

って感じもしましたけど(笑)

ま、下山カントクが音楽映像畑出身という事と山田章博さんの描いた
コンセプトデザインが優れていたって事が原因かどうか知りませんが

とにかく映像が綺麗。

劇中、仲間さんやジョーさんのアップが比較的多用されてるんですが
ハイビジョンカメラなんでしょうか?映画館の大きなスクリーンでも
それぞれの肌の質感の違いが感じられるほどに細密な映像です。

また朧(仲間)と弦之介(オダギリ)の衣装が青と赤という対照的な
色使いになっているのと同様に川縁にヒッソリとたたずむ伊賀の里と
断崖絶壁に築かれた山賊砦のような甲賀の里、といったあんばいに
伊賀と甲賀の成り立ちの違いを、こまごまと表現に盛り込みつつも
それぞれをジャポニズムとしか言いようのないロケーションで撮影し

紅葉の赤、雪の白、森林の緑といった日本の自然の多彩な色彩を
時に青や赤を強調して、実物以上に色鮮やかに表現したと思ったら
息詰る戦闘シーンでは、一転して彩度を落としたモノクローム調の
映像で緊張感を演出したりと、とにかく多彩な映像表現は見事です。

CMでも使われた満月をバックにした弦之介と忍者の格闘シーンにも
象徴されるように、全般に最初から「海外市場」を意識しているような
”ニッポン”を強く感じさせる表現の目立つ映像が印象的でした。

また一方でデザインといい色使いといい、日本人の目から見たら
”ニューキモノ”としか言いようのないような忍衆の衣装とかロン毛と
モヒカン(弦之介)しかいない男忍者だとか”無国籍感”もチラホラ。

服部半蔵(松重豊)をはじめとする侍衆はかろうじて時代劇っぽく
ありますが、奇想天外な”妖術”とでも言うべき忍の秘術も手伝って
印象としては時代劇というよりもSFアクションのようですらあります。

また最近主流のCGやワイヤーアクションを多様した戦闘シーンは
とにかく縦横無尽にキャラクターが動き、回転系の動きが多いのが
特徴で、”タメ”や”トメ”やらが重要で直線的な動きが多い時代劇の
殺陣の動きとの違いが、たしかに香港映画の影響を感じさせますが
日本的な部分と無国籍な部分がギリギリセーフな混ざり具合なので
少なくとも”ガイジン”さんが観て違和感を覚える事はないでしょう。

むしろ、全般にダボッとした衣装や薬師寺天膳(椎名桔平)をはじめ
として総髪のキャラクターが多いのは、この回転系の動きを多用した
戦闘シーンで、動きが派手に見える効果を計算に入れたのかも?

とりあえず明らかにミニチュアっぽい駿府城の外観は別として(笑)
甲賀の卍谷、伊賀の鍔隠れは共にオープンセットが良く出来ていて
大自然と調和した隠れ里の雰囲気やスケール感を感じさせますので
”ニンジャアクションMOVIE”として海外の似たような映画と比較しても
少なくとも映像の面で見劣りする事は無いと思います。

ただ、冒頭に「会ってはならない男と女が出会った」てなテロップが
出たと思ったら、直後に、なんの前触れも無く朧と弦之介が出会い
数秒後のシーンでは”もうイイ仲になっている”ってのはチョットねぇ。

あと、劇中でも登場人物たちが「なぜ戦わなければならないのか?」と
自問自答するのと同じく「なぜ伊賀と甲賀が宿敵なのか?」ってのが
セリフでサラッと説明されるだけなので、イマイチ実感として伝わらず
「愛し合う宿敵の運命」とか言われても、もひとつ盛り上がりません。

また、伊賀、甲賀それぞれの忍、五人衆の描き方もやや物足りず
蛍火を演じた沢尻エリカちゃんなどは「ほ〜、これが沢尻エリカかぁ。
うわ!肌キレイだなぁ〜・・・役名は?・・・蛍火っていうんだぁ〜・・・・」

なんて言ってるうちに、もう死んでた。

てな感じで、やはりストーリーは駆け足な印象が拭えませんでした。

ま、これは原作のボリュームと上映時間という物理的な制約の間で
ニンジャアクションとしての迫力とストーリー性のどちらを重視するか
という選択を迫られるシーンもあったのだろうと考えられますので
ムゲな事は言えない部分もありますが、一本の独立した映画として
考えた場合、やや物足りない印象を受けたのも事実であります。

ワタクシが「あずみ」と比べて「忍」が、やや物足りないと感じたのも
やっぱり後半にかけてのストーリーの盛り上がりがイマイチだった事。

朧の必殺の武器”破幻の瞳”とやらも、結局一回しか使わないうえに
どんなワザなのか良く分からないし、基本的に平和主義の弦之介は
「早く来ないと死んじゃうんだからぁ〜♪」なんて言わないし、朧も朧で
「き〜さ〜ま〜」なんて言わないので、アクション映画としてのピークは
中盤あたりで終わってしまって、後半は尻すぼみな印象なんですよね。

「忍」は成り立ちとしてはアクション映画なんだけど、映画の作りとしては
アクション映画の構成にはなっていない。そんな印象を受けました。

あと気になったのは、序盤の仲間さんとジョーさんの演技がカタく
仲間さんは淡々とした抑揚の無い喋り方でセリフを読んでるようだし
一方のジョーさんは静かなシーンでは妙に軽く一本調子な喋り方で
叫ぶシーンではナニを言ってんだか聞き取れない。といった感じで

大河は大丈夫かぁ!?(笑)

なんて思ったりしましたが、後半は違和感を感じなくなりました。

全般にジョーさんは「あずみ」の美女丸の方が良かった気がしますが
主人公ってのはおおむね悪役や脇役よりキャラが薄くなりがちなので
そこらヘンで印象が弱くなるのはしょうがないのかもしれませんね。
個人的には椎名桔平さんと升毅さんがイイ感じでした。ハイ。

ま「忍」に関しては事前に結構キビシイ評価の方を耳にしてたので
ぶっちゃけデキに関してはほとんど期待せずに観に行ったのですが
色彩の美しさや、想像以上にスケール感のある映像が印象的で
思っていたよりもちゃんとした映画だった。というのが感想です。

どっちかって言うと、初日に発表された舞台を現代のアメリカに移し
忍を企業スパイに置き換えるっていうハリウッドリメイクの話の方が
どうやっても「Fantastic4」か「X-MEN」にしかならない気がして心配。

さて、続いて「頭文字D」の感想ですが。

今日観に行ったのは、いわゆるシネコンってヤツで12個の映画館が
一箇所にまとまってるヤツだったんですが「忍」が上映されてたのは
12あった映画館の中で下から2番目に小さい規模のハコでした。

ちなみにその日の3回目の回で夕方5時からの上映でしたが
平日の夕方という事もあってか観客は120席に対して30人前後。

これで興収20億達成できるんかいな?

