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2004年11月20日 忍 SHINOBI−HEART UNDER THE FUND−
【「弟」好発進・「忍」始動】

Y紀恵 「M次郎く〜ん、てだこ通信が来てるわよ〜!!」

M次郎 「おっ!”MISS(世界文化社)11月号”にゆっき〜が載ってるって!
      ・・・・・って情報が遅ぇ〜よ!!

Y紀恵 「ちょっと調べてみたんだけど、もう書店には12月号が並んでるし
      11月号はすでに出版社にもバックナンバーが無いみたいね」

M次郎 「う〜ん・・・今さら教えてもらってもね〜、って情報だなぁ。
      ところで”弟”の視聴率が絶好調だってね!!」

Y紀恵 「初回は23.6%もあって同時間帯のトップだったそうね。
      今年のテレビ朝日でも2位の高視聴率だったんですって。」

M次郎 「さすが我らがゆっき〜!!だね!」

Y紀恵 「でも、第1話には仲間さん登場してないんじゃない?」

M次郎 「ま・・・・それはそれ!!

Y紀恵 「ちなみに池○荘さんという方からいただいたお便りによると

【世代別視聴率

M1(20〜34 男性)  2.7%  F1(20〜34 女性)  6.3%
M2(35〜49 男性)  5.9%  F2(35〜49 女性) 11.9%
M3(50〜   男性) 16.9%  F3(50〜   女性) 26.2%

・・・・という分布になってるらしいわよ」

M次郎 「ぐ・・・・予想通りジジババばっかりか・・」

Y紀恵 「ま、その世代に仲間さんの魅力をアピール出来たと思えば
      来年の”ハルとナツ”や再来年の大河ドラマ「功名が辻」に
      繋がる仕事にはなってるんじゃないかしら?」

M次郎 「ボ・・・ボクもちょうどそう思っていたところさ!!
      ・・・しかし池○荘さんってよくお手紙を送ってくれるんだねぇ」

Y紀恵 「ナニ言ってるのM次郎君?今回が初めてじゃない」

M次郎 「へ?たしか前回の石川亜沙美さんってお手紙くれたのも・・
      アレェ!?いつの間にか別の人になってる!!

Y紀恵 「何も変わってないわよ。M次郎君の勘違いじゃないの?」

M次郎 「・・・・そうかなぁ、たしかこの前は池○荘さんって書いて・・・・」

??? 「た・・・たいへんでぇ〜す!!ミラクル博士がぁ!!」

Y紀恵 「・・・・?どちらさま?」

??? 「ハァハァ・・・・ワ、ワタクシ、ミラクル博士の助手の・・・」

M次郎 「またかよ!!」

??? 「助手の・・・O木のさらに秘書のイラブー子と申します」

M次郎 「イ・・・イラブー子?」

ブー子 「ハイ!!イラブーというのは沖縄の言葉で・・・」

Y紀恵 「・・・・なんだかいい加減どうでも良くなってきたけど
      あのジジ・・・ミラクル博士に何かあったんですか?」

ブー子 「ハッ!!そうでした!!ミラクル博士が大変なんです!」

M次郎 「まぁ、いつも”ある意味大変”な気はするけど・・・」

ブー子 「そんなモンじゃありません!!もう大暴れなんです!」

M次郎 「えぇっ!!ミラクル博士が大暴れぇ!?」

Y紀恵 「いったい何が起こったのかしら!?」

M次郎 「・・・どうせトレカがダブったとか、そんな事じゃないの?」

ブー子 「それが・・・昨日”忍”のHPを見てから急に暴れだして・・」

Y紀恵 「あぁ、そういえば世界4カ国公開とかいうニュースと一緒に
      ”忍-SHINOBI”の公式HPの方も更新されてたみたいね」

ブー子 「そうなんです!その公式HPを見てからもう大変なんです!
      今O木さんが必死に博士を押さえているんですけど・・・」

M次郎 「う〜ん・・・とりあえず博士の研究室に行ってみようよ!!」

Y紀恵 「行きましょう!あの研究室という名の魔窟へ!」

(ミラクル博士の研究室)

ミ博士 「クキエェ〜〜!!」

O木 「は・・・博士ぇ!!お気を確かにぃ〜〜!!」

M次郎 「・・・・・たしかにスゴイ事になってるみたいだ」

ミ博士 「革命じゃ〜!総括じゃ〜!
   ゲバ棒持ってこーい!!」

Y紀恵 「完璧に理性を失っているみたいね。
      ・・・・・・よし、ここはワタシに任せて!!

ミ博士 「今こそプロレタリアート革命を・・・・!!」

Y紀恵 「ハイ、博士」

ミ博士 「・・・・・・・・・・なんじゃ?M次郎君とY紀恵ちゃんではないか。」

ブー子 「は・・博士が大人しくなった!!
     ス・・・スゴイさぁー!!Y紀恵さん!!」

M次郎 「スゴイよY紀恵ちゃん!いったい博士にナニしたの!?」

Y紀恵 「大した事無いわ、博士にM次郎君の机の上にあった
      JA共済の2005年カレンダーをあげただけ

ブー子 「たったそれだけで・・・・・・スゴイです!Y紀恵さん!!」

M次郎 「さすがY紀恵ちゃん!!博士の弱点を知り尽くしてるね!
      ・・・って何してくれてんだよこのアマ!!

