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2004年4月17日 4〜6月期の連続ドラマ展望。 |
【連続ドラマに春は来るのか?】 なんだかなぁ。である。 連ドラの不振が叫ばれて久しい。誰がそんなこと叫んだのか?などという しかし今期、そんな逆風吹き荒れる状況の中で満を持して登場したであろう ためしに並べてみると「盲目」が2本に「自閉症」、「聴覚障害」、「院内学級」と 私は「ナイトホスピタル」「サイコドクター」「真夜中の雨」という「医者モノ」が 今期、このテの作品が乱立している原因は昨年10月から2クールに渡って 要するに、それじゃ「白い巨塔」(私は途中で脱落したが)という作品は 実際、私は「白い巨塔」というドラマを観て、最高視聴率を取ったという 少なくとも「白い巨塔」が、主人公の病死という不可抗力の悲劇という一点で もちろん、私が「病気モノ」というキーワードで一括りにしているドラマが全て 1990年代に入ってからの日本は未曾有の「感動ブーム」と言ってもいい。 裏を返せば、それだけ世間様には「感動」や「涙」に飢えている人がいて なにしろ、なりたくて障害者になる人も、病気になる人もいないのだから むろん、製作者サイドとしては、きちんとした事前調査を行っているだろうし てな事を断言して良いものか?という不安が無いではないのであるが そもそも、私は「難病モノ」や「反戦モノ」といったジャンルのドラマは好かない。 だいたい始まる前から「絶対感動!」とか言っちゃうってのはどういう了見だ。 これが今や「暴力・難病・警察」が登場しないと終わらないと言われている たしかに長引く不況の影響でスポンサーの財布の紐も硬くなっていると聞く。 スポンサーに企画のプレゼンなどをすると「面白い」とか「斬新」は二の次で しかし、である。 そんなドラマを見せられるのは災難でしかないが(もちろん「観ない」という 「仕方ない」と言われても、そんな事はこっちの知ったこっちゃないのである。 そういう意味では日テレ月曜10時のドラマ枠廃止は英断と言っていい。 「視聴習慣」という要素もあろうが「ドラマ枠」とか「バラエティ枠」なんてものに そのうえ現在、民放各局でバラエティ番組が乱立しつつある傾向を考えれば というか、今期の連ドラに限って言えば、5本も「病気モノ」が乱立していたら ・・・・・・・・04年4月 【4〜6月期の連ドラ情報】 『愛し君へ』 CX系 月曜 21:00〜21:54 企画・プロデュース:大多亮 プロデューサー:矢吹東、関谷正征 原作「解夏」(さだまさし)、主演は演技派・菅野美穂と藤木直人だそうな。 『ワンダフルライフ』 CX系 火曜 21:00〜21:54 プロデューサー:小倉久雄、木村元子 脚本:福田靖 反町とハセキョーで「夢のビッグカップル誕生!!」といったところだろうが 『アットホーム・ダッド』 CX系 火曜 22:00〜22:54 プロデューサー:安藤和久、東城祐司、伊達達哉 脚本:尾崎政也、 久々に阿部さんの二枚目芝居が見られる事と手堅く作られている事には しかし川島なお美は、ナオミ本人の意識がどこにあるのか知らないが 『ウルトラQ』 TX系 火曜 25:00〜25:28 演出:八木毅、北浦嗣巳 、服部光則
、金子修介、原田昌樹 、鶴田法男 昭和30年代の特撮テレビドラマのリメイク版。『トリック2』の太田愛さんや 『光とともに・・』 NTV系 水曜 22:00〜22:54 チーフプロデューサー:梅原幹 プロデューサー:櫨山裕子、内山雅博 自閉症の子供と母親の闘病記録、キーワードは家族の絆といったところか? 『電池が切れるまで』 EX系 木曜 21:00〜21:54 チーフプロデューサー:五十嵐文郎 プロデューサー:川島保男、中込卓也 脚本:江頭美知留、演出:唐木希浩といえば「ナイホス」コンビだ。不吉。 『離婚弁護士』 CX系 木曜 22:00〜22:54 プロデューサー:長部聡介、瀧山麻土香 脚本:田渕久美子、林宏司 テーマとキャスティングから受ける印象よりも、思った以上にテンポが良く 『新しい風』 TBS系 木曜 22:00〜22:54 チーフプロデューサー:貴島誠一郎 プロデューサー:刀根鉄太 当たった例の無い「政界モノ」にチャレンジする勇気は買うが面白くは無さそう。 『ホームドラマ』 TBS系 金曜 22:00〜22:54 (初回21:00〜) プロデューサー:橋本功、瀬戸口克陽 脚本:岡田恵和 バス事故で家族を失った遺族同士が”仮の家族”として生活するという内容。 『霊感バスガイド事件簿』 EX系 金曜 23:15〜24:10 チーフプロデューサー:桑田潔 プロデューサー:横地郁英、和田豊彦 原作は赤川次郎、チーフプロデューサーは「TRICK」の桑田潔さん。 