と、いらぬ心配をしてましたが「頭文字D」が上映されていたのは
これよりわずか10名ほど収客力のある下から3番目に小さいハコ。

オマケに客は「忍」よりもまばら。

ま、ほとんどの方は「頭文字D」の感想なんて興味が無いでしょうから
詳しい内容は省きますが、香港映画っぽい日本映画「忍」に対して
現代の日本を舞台にして撮影された香港映画「頭文字D」という
奇しくも対照的な性格を持つ、この2作品。

かたや忍術、かたやハイスピードバトルとアクション映画の要素を
備えた作品だけに、それぞれに違った魅力があるだろうと思ったら

コッチはもうヒドイ代物。

ウリであるレースシーンは確かに迫力があり見せ場タップリです。
原作に登場するハチロクやGTRの実車を用意しただけでなく
ワザワザ榛名山までやって来て撮影した心意気も買いましょう。

いまだ連載中の原作を短くまとめるために高橋啓介のFDが
登場しないのも、まぁ仕方がない事だろうとは思います。

しかし上映時間の半分近くを占めるストーリー部分がサイアク。

なぜかアル中のDVオヤジと化した主人公の父:藤原文太だとか
スーツのジャケットの袖を切ってジャージの袖を付けただけでなく
背中にアップリケを貼るという理解不能なオモシロ衣装を着込み
日本語の吹き替えさえ、なぜか広東語喋ってるように聞こえてしまう
主人公の友人:イツキが、主人公:拓海を食う勢いで大活躍(苦笑)

おまけに、この原作とは似ても似つかないイツキと文太のおかげで
ミョ〜に笑いに走った感のあるストーリーパートの笑いどころが
ことごとくエロかゲロがらみという稚拙でお粗末なシロモノ。

おまけに「忍」を見てしまった後だと、画素というか解像度が低く
照明の暗い映像の汚さが、内容の下品さと相乗効果を生み出して
画面からザリガニの匂いでも漂ってきそうな鬱陶しさ。

主人公:拓海のガールフレンドで援交女子高生の茂木なつき役の
鈴木杏ちゃんが役柄上超ミニスカートに生足という日本では滅多に
見られない生唾ゴックンな衣装で登場するのも見どころですが

この茂木なつきと主人公の拓海が海でデートするシーンで、拓海の
背中に文太のドメスティックバイオレンスの痕跡を発見したなつきが
「キズの一つや二つあった方が男らしい!」なんて褒めるシーンとか
なつきの援交の事実を知った拓海が、別れを悲しんだ次の場面では
何事も無かったかのように晴れやかに笑っているのを見せられると
演出や脚本がどうというよりも”越えられない文化の壁”を感じます。

「忍」を観た時は、唐突にエンディングだけで流れ出した「HEAVEN」を
聴いて「別に、この曲じゃなくてもいいじゃん」なんて思ったりしましたが
この映画に関しては軽快なテーマソングに合わせてバトルの名場面を
凝縮したエンディングが一番見ごたえがあった。というのが実感で

「忍」もストーリー部分に関しては物足りなさを感じたりはしましたが
「頭文字D」のストーリー部分は物足りないどころか苦痛ですらあり
コッチを見た後だと「忍」が3倍くらい素晴らしい作品に感じられます。

正直、「頭文字D」を観た事がワタクシの「忍」の感想に
これほど影響を及ぼそうとは思ってもみませんでしたが
「頭文字D」を観るくらいなら「忍」を観る事をオススメします。

頭文字Dは甘酸っぱい青春ストーリーというよりゲロ酸っぱいです。 

(オマケ)

「忍」の上映前にやった予告編を観ていたら「SAYURI」というタイトルの
昭和初期あたりの日本を舞台にした「The Memories of Geishya」という
ベストセラー小説が原作のハリウッド映画の予告が流れてました。

製作・S・スピルバーグ、監督ロブ・マーシャルの大作らしく、出演者には
「ラストサムライ」「バッドマン」ですっかりハリウッド俳優になった渡辺謙
「ShallWeDance?」の役所広司、「ヒマラヤ杉に降る雪」などで、これまた
ハリウッド女優の工藤夕貴、そして実は帰国子女なので英語ペラペラの
桃井かおりといった、日本が生んだ国際スターが名を連ねておりました。

しかし肝心の物語の主人公となるらしき二人の芸者を演じる女優は

なぜかチャン・ツィイーとコン・リー

二人とも、いかにも東洋的な美人女優であるのはもちろんの事
海外(特にアメリカ)でのネームバリューの大きさであったりとか
(たぶん)英語が自在に喋れるってのが選考の理由でしょうけど。

アメリカ人にしてみれば、ジャパニーズもチャイニーズもコリアンも
大して変らないんでしょうけど、今までに無く脇に日本の役者さんが
名を連ねているので、かえって今までより違和感があるんですよね。

別にチャン・ツィイーとコン・リーが悪いとはいわないけど日本の若い
女優さんでも、出来る可能性のある人はいたんじゃないかなぁ?
帰国子女で英語が自在に喋れるような人、たとえば葉月里緒菜とか
・・・・・・・・・宇多田ヒカルとか・・・・・・・・・・・・押尾・・・・・・・・・・・・・・・・・。

仲間由紀恵さん英会話の勉強を
そろそろ再開してはどうでしょう?


2005年10月8日 2時間30分のレポはムリなので・・・
今日は全国1000万ごくせんファン待望の「ごくせん同窓会SP」の放送!!

もちろん中には「番組のテキスト化しろ!!」という声もありましょうが
2時間30分もある番組をテキスト化するなんて絶対にイヤなので
短いですが日本テレビの放送地域以外では放送されていないという
「おじゃマンボウ」の「ごくせん同窓会」特集をレポートしまっす!!

【テレビおじゃマンボウ”爆笑ウラ話−ごくせん同窓会に潜入!】

と、いうワケで今日の「おじゃマンボウ」は「ごくせん同窓会」の特集が
あったわけですが、内容的には出演者が「ごくせん」撮影時の思い出を
なぜか無記名で絵に描いて(しかし誰が描いたか当てるクイズではない)
それを見た生瀬さんが最優秀賞を決めるというよくわからない企画でした。

ちなみに出演者は

東幹久、乙葉、速水もこみち、小出恵介 (上段)
生瀬勝久、亀梨和也、仲間由紀恵、赤西仁 (下段)

といった並び。

仲間さんは袖にレースをあしらった黒い薄手のジャケットに白いカットソー
スリムジーンズに黒いブーツ。といった感じの色数少なくシャープな衣装。
出演者全員ところどころインサートされた「同窓会」の映像と同じ衣装で
「ごくせん同窓会」撮影前のスタジオに突撃!!といった雰囲気でした。

司会 皆さん、今回ごくせんの同窓会スペシャルという事で
    久しぶりに顔をあわせていかがですか?

仲間 いやもう・・・ほんっとに久しぶりで。
    嬉しかったですね・・・久しぶりに会えて。

生瀬 いや〜、大人になったよねぇ!みんなね!!
    いや〜、そんな感じしますよ・・・・(隣の亀梨君を見て)
    あの〜初めて会ったときはタメ口でしたからね!

司会 そうなんですか!?