Y紀恵 「博士!!いったい何があったというの!?」

ミ博士 「う・・・うむ、君らこそ”忍”のHPをまだ見ておらんのか?」

M次郎 「とっくに見たよ!!決まってるじゃん!」

ミ博士 「だったらなぜそんなに平然としていられるのじゃ!?」

M次郎 「なぜ?って言われても・・・・言ってる意味がわかんないよ」

Y紀恵 「もしかして博士は”映画ファンド”の事を言ってるの?」

ミ博士 「うぉう!!その名前を口にするな!!
    名前を聞くのも汚らわしいわい!!」

M次郎 「え?どういうこと?博士”買い”って言ってたじゃん?
      つーか映画ファンドの詳細って発表されたの?」

Y紀恵 「発売日、販売窓口等、詳細が公式HPで発表されたわよ」

M次郎 「マジで!?さっそく見なくちゃ!!」

ミ博士 「見るだけムダじゃと思うがのぉ・・・・・・」

M次郎 「ふむふむ・・・募集は総額10億円、楽天でも受け付けるのか・・
      申し込みは11月30日から2月末までで満口になり次第終了と。
      ミ博士の予想通りファンドの償還は2年後の12月かぁ・・・」

Y紀恵 「興行収入と比較した試算表も出てるわよ」

M次郎  おぉっ!!スッゲー!!
      チャレンジコースの満期受取額が一口あたり232,025円!?
      安定コースでも133,006円だってサ!!年利いくらよ!?」

Y紀恵 「・・・・・・その通りになれば、たしかにスゴイけどね」

ミ博士 「その受取額を得るのに必要な興行収入をよく見てみろ」

M次郎 「え?・・・・・イチ、じゅう、ひゃく、せん、まん・・・単位が
      百万円って事は・・・・・・いちまん百万円っていくら?」

Y紀恵 「100億円ね」

M次郎 「ひゃ・・・・百億ゥ!?

ミ博士 「ちなみに2003年度に劇場公開された邦画で興行収入
      100億円以上を達成したのは”踊る大捜査線2”のみ。
      洋画を含めても”ハリーポッターと秘密の部屋(173億)”と
      ”マトリックスリローデッド(110億)”しかないほどなんじゃ」

Y紀恵 「”踊る大捜査線2”は前作も興行収入101億を記録した
      ドラマの映画化の続編だし、フジテレビがメディアをフルに
      活用して全面的にプロモーションをバックアップした結果。
      マトリックスもハリーポッターもヒット作の続編だものね。」

ミ博士 「うむ、少なくとも単発の邦画がテレビや雑誌のタイアップ無しで
     興収100億円を達成するのはまず不可能と考えてよいじゃろう」

Y紀恵 「ちなみに今年大ヒットした、あの”セカチュー”ですら
      興行収入は100億円に届かず、61億円らしいわね。」

M次郎 「・・・・って事は?」

Y紀恵 「まぁ、そんなの絵に描いたモチってヤツじゃない?」

M次郎 「・・・・要するに可能性はほぼゼロって事だね」

ミ博士 「それよりも重要なのは損益分岐ラインじゃよ」

M次郎 「・・・・ナニそれ?」

Y紀恵 「う〜ん・・・損と得との境界線ってとこかしら」

ミ博士 「この試算表によると「忍」ファンドの損益分岐ラインは
      興行収入20億円以上という事になっておるのじゃ」

M次郎 「興行収入20億円って・・・・高いの低いの?」

Y紀恵 「去年のデータによればこんな感じみたいよ」

M次郎 「わっ!!高いも低いも邦画で興行収入が
     20億越えてる映画って七本しかないじゃん!」

ミ博士 「さすがに洋画は20本を越える作品が興行収入20億円を
      達成しておるが”8-miles”や”X-MEN2”が20億に届いて
      いない事を考えると、そうそう楽観できる数値ではないぞ」

Y紀恵 「エル○ンター○でさえ20億円には届いていないものね。」

M次郎 「そこが基準かよ!!・・・でも”座頭市”は28.5億じゃん!」

Y紀恵 「ベネチア国際映画祭で監督賞受賞作品の”座頭市”でさえね」

ミ博士 「日本人は”賞”の権威に弱いと言われておるのにのぉ・・・
      要するに”トリック劇場版(興収13億円)”の倍近い動員に
      ならんと「忍」ファンドは確実に赤字になる。という事じゃよ」

M次郎 「・・・・・そ・・・・そりゃ大変だぁ〜!!

Y紀恵 「やっぱり”トリック劇場版”を例に出して説明するのが
      イチバン実感として理解しやすかったみたいね」

ミ博士 「しかも!!それだけではないぞM次郎君!!」

M次郎 「え?・・・まだなんかあるの!?」

ミ博士 「M次郎君がアテにしておった”特典”の内容じゃよ!」

M次郎 「え?・・・・それも発表されてたの!?」

Y紀恵 「あいかわらずキチンとコンテンツを見てないのね。
      ハイ、特典についてはこちらをご覧下さい。」

M次郎 「え〜っと・・・・けっきょくどういうこと?」

Y紀恵 「M次郎君のように予算10万円で「忍」ファンドに投資すると
      もらえる特典グッズは↓このようなラインナップになります」

特別試写会の招待券、または劇場招待券 一枚
撮影スタッフ用タオル(非売品)       一枚
通常版DVDの本編後に名前をクレジット 一名(希望者のみ)
特別情報サイトへのアクセスパスワード  1
劇場用宣伝ポスター(非売品)       一枚
劇場用宣伝チラシ (非売品)        10枚

M次郎 「・・・・セコっ!!なんだよこれ!?
    こんなの全部タダみたいなモンじゃん!

Y紀恵 「M次郎君が欲しがってたメイキングDVDを貰うためには
      最低でも50万円以上の投資が必要になるみたいね」

M次郎 「そ・・・そんなの無理に決まってんじゃん!!

Y紀恵 「あと、M次郎君が楽しみにしてた”特別試写会”だけどソッチは
      出演者も監督も来ないみたいね。舞台挨拶があるのは
      100万円以上のセレブな投資家だけが集まる
     ”完成披露プレミアム試写会”だけみたいよ。

ミ博士 「ちなみに出演者のサイン入りフォトスタンドがもらえるのは
      1000万円以上の高額投資者に限られておる!!」

M次郎 「な・・・・なんだってぇ〜!!
     くっそぉ〜!!貧乏人を差別しやがって!!
     ファンが行けない試写会ってどういうんだよ!

