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2004年7月25日 クレオパトラよ永遠なれ!?
【架空レポート:N間Y紀恵が挑むクレオパトラの謎!】

2004年元日・・・

N間Y紀恵 「あ〜ぁ、結局今年の年末年始もお仕事かぁ・・・・」

マネージャー 「ホントに、お疲れ様です」

N間 「もう!!いい加減まとまったお休みくださいよ!!」

マネ 「いや〜、でも先のスケジュールも詰まってますし・・・・」

N間 「このままず〜っとお休みもらえないようだったら私
     ストレスで消えちゃいますよ?ドローン!!って」

マネ 「うっ・・・しかし、社長に相談してみないとなんとも・・・・」

N間 「お願いしますよ、ホントに〜」

(○月某日)

マネ 「Y紀恵さん喜んでください!!お休み取れました!!」

N間 「ウソ!?ホントに!!」

マネ 「ただ、他のスケジュールがちょっとキツくなりますが・・」

N間 「大丈夫!!お休み貰えるなら頑張るから♪」

マネ 「よかったぁ!!それじゃお休みは○月末(未確認)から
    エジプト、ギリシャ、トルコ0泊3日(適当)という事で!!」

N間 「ハイよろこんでぇ!!・・・ってちょっと待って。
    なんでオフなのに、もう行き先が決まってるのよ?

マネ 「・・・・・・・」

N間 「それに0泊3日って、バラエティみたいなスケジュール何?
    あっ!もしかして”オフ”とか言ってまた仕事増やした!?」

マネ 「・・・・・・・・」

N間 「なんで黙ってるんですか!?」

マネ 「え〜、成田発のトルコ航空イスタンブール乗継便でして
    機内で、なんと片道17時間も”オフ”がありますので
    貴重なオフタイムを、ぜひ有意義に過ごして下さいね♪」

N間 「それは”オフ”じゃなくて移動時間でしょ!!だいたい
     有意義に過ごして下さいね♪って、機内じゃ本を読むか
     寝るぐらいしかやることないじゃないですか!!」

マネ 「・・・じゃ日ごろ不足してる分、睡眠でも取ったら?」

N間 「うわ、なんかムカツク!!もう!!こうなったら
     社長に直接交渉させてもらうから!!」

マネ 「・・・社長は今いません」

N間 「じゃあ連絡とってくださいよ!!」

マネ 「現地とは携帯が通じないので・・・」

N間 「は?」

マネ 「・・・・とにかく支度しておいて下さいね!!」

N間 「ちょっとぉ〜!!」

(エジプト:カイロ空港にて)

N間 「あ〜、騙された・・・・オフとか言ってぬか喜びさせて
     コレ・・・・完っ璧に仕事じゃないですか!!」

マネ 「とか言って、機内では爆睡してたじゃないですか」

N間 「なに言ってるんですか!!私は台本を読んだり
     資料に目を通したり、月9の原作本を読んだり
     ホントにもう、一睡もする暇なかったんだから!!」

マネ 「そうですかぁ〜?ま、いいですけど。とりあえず
    1カット撮ったらギリシャに移動なんで急いで下さい」

N間 「えぇっ!?ちょっとスケジュールに無理ありません?
    だいたい、なんで今”クレオパトラ”なんですか?」

マネ 「・・・・それはプロデューサーに聞いていただかないと」

N間 「プロデューサーって・・・伊藤さん?」

マネ 「いえ・・・もう一人のほうです」

N間 「もう一人って・・・・誰!?」

マネ 「それは最終日のエフェソス遺跡で・・・」

(最終日・エフェソス遺跡)

謎のプロデューサー 「おー、Y紀恵ちゃん、ご苦労、ご苦労。」

N間 「はじめまして、どちらの部署の方・・・って
     O木社長!?

O木 「いやぁ〜、コッチのゴルフ場はバンカーが深くてネェ
     さすがの私もずいぶん叩いちゃったよ、ワッハッハ」

N間 「・・・・・・・・・」

さて、そんなワケでイヤになるほど暑い日が続きますが
仲間由紀恵さんがミステリーナビゲーターを務める

仲間由紀恵が挑む世紀の美女伝説
悲劇の女王クレオパトラ2000年の謎

というクソ長いタイトルのドキュメンタリー番組が去る7月21日
全国テレビ東京系(と言っても何局あるのか)で放送されました。

「仲間由紀恵が初のドキュメンタリー番組に挑戦!!」って
「感動!大好きブルガリア!〜ヨーグルトの故郷をたずねて」とか
「Salmon〜森と海の絆」といった番組はなんだったのよ?とか。

番組冒頭やエンディングの妙に芝居がかったナレーションと
番組中の”素”っぽい部分の落差の激しさに違和感を覚えたり

「三体のクレオパトラがいる」→「三人の」or「クレオパトラ像がある」
とか「繊細に絵が浮き出てる」→「鮮明に」といった気になる台詞が
ところどころにあって「台本はどうなってんの?」と思わせたり

撮影に使用された「大塚国際美術館」が、仲間由紀恵さんが
イメージキャラクターをつとめる「AminoValue」のメーカーであり
かつまた、この番組のスポンサーでもある大塚製薬グループの
創立75周年記念事業として設立された施設であったり。

”企画プロデュース:尾木徹””制作協力 プロダクション尾木”って
いわゆる持込み企画ってヤツですかぁ!?なんて事を考えたり

”なぜ今クレオパトラなのか?”という企画の意図が読めなかったり
演出が平板で盛り上がりに欠けたりと、全体的に焦点のボケた
バラエティー番組であったという感は否めない気がいたしますが

ま、仲間さんが綺麗だったからいいか。


2004年9月14日 これっきりこれっきりもう〜♪
【東京1K・最終話視聴率16.3%】

ハイ、なんと約2ヶ月ぶりの日記更新でございますね!!

実を申しますと「東京湾景」の放送が始まってから今日まで
『ドラマを観て、このHPに来ました!』という奇特な皆様の目に

不愉快な感想が触れないようにと

この日記を更新するのを控えてきましたが(笑)
放送が無事終了いたしましたので日記を再開したいと思います。

で、とりあえずワタクシの現在の心境を率直に申し上げますと

・・・やっと終わった。

と、いった感じでしょうか?