仲間 アレッ!!(笑)

生瀬 やっとなんかあの〜・・・こういう社会に慣れてきたっていうか・・

司会 なるほど!!すこしづつ教育がなされてきて・・・

生瀬 目上の人には敬語を使うんだっていう・・・・

仲間 敬語でしたよ最初から!(笑)

そして本題「芸術の秋・ごくせん思い出展覧会」というコーナーへ。

司会 皆さん自分の書いた絵に自信がありますか?

全員 ハイ!!

と、お返事だけは良かったものの、出てくる絵出てくる絵が
どれも小学生か幼稚園児の落書きかと見紛うスゴイシロモノ。

ま、仲間さんの絵がアレなのは最初から分かっていた事ですが(笑)

まず最初に発表されたのはミニスカート姿の白鳥先生(乙葉)と
それを見て驚いている様子の馬場先生(東)といった感じの絵。
さっそく、絵を描いた乙葉さんから解説が行われますが・・・

乙葉 これは〜、アタシがあの・・すっごいミニスカートを履いた事が
    あったんですよ「ごくせん」の中で。ものすごい短かったんですよ。
    正直もうパンツすれすれ(笑)

    その時に〜スタッフの方々が「この仕事してて良かった!」と
    見て言って下さったと。それはすごい幸せな時だったんですね。
    で・・・馬場先生も(私の事を)いやらしい目で・・

と、言われた東さんの絵に描かれていたのは、汚名返上できるような
感動的な何かかと思いきや、やっぱり乙葉さんのミニスカート(笑)

東  ・・・・正直、観てました。
    見てたというか、やっぱり・・・本能ですから(笑)

生瀬 っていうかね、乙葉ちゃんは白鳥先生の役でミニスカートを
    履いてたんですけど、私服でもミニスカートを履いてる!!

仲間 履いてた、履いてた。

乙葉 ハイ、正直今日もここ(パンツすれすれ)までのミニスカートでした。

赤西 ・・・でも今は人(藤井隆)の妻なんでいやらしい目は避けようかと。

乙葉 ハイ、ありがとうございます(笑)

続いて登場したのは、サイコ殺人者が描いたかと思うほどのスゴイ絵。
ホームベースのような輪郭の顔全体にボツボツとホクロのような点々。
凶悪な目つきに、殴り書きされた髪の毛という邪悪なシロモノでした。

出演者からも「絵心なし」(赤西?)「・・・顔に?」(乙葉)「ホクロ?」(東)
「顔にハエがいっぱいいる?」(生瀬)「水ぼうそう!?」(小出?)
「顔もぐしゃぐしゃ」(仲間?)という声があがるスゴイシロモノでしたが
絵を描いたのは亀梨君。思い出の内容は乱闘シーンでのキズ。

亀梨 やっぱ・・・すごい殴られたなーって。

生瀬 ウソ!?・・・・・(ホクロのように見えるのは)キズだ!?

仲間 キズ!?

生瀬 ・・・・・で、絵心はないの?

亀梨 (苦笑)

司会 これ・・・・鼻一本ですしネェ。(鼻が一本線で描かれていた)

東? ・・・病的な絵だね。

司会 やっぱり、直接ホントに当たったりとか?

亀梨 何回かありましたねー、いまだにここ(腰)にキズとかもあるんですよ。

生瀬 ・・・なんでそんなとこ殴られてるの?

亀梨 イヤ・・・殴られて吹っ飛ばされて・・・

生瀬 えっ!こけた後に?・・・そのキズ残ってんの!?

亀梨 (うなづく)

全員 うわ〜

生瀬 うわ〜・・・たいへんだなぁ〜。

亀梨 カサブタになってて・・・だから思い出しますね、そういうの見ると。

続いて登場した絵もこれがまた。司会者二人が絵を見た瞬間に噴出し
「コメントしづらいよコレ。」(生瀬)「どうしましょうか?」とつぶやくシロモノ。
なんか絵の端っこにサインらしきものが書いてありますが・・・

生瀬  何だよ!!これ!!

仲間 ・・・・なんですか?

生瀬 学生服!?

赤西 ダレ?この絵心ないの。

司会 誰でしょうね?

赤西 ハイ!(手を上げる)

生瀬 ちょっとぉ〜・・・・(これは)何?(笑)

赤西 制服です、学生服です。こだわってたんで・・・
    タンクトップとか・・・・あと・・・銀の靴とか。

司会 それは何か意図があったんですか?・・・

赤西 流行らせようと思って

司会 あ〜なるほど、で・・・教頭、流行ったんですか?

生瀬  ううん、流行ってない・・・まったく。

赤西 ・・・・おしかった。

生瀬 惜しくもなかったよ。

赤西 (笑)

他にも「くだぱい」とか「ピース」とかいろんなものを流行らせようとしてた
意外と野心家の赤西君の絵に続いて登場したのはイビツなメガネの絵。
だいたい誰が書いたのかはみんな想像がついているようですが・・・

生瀬 ひどいなコレ。

亀梨? ヒドイッスね。

生瀬 コレ鶴瓶さんのサインですよ・・・こういうサイン書いてた。

仲間 ・・・ワタシです(苦笑)

生瀬 由紀恵ちゃん?

仲間 ハイ

司会 仲間さん。

仲間 やっぱり、あの〜・・たくさん思い出に残るシーンはあるんですけど
    いちばん、その〜個人的にとっても気になっていたのは・・・メガネ。

    コレが、今世界に一つしかないメガネで、今もう作っていなくて
    替えがないので”このメガネを壊すワケにはいかない!!”って
    ちょっと乱闘シーンをしながら、こう・・・片隅にいっつもあった・・・
    思い出のメガネです。

生瀬 へ〜っ・・・そうは見えないけどね〜、あのメガネね〜。

東  ・・・・・・・・200万するんですよ(ボソッ)

一同 え〜っ!!200万!?

仲間 ウソですよ(笑)

東  (笑)

生瀬 小学生みたいなウソつかないで下さいよ!!

と、特集のポイントポイントで美味しいゴールをゲットする東さんと仲間さん。
そんな仲間さんの絵に続いて登場したのも、またビミョーな絵柄ですが
無記名のはずのフリップに、なぜか土屋光というサインが・・・

生瀬 もう、まず・・・自分の名前書いちゃってますからね!!

仲間 ・・・・書いちゃった(笑)

東? ・・・主旨分かってない(笑)

仲間 ・・・マイペース(笑)

司会 これは・・・なんでしょう?

速水 これは〜・・あのですね、小出君を描いたんですけど・・・

実は、日向(小出君)の絵を描いたという速水もこみち君ですが
一方の小出君が描いていたのも、もこみち君の絵だったことが判明。
しかも巨大なもこみち君の腕に小出君がぶら下がっているという構図(笑)

生瀬 ・・・・何を描いてるの?