ミ博士 「まったくじゃ!!プチブルどもめ!!資本家め!!
     おおかたプレミアム試写会はブルジョアどもの金銀財宝が
     カチカチやかましい試写会になることじゃろうよ!!フン!」

Y紀恵 「金歯とかね・・・要するに、この「忍」ファンドの特典を見ると
     貧乏人のファンには舞台挨拶も見せないつもりみたいね」

ミ博士 「ファンを踏みにじって映画がヒットすると思ったら大間違いじゃ!
      実際にせっせと映画館に足を運んで映画会社や資本家どもを
      肥え太らせているのは名も無い草の根の民草だという事が
      この資本主義のブタどもには分かっておらんのじゃ!!」

M次郎 「いやいやいや!!それとこれとは話が別なんじゃないの?
      映画ファンドがダメだとしてもヒットするかどうかは別・・・」

ミ博士 ばっかもーん!!
      ワシが特典グッズの話だけで興奮しておると思ったか!?
      コレを読んでみろ!!もう絶望せずにはおられんぞ!

Y紀恵 「これは”忍”ファンドHPの”映画の特徴”ってとこね」

ミ博士 「ここを読んでみろ!!」

M次郎 「え〜っと・・・・「ロード・オブ・ザ・リング」三部作、「ラストサムライ」
     「パイレーツ・オブ・カリビアン」など大ヒットが続いているアクション
     大作。それらのヒット作品の要素には、壮大なスケール感、強大な
     敵との闘い、派手なアクションシーンなどが共通している。「忍−
     SHINOBI」はその要素をふんだんに取り入れ、日本を舞台に
     撮影されている。・・・・・・って、これがどうしたの?」

ミ博士 「どうしたの?・・じゃないわい!!問題アリアリじゃろうが!!
      まず「ロード・オブ・ザ・リング」「ラストサムライ」「パイレーツ
      オブ・カリビアン」をアクション映画としてひと括りにしている
      分類のデタラメさ、そしてそれらの映画のヒットの要素として
      挙げられているのが”壮大なスケール感””強大な敵との闘い”
      ”派手なアクションシーン”とは、なんというお粗末な分析か!」

Y紀恵 「たしかに、この論法で行くと”ラストサムライ”も”あずみ”も
     ”ハットリ君”も全部同じジャンルの映画になっちゃう
わね」

ミ博士 「ちなみに”忍”と同じチャンバラアクション映画”あずみ”は
      ”2”の制作が決まったものの興行成績は8億円低度じゃ。」

M次郎 「う〜ん・・・・また不安になってきたぞ」

ミ博士 「おまけにウリは”巨大なオープンセット”と”世界初のVFXと
      ワイヤーアクションの融合”なんて事をぬかしておる!!」

M次郎 「なんか、ますますハットリ君みたいになってきたね。」

Y紀恵 「そういえばある映画でも同じようなこと言ってた気がするわ。
      っていうか、要するにマトリックスのパクリよね。」

ミ博士 「さらに【世界で活躍するクリエイター】として
      コンセプトデザインに山田章博さんと来ておる!!」

M次郎 「ちょっと待って!!山田章博さんのナニがいけないのさ!!
      「ロードス島戦記」とか「十二國記」とかヒットしてるでしょ!?」

ミ博士 「たしかに山田章博さんは素晴らしい絵を描かれる方じゃ。
      しかし、この映画はアニメではない。

Y紀恵 「山田章博さんの絵が実際動くわけじゃないものね。
      タイアップ漫画の連載でも始まるなら話は別だけど。
      どうせなら”バジリスク”も原作にしちゃえばよかったのに。」

M次郎 「う・・・それはたしかに」

ミ博士 「挙句の果ては”忍者というテーマでビジネスチャンスを拡大”と
      来たもんだ!!もうあきれ果てて何をか言わんやじゃよ!!」

Y紀恵 「”忍者は玩具、アニメ、ゲーム、漫画など様々なメディアに
     展開しやすく相乗効果を上げやすいテーマである。
”なんて
     書いてあるけど、”NARUTO”の映画化ってワケでもないしね」

M次郎 「たしかに、コレはボクが読んでも説得力感じないなぁ。
      NARUTO人気がイコール忍者ブームってワケじゃないし
      ハットリ君もファミコン以来ゲームにはなってないし。」

ミ博士 「だいいち、漫画化やゲーム化なんていう展開を考えているなら
      とっくに企画が動き出していないと劇場公開に間に合わんわい」

Y紀恵 「ま、電通あたりが”忍者ブーム”を仕掛けようと暗躍してそうな
     気配はあるけど”NARUTO”のファンが観に行くとは思えないわ」

ミ博士 「”忍者というテーマは海外の注目度が高い”なんて言っておるが
      全米のBOX-OFFICEのトップ10に入った忍者映画なんて過去に
      何本あったかの?ショーコスギか?ソードトゥキルか?」

Y紀恵 「”ティーンエイジミュータントタートルズ”くらいじゃないかしら?」

ミ博士 「それに”海外での公開がすでに決定”と書いてあるが
      この興行収入がファンドの収益に含まれるのかは謎じゃ。」

Y紀恵 「というか”海外に上映の興行権を売った”ってだけなら
      ファンドの興行収入には含まれないんじゃないのかしら?」

ミ博士 「それに、現時点で決まっておる海外の公開先がシンガポール
      タイ、マレーシア、インドネシアじゃろう?たとえ海外の興収が
      ファンドの利益に含まれていて、それらの国でヒットしたとしても
      貨幣価値や市場規模を考えたら大して期待できそうにないぞ」

Y紀恵 「ロスでお披露目をする時に欧米の買い手がつくといいけどね。
      ・・・で、念のため博士にもう一度聞いておきたいんだけど
      「忍」ファンドは買いかしら?それとも見送りかしら?」