ヨンハ様効果か、放送中再放送効果か、NG大賞効果なのか
最後の最後で視聴率を上げてカッコをつけた形になりましたね。

ま、ワタシの中では、すでに無かった事になっている作品なので

『さすがはOさん!!最後はキッチリ決めますね〜』

だとか

『な?オレの言った通りになっただろ?』

だとか

『やっぱ読まなきゃ・・・・波をさ・・・』

だとか

『やっぱ純愛が王道なワケよ〜』

だとか

『次回作はネ、恋人を不治の病で失った青年の物語で・・・』

なんて会話が交わされてようと、もはやどうでもいいワケですが

『Y紀恵ちゃ〜ん、またヨロシク頼むよ〜♪』

ってのだけは

死んでも勘弁して欲しいです。

【悪魔の力〜身につけた〜♪】

さて、唐突ですが。
「トーキョー1K」でN間Y紀恵さんと共演した佐藤江梨子さんの
主演映画「キューティーハニー」と同じ、永井豪さんの原作で
1970年代に一世を風靡したテレビアニメ『デビルマン』が
特撮映画になって今秋、10月9日から劇場公開されます。

主人公の不動明役には人気ユニット「FLAME」の伊崎央登君。
明の親友の飛鳥了役には央登の双子の兄、伊崎右典君。
幼鳥シレーヌ役にスーパーモデルの富永愛、さらに酒井彩名や
格闘家のボブ・サップらも出演している話題作なのであります。

原作が壮大なスケールのドラマになっているだけに映画の方が
どういった内容になっているのか気にならない事も無いですが
ひとつハッキリ言えるのは、この映画は仲間由紀恵さんとは
全く関係が無い。
という事です。

しかし、仲間さんと『デビルマン』が全く関係が無いかと言えば
意外とそうでもなくて、実は仲間由紀恵さんは5年ほど前に

「デビルマン」のアニメに声優として
出演する可能性があったのです。

そのアニメはAMON−デビルマン黙示録という作品で
HPをご覧いただけば判るとおりビデオもDVDも出ています。

しかし、結論から言いますと

この作品にも仲間由紀恵さんは出演してません。

ハイ『なんじゃそりゃァ!』という声が聞こえてくるようですネ。
しかし、仲間さんが出演する予定があった事だけは確かです。

なぜなら一部の皆様はよくご存知の通り、この作品の台本が
以前ヤフオクに出品された事がありまして、そこには

不動 明 − 武田真治

牧村 美樹 − 仲間由紀恵

と、ハッキリ書かれていたからなんですね。

また、このビデオは当時仲間さんが所属していたアンティノスの
親会社である(株)ソニーミュージックの制作でもありますので
声優としてのキャリアもある仲間さんがキャスティングされても
別に不思議は無いワケです。

で、作品のHPを見る限りビデオの発売が2000年の3月頃と
なってますので、遅くとも1999年の夏〜秋あたりまでには
制作に取り掛かっていたものと思われますが、という事は
現時点で判っている仲間由紀恵さんの最後の声優仕事である
『機動戦艦ナデシコ劇場版』(1998年)よりも後になるわけです。

しかし、最近、検証のために、このビデオを借りてみたところ
実際に完成した「AMONデビルマン黙示録」の牧村美樹役は
榎本温子という声優さんになっており、完成した作品の中には
仲間由紀恵さんの影も形もありませんでした。

仲間由紀恵さんはどういうわけか途中降板していたのです。

仲間由紀恵さん(あるいはプロダクション尾木様)が
台本まで上がってた段階で、なぜキャンセルしたのか?

という事に関してハッキリした理由はワタクシには判りませんが
「AMONデビルマン黙示録」という作品が制作されたと思われる
1999年の夏あたりから秋にかけて、仲間さんの初主演映画
『リング0〜バースディ』のオーディションと撮影が入っています。

また、この「AMONデビルマン黙示録」という作品は、そもそも
永井豪氏の漫画『デビルマン』を”原作”とする別の漫画として
雑誌連載されていた物をビデオ化した。というものだそうでして
原作の内容をご存知の方はだいたい想像がつくと思いますが
ビデオの内容も原作の4〜5巻のダイジェスト版になっています。

したがってプロダクション尾木さんとしては

首をチョン切られる役よりも
井戸に突き落とされる役を選んだ。

という事かもしれません。


2004年10月7日 ポッキー忍法帖四姉妹
夏のドラマも終わり、いよいよ秋も本番。冬の足音もすぐそこまで
近づいている今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
そういえば、もうすぐ仲間由紀恵さんのお誕生日ですね。
お元気ですか?ミラクル次郎です。

そんなワケでラジオ番組のDJ風に始めてみましたがどうでしょう?
どうでしょう?って聞かれてもどうでしょう?ってとこだと知りつつも
あえて尋ねてみる、そんなワタシが読書の秋に感銘を受けた書物は
偶然読んだ『デスノート』と『かってに改蔵』です。

え?古いですか?ほっといて下さい。

【新CM・新映画情報】

さて、そんなワケで掲示板の方にいただいた情報ではありますが
仲間由紀恵さんの新情報をふたつお届けしたいと思います。

まずは、すでにスポーツ新聞紙上で発表されているポッキーCM出演。
すでにこれまでポッキーのイメージキャラクターを長く務めているツップリ
松浦あやさんに加えて柴咲コウさん、石原さとみさんとの共演だとか。

昔、清水美沙さん、牧瀬里穂さん、中江有里さん、今村雅美さんで
『ポッキー四姉妹』というシリーズCMが放送されてた事がありまして
仲間由紀恵さんが出演してたCM『S○E三姉妹』の元ネタでもありますが
今回も『新四姉妹誕生!』なんて紹介のされ方をしているみたいですね。

以前のモノは、ポッキーの好きな姉妹の日常を描いたようなCMでしたが
今回はスポーツ紙上に掲載された画像を見る限り前回の四姉妹のような
「親しみやすさ」だとか「癒し」といった方向性ではなく『ファッション性』や
『スタイリッシュ』といったイメージをアピールする作品になりそうですね。