速水 まぁ、あの〜・・・・愛してるのかな?(小出君に)

一同 (笑)

小出 いや、(設定上は?)たぶん・・・あの〜・・・7話の最後に
    こうやって僕が「さびしかった♪」っていくシーンがあるんですけど
    それをアドリブでやったんですよね。(その場面を描いてみた) 

画面上では、このあと7話の小出君がもこみち君の腕に抱きつき
「寂しかった♪」(小出)「俺もだよ」(速水)というシーンが流されて
「アドリブにも愛が感じられます」とかなんとかいうコメントが流れますが
この特集コーナーは、ここまでで終わりという事で急遽シメになります。

てなワケで、こんな状態で唐突にシメの役割を回された生瀬さん。

生瀬 メチャクチャな役を回すなよ!!
    そんな小学生みたいな絵の中から何を選べと・・・・
    ま、ぶっちゃけ話としてはメガネのね・・・

司会 あ!なるほど〜、ひとつしかないという・・・

生瀬 世界に一つしかないというヤンクミの絵にしたいと思います。

仲間 ありがとうございます。 

てなワケで予定調和といった雰囲気の中「ごくせん」特集は終わりました。


2005年10月22日 なるか無敗の三冠馬!!
【トリック新作スペシャル・11/13放映決定!!】

というワケで『トリック新作スペシャル』の放送日がついに発表となりました。
11月13日『日曜洋画劇場』の枠で2時間14分のスペシャル番組であります。
TV雑誌によりますと、奈緒子の初めての友達は宇宙人だそうですが・・・

【秋の新CMぞくぞくオンエア開始!!】

と、いうワケで、9月で契約が切れているはずなのに具体的な動きがなく
新CMはオンエアされず、カタログからは姿を消し。と不安視されていた
au/KDDI」様との契約がぶじ延長されたようで新作CMがオンエア開始。

『ゆきえは見た!予告篇』はWEBで公開されるムービーの予告篇だそうで
もう一方の「
仲間由紀恵withダウンローズ」は公式ブログサイト開設!!
なんと年明けに新作リリース予定!?というオドロキの新展開だとか。

こんな形で歌手・仲間由紀恵の活動が再開されるとは思いませんでしたが
まぁ、ファンとしては5年ぶりの新作を楽しみにしたいところですね。

ただ、CD出すならエ○ベッ○スだけは勘弁して下さい(笑)

というか、よく見たらどこにも”CDデビュー!!”とは書いていないので
auユーザーしか聴けない『着うた』オンリーデビューかもしれませんけどね。

また、しばらくご無沙汰だった「資生堂−美系も新CMがオンエア開始。
前作では『巨人の星』の星一徹、今回は『天才バカボン』のパパと共演ですが
良く考えると、どちらも昭和40〜50年代の少年向けアニメのキャラクターなので
この商品のターゲット層とは全く被ってないような気が・・・その意図は如何に?

最後に『WONDA』の新CM も10月22日から全国で順次オンエア予定とのこと。
前バージョンは演芸会の超大物・西川きよしさん(吉本興業)との共演でしたが
今回は横綱・朝青龍と共演だそうで。どうやら「モーニングショット」のCMは
各界のVIPに遠慮なくからむ仲間由紀恵”というコンセプトのようですな。
次回作の部長さんが誰になるのかも楽しみです。マツケンとか希望。

【秋の連続ドラマも続々スタート!!その展望】

今年は予想を覆す佳作ぞろいで、充実した夏クールの連続ドラマでしたが
その反動か、正直言って秋クールは食指の動くタイトルがひとつも無し。
興味も無いので、とりあえず連ドラのリンク集のつもりで書いてみます。

月曜21時 『危険なアネキ』(CX系)プロデュース:後藤博幸
脚本:金子茂樹ほか 演出:久保田哲史、松山博昭 音楽:河野伸
出演:伊東美咲、森山未来、高嶋政伸、釈由美子、宇津井健ほか

『タイガー&ドラゴン』『電車男』と”天然キャラ”を演じてきた伊東美咲が
またもや天然ボケキャラのアネキ役で月9のヒロインに初挑戦!!
・・・・と、今年に入って三期連続で連ドラ出演&三期連続で天然キャラと
映画『海猫』でハードな役を演じた反動か、ドラマでは無難な役ばかり。

今期も前期も主演とは言いながら、正直『伊東美咲でなければ!』なんて
役柄でもなく、彼女の経歴に『月9主演』という実績が残るだけって感じ。
森山未來君は珍しく神経質な優等生役ですが今のところただの嫌なガキ。

脚本の金子茂樹は第16回ヤングシナリオ大賞作品「初仕事納め」の著者。
『電車男』の伊藤淳史主演で製作されたドラマを観た印象では、いかにも
”CX共同テレビ”っぽい手堅い脚本が書ける人なので、そこは注目。

火曜21時 『1リットルの涙』(CX系)原作:木藤亜也 (幻冬舎文庫)
プロデュース:貸川 聡子、江森 浩子 脚本:江頭美智留、大島里美
横田理恵 演出:村上正典、木下高男 音楽:上田益
出演:沢尻エリカ、薬師丸ひろ子、陣内孝則、成海璃子、錦戸亮ほか

主演は「忍−SHINOBI」の沢尻エリカちゃん。現代劇だと印象違いますね。
実話を基にした小説が原作の感動物だそうですね、ああそうですか。

火曜22時 『鬼嫁日記』(KTV)原作:カズマ『実録鬼嫁日記』
プロデュース:安藤和久、東城祐司、布施 等 脚本:尾崎将也
演出:池添 博  塚本連平 植田 尚 音楽:仲西 匡
出演:観月ありさ、ゴリ、東幹久、永井大、滝沢沙織、井上和香ほか

『電車男』のヒットに味をしめたかのように、この作品は人気ブログが原作。
一話を見た感想は「ショムニ」をいきなり「3」から見始めたような印象で
何の前置きもなく、傍若無人な鬼嫁が偉そうに演説をぶつのはただ不愉快。

これって原作は自分のヨメの鬼嫁ぶりが面白おかしく描いてあるだけなんでは?
ドラマ制作者が付け足したと思われるドラマ部分があまりにも凡庸で退屈。

水曜21時 『相棒IV〜警視庁ふたりだけの特命係』(EX系)
プロデュース:誰? 脚本:輿水泰弘 演出:和泉聖治
出演:水谷豊、寺脇康文、鈴木砂羽、高樹沙耶、岸辺一徳ほか

寺脇康文、水谷豊のダブル主演刑事ドラマ。人気シリーズ第4作目。以上。

水曜22時 『あいのうた』(NTV系)プロデュース:加藤正俊、村瀬健
浅井千端 脚本:岡田惠和 演出:大谷太郎、猪又隆一 音楽:菅野祐悟
出演:菅野美穂、玉置浩二、成宮寛貴、小日向文世、和久井映見ほか

相変わらず日テレ水10は”感動路線”で作品自体には全く興味がありませんが
「なぜ今、玉置浩二なのか?」はもっと注意を払っていい問題だと思う。

木曜20時 『女刑事みずき・京都洛西署物語』(EX系)
プロデュース:井上千尋、丸山真哉、若松豪 脚本:高橋留美、岡崎由美子
小曾根豊斗 演出:橋本一、藤岡浩二郎、麻生学 音楽:佐藤俊彦
出演:浅野ゆう子、筧利夫、佐野史郎、小橋賢児、松重豊ほか