ミ博士 「うむ、こうなると金の無い人間には論外の商品じゃな。
      投資額が50万円以下ではロクな特典グッズも手に入らんし
      50万円投資してメイキングDVDを貰ったとしても興行収入が
      20億円を下回るような事があれば、安定コースでも2万円強
      チャレンジコースなら10万円近い損を覚悟せねばならん。」

M次郎 「100万円払って”プレミアム試写会”のチケットを手に入れても
     興行収入が10億円程度だったら10万円のチケットになるよね」

ミ博士 「試算によれば興収20億円を越えれば利益が出る計算じゃが
      それさえ”セルDVDが定価4500円換算で20万本ほど売れる
      という前提の上での試算じゃから机上の空論とも言えるしの。

      結局、少ない投資額ではロクな特典グッズも手に入らんうえに
      損益分岐ラインのハードルも想定していたよりもやや高め。
      おまけに償還は2年後の12月と来れば魅力的とは言えんなぁ。」

M次郎 「たしかに冒険するには、ちょっと不確定要素が大きいよね」

ミ博士 「てか、この映画またババ引いたって感じがするのぉ」

Y紀恵 「ま、それを言うのはまだチョット気が早いとしても、それだったら
      映画ファンドの配当金にしか興味の無い高額投資家から
      要らない特典グッズを手に入れる方法を考えた方が良さそうね」

ミ博士 「うむ、こうなってはそっちの方が効率が良さそうじゃな」

M次郎 「ハァ・・・・やっぱり世の中そんなにウマイ話は転がってないね」

Y紀恵 「とりあえず私はM次郎君の隣の家の前を毎日掃除する事にする」

M次郎 「へっ?・・・・なんでY紀恵ちゃんが隣のジジイの家を?」

Y紀恵 「だって、M次郎君の隣のおジイさんお金は唸るほど持ってるけど
      仲間さんやオダギリさんのファンでもなんでもないんでしょ?
      上手くゴマすっておいたら「忍」ファンドの特典グッズなんか
      全部タダでくれるかもしれないじゃない

M次郎 「あっ!なるほどね〜、たしかに近所や親戚にそういう人がいたら
      そっちの方がオークションに出てくるのを待つより、はるかに
      確実だし安上がりだよねぇ〜・・・・って、オイ!!

Y紀恵 「アラ何かしら?」

M次郎 「と・・・隣のジイさんは、ボクが最初に目をつけてたんだぞ!」

Y紀恵 「おジイさんからグッズをせしめるのは私のアイデアよ?
      っていうか、おジイさんは誰のものでもないわ!!」

M次郎 「そ・・・そんな!!」

Y紀恵 「おジイさんは誰のものでもない!!
     でも、おジイさんのグッズは私のモノ!!」

ミ博士 「よ〜し!!ワシは囲碁仲間のセンで攻めてみるぞい!」

Y紀恵 「オホホ!!どっちが勝つか競争ね!!博士!!」

M次郎 「お〜い!!ふたりとも待てぇ〜!!」

O木 「・・・・・・・・・」

ブー子 「・・・・・・・・」

O木 「・・・・・・・・(ガチャ)・・・・ピポパ
    もしもし?・・・・・・・・・あ〜、私警察のモノですが・・・ハイハイ
     え〜・・・・今ですね、お孫さんと代わりますので・・・・・ハイ」