続いて映画の話題です。

いただいた情報によりますと公式に制作発表はまだされていませんが
松竹映画さんの方ですでに撮影の準備に入っているようですから
制作記者発表が行われるのもまもなくの事じゃないでしょうかね。
共演は『顔』でもおなじみのオダギリ・ジョーさんだそうです。

作品は山田風太郎の『甲賀忍法帖』という説があるそうです。
今のところ公式にアナウンスが無い段階なのでなんとも言えませんが
忍者映画は成功例がないだけに興味の尽きないところではありますね。

山田風太郎さんといえば「くの一忍法帖」という作品も映画化されており
”お色気アクション”として現在もVシネマで続編が作られたりしてますし
仲間さんが「忍法・乳しぐれ!!」なんて言うところも見てみたい。

そんな気もする今日この頃であります。

【夏ドラマ・秋ドラマ】

さて、そんなワケで悪夢のような夏クールのドラマも終わり(笑)
秋の新作ドラマがチラホラ放送開始になっているようですので
新ドラマの概要の紹介と展望などを書いてみたいと思います。

夏のドラマの総括は、結局最終回を観たドラマが『逃亡者』と
『トキオ』しかなかったのでやりません。”観る気もしなかった。”
という事実を夏ドラマの総括に変えたいと思います。ハイ。

月曜21時 CX 『ラストクリスマス』 プロデュース:大多亮
演出:西谷弘、村上正典ほか 脚本:坂元裕二
出演:織田裕二、矢田亜希子、玉木宏、伊原剛志、森山未來ほか

「踊る大捜査線」の続編映画の製作発表を尻目に久々に月9復帰を
発表した織田裕二さんが主演するラブストーリー。ヒロイン役には
仲間さんが重い荷物を背負ってやっと5合目まで辿りついたと思ったら
いつの間にかエレベーターで頂上付近まで行ってた感のあるヤダーン。

話題の月9ドラマらしく、すでに主演の二人の姿が、ファッション誌や
テレビ雑誌の表紙を飾りまくってますね、夏と違って(苦笑)

今年一年限りの現場復帰となったO多プロデューサーの最後の作品で
主演に織田裕二、脚本に坂元裕二と『東京ラブストーリー』トリオ再結成。
そんな事もあってか、揃いの紺ブレ(懐かしい)着て祝勝会?だとか
学生時代の親友が社長の息子で・・とか、出会いはスキー場とか

とにかくバブルの匂いがイッパイ。

『セカチュー』が80年代懐古作とすればこれは90年代懐古作でしょうか?

主演の織田ちゃんは『とにかく明るい作品にしたい』と抱負を語って
いるそうですが、その結果出来た作品がこんなにもバブリーって事は
「テレビマンにとって”いい時代”って、要はバブルの事なんだな。」
って事だけはビンビン伝わって来ますね。ハイ。

織田裕二さんは制作者的な立場でも作品に関わる事がつとに有名で
今回も作品中にいろいろ織田’Sアイデアが盛り込まれそうですが
主題歌の『ラストクリスマス』まで自分で唄っちゃうのはどうでしょうねぇ?

たしかに90年代のスキー場ではユーミンとともに必ずかかっていたと
言っても過言ではない往年の名曲『ラストクリスマス』ではありますが
織田ちゃんが歌うんじゃ懐かしくもないし意味も無いと思います。

あとテレビドラマの人は

『冬ソナ』をトレンディドラマだと思ってる人はいない。

バブル景気は二度と戻ってこない。

っていう現実を、いい加減受け入れて欲しいと思います。

火曜21時 CX 『めだか』 プロデュース:
演出:木下高男 脚本:相沢友子
出演:ミムラ、原田泰造、浅野ゆう子、泉谷しげる、山本太郎ほか

昨年「ビギナー」にドラマ初出演で主役に抜擢されたミムラ主演作。
脚本の相沢友子さんは「恋ノチカラ」や「いつもふたりで」なども担当。
もうこの作品の第一話は放送されてますが、まだ見てません。

主演のミムラさんは、モデル出身というふれこみにもかかわらず
どことなく垢抜けない感じと、得難い清潔感が魅力な女優さんですが
”夜間高校に赴任してきた新米女性教師”って設定を聞いただけで
もうなんか、最終回まで観たような気になってしまいますなぁ。

青山あたりの小じゃれたオープンカフェでカフェラッテ〜などを片手に
『ワタシ、いまドラマの脚本書いてるの〜』と言いながら書いてるような
”しゃらくさいオシャレドラマ”にならない事を祈るばかりであります。
”心のコップ”とか”おまいズルイ”みたいなのはもう結構!であります。

火曜22時 CX 『マザー&ラバー』 P:東城祐司、安藤和久
演出:新城毅彦、塚本連平、三宅喜重 脚本:岡田恵和
出演:坂口憲二、松坂慶子、篠原涼子、金子貴俊、矢沢心、螢原徹

「ちゅらさん」は「3」が制作されるほどのヒット作になっておりますが
『夢のカリフォルニア』だとか『ホームドラマ』(ともにTBS)などといった
民放ドラマではイマイチ冴えない感のある岡田恵和さんの脚本作品です。

主演は主演俳優というポジションが板についてきた坂口憲二さん。
ヒロインに春クールで絶好調だった篠原涼子さんがキャスティングされ
脇で『アットホームダッド』の宮迫さんに変わって相方の蛍原さんが出演。

と、パッと見、非常に”手堅い”という感じのする作品ではありますが
マザー役の予定だった岩下志麻さんが病気を理由に直前で降板。
プロデューサーの安藤和久さんは『ウソコイ』のプロデューサー。
など不安要素も無い訳ではなく水前寺清子、水野美紀、トータス松本
というキャスティングで、見事にずっコケた「お義母さんといっしょ」
みたいな作品になるんじゃないかなぁ〜。という気がしますね。エェ。