同じ枠でやってる「京都迷宮案内」の別ライン生産という感じか。
かつてのW浅野も紆余曲折あって、このあたりが定番に落ち着いた感じ。

木曜21時 『熟年離婚』(EX系)チーフプロデューサー:五十嵐文郎
プロデュース:西河喜美子、大川武宏、船津浩一 脚本:橋本祐志
演出:若松節郎、都築淳一、村谷嘉則 音楽:住友紀人
出演:渡哲也、松坂慶子、西村雅彦、高島礼子、徳重聡、片瀬奈那ほか

渡哲也、松坂慶子の熟年夫婦が離婚。って『義経』と同じ組み合わせか(笑)
意外や、現時点で今期放送の連ドラでは月9に続く2位の視聴率を記録中とか。
ちなみに『弟』で高視聴率を稼ぎ出した若松節郎が演出を手がけております。

木曜21時 『ブラザービート』(TBS) プロデューサー:伊藤一尋
脚本:小松江里子 演出:竹之下寛次、加藤新、武藤淳
出演:田中美佐子、玉山鉄二、速水もこみち、中尾明慶、国仲涼子ほか

TBSのお家芸とも言える毎回、兄弟(親子)ゲンカが登場するホームドラマ。
別に悪くも無いけど良くも無いというところも、いかにもTBSの連ドラっぽい。
玉山、速水のイケメン兄弟だけで3ヶ月引っ張っていけるほどの魅力は?

そんな中で、毎度同じ三枚目キャラながら、着々とその地位を固めつつある
平成の岡本信人”(勝手に命名)中尾明慶君。当面のライバルになりそうな
えなりかずき君が、全身に染み付きすぎた”橋田臭(オヤジ臭とも)”のせいで
なかなかトレンディドラマ界に進出して来づらい状況だけに無敵である。

木曜22時 『今夜ひとりのベッドで』(TBS)プロデュース:伊佐野英樹
脚本:龍居由佳里 演出:生野慈朗、高成麻敏子、川嶋龍太郎
出演:本木雅弘、奥菜恵、瀬戸朝香、要潤、羽田美智子、佐々木蔵之介

今期の連ドラの中でタイトル、キャストの発表が最も遅くなったこのドラマ。
実は岡田准一、上野樹里で「のだめカンタービレ」をドラマ化する企画が
進行していたのが、土壇場でオジャンになったためだというウワサあり。

確かに漫画の方は連ドラ放映開始時期に合わせて新刊やファンブックが
発売されるなど、ドラマ連動企画があった事を匂わせる動きがありました。

言われてみればドラマのキャスティングの方もMックンといい奥■恵さんといい
なんで今、連ドラの主役でキャスティングされるのか良く分からない”人選。
どっちかっつーと”たまたまスケジュールが空いてた人”っぽい。失礼ながら。

それでも一話を見たら、少しは印象が変るかと思ったけど変化なし。
『金曜日の妻たち』を洋画っぽくオサレに仕立てたような感じ。

木曜22時 『大奥・華の乱』(CX系)プロデュース:林徹、手塚治、樋口徹
金丸哲也 脚本:浅野妙子、尾崎将也 演出:林徹、葉山浩樹、川村泰祐
出演:藤原紀香、谷原章介、内山理名、小池榮子、北村一輝ほか

ま、今回もほとんどまともに見てないんですけど小池栄子のカオ怖ぇ!!
今回は政治的に安定していた元禄時代が舞台だからかもしれませんが
回を重ねるごとに絢爛豪華なだけのフツーのドラマになっている気が。

金曜22時 『花より男子』(TBS) プロデュース:瀬戸口克陽
脚本:サタケミキオ、藤本有紀、高橋ナツコ、荒井修子 音楽:山下康介
演出:石井康晴、山室大輔、片山修 原作:神尾葉子(集英社)
出演:井上真央、松本潤、小栗旬、松田翔太、阿部力、佐田真由美ほか

財閥の御曹司で学園を支配するイケメン揃いの花の4人組(Flower4)って
まーなんつーか、最近マンガ原作のドラマが多くなってはおりますが
こればっかりは「ごくせん」以上に少女漫画でしかありえない設定ですなぁ。

そういや「ごくせん」の松本潤君、小栗旬君もF4のメンバーとして出演。
松潤君の役割はF4のリーダーで性格の悪い野獣系のイケメンとの事。
『男組』で言うと神竜剛次といったところでしょうか?関係ないですね。

主演の井上真央ちゃんは「キッズウォー」で話題になった女の子だとか。
なるほどねー、でも『キッズウォー』観てないから全然興味ないや。

金曜23:15 『着信アリ』(EX系) チーフプロデューサー:桑田潔
プロデュース:江野夏平、藤本一彦、椿宜和 脚本:大石哲也ほか
演出:麻生学ほか 音楽:辻陽 原作:秋元康(角川ホラー文庫)
出演:菊川怜、山下真司、石黒賢、升毅、津田寛治、能世あんな

ぶっちゃけ、主演の菊川怜さんに関しては、個人的にはどーでもイイんですが
プロデュース:桑田潔、演出:麻生学、脚本:林誠人(噂)音楽:辻陽とくれば
いちおうチェックしておかないと、実は面白かったりして後悔しそうですね。
・・・・と、いいつつすでに2話見逃したようです。

金曜24:12 『嬢 王』(TX) 原作:倉科遼(週刊ビジネスジャンプ)
プロデューサー:岡部なんとか 脚本: 演出:
出演:北川弘美、金子昇、小川奈那、蒼井そら、麻丘実希、小明ほか

フツーの女子大生が六本木の夜の世界でキャバ嬢のトップに立つ様を描く
ビジネスジャンプで連載中の同名タイトルの漫画が原作でございますな。
原作者は今年の5月にTBSでドラマ化されたホスト漫画「夜王」と同じ人。

ベッドシーンあり、ポロリもあるよ!!という「特命係長」路線を踏襲しつつ
内容的には風俗業界の裏側を描いたハードなサクセスストーリーてな感じ。
少なくとも「お水の花道」とは似ているようで全然違うドラマになっております。

ストーリーは業界裏話あり、トラブルありで楽しめそうな雰囲気ですが
ライバル役に抜擢された人気AV女優・蒼井そらの芝居が致命的にヘタ。
顔立ち的にも”女王顔”ではなく、どうせなら及川奈央の方が良かった。

土曜21時 『野ブタをプロデュース』(NTV系)プロデュース:河野英裕
脚本:木皿泉 演出:岩本仁志 原作:白岩 玄(河出書房新社)
出演:山下智久、亀梨和也、堀北真希、宇梶剛士、忌野清志郎ほか

山下君はもっと出来る子です、あんな演技でOKを出さないで下さい。

山Pが「ピースな愛のバイブスで、ハッピーな感じで♪」
なんて言い出したらどうしてくれるんですか!!

あんな演技指導をしたヤツは猛省しろ!!
自分でやったんだったらどういうつもりか説明しろ!!

オマージュとインスパイヤは同じじゃネェゾ!!