ブー子 「・・・・・・・・・・・・・モシモシおじいちゃん?ワタシ、ワタシ
      あの・・・交通事故で・・・・急に特典グッズが必要に・・・・」


2004年11月25日 なんどめだナウシカ
【「弟」好評のうちに終了「ごくせん2」徐々に始動】

Y紀恵 「博士、「弟」の視聴率は上々だったようね」

ミ博士 「うむ、5話すべてが20%を越える高視聴率をマークして
      テレビ朝日では久々のヒット作となったようじゃな」

M次郎 「なんでも関西では週間視聴率ランキングの1〜5位を
       ”弟”1〜5話で独占したらしいね!!」

Y紀恵 「ちなみに関東では仲間さんがイチバンたくさん出演した
      第3話は、またアレに、してやられたみたいだけどね」

M次郎 「ぐ・・・・そんなにみんなジ○リが好きかねぇ?」

ミ博士 「最近の若い母親はディ○ニーとジ○リさえ見せておけば
      子供は必ずいい子に育つと思ってるフシもあるからのぉ」

M次郎 「そうそう!そんなに簡単に行ったら苦労しねーっつーの!
      ミッ○ー大好きなツッパリにカツアゲされたっつーの!」

Y紀恵 「どっちも作ってる人はゲ○だとかロ○○ンだとかウワサが
      絶えないのも確かね、でも、ワタシもナ○シカは大好きよ」

ミ博士 「ホウ!!それはチョット意外じゃな!!」

Y紀恵 「だって世界中が私のような美少女にひれ伏す話でしょ♪」

M次郎 「う〜ん・・・・・なんか違うような気がするけどナァ」

ミ博士 「ま、大きく間違ってはいない気もするけどの」

M次郎 「そうだ!”ごくせん2(仮)”の出演者がまた発表されたね!」

Y紀恵 「乙葉ちゃんは盲点だったけど幹久さんは予想外だったわ」

ミ博士 「幹久くんとは”2000年の恋”とか”弟”でも共演しとるが
      むしろ情報を小出しにしてるようなところが気になるのぉ。」

M次郎 「つーか、いい加減、正式なタイトルを教えて欲しいよね。
      いつまでも”?”とか”仮”とかつけるのもメンドクサイし」

ミ博士 「う〜む、まだ決まっていないという事は無いと思うがのぉ」

Y紀恵 「私は”ごくせん・リローデッド”とかじゃなきゃ何でもいいわ」

ミ博士 「とりあえず早いことおねがいしますぞぉ〜」

【映画ファンドと映画のお話】

ミ博士 「さて、映画ファンドがらみで、これまで映画の事をイロイロと
      調べて来たが、今日はもう少し突っ込んだ勉強してみよう」

M次郎 「えぇ〜、映画ファンドは買ってもしょうがない事が分かったし
      今さら映画の仕組みなんか知らなくってもイイよ〜」

Y紀恵 「でも、映画に限らずテレビにしても身近な娯楽のワリには
      ちょっと突っ込んだ話になると知らない事が多いわね」

ミ博士 「逆に言うとチョット勉強してみれば今まで見えなかった事が
      意外と簡単に理解できたりするかもしれないじゃろ?」

M次郎 「そっか”忍-SHINOBI”の公開はまだ1年先の話だし
      それまでに知識を増やしておくのは悪い事じゃないね」

ミ博士 「そういう事じゃな、今日のM次郎君は聞きワケが良いのぉ」

M次郎 「こうなったら”忍”が成功するためにはファンとして
      どんな事が出来るのか知っておきたいしね!!」

Y紀恵 「アラ、私利私欲で目を血走らせてた前回までと較べて
      なんだか人が変わったように感心な心がけね!!」

M次郎 「ほっとけよ!!」

ミ博士 「さて、それでは、どうなったら”忍”は成功するのか?
      という観点から”映画のしくみ”を勉強していこうかの。」

M次郎 「ハーイ♪」
Y 紀恵 「ハーイ♪」

ミ博士 「まず”忍ファンド”のペイラインに設定されておる
      興収20億円という数字の意味について勉強しよう。」

Y紀恵 「ミラクル博士、いままでフツーに聞き流してたけど
      そもそも”興行収入”ってどういう意味なのかしら?」

ミ博士 「ウム、さっそくいい質問じゃな。映画の成績を測る指標には
      ”興行収入”と”配給収入”の二種類があるんじゃが
      興行収入というのは入場料に有料入場者数を掛けた物で
      ”全米興行成績1位!!”という場合の興行成績というのは
      この”興行収入”の事だと考えて良いんじゃよ。」

Y紀恵 「入場料×有料入場者数って事は実際に映画館で使われた
      入場料を単純に全部足した物が”興行収入”ってワケね」

ミ博士 「うむ、実際にはイロイロと細かい要素もあるのじゃが
      興行収入については、だいたいそう考えて間違いない。

      ちなみに公開からたった二日で”トリック劇場版”の興収を
      上回った”ハウルの動く城”の動員数が110万人じゃから
      ”忍”のペイラインである20億円の興行収入を達成するには
      だいたい160万人程度の動員数が必要になるじゃろうな。」

Y紀恵 「ジブリ映画の客層を考えると”忍”はもうすこし少なくても
     良さそうだけど、ざっと東京都民の1割強ってところかしら?」

M次郎 「ふ〜ん、意外と多いんだね、思ったよりも大変そうだなぁ。
      ところで博士、配給収入の方はどんなものなの?」

ミ博士 「”配給収入”というのは読んで字のごとく映画興行における
      ”配給会社”つまりは映画会社の収入の事なんじゃよ。」

Y紀恵 「そうか、入場料には映画館の取り分も含まれているのね?
      ようするに興行収入から映画館の取り分を引いたものが
     ”配給収入=映画会社の収入”と考えて良いって事かしら?」

ミ博士 「うむ、細かく言うと”興行成績”に”映画料率”を乗じたもので
      興行会社から配給会社に支払われる映画料の事というのが
      正しい言い方のようじゃが、概ねそう考えて間違いない。」

M次郎 「ところで興行収入と配給収入ってどのくらい違うの?」

ミ博士 「たとえば、先週アレがアレしたも○○け姫の場合じゃと
      興行収入は193億円、配給収入が113億円となっておる」

Y紀恵 「半分以上が親の取り分って事?それはボロイわね」

ミ博士 「うむ、実はそこがなかなか複雑での。
      一般に配給収入は興行収入の5割程度と言われておるが
      その割合は興行成績や作品によってかなり差があるそうで
      たとえば興収110億円の”踊る大捜査線”の場合、配収は
      51億円と発表されておって、5割を少し切っておるのじゃ」

M次郎 「なんでも一緒ってわけじゃないんだね」

ミ博士 「興行の形態によっては”ほぼゼロ”なんて事もあるようじゃが
      大体、興収の3〜6割程度が配収だと考えて良いようじゃな」

Y紀恵 「それじゃ、たとえば配給収入を基準にランキングをつけると
      興行収入が全く同じでも、配給収入の割合の高い低いで
      ランキングが入れ替わっちゃう可能性があるって事?」

ミ博士 「そうなんじゃよ、日本映画界では”要は映画会社が儲けて
     ナンボ”
という考え方から”配収”が基準になってたんじゃが
      実際のヒット作とランキングが一致しない可能性がある事と
      海外では”興収”が一般的だという事から2000年あたりを
      境にして、興行収入が成績評価の基準になったんじゃよ」

Y紀恵 「映画会社がいくら儲けようが、私たちには関係ないものね。
      どうせなら観客動員数を基準にすれば物価の変動とかにも
      左右されないから、過去のヒット品とも比較しやすくない?」

ミ博士 「たしかに観客動員数を指標にするのも良いと思うんじゃが
      その場合は、データの水増しなどが出来ないように厳格に
      チェックするシステムを作らんと有名無実化するからのぉ。」

Y紀恵 「でも、たとえば”ゴジラ”と”もののけ姫”って配収で比較すると
      キングコング対ゴジラの配収(1962年公開 3.5億)に対して
      もののけ姫(1997年公開 113億)で、比較にもならないけど
      観客動員数だと、キングコング対ゴジラ(1255万人)に対して
      もののけ姫(1420万人)だから、40年前の”ゴジラ映画”が
      どの程度のヒットだったのか実感として分かりやすくない?」

ミ博士 「うむ、たしかに、そういう意味ではその通りなんじゃが
      たとえば家庭にテレビも無い時代と、今では映画を取り巻く
      環境も違うから、いずれにしても単純比較はできんのじゃよ」