水曜22時 NTV 『一番大切な人は誰ですか?』 P:
演出:佐藤東弥、長沼誠 脚本:大森寿美男
出演:岸谷悟郎、宮沢りえ、牧瀬里穂、田村亮、吉田日出子ほか

佐藤東弥監督は仲間さん関連の作品でもおなじみの監督さんですが
あいかわらずNTVのこの時間帯のドラマのキャスティングは不可解。
『どれを見ても同じ顔ぶればかり』という批判も多い昨今のドラマですが
”なぜ今この人?”という理由がわからない作品も困りものですな。

木曜21時 EX 『黒革の手帳』 P:中山和記、内山聖子
演出:松田秀知、藤田明二 脚本:神山由美子 原作:松本清張
出演:米倉涼子、釈由美子、中村トオル、室井滋、柳葉敏郎ほか

米倉涼子と釈由美子の女のバトルがみどころ!!との事でして
たしかに釈由美子さんが大好きなワタシとしても興味ある作品ですが
ヒット作『氷点』(原作:三浦綾子)を2001年に浅野ゆう子と三浦友和で
再現して大コケした事がどうしても思い出される同局のサスペンスドラマ。

木曜22時 TBS 『ホットマン2』 P:江口正和 原作:きたがわ翔
演出:中島悟、飯島真一、位部将人 脚本:樫田正剛
出演:反町隆史、小西真奈美、市川由衣、斉藤祥太、斉藤慶太
    山内菜々、伊東美咲、白石美帆、黒谷友香ほか

今ヌードで話題の2人がタイムリーに共演!!と、一番ホットなのは
伊東さんと黒谷さんの話題なんじゃないか?と思うくらいのこのドラマ。
前作を見た人はたぶん観るんでしょうね、宮地真緒さんと米倉涼子さんも
出てたらワタシも観てたかもしれませんが、今のところ興味ありません。

木曜22時 CX 『大奥 第一章』 P: 手塚治、若松豪、林徹、樋口徹
演出:林徹、武内英樹 脚本:浅野妙子
出演:松下由樹、高島礼子、瀬戸朝香、星野真里、木村多江
    京野ことみ、梶芽衣子、野波麻帆、藤田まこと、西島秀俊ほか

栄華を極めた『大奥』の最後を描いた前作が『トレンディ時代劇』などと
揶揄されつつも、一応の成功を収めたため、シリーズ化も睨んでか
今回は時代を過去に戻して、大奥の創世期を描く作品となりました。

前作の菅野美穂さんと浅野ゆう子さんにあたる役を演じるのは
松下由樹さんと”極妻”高島礼子さんだそうで、いろんな意味で
絢爛豪華なド迫力のバトルが楽しめる作品になりそうですね。

今のところワタクシの感想は「また出てるよ多江さん!!」です(笑)

金曜23時 EX 『ミステリー民俗学者 八雲樹』
演出:麻生学 脚本:戸田山雅司 原作:金成陽三郎、山口譲司
出演:及川光博、平山あや、益岡徹、滝沢沙織、北川弘美ほか

『トリック』『スカイハイ』そして『特命係長・只野仁』でおなじみの
テレビ朝日『金曜ナイトドラマ』枠の最新作は漫画原作のミステリー。
民俗学者のミステリーというと、高橋英樹さんで2時間ドラマになった
「宗像教授伝奇考」(原作:星野之宣)が頭に浮かぶわけですが
この作品は『金田一少年の事件簿』の金成陽三郎さんが原作です。

演出の麻生学さんは『トリック』のコンテンツでもご紹介しましたが
もともとオフィスクレッシェンドで『ケイゾク』『トイレの花子さん』などの
作品に参加した後で、映画「千里眼」では監督を務められた方でして
そういう意味では仲間由紀恵さんとあながち無関係でもない方です。

近作には『ケータイ刑事・銭形舞』『スカイ・ハイ』などもある事ですし
原作も『金田一少年の事件簿』の人が原作の人気のミステリー漫画
だそうですので『トリック』テイストの楽しめる作品になるかもしれません。

土曜21時 NTV 『ナースマンがいく!!』 P:
演出:大谷太郎 脚本:江頭美知留 原案:小林光恵
出演:松岡昌宏、財前直見、香里奈、横山めぐみ、さとう珠緒ほか

2002年1〜3月クールに同局の同枠で放送された『ナースマン』の続編。
漫画「おたんこナース」でも知られる小林光恵さんの作品のドラマ化。
脚本は前作と同じく「ごくせん」「ナイトホスピタル」の江頭美知留さん。

前作は”女の園で右往左往する男の滑稽さを描いたコメディ”なのか
”性差によって引き起こされる医療現場の問題の現実に迫る!”的な
シリアスドラマなのかハッキリしないようなところがあり、消化不良な
印象が拭えませんでしたが、たぶん今回も同じ様な内容になるでしょう。

日曜21時 TBS 『夫婦。』 P:八木康夫
演出:清弘誠、高成麻畝子 脚本:遊川一彦
出演:田村正和、黒木瞳、加藤あい、塚本高史、西田尚美ほか

『オヤジぃ。』からはじまった田村正和ホームドラマアワーの新作。
妻役に『オヤジぃ。』の黒木瞳が復活し、熟年夫婦の愛情を描くとか。

お茶の間があって家族全員揃って食事をして・・・という今となっては
絶滅した「ホームドラマ」をあえて作った事で逆に好評を博した前作より
一歩踏み込んで”夫婦のあり方”みたいな物を提言していくそうです。

春クールの『ホームドラマ』(堂本剛、ユースケ・サンタマリアほか)は
”すでに現実にはホームドラマに出てくるような家庭は存在しない。”
という事を前提として、むしろアカの他人が家族のように暮らす様を
描いた方が今はリアルなんじゃないか?という作品だったワケですが