日曜21時 『恋の時間』(TBS) プロデュース:八木康夫
脚本:吉田紀子 演出:金子文紀、清弘誠、今井夏木 音楽:千住明
出演:黒木瞳、大塚寧々、宮迫博之、伊原剛志、西田尚美ほか

いつまでもお美しく『失楽園』では大人の男女の激しい情愛を演じながら
映画『東京タワー』では20歳近く年下の岡田准一クン(V6)と恋人役。
その一方で実生活では一女の母として良妻賢母ぶりも発揮する黒木さん。

ご夫人系の週刊誌では人気投票で常に上位をキープするセレブリティ。
大人の妖艶さと少女の可愛らしさを併せ持つ魔法の国の女王・ヒトミ様。

しかし今回、黒木さんの役年齢がついに実年齢を下回る設定になっています。

そろそろ魔法が解ける時が近づいているのかもしれません。


2006年1月1日 謹賀新年
ハイ、そういうワケで新年あけましてオメデトウゴザイマス。
昨年はイロイロあって、日記の更新もままならなかったのですが
今年は「功名が辻」「トリック劇場版2」の年でもありますので
もう少し、まともに更新できるようにしたいと思ってます。

とりあえず、年末、年始の仲間さんの動きを簡単に思い出しながら
日記の感覚を取り戻してみたいと思っております。

【紅白前の一仕事、八犬伝番宣で王様のブランチ】

紅白前にも短い時間でしたが王様のブランチ(TBS)にゲスト出演。
1月2日、3日の特別ドラマ「里見八犬伝」の番宣に登場されました。
仲間さんのコメントから判断するに、仲間さんが演じる伏姫は
最初の方で死んでしまうものの事ある毎に登場するようなので
第一夜だけ録画すればイイというワケには行かないようですね。

まぁ、たぶん「八犬伝」はDVDが出ると思うので2日のNHK総合
「三枝とナニワの三姉妹」のどっちを録画しようか迷ってる人は
NHKを録画した方が良いんじゃないかと思います。

【紅白歌合戦、司会をソツなくこなす】

さて、大河つながりという事か、新選組の山本耕司君と一緒に
年末のNHK紅白歌合戦のグループ司会に抜擢された仲間さん。
司会業は「なつかしのメロディー」程度しか経験がないはずですが
大きなミスもなく、ソツなく大役をこなしていましたね。

何度も衣装替えがあったりD-51にヤンクミモードでエールを贈ったり
と、仲間ファンには完全保存版の紅白になりましたね。

ま、ワタシは録画し損ねたんですけどね。

紅白は再放送があるはずなので全然問題ありませんが。
・・・・・・たぶん、問題ないはずです。

【元日そうそうスタジオパークにゲスト出演】

「功名が辻」が1月8日から放送開始なので7日の土曜スタパあたりに
出演されるのかと思ったら元旦早々「スタジオパークからおめでとう」
第二部に一豊役の上川隆也さんと揃ってゲスト出演されました。

ちなみに仲間さん、どうやらこの番組が仕事納めだったようで
これからの予定を聞かれて「お正月はお休み」と答えてました。

また、番組HPには第二部(12:15〜12:59)ゲストと書いてあったので
安心して第一部を見ていたら、第一部の番組終わり(11:45頃)に
なんと、仲間さんと上川さんが司会に呼ばれてチラッとだけ出演。

内容的には仲間さんと、第一部ゲストの山本耕司さんを並べて
「昨日は(紅白の司会)お疲れ様でした」程度の短い話でしたが
録画し損ねてしまったのでちょっとザンネン。

さて、第二部の本編では、仲間さん、上川さんのNHKでの経歴などが
紹介され、仲間さんの経歴から「葵−徳川三代」がなぜか抜けてたり
と、いった事もありつつ、これから放送される「功名が辻」の中から
仲間さん演じる千代と上川さん演じる一豊のハイライトシーンなどが
チラッと紹介されたりしたのですが、千代のシーンを見た印象は・・・

なに、このオモシロ演出?

しゃもじを突き出して亭主に講釈したり、怪しげな物売りをしてたり
亭主に背中を流せといわれて水をぶっ掛けたり、まるでコメディ。
これは仲間さんも原作とは違う部分として紹介されていましたが
実際に”千代は原作よりコミカルに描かれている”との事でした。

原作の千代は聡明で、夫を常に導いていくような”まさに良妻”という
印象が強いそうですが、大河版、つまり仲間さんが演じる千代は
”かなりおっちょこちょい”なキャラクターとして描かれているらしく
脚本の大石さんも意識して千代の面白シーンを入れてるそうなので
「功名が辻」は大河史上初の「コメディ大河」になるかもしれません。

そして、ここでは「トリック」「ごくせん」で培ったコメディの経験が
フルに発揮されているようで「武蔵」の時のような窮屈さもなく
仲間さん自身も、のびのびと千代という役を演じているようです。

正直、あんまり期待してなかったんですが、本編の映像を
チラッと見た印象は「コレなら見てもいいかナァ」といった感じ。

仲間さんを主演女優に選んだのは
そういう演出意図も、あったからなのか。

と、ミョーにナットクしたりしました(笑)

とりあえず2006年の流行語大賞に「ダンナ様」がノミネートされるくらい
「功名が辻」がヒットする事を祈りつつ、本日はコレにて失礼します。


2006年1月8日 お命のお持ち帰りこそ功名の種にございます!
てなワケで、ついに始まりましたNHK大河ドラマ「功名が辻」。

今日は第一話の感想のついでに10〜12月期の連続ドラマの回想と
1〜3月期の連続ドラマの展望なんかを書いてみたいと思います。

【2005年連続ドラマの感想】

ハイ、てなワケで10〜12月期のドラマの感想ですが・・・・

一本も最後まで見ませんでした。

まぁ、ワタクシが「のだめカンタービレ」の代打と勝手に勘違いしていた
「今夜ひとりのベッドで」は予想通り低調に終わり、実際に「のだめ」の
代打だった「花より男子」は”瓢箪から駒”とでも言うべきスマッシュヒットと
なったようではありますが「野ブタ」にしても「男子」にしても結局のところ
最後まで見る気力が続かず、最終話目前で見るのやめちゃいました。

途中見損ねても最終回見なくても”別に惜しいとも思わなかった。”
そんな感じで、のめり込めるようなドラマが一本も無かったですねぇ。

12月期は打ち切りも一桁もなく全般には好調なシーズンだったようですが
そのぶん強烈な吸引力を持つ作品も見られなかったような印象ですな。

【2006年1〜3月期の連ドラの展望】

というワケで、続きましてここからは今期の連ドラのスタート前の印象を
書いていこうと思うワケですが、今のところ興味をそそる作品も無いため
ホントにたいした情報もなく、第一印象程度のデータを基に書きますので
資料としては全く役に立たないと思いますので予めご了承下さい。
また、順番は分かりやすいように上から放映開始日順に並べてみました。
あと”プロデューサー”は文字スペース省略のため「P」と略す事にしました。

日曜 1月8日 20:00〜 「功名が辻」 (NHK)原作:司馬遼太郎
脚本:大石 静 P:大加章雅 音楽:小六禮次郎 演出:尾崎充信ほか
出演:仲間由紀恵、上川隆也、江守徹、舘ひろし、西田敏行、武田鉄矢
前田吟、柄本明、香川照之、浅野ゆう子、生瀬勝久、石倉三郎、浜田学
名高達男、勝野洋、榎本孝明、大地真央、和久井映見、三原じゅん子
永作博美、筒井道隆、長谷川京子、乙葉、成宮寛貴、玉木宏、長澤まさみ
佐久間良子、津川雅彦、木村多江、多岐川祐美、宅麻伸、永井杏(子役)

前作「義経」に続いて第一話のオープニングが合戦シーンからってのは
大河ドラマの伝統なんでしょうか?まぁ、戦国時代劇らしくはありましたが
とりあえず、第一話の印象は「武蔵」の仲間さん初登場の時と一緒で

秒かよ!?