M次郎 「ところでミラクル博士、前売り券の収入はどっちに入るの?
      この前勉強した時の映画でも出てきたけど前売り券って
      買っても使われないままで終わっちゃう場合もあるよね?」

ミ博士 「うむ、実はそこがまた、ややこしいところなんじゃよ。
      そもそも前売り券には大きく分けて劇場の窓口で発売される
      ”窓口前売り券”と”コンビニ”や”プレイガイド”で販売される
      ”特別鑑賞券”の2種類があるのじゃ。」

Y紀恵 「コンビニなんかで買う場合は大体どこでも使えるけど
      劇場で買う場合は買ったところでしか使えないわよね」

M次郎 「でも劇場で買う場合は特別なオマケが付いてたりして
      お得感があるんだよね〜、そもそも前売り券って
      だいたい当日券より300〜500円くらい安いしさぁ」

Y紀恵 「最近は前売りにDVDが付いてたりする事もあるみたいね」

ミ博士 「配給元が前売り券を割安で販売する目的はイロイロあって
      その作品の前評判をリサーチするという目的がひとつ。
      そして、口コミによる宣伝効果を狙うという目的がひとつ。
      さらに、資金を前倒しで回収したい。という目的などがある」

Y紀恵 「要するに前売り券ってプリペイドカードみたいな扱いなのね。
      でも、コンビニなんかで売れた前売り券の売り上げって
      映画館じゃなくて直接、映画会社に全額が入るのよね?
      そういう場合のお金の流れはどうなるのかしら?」

ミ博士 「ウム、映画館では上映期間中の入場者の性別や人数
      および当日券と前売り券の数などを”週報”という形で
      随時、配給元映画会社に対して報告しているらしいので
      通常は映画館が総売り上げから配給元の取り分に応じた
      金額を映画会社に支払うようじゃが、プレイガイドなどで
      販売された前売り券が使用された場合は、その”週報”の
      データをもとにして、使用された前売り券に応じた金額が
      今度は配給会社から映画館に対して支払われるようじゃな」

Y紀恵 「それじゃ、コンビニやプレイガイドで売られた前売り券が
      使われなかったら配給元の丸儲けって事になるわけね!」

ミ博士 「詳しくは知らんが、理屈から言えばそうなるかのぉ。
      だとすると、配給元にしてみれば前売り券を買ったお客は
      映画を観に来ない方がありがたい。という事になるな。」

Y紀恵 「映画を観るために買ったチケットで、観に行かない方が
      喜ばれるなんて、なんかパラドキシカルですらあるわね。」

M次郎 「・・・・で、前売り券がたくさん売れるとどうなるの?」

ミ博士 「さっきも言ったが前売り券の売れ行きが指標になるから
      上映館の系列だとか”拡大上映”が検討されるようじゃぞ」

M次郎 「系列ってなに?」

ミ博士 「ホレ、トリック劇場版の時も当初邦画系で公開の予定が
      急遽、洋画系の映画館で公開されていたじゃろう?」

Y紀恵 「辻仁成のアレがアレして公開が延期になったおかげで
      トリックが洋画系で上映される事になったのよね」

ミ博士 「普通、洋画系の映画館は洋画を上映する物なのじゃが
      ヒットが見込めそうな映画の場合は特例的に邦画でも
      洋画系の映画館で上映される事があるそうなのじゃ」

M次郎 「それ、一体どう違うの?」

ミ博士 「そもそも邦画系の映画館は年間の上映スケジュールが
      キチキチに詰まっていて、スケジュールの変更が難しく
      大ヒットしても期間を延長するのが容易ではないらしいが
      洋画系映画館の場合そこらヘンの融通が利くらしいんじゃ」

Y紀恵 「つまりロードショーが洋画系の映画館で封切られていたり
      同じ地域の洋画、邦画系の両方で上映されている場合は
      映画会社の期待も大きいと考えて良いって事かしら?」

ミ博士 「ま、断言は出来んが、だいたいそういう事なんじゃろうな」

M次郎 「・・・・・え〜っと、それじゃ今まで聞いた話をまとめると
      前売り券の売れ行きによってロードショーの規模も変わるし
      洋画系の映画館で公開されればロングラン公演もあって
      ますます興行成績が伸びる可能性もあるって事だね?」

ミ博士 「ま、”黄泉がえり”のように映画会社も予想してなかった
      ヒットになってしまった場合でも、別の映画館で引き続き
      上映されたりする事もあるから一概にそうとは言えんが
      まぁ、基本的には、だいたいそう考えて良いようじゃな」

Y紀恵 「ところで、博士・・・・・さっきから気になっているんだけど
      ”忍”の製作費って、たしか15億円だったわよね?」

ミ博士 「うむ、”忍”の場合は総製作費15億円のうち10億円を
      映画ファンドで一般から募集する事になっておるな」

Y紀恵 「でも、配給元の取り分がだいたい興収の半分だとすると
      映画ファンドのペイラインと書かれてた興収20億円じゃ
      配収は10億円程度でしょ?計算が合わないわ

M次郎 「アッ!言われてみれば確かにそうだね!」

ミ博士 「イヤ、試算表によるとビデオやDVDの販売で15億円くらい
      上乗せする計算になっておるようじゃから、製造原価を
      差し引いたとしても、たぶん計算は合うんじゃないかな?」

M次郎 「そういえば、ビデオやDVDの売り上げも入るんだっけ・・・」

Y紀恵 「でも、それだって定価4000円として20万本って計算よ?
     DVDの売り上げで興収の7割以上って見通し甘い気がするし
     私だったら、もっと確実に儲かる方法を考えるけどなぁ〜。」

M次郎 「へ?なんかいい方法ある?」

Y紀恵 「3億円で映画を作って
   7億円を運用するの」

ミ博士 「うむ、実を言うとワシもそれがイチバン賢い方法じゃと思う」

Y紀恵 「だって興収20億円以下なら元本割れでも構わないんでしょ?
      なら製作費を3億に抑えて、残りの7億を上手く運用すれば
      興収6億でも配給会社だけは確実に黒字になるじゃない。
      10億円も興収があったら金利+2億円が丸儲けよ!!」