お父さんがいてお母さんがいて、みんなでご飯を食べて、話をして。
というドラマにリアリティが無いってのは、良く考えるとおかしな話ですな。


2004年10月13日 忍者トックリ君参上?
【松竹映画『忍−SHINOBI』制作発表!!】

M次郎 「こんにちは!M次郎くんデ〜ス!!」

Y紀恵 「Y紀恵ちゃんで〜っす!!」

M次郎 「わーい!仲間由紀恵ちゃんの映画の製作が決まったね!」

Y紀恵 「うん!!なんでも今度は時代劇らしいわね!!」

M次郎 「原作は”やまだふうたろう”って人の書いた小説だって!」

Y紀恵 「しかも日本で初めて”映画ファンド”を導入するんですって!」

M次郎 「でも、どんなお話になるのかなぁ?」

Y紀恵 「それに”えいがふぁんど”ってなんなのかしら?」

M次郎 「そうだ!!ミラクル博士に聞いてみようよ!!」

Y紀恵 「そうね!仲間さんの事を執拗に嗅ぎ回っている
      あのストーカージジィなら何か知っているかもね!」

M次郎 (・・・・・・なんかひっかかる言い方するなぁ)

ミ博士 「おやおや、二人ともさっそく困っているようじゃな。」

M次郎 「あ!ミラクル博士!!」

ミ博士 「ホッホッホ、仲間さんに関する事なら何でもワシに聞きなさい」

Y紀恵 「さすが博士!ロクに働きもせずに仲間さんの事を
      しつこく追い掛け回してるだけの事はあるわね!!」

ミ博士 「ほっほっほ、手紙3年、出待ち6年、息の触れる距離10年
      といってな。ワシのゆっきーヲタ歴はダテではないぞ。」

M次郎 「あれ?でも今年デビューして、まだ9年じゃ・・・」

ミ博士 「・・・・・さて、質問は映画の事じゃったかな?」

M次郎 (・・・ごまかした!!)
Y紀恵 (・・・ごまかした!!)

Y紀恵 「そうそう、12日に発表になった「忍−SHINOBI」の事だけど・・」

M次郎 「・・やまだふうたろうの「こうがにんぽうちょう」ってどんな話?」

Y紀恵 「あと”映画ふぁんど”ってどんな物なのか聞きたいわ」

ミ博士 「うむ・・確かにファンにとっては、今一番気になる話題じゃな。
      さて、それでは「甲賀忍法帖」の方から始末していこうかの。
      そもそも「甲賀忍法帖」(山田風太郎・著)とは・・・・・」

M次郎 「わくわく」

Y紀恵 「どきどき」

ミ博士 「・・・・と、いうお話じゃ」

M次郎 「なんだよそれ!!」

ミ博士 「なんじゃ?何か不満でもあるのかね?」

M次郎 「・・・・じゃ、なんだかわかんないよ!ちゃんと説明してよ!!」

ミ博士 「バカモン!!リンク先に解説が書いてあるじゃろうが!!」

M次郎 「あ、ホントだ・・・って、手抜きじゃないか!!

ミ博士 「たわけものが!」

M次郎 (ぎゃ・・逆ギレ!?)

ミ博士 「なんのためにホォムペイジを使っておると思っとるんじゃ!!
     そもそもインターネッツという物は情報を迅速かつ簡便に・・・」

M次郎 (・・・言い訳がはじまっちゃったよ!)

ミ博士 「だいたい聞けば教えてもらえるのが当たり前だと思いよって!
      それを調べるのがどんなに大変か貴様ら考えた事が・・・」

Y紀恵 「(・・・オタクの屁理屈はしつこいから無視してと。)
      ふ〜ん、山田風太郎さんて忍法モノの大家なのね!!」

ミ博士 「・・うむ、唯一無二と言ってもよい忍法モノ作家じゃな!!
      中でも「甲賀忍法帖」は忍法モノの第一作目にあたる作品で
      最近では『バジリスク』という漫画にもなっているそうじゃ。」

M次郎 「へぇ〜、すごいんだねぇ〜!!」

Y紀恵 「なるほど、原作の面白さは保証済みと考えて良いわけね。
      それなら”RE○SH○DOW−○影”だとか”○の城”だとか
     ”○ず○”みたいな●映画にはならないと考えて良いかしら?」

ミ博士 「その後のシリーズ作品の数を考えれば推して知るべしじゃな。
      ま、それらの映画も原作が面白くないわけではないから
     下手なオリジナル要素や陳腐な社会風刺や原作台無しな編集
      てな余計な監督の個性さえ強調しなければ大丈夫じゃろう。」

Y紀恵 「そうね”ス●イ●イ”みたいな例もあるから注意が必要ね!」

M次郎 「でも博士・・・解説を読むと”官能”とか”美肉”とか
      気になる単語がいっぱい並んでるんだけど・・・」

ミ博士 「うむ、お色気も忍法帖シリーズの魅力のひとつらしいの。」

M次郎 「えぇ〜っ!そうなの?」

ミ博士 「なにしろ1991年に劇場公開された「くの一忍法帖」
      ”忍法乳しぐれ”だの”忍法子移し”だのといった
      そりゃ官能的な忍法のオンパレードじゃったからのぉ。」

M次郎 「それ時代劇っつーか、AVじゃん!

ミ博士 「ちなみに出演は白鳥靖代、葉山レイコ、大西結花ほか」

Y紀恵 「ふ〜ん、なんかいかにもな出演者のオンパレードね。
     でもたしか、好評につきパート2も制作されたのよね?」

ミ博士 「うむ、日活ロマンポルノ亡き後のお色気映画として歓迎され
      今でもVシネマで続編が何本も作られているらしいからの。
      そのあまりの”お色気映画”ぶりに、パート1とパート2の
      両方に出演していた水野美紀さんの公式プロフィールから
      ”くの一忍法帖”がすべて抹消されているほどじゃ。」

M次郎 「ダメじゃん!!」

Y紀恵 「でも、どうして抹消したりするのかしら?」

ミ博士 「・・・・・君らにはまだわからんだろうが、大人になると
      忘れてしまいたい過去のひとつやふたつ
      誰でもできるものなんじゃよ。ホッホッホ。」

M次郎 「ふーん、大人って複雑なんだね」

ミ博士 「うむ、じゃから他人が忘れようとしている過去をイタズラに
      ほじくり返したりする行為は人間として慎まねばならんの」

Y紀恵 (・・・・お前が言うな!)

M次郎 (・・・・お前が言うな!)