ってな感じでしょうかね(笑)

あと

またキムタエさん出てるよ!?

ってか

千代が馬場ちゃんかよ!?

ってのもあったかな?

このまま「義経」の時みたいに5話くらいまで馬場ちゃんで行くのかと
いささか不安になったりしましたが、オフィシャルHPを覗いてみたら
もう来週から仲間さんが出てくるみたいなのでちょっと安心したりして(笑)

なんか明るいホームドラマの要素を含んだ戦国大河になるようなので
ちょっと期待もしたりしてるんですが、この先一年どうなるでしょうね。
とりあえず画面全体から漂う加齢臭気になるところですが。

日曜 1月8日 26:00〜「恋する!?キャバ嬢 オンナの才能!?」(TX)
脚本:?P:? 演出:?出演:長谷部優、長澤奈央、山本早織ほか

テレビ東京、深夜30分のドラマ枠で今期から始まった連続ドラマ。
前のクールの「嬢王」と同じく独自のムフフ路線を突っ走りそうな雰囲気。
だが、それがイイ!!

月曜 1月9日 21:00〜 「西遊記」 (CX)
脚本:坂元裕二 P:鈴木吉弘、澤田鎌作 協力P:菊地裕幸
演出:澤田鎌作、成田 岳、加藤裕将 音楽:武部聡志
出演:香取慎吾、深津絵里、内村光良、伊藤淳史、氷川あさみ、大倉孝二

ここらへんは現時点ではまだ見てませんが第一話ゲストに木村拓哉って
やる気マンマンな事だけは伝わってくる感じがいたしますですね。ハイ。

三蔵法師役に美人女優をキャスティングするのは、1978年にNTV系で
放送された「西遊記」(孫悟空:堺正章、三蔵法師:夏目雅子)の大ヒット
以来、もはや伝統となりつつある感がありますが、最初のインパクトが
あまりにも強烈過ぎたのか、それ以降、本木雅弘&宮沢りえだとか
唐沢寿明&牧瀬里穂といったコンビで西遊記が作られてはいるものの
堺、夏目コンビを越える評価を受けた作品は今のところ無い模様。

まぁ、夏目さんがすでに故人で伝説の女優になってしまっているだけに
後から三蔵法師を演じる女優さんには分が悪いのは間違いないですし
三蔵が女優さんじゃなければいけない理由もあまり無いと思うんですが
今回、三蔵を演じる事になった深津さんの評価はどうなるでしょうか?
それ以上に1クールでどこまで行くのかも気になるところですが。

月曜 1月9日 25:00〜25:30 「ロケットボーイズ」(TX)
脚本:?P:?演出:?
出演:遠藤雄弥、川岸銀次、柳浩太郎、安田美沙子、杉浦理史ほか

日本テレビがドラマ不振を理由にドラマ枠を2本にまで減らしている今日。
その間隙を縫うように深夜ドラマ枠で実績を挙げているテレ東のドラマ。
グラビアアイドル安田美沙子をヒロインに落ちこぼれ高校生がロケットを
製作して宇宙を目指すという荒唐無稽な青春グラフティーになる模様。
冒頭から漫画的な演出が楽しく、意外と拾い物になりそうな予感。

火曜 1月10日 21:00〜 「Ns’あおい」(CX) 原作:こしのりょう
脚本:吉田智子 P:小椋久雄、永井麗子 企画:金井卓也
演出:土方政人、都築淳一、石川淳一(初回10分拡大)
出演:石原さとみ、柳葉敏郎、杉田かおる、片平なぎさ、小野武彦ほか

要するに「ナースのお仕事」でしょ?なんて思ってますがどうでしょう。

火曜 1月10日 22:00〜 「アンフェア」(KTV)原作:秦建日子
脚本:佐藤嗣麻子 P:吉條英希、稲田秀樹 音楽:住友紀人
演出:小林義則、高橋伸之、植田泰史(初回のみ22:10からスタート)
出演:篠原涼子、瑛太、阿部サダヲ、濱田マリ、木村多江、香川照之

主人公は「刑事、バツイチ、子持ち」と、なんか篠原涼子さんを支持する
女性層を狙い撃ちにしたキーワードを羅列しただけ、みたいな設定ですが
「死者が最後に見たのと同じ景色を」とか言うらしいですね。ケイゾク?
なんか「顔」みたいな”いいとこ取りのマネドラマ”になりそうな気がする。
あと「タブロイド」の匂いもするなぁ。なんとなく。

木曜 1月12日 20:00〜 「新・京都迷宮案内」(EX)
脚本:西岡琢也、久松真一、公園兄弟 P:井土隆、菊地恭、手塚治
小野川隆 監督:黒沢直輔、杉村六郎、藤岡浩二郎 音楽:池 頼広
出演:橋爪功、野際陽子、国生さゆり、小木茂光、西田健、北村総一郎

この作品、主人公の歪んだ性格は何とかならんのでしょうか?

木曜 1月12日 21:00〜 「けものみち」(EX) 原作:松本清張
脚本:寺田敏雄 チーフP:五十嵐文郎 P:内山聖子、伊賀宣子
演出:松田秀知、藤田明二 題字:武田双雲 制作協力:共同テレビ
出演:米倉涼子、平幹二郎、中村トオル、佐藤浩市、田中哲司、吹越満

「黒革の手帳」のスマッシュヒットのおかげで「松本清張といえば米倉涼子」
みたいな事になってる米倉涼子&松本清張&共同テレビ&テレ朝作品。
米倉さんはオフィシャルHPのトップ画像から大サービスのハッスルぶり。
この作品に賭ける米倉さんの意欲が伝わって来るってモンですね。ハイ。
すでにオヤジ系週刊誌でも”ソッチ系の話題”ばかり盛り上がってますが
今期の連ドラの中ではワリと期待に応えてくれそうな気がしています。

木曜 1月12日 21:00〜 「白夜行」 (TBS)原作:東野圭吾
脚本:森下佳子 P:石丸彰彦 平川雄一郎 音楽:河野伸
演出:那須田淳、石井康晴 制作:TBS (初回2時間スペシャル)
出演:山田孝之、綾瀬はるか、渡部篤郎、柏原崇、小出恵介、田中圭
奥貫薫、八千草薫、西田尚美、大塚ちひろ、平田満、武田鉄矢ほか