M次郎 「イヤイヤイヤイヤ!!・・・それはマズイでしょ!!
      ”総製作費15億円!”って言って募集しておいてサァ」

ミ博士 「いやぁ”総製作費○億円!”とか”観客動員数○万人突破!”
      とか言ってて、実際はその半分も行っておらんというのは
      映画やイベントの世界では全然全く珍しい事ではないぞ」

M次郎 「え゛っ!?」

Y紀恵 「実際、どー考えたって10億円もかかってない映画もあるし
      ホントに製作費が正しく使われているかどうか?なんて
      不審に思っても、投資家が調べる方法も無いワケだしね。」

ミ博士 「売れてない前売り券も、売り上げに入れちゃったりのぉ」

M次郎 「マジで!?なにそれ!?」

Y紀恵 「ギャラなんて、主役クラスでもせいぜい数百万円でしょ?
      人件費を1億円ぐらいに抑えて、CGなんかは韓国あたりに
      下請けに出しちゃえば、3億で充分出来ちゃいそうだし!」

M次郎 「イヤイヤイヤ!たしかにジッサイそういう事もあるだろうけど
      今回は単なる宣伝文句じゃなくて、一般の投資家の利益も
      関わって来るワケだから、ウソはマズイでしょ!!

Y紀恵 「え〜、でも確実に儲かる方法はコレしかないと思うけどな〜」

M次郎 「だ・・だから今回は松竹が、たとえ損しても
      出資者に返してくれるんだよ、きっと!」

Y紀恵 「え〜っ!それは絶対にありえないわよ!!
      じゃ、松竹はワザワザ損するために”映画ファンド”なんて
      しちめんどくさい商品の販売を始めたって言うの!?」

M次郎 「イヤ・・・だからそれは前に博士も言っていたように
      新事業の第一弾だから、たとえ損をしてでも配当を・・・」

Y紀恵 「そんなはずないわ!!みずほ銀行や楽天が絡んでいる以上
      絶対に松竹にも”うまみ”があるはずよ!!

ミ博士 「まぁ、現時点で二人が言い争いをしても仕方ない事じゃよ」

M次郎 「で・・・でもさぁ・・・」

Y紀恵 「ナットクいかないわ!!」

ミ博士  「現実に出来上がった”忍−SHINOBI”が
      ”どー考えても15億円もかかってねぇな”
      
ってデキだったら、おのずと分かる事じゃろ?」

Y紀恵 「・・・・・なるほど!!それもそうね!!」

ミ博士 「どうじゃな?来年の公開が今から楽しみになったじゃろ?」

Y紀恵 「えぇ!!ワタシ絶対に、この目でたしかめるわ!!
     15億円もかけた壮大なスケールの映像ってヤツを!」

ミ博士 「うむうむ、良かった良かった。
      ワシも15億円もかけたVFXとワイヤーアクションの融合が
      どんなド迫力映像になるのか今から楽しみじゃワイ。」

M次郎 「なんか・・・・当初の目的とだいぶ離れている気が・・・」


12月18日 今年最後の更新かもしれません
【いよいよ「ごくせん」スタート!】

M次郎 「いや〜、いよいよ迫ってきましたね!!」

Y紀恵 「ウタダにもSMAPにも断られ、ぺにもチェにも断られ
     幸子も衣装を着ないって言うしナッチはアレで辞退だし
     目玉はマツケンだけ、っていうお寒い紅白の事ね!」

M次郎 「違う違う!!いよいよ1月15日からスタートする超大作
      ”ごくせん”の事に決まってるじゃないか!!・・・・って
     言おうと思ったけど、ゆっき〜は紅白に出ないのかな?」

Y紀恵 「あ〜、いちおう来年は”ハルとナツ”の放送だものね。
     でも、仲間さんは再来年の大河の主役が決まってるし
     今年はタッキーとか石原さとみちゃんなんじゃない?」

M次郎 「やっぱそうかなぁ〜、それじゃ今年は紅白じゃなくて
      TBSのアケボノサンバでも見る事にするかな。」

Y紀恵 「ソッチはソッチで、また一瞬で終わりそうだけどね」

ミ博士 「ホッホッホ、すっかり”ごくせん”で盛り上がっておるな」

M次郎 「あれ!?呼んでもないのに来ちゃったよ!!」

Y紀恵 「しかも”ごくせん”の話なんか全然してないし」

ミ博士 「バカモーン!!仲間由紀恵ファンサイトで関係ない
      話なんかしてだれが喜ぶと思っておるんじゃ!!」

M次郎 「え〜っ!!それはそれで楽しいと思うけどナァ・・」

ミ博士 「喝〜っ!!そんなのは本人が楽しいだけじゃ!!」

Y紀恵 「たしかに最近、ブログ流行で、ソノ手の日記も多いわね。
     まぁ日記なんだからそれでもイイっちゃーイイんだけど
     ”Webにアップする意味”ってのも考えて欲しいわ。」

ミ博士 「ウム、それではY紀恵ちゃんからイイ話が出たところで
      とりあえず現在集まっている”ごくせん”に関する情報を
      ざっと、まとめてみる事にしてみようかの?」

M次郎 (・・・・・あいかわらず勝手なジジィだなぁ)

Y紀恵 「それじゃ、とりあえず今(12月18日)発売してる
      テレビ雑誌関係の情報からまとめてみましょうか。
      M次郎君、テレビ雑誌を持って来てちょうだい。」

M次郎 「ハイ!!え〜っと、まずインタビューが載ってるのが
      TVライフ、TVぴあ、TV-navi、月刊テレビジョン、BLT
      他の雑誌も新番組特集で紹介したりはしているね」

ミ博士 「ちなみに、TVライフ、TVぴあ、月刊ジョン、TVナビの
      記事は同じ衣装でインタビューの内容もほぼ同じじゃ。
      BLTはオリジナルの衣装じゃが、記事の内容が薄い。
      オススメは写真も綺麗で3P載ってるTVナビじゃな。」