ミ博士 「まぁ「甲賀忍法帖」は忍者版ロミオとジュリエットらしいし
      ぶっちゃけエロシーンがあっても脱ぎ担当の女優さんが
     出ているはず
じゃから、仲間さんは心配ないじゃろう。」

M次郎 「そうか!そういえば最近CMで話題になったアノ人
      出演予定に名前が挙がってるみたいだしね!!」

Y紀恵 「たしかに話題にはなったけど、アノ人はどうかしら?」

M次郎 「え?なんで?」

Y紀恵 「話題になった人は、どんどん着ていくのが業界の常だし・・」

M次郎 (・・・・ヤナこと言うなぁ)

Y紀恵 「そうだ!”映画ふぁんど”についてまだ聞いてないわ!」

ミ博士 「うむ・・・それについてはこちらを・・・」

M次郎 「一回ぐらいちゃんと説明しろゴルァ!!」

ミ博士 「む・・・まったくM次郎君は”キレやすい若者”じゃのう。」

Y紀恵 「なんだか朝日新聞みたいな安直なまとめ方だけど
     ワタシもこれについてはちょっと詳しく聞いてみたいわ。」

ミ博士 「うむ、しかし何しろ本邦初の試みじゃからワシもよく知らん。」

M次郎 「チッ!頼りにならねぇジジィだな!!」

Y紀恵 「ちょっとM次郎くん!!言い過ぎよ!!」

M次郎 「だってエラソーな事ばっか言って全然役にたたねーし!!」

Y紀恵 「M次郎くんてば!!」

M次郎 「あーあ、こんなオタクジジィに聞いたのが間違いだったよ!」

Y紀恵 「黙れクソガキ。」

M次郎 「・・・・・ハイ」

Y紀恵 「ミラクル博士、わかる範囲で教えてください♪」

ミ博士 「う・・・・うむ。それではあくまでわかる範囲での解説じゃが
      今、日本映画界でも映画が製作される時には十中八九
      スポンサー企業が存在している事は知っておるかな?」

M次郎 「よく”協賛”とか書いてあるヤツの事?」

ミ博士 「うむ、ジブリ映画におけるハウス食品とか日本生命とか
      日テレあたりが、そんなもんになるわけじゃが・・・・」

Y紀恵 「出版社が企画とお金を持ち込む事もあるわよね。」

ミ博士 「うむ、そちらは角川書店や徳間書店などが有名じゃな。
     角川書店は70年代に日本映画界にメディアミックス戦略を
     持ち込んで大成功を収めておるし、徳間書店も「ナウシカ」の
     成功を初め、最近はキングレコードの大月とかいう男と組んで
     漫画やアニメの映画化でかなりの成果を挙げておるようじゃ。」

Y紀恵 「あと○○団体ってのもあるわね、太陽の○とか黄金の・・・」

ミ博士 「うむ、それはエルカンター・・・・」

M次郎 「なんかヤバイ気がするから二人ともストップ!!」

ミ博士 「今日、映画制作にかかる費用は莫大な額になっているので
      昔のように映画会社自身が全てをまかなっていたとしたら
      大作が一本コケたら会社の存続すら危うくなりかねない。
      という危険な事態を招く結果になってしまうわけじゃ。」

Y紀恵 「今度の”忍−SHINOBI”の製作費は15億円の予定らしいけど
     松竹映画って平成11年に44億の赤字決算だったハズだから
     たしかに松竹が全額出資してコケたら大変な事になるわね。」

ミ博士 「さよう、それにイチイチ映画会社が製作費を全部出していたら
      一年間に制作できる映画の本数も限られて来てしまうしの。」

M次郎 「ふ〜ん、で?それが”映画ふぁんど”とどうつながるの?」

ミ博士 「まぁまぁM次郎くん、物事は順序だてて聞きなさい。
     そこで映画会社は制作費用を出資してくれるスポンサーに
     製作費を肩代わりさせる代わりに興行利益を分配する事で
     ”リスクヘッジ”つまり、危険を分散する事を考えた訳じゃ。」

Y紀恵 「わかったわ!!それの個人版が”映画ふぁんど”なのね!」

ミ博士 「その通り!!これまで企業に限定して募っていた出資者を
      ひろく一般の個人からも募集しようという試みなんじゃな。」

M次郎 「ふ〜ん、一口10万円ってボクみたいな子供には大金だけど
      もし映画がヒットすれば配当金がガッポリもらえるわけだし
      ”由紀恵ちゃんの映画作りに協力した!”って気分になるし
      DVDには出資者の名前がテロップで出る予定らしいから
      金の余った老人やオタクにはタマラナイ企画だよね!!」

Y紀恵 「高い授業料になる可能性もあるけどね」

ミ博士 「まぁ、松竹サイドでは”出資金の7〜9割は補償できる”と
      言っておるそうじゃから”丸損”という事は無いじゃろうが
      出資するなら”ドブに捨てたと思って諦められる程度”の
      金額に止めておく方が精神衛生上よいかもしれんのぉ。」

M次郎 「でもでも!!”スポンサー”ともなれば、ゆっき〜と
      直接お知り合いになれる可能性もあるかも・・・(ムフッ)」

Y紀恵 「それはないわね(きっぱり)」

ミ博士 「うむ、15億円の製作費の中で10万円ぽっちの出資者なんて
     主演女優さんにしてみれば虫ケラみたいなモンじゃからのぉ」

M次郎 「む・・・虫ケラって」

ミ博士 「ま、完成披露試写会ぐらいは見られるじゃろうがのぉ。」

M次郎 「それじゃ10万円で試写会のチケット買うようなもんじゃん!」

Y紀恵 「ま、どっちにしても過度の期待を持たない方が身のためね。
     10万円程度では仲間さんとの距離は1ミリも近づかないし
     映画が当たって配当が支払われる保証も無いわけだし。」

M次郎 「・・・・・なんで二人ともヤナ事ばっかり言うんだよ!!
      ゆっき〜の映画が当たらないワケないじゃないか!!
      よ〜し!ボクはお年玉を全部下ろして映画ふぁんどするぞ!」

Y紀恵 「海千山千の企業スポンサーに見向きもされなくなったから
     騙しやすい個人をターゲットにしたって事は無いのかしら?」

M次郎 「騙しやすい・・・って、オレオレ詐欺かよ!