TBSの「セカチュー」コンビがお送りする恋愛巨編って感じですかねぇ?
予告を見て”限りなく大映ドラマ路線に近い”って印象を受けたんですが
どうでしょう?「赤いシリーズ」のリメイクは、このための布石だったのかと。

木曜 1月12日 22:00〜 「小早川伸木の恋」(CX)原作:柴門ふみ
脚本:武藤将吾 P:喜多麗子、古屋建自 音楽:Face 2 fAKE
演出:武内博樹、松山博昭
出演:唐沢寿明、勝村政信、藤木直人、市毛良枝、片瀬那奈、大泉洋

唐沢寿明さんが「白い巨塔」以来の連ドラ出演って事になるんでしょうか?
柴門ふみさんの最近の作品らしく中年の男女の日常に潜む葛藤だとか
恋愛模様みたいなものを描いていく作品になるみたいですね。
30代の恋?あんまり興味ねぇなぁ。ってのが第一印象かな。

金曜 1月13日 22:00〜 「夜王〜YAOH〜」(TBS) 原作:倉科遼
脚本:いずみ吉紘 チーフP:貴島誠一郎 P:加藤章一
演出:
酒井聖博、倉貫健二郎、堀 英樹 制作:ドリマックステレビジョン
出演:松岡昌宏、北村一輝、香里奈、要 潤、石垣佑磨、青木伸輔
須賀貴匡、岩佐真悠子、中島史恵、荒川良々、佐藤二郎、矢島健一

たしか、去年の5月に2時間のスペシャルドラマで放送した「夜王」が
1クールの連続ドラマになって戻ってきました!!ってな感じですね。
原作は連載中の漫画だけに2時間の特番よりは連ドラの方が良いかも。
主演の松岡君をはじめとして見事にホスト臭いメンツを揃えて来ましたが
タレントになった元カリスマホスト・城崎仁クンは、なぜ出てないんでしょう?
予告見たら石垣くんの髪型がナスのヘタみたいになってたのが衝撃的。

金曜 1月13日 23:15〜 「時効警察」(EX) 原作・脚本:三木 聡
チーフP:黒田徹也 P:横地郁英、遠田孝一 音楽:坂口 修
脚本・演出:岩松了 演出:園子温、ケラリーノ・サンドロビッチ、塚本連平
出演:オダギリ・ジョー、麻生久美子、豊原功補、ふせえり、岩松了ほか

金曜ナイトドラマ枠つっても「クレッシェンド」も「堤」も絡んでねーんだろ?
じゃ見る気しねー。なんて思ってたらスタッフに気になる名前がチラホラ。
第一話を見てから見るか見ないか決めても良いかもしれません。

金曜 1月13日 24:12〜 「2ndハウス」(TX) 原作:七瀬あゆむ
原作・脚本:樫田正剛 P:?演出:?出演:長野博(V6)磯山さやかほか

V6の長野博が主演の漫画原作、約1時間モノの連続ドラマという
テレビ東京としては深夜枠ながら、かなり頑張った感じのする作品。
予告を見る限り、深夜枠らしい気楽さと楽しさがありそうで期待できる。

土曜 1月14日 21:00〜 「喰いタン」 (NTV) 原作:寺沢大介
脚本:伴一彦 P:次屋 尚 、山本 由緒 協力P:和田豊彦、井下倫子
演出:中島 悟 、渡辺 智明ほか 制作協力:アベクカンパニー
出演:東山紀之、市川実日子、森田剛、佐野史郎、京野ことみ、伊東四郎

伴一彦さんって「うちの子にかぎって」や「パパはニュースキャスター」など
80年代TBSの看板ドラマを何本も書いている人ですが、最近はあんまり
パッとしない作品が続いている感じですね。このドラマの原作マンガは
「ミスター味っ子」「将太の寿司」といったヒット作を持つ寺沢大介の作品。

正直、原作の主人公のイメージと東山さんのイメージは全くダブりませんが
「ごくせん」「金田一」と漫画原作モノにはめっぽう強いNTV系土9枠ですし
「平成の夫婦茶碗」で、そのイメージをぶち壊す役を演じた東山さんだけに
キャスティングを見ただけでダメを出すのは早計と言えるかもしれません。

しかし、原作にいないキャラクターが多数登場と不安要素もてんこ盛り。
果たしてドラマの方は「旨味〜〜!!」と、なりますかどうか。

日曜 1月15日 21:00〜 「輪舞曲(ロンド)」(TBS)初回2時間
脚本:渡邉睦月 P:植田博樹・吉野有子 アソシエイトP:Chung Tae Won
演出:平野俊一、生野慈朗、山室大輔 音楽:
菅野祐悟、KREVA
出演:竹野内豊、チェ・ジウ、木村佳乃、石橋凌、速水もこみち、岡本麗
風吹ジュン、市川由衣、塩見三省、イ・ジョンヒョン、森下千里、ベッキー
ムッシュかまやつ、佐藤隆太、ウェンツ瑛士、橋爪功、杉浦直樹ほか

日本の連ドラのヒロインに「涙の女王」ことチェ・ジウをキャスティングとは
”日本の韓流ブームもここに極まれり。”といった感がありますね。
それにしても韓流スターのセリフとかはどうするんでしょう?字幕?
いっそ田中美里がチェ・ジウの吹き替えすればいいのに。
竹野内豊も萩原聖人が吹き替えすればいいのに。YOUしちゃいなよ。

水曜 1月18日 22:00〜 「神はサイコロを振らない」(NTV)
原作:大石英司 脚本:水橋文美江 P:櫨山裕子、内山雅弘
演出:佐藤東弥、南雲聖一 出演:小林聡美、ともさかりえ、山本太郎
武田真治、成海璃子、市川実和子、大杉連、岸辺一徳ほか

「すいか」?てのが第一印象ですかね?スタッフも出演者も被ってます。
日テレ系のドラマには、なぜかコンスタントに登場する市川姉妹の不思議。

木曜 1月19日 22:00〜 「ガチバカ!」 (TBS)
脚本:旺季志ずか、楠野一郎 チーフP:貴島誠一郎 P:橋本孝
演出:松田礼人、竹村謙太郎、山本剛義 制作:ドリマックステレビジョン
出演:高橋克典、井上和香、沢村一樹、手越祐也、増田貴久、黒川智花

このドラマも貴島誠一郎さんがチーフプロデューサーになってますが
TBSって他にドラマのプロデューサーがいないんでしょうかねぇ?
TBSの貴島誠一郎、CXの大多亮って感じなのかな。たぶん。

「ドラゴン桜」「花より男子」と続けて学園モノのヒットを飛ばしたTBSですが
柳の下にもう一匹ドジョウはいるのでしょうか?気分的には「ごくせん」の
ムードで「ヤンキー母校に帰る」を「サラリーマン金太郎」が演じる感じ?
個人的にはダメ臭い匂いを強く感じますがどうでしょう?
いちおう「雨と夢のあとに」の親子が共演するのが見どころかなぁ。


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