M次郎 「それにしても、新年新ドラマで、人気シリーズの続編
      だっつーのに、インタビューも載せてないテレビ雑誌は
      いったいどういう了見なんだろうね!!」

Y紀恵 「まだ矢田亜希子ちゃんの記事とかは載ってるのにね
      週刊テレビジョンとかTVガイドとか」

M次郎 「夏は脚本がアレだったから期待もしてなかったけど
      さすがに今回は全誌の表紙だと思ったんだけどナァ」

ミ博士 「ま、毎週インタビューというワケにもイカンから
      雑誌メディアでの露出の時期が偏らないように
      テレビ局側でスケジュール調整しとるのかもしれん」

Y紀恵 「なるほど、たしかにそういう事もあるのかもね」

M次郎 「ま、それじゃ今回はそう考えることにしよう!!」

ミ博士 「さて、それじゃ今度はテレビ関係の情報と行こうかの」

M次郎 「ハイ!!まずは梓さんやなぜベスさんからもらった
      ”世界一受けたい授業”にゲスト出演する情報!!」

Y紀恵 「これ、いちおう出演日はまだ分かってないのよね」

ミ博士 「ま、2001年1月クールに”FACE”が放送された時には
      ”踊るさんま御殿”の新春スペシャルに出演しておるし
      2002年4月に”ごくせん”が放送された時も、第一話の
      放送日に”世界仰天ニュース”にゲスト出演しておるし
      ”世界一受けたい授業”が”ごくせん”の前番組である
      という事を考えると、仲間さんが出演するのは1月15日
      第一話放送直前と見て間違いないんじゃないかのぉ」

M次郎 「たしかに番宣って目的を考えると15日が妥当だよね」

ミ博士 「ま、違っても責任は持てんけどな、ホッホッホ」

Y紀恵 「ところで、日テレのドラマって、放送日に番宣特番が
     必ず組まれていたけど、今回はどうなるのかしらね?」

ミ博士 「とりあえず、てーげーさんからいただいた情報によると
      関西では”ごくせん”と”ナイトホスピタル”の再放送が
      関東でも12月30,31日に朝8時から”ごくせん総集編”が
      放送予定になっておるようじゃし、15日の15:30から
      日テレで30分のPR特番があるという情報もあるぞ」

Y紀恵 「ヤンクミが朝から日テレを電波ジャック!!なんて事が
      1月15日には、もしかしたらまたあるかもしれないわね」

M次郎 「あとは日テレのテレビ情報番組”おじゃマンボウ”とか
      ”ザチャンプ”とかも、これからは見逃せないね!!
      ちょうど15日はチャンプもマンボウも放送日だし!!」

Y紀恵 「少なくとも15日の放送は”ごくせん”特集がありそうよね」

ミ博士 「さて、それでは最後に出演者の新情報といこうか。」

M次郎 「ヤンクミの憧れの人が谷原章介さんに決まったよ!!」

Y紀恵 「映画版”スカイハイ”で釈由美子さんの婚約者の役とか
      ”新選組!”で伊東甲子太郎とかやってた役者さんね」

ミ博士 「ウム、谷原さんと言えば、たしか英語も堪能じゃったな。
      所謂インテリの二枚目役者じゃが、二枚目過ぎもせず
      主役オーラも薄く、前回同様、二枚目だけど目立たない
      ジャマにならないタイプの絶妙なキャスティングじゃな。」

M次郎 「う〜ん!!”ごくせん”楽しみになってきたよね!!」

Y紀恵 「それにしても仲間さん”またやりたいと思ってた”とか
      ”久しぶりに弾けますよ!”とか”初心に戻る”とか
      今回の雑誌インタビューでは言ってるみたいだけど・・」

M次郎 「そうだね・・・たしか前回の”ごくせん”が終わった直後は
      ”ジャージはもういいです”とか”私の中に無い役なので”
      とか”最近同じタイプの役ばかり求められるようになった”
      とか”この方は何か勘違いをされてるようですが”だとか
      もうヤンクミは結構的な発言が多かった気がするけど」

ミ博士 「ま、ゆっき〜も大人になったという事かのぉ」

Y紀恵 「”ごくせん”の加藤プロデューサーなんか仲間さんの事
     ”基本的にコメディーの国の人ですから”なんて風に
      言ってたらしいけど、仲間さん的にはどうなのかしら?」

M次郎 「”そ、そんなぁ・・”東京湾景”観てくれました?
      って切り返してたって、記事には書いてあるけど・・・」

ミ博士 「観てたから断言されてるような気もするがのぉ」

M次郎 「・・・・・やっぱり?」

Y 紀恵 「ま、アレに関しては仲間さんに罪はないんだけどね。
      素人のブログじゃないんだから、プロである以上は
      人に見せられるクオリティの物を提供して欲しいわね」

M次郎 「少なくともボクはアレのおかげでアイツが関わってる
      フジテレビの番組は今後二度と観ない事に決めたよ。」

ミ博士 「ま、今年は夏はキケンがイッパイ!!な年じゃったが
      来年は仲間さんにとってイイ年になるといいのぉ。」

Y紀恵 「そうね、とりあえず”ハルとナツ”や”忍”といった大仕事が
      すでに見えてるし、CMのお仕事も沢山あるんだろうし
      舞台とか歌とか司会のお仕事もあるかもしれないし
      2005年はさらなる飛躍の年になりそうな気配よね」

M次郎 「とりあえず、これほど先の仕事まで見えてるのって
     今まで無かったんじゃないかと思うくらい順調だもんね!」

ミ博士 「ま、ホドホドにしてあげて欲しい気もするけどの」

M次郎 「それじゃ、2005年が仲間さんにとっても皆さんにとっても
      健康で良い年でありますように!という事で、またね〜」

Y紀恵 「良いお年を〜♪」


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