ミ博士 「いや、ソレは無いじゃろうな。なにしろ松竹映画にとっても
      ”映画ファンド”という新事業の最初の作品な訳じゃからな。
     「忍−SHINOBI」がコケたら”映画ファンド”という事業自体が
     暗礁に乗り上げる事になるワケじゃから、これに関しては
     逆にキッチリ利益を出せそうな企画でないとならんハズじゃ。」

Y紀恵 「なるほど、2作目以降がどうなるかは別としても”忍”に
     限っては、松竹の社運を賭けた新事業の成否を握る役に
     仲間由紀恵さんが抜擢されたと素直に考えて良いワケね」

M次郎 「やっぱゆっき〜ってスゲェや!!」

ミ博士 「ま、そうそう映画会社の思惑通りに映画がヒットするなら
      映画ファンドなんか売らんで、自社で全部やった方が
      はるかに儲かるんじゃけどの。ホッホッホ。」

Y紀恵 「ようするに何の保証があるわけでもないって事よね。」

M次郎 「けっきょく、そういう方向に行くのかよ!」

Y紀恵 「・・・・と、いうワケで次回は「弟」についてお話しま〜す。」

ミ博士 「うむ、いよいよ11月に放送されるスペシャルドラマじゃな。」

Y紀恵 「皆さんお楽しみに〜♪」

M次郎 「わ〜い・・・って、映画の内容について全然話してねぇよ!!」

Y紀恵 「さようなら〜♪」


2004年10月14日 週刊わたしの弟ちゃん
【続・映画ファンド】

M次郎 「Y紀恵ちゃ〜ん!”ミステリー民俗学者・八雲樹”のCM見た?」

Y紀恵 「えぇ、見たけどどうしたの?」

M次郎 「う〜ん・・・・どう思った?」

Y紀恵 「今週の日曜洋画劇場のCMかと思った。」

M次郎 「やっぱり!?やっぱそう思うよね!!」

Y紀恵 「まぁ、監督も堤組で仕事してた人だしプロデュースも同じ人だし」

M次郎 「まぁ・・・・物語も伝奇モノのトリックミステリーみたいだから
      ある程度見た目が似ちゃうのは仕方ないのかもね!!」

Y紀恵 「ってか”○田ちゃ〜ん、また●リックみたいなの頼むよ〜”
      みたいな話が上の方から来たって事なんじゃないかしら?」

M次郎 「・・・・・やっぱそうなのかなぁ」

ミ博士 「ホッホッホ、今日も悩んでおるなM次郎くん!」

M次郎 「あっ!!ジジ・・・じゃなくてミラクル博士!!」

ミ博士 「少年老い易く学成り難し。大いに悩みたまえ!」

M次郎 (・・・・そういう話じゃないんだけどな)

Y紀恵 「そういえばミラクル博士・・・・松竹映画のHP
      昨日話した”映画ファンド”の詳細が発表されてるわ。」

ミ博士 「うむ、ワシもちょうど、さっき見たところじゃ」

M次郎 「えっ!!ホント!?・・・で、どんな感じ?」

ミ博士 「うむ・・・・ズバリ言って”買い”じゃな。」

M次郎 「マジでー!?やっぱりボクの言ったとおり
      ゆっき〜の映画なら間違いないじゃんかー!!」

ミ博士 「ただし”この先1〜2年は手元に無くても構わない
      10万円を持っている人”
という条件がつくけどの」

M次郎 「え?なんで2年も?」

Y紀恵 「M次郎君サンスポの記事の内容もう忘れちゃったの?」

ミ博士 「サンスポによれば”映画ファンドは映画の興行収入やビデオ
      DVDの売上げからリターンが得られる”
とあるじゃろ。」

M次郎 「あるけど・・・ソレがナニ?」

Y紀恵 「つまり”忍ーSHINOBI”映画ファンドの配当が確定するのは
      ビデオやDVDの販売が終了してからという事になるの。」

M次郎 「ビデオやDVDって早くても公開終了から3ヶ月くらい後だよね?」

Y紀恵 「”g@me.”や”トリック”は半年ぐらいたってからだったわよ。」

ミ博士 「うむ、そもそも劇場公開が来年9月の予定じゃからのぉ
     早くとも来年の10月まで待たねば結果は判らんはずじゃ。
     さらに、DVDやビデオの売り上げも配当に含めるとなると
     配当が確定するのは再来年の話になるじゃろうのぉ。」

M次郎 「ゲー!!なんだよ〜!!、映画ファンドでガッポリ儲けて
      PSPとかニンテンドーDSとかFATEとか買おうと思ってたのに
      あ〜あ、やっぱ”映画ファンド”やめようかなぁ・・・・」

Y紀恵 「・・・でも投資家になったら、こんな特典↓があるみたいよ。」

【投資家向けの特典】
特別試写会への招待状
投資家限定の特別メイキング映像DVD
劇場向け映画宣伝ポスター(非売品)
映画製作スタッフ用グッズ(Tシャツ、キャップ、タオル等を検討中)
一般販売用のDVD内に投資家(希望者のみ)の名前をクレジット表記
投資家向けにインターネットで情報を提供
 (製作ニュース、画像ダウンロードなど)

M次郎 「ななな・・・・なんですとー!!

Y紀恵 「100万円預金したって”おしゃれ小鉢”も貰えないご時世に
      投資とはいえ、なかなか太っ腹な特典だと思うんだけど。」

M次郎 「特別試写会ってナニ!?特別だよ!特別!
      ・・・・もしかしてイブニングドレスを着たゆっき〜が現れて
      会場に集まった投資家の一人一人と会釈を交わしながら
      記念撮影しちゃったりとか・・・・そういうヤツゥ?!

ミ博士 「うむ、そういう事もあるかもしれんのぉ」

M次郎 「やっぱボク買う!!借金してでも買うよ!!

Y紀恵 「ハッキリ言って、借金してまで投資するのはどうかと思うけど
     特典グッズをヤフオクで落札しちゃう可能性のある人
     映画ファンドに一口乗ってみるのも良いんじゃないかしら?」

M次郎 「だって特別だよ!!特別!!
    よ〜し、買うぞ映画ファンド!!
    待っててね!!ゆっき〜♪」

ミ博士 「うむ、M次郎くんはいささか暴走気味のようじゃが冷静に見て
     個人向け商品なせいか映画ファンドという金融商品の構造は
     投資としては、かなり安定性の高いものになっておるようでな。

     安定コースなら9割は融資扱いで投資に回されるのは僅か1割
     チャレンジコースでも投資扱いになるのは全体の4割に過ぎん。
     しかも融資部分はみずほ銀行を経由して100%保証と来ておる」

Y紀恵 「つまりチャレンジコースで映画が大コケしても6万円は
      みずほ銀行が責任を持って返してくれる
って事ね。」

ミ博士 「うむ、だからM次郎くんのように、なけなしの10万円で
      投資家特典を目当てに投資する場合は”安定コース”に
      しておけば9万円は確実に返って来るというワケじゃな。」

Y紀恵 「それだったら、たとえ映画が興行的にズッコケたとしても
      ”1万円で特典グッズ一式を落札した”と思えば良いわね」

ミ博士 「うむ、そういう事じゃな」

M次郎 「だから、ズッコケる前提で話をするなって!!」

ミ博士 「”捕らぬ狸の皮算用”にならぬようにじゃよ、ホッホッホ」

M次郎 「アレ?・・・・・”来年1月までに少なくとも10億は集めたい”って
      ココに書いてあるけど、この映画の製作費っていくらだっけ?」

Y紀恵 「・・・スポーツ新聞やHPには15億円って書いてあるけど。」

M次郎 「つまり松竹は5億しか自己資金を出さないって事!?」

ミ博士 「いや、12億円程度を映画ファンドで集めたいらしいぞ」

Y紀恵 「15億−12億=3億円って事は全体の5分の1って事ね」

M次郎 「・・・・・ねぇミラクル博士、急に不安になってきたんだけど
      ”売るだけ売ってバンザイ”なんて事にはならないかな?」

Y紀恵 「ゴルフ場会員券詐欺みたいね」

ミ博士 「ホッホッホ、話が具体的になったら急に慎重になりおったの。
     しかし、相手は天下の松竹映画とみずほ銀行じゃ、安心せい。
     ”予め定められた期日までに劇場公開できない場合には
     投資元本全額を払い戻します。
”と、ここに書いてあるじゃろ」

M次郎 「ホントだ!興奮して見落としてたよ(ホッ)」

Y紀恵 「”好事魔多し”ね。気をつけないとエライ目に遭うかもよ?」

ミ博士 「ようするに、この”映画ファンド”というのは、通常の銀行業務で
     不特定多数の預金者の預金から銀行が自己判断で行っている
     融資の業務を映画”忍−SHINOBI”の製作費という目的に限定し
    その一部を”投資”とする事で高利回りを実現しようという物じゃな」

M次郎 「なるほどね、たしかにチョットは損する可能性もあるけど
      何に使われてるか判らないより、よっぽどイイよね!!」

Y紀恵 「たしかにM次郎くんの”お年玉預金”が本人の知らないうちに
     ”お母さんファンド”や”○イエーファンド”に投資されてた事を
      考えれば仲間さんに投資して損した方がナンボかマシかもね」

M次郎 「そうだね!!・・・・って”お母さんファンド”ってナニ!?
      もしかして、勝手にボクの・・・ってなんで知ってんだよ!

ミ博士 「それに15億円というハードルは決して高いものではないし
      なにしろ映画ファンドの第一次募集という事もあるからの。
      松竹映画としては無理してでも配当をつけてくると思うぞ。」

Y紀恵 「”踊る大捜査線”や”ハリポタ”みたいに100億越えは無理でも
      ”トリック劇場版”が興行収入13億円前後って事を考えれば
      じゅうぶん配当が出せそうな目標設定じゃないかしら?」

ミ博士 「ウム、そういう事じゃな。しかし、本格的に投資するつもりなら
     10月末にオープン予定の公式HPで発表される発売時期に
     関する情報は見逃さんようにしておいた方が良いぞ、M次郎くん。」

M次郎 「もちろんさ!!・・・・でもなんで?」

ミ博士 「情報によれば”映画ファンド”の販売は”みずほファイナンシャル
      グループ”と松竹映画が共同で行う事になっておるじゃろう」

M次郎 「それがどうしたの?」

Y紀恵 「わかった!!みずほ銀行の営業マンが高利回りが期待できる
     新商品として地場の資産家相手に営業をかけるって事ね!!」

ミ博士 「うむ、なにしろ世の中には郵便貯金の満期やらペイオフやら
      低金利やらで行き場の無くなった1千万単位の現金を抱えて
      困っている老人や資産家がゴロゴロいるという話じゃからのぉ」

M次郎 「そういえば隣のジイさんも、そんなこと言ってた・・・・」

Y紀恵 「1000万単位の投資家が全国で100人集まったら
     10億ぐらいの投資なんてあっという間に満口になるわね

M次郎 「なんてこった!!ライバルが隣のジジィだなんて!!

Y紀恵 「特別試写会の会場が老人ホームのお楽しみ会
      ならないようにM次郎くんも頑張らなくちゃね。」

M次郎 「くっそ〜〜〜待っててね!ゆっき〜!!

ミ博士 「ま、この作品が成功すれば日本でも”映画ファンド”が
      金融商品のひとつとして定着するかもしれんからのぉ。
      そういう意味でも注目の作品である事は確かじゃな。」

Y紀恵 「そうね、ジブリ作品みたいなドル箱映画の映画ファンドは
      今後も絶対に売りに出ないだろうけど。」

ミ博士 「まぁ、ビジネスとは要するに”金の奪い合い”じゃからのぉ」

Y紀恵 「そしてキ○ノ作品で大ヤケドする老人が現れそうだけど」

ミ博士 「まっ、評論家の評価と興行成績は別物じゃからな。」

M次郎 「だから否定しろって!!」

ミ博士 「さて、映画ファンドの話が長くなってしまったようじゃから
      ”弟”の話はまた次回。という事にしようかの。」

Y紀恵 「そうね、それでは良い子のみんな!またね〜♪」

M博士 「お前ら無視すんなよ!!」


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