『仔犬のワルツ』 NTV系 土曜 21:00〜21:54 チーフプロデューサー:梅原幹 プロデューサー:伊藤響、北島和久 企画:野島伸司で「障害者の少女」が主人公と来たら『星の金貨』を思い出すし 他の「病気モノ」の「ウチは真剣に取り組んでます!」的なスタンスと較べて キャスティングを見ても、いかにも「狙ってる」ってな感じの名前が並んでおり ドラマとしての「良い」とか「悪い」とかいう評価を超越しているとも言えるが。 『オレンジデイズ』 TBS系 日曜 21:00〜21:54 プロデューサー:植田博樹 脚本:北川悦吏子、生野慈朗 スタッフは40%ドラマ『Beautiful Life』の植田博樹、生野慈朗、北川悦吏子 「愛していると言ってくれ」(1996年)でも主人公(豊川悦司)が聴覚障害のある この作品の成否は、単純に妻夫木聡+柴咲コウ≧木村拓哉という公式が 『バンパイア・ホスト』 TX系 日曜 25:00〜25:30 脚本:福田卓郎 演出:大根仁 撮影:唐沢悟 音楽:仲西匡 佐野史郎さん以外には、主演を含めてメジャーなタレントは皆無であるが という事で期待を持って第3話を見てみたが、見事なまでに堤幸彦作品風。 |
2004年4月19日 ミュージカル「スター誕生」無事閉幕。 |
【スター誕生・ぶじ閉幕】 ハイ、というワケで、3月17日から約1ヶ月に渡って公演された日本音楽事業者協会 掲示板の方にも千秋楽の公演を観覧された方々の書き込みを多数頂きましたが 出演者のみなさん、スタッフの皆さんに「お疲れ様でした」と申し上げたいですね。 昨日の打ち上げでは、この1ヶ月の色んな思い出話に花が咲いた事でしょうね。 ま、仲間由紀恵さんに関しては 【で、DVDとかCDはどうなのよ?】 ウチの日記でも以前ご紹介しましたが、「スター誕生」の公演前。スポーツ新聞に でワタクシ、もし発売されるのが確定なら千秋楽の公演が終わった翌日の 和香パイDVDのニュース そんな訳で、もうスポーツ新聞はアテにならない事がハッキリしましたので ワタクシ勝手に発売される事に決めて(笑) どこから、いつ、いくらぐらいで発売されるか予想してみたいと思います。 まず「どこから発売されるか?」ですが「スター誕生」を観覧された方は お手元のパンフレットをご覧頂きますと「スタッフ」ページに「出版社」「レコード会社」 で、下にその中から抜粋してみたんですが・・・ (出版社) 近代映画社 集英社 マガジンハウス (レコード会社) エイベックス キングレコード テイチクエンタテインメント (映像制作) ジェネオンエンタテインメント 徳間ジャパンコミュニケーションズ ま、ほとんどが「協力」企業となっておりまして、唯一「バンダイビジュアル」だけが ただ、もしミュージカル「スター誕生」CDやビデオ・DVDが発売されるなら まず、出版社ですが、これは「写真集の発売」という可能性がありますね。 次に、CDですが「協力企業」に名前が載っているレコード会社に関しては 仲間由紀恵さんの所属する なにしろ「スター誕生」では、昭和30年代から浜崎あゆみまでのヒット曲が 最後にDVDに関してはジェネオンエンタテインメントが一番可能性が高いかと。 また、ジェネオンエンタテインメントから発売されるDVDを実際に製造するのは で、テレビ朝日とジェネオン(以下略)が、どんな関係なのかは知りませんが 後は、DVDの価格と仕様についてなんですが、ホントかどうかは知りませんが で、価格は6,800円〜7,800円(税別)くらいって感じで、発売日は、あまり遅いと と、いうワケで イロイロ勝手に書いてみましたが、現実問題として観客動員・約4万人という事は たぶん、協賛・協力・後援企業のどれかから製作費の大半は出てるんでしょうから ま、NHK・BS2やハイビジョンで放送するだけでDVDもビデオも出ないというのも |
2004年4月27日 4〜6月期のドラマの感想2。 |
【ドラマの感想】 ハ〜イ、世の仲間由紀恵ファンの皆様は今頃「腸完全版」を 「ワンダフルライフ」 CX系 火曜 21:00〜21:54 実はこのドラマ、今日初めて本格的に観たんですが 大雑把な物語の流れは、プロ野球選手として活躍していた ・現役プロ野球選手(反町)に弱小少年野球チームの さて、このお話の流れに何か疑問を感じないでしょうか? どう考えてもオカシイだろ、この理屈。 1990年代初頭には「愛は勝つ」だのドリームスカムツルーだの まず、普通に考えて現役のプロ野球選手に草野球チームの 自分たちで「どうしても勝ちたい」と、監督に言っておきながら 「こんな事までして勝ちたくなかった」 だの 「あの子たち、ちっとも楽しそうじゃなかった」 だの 「子供たちに謝れ」 なんて事を登場人物全員が口を揃えて言うのは何でしょう? 実力も無い、でも楽しく試合をしたい、そしてさらに勝ちたい。 「努力」や「願い」の強さや量が必ずしも結果に直結しないのは 実力が無ければ負けるし真剣勝負は苦しい。どうしても勝負に どんな世界でも勝者は、ほんの僅かでも必ず敗者よりも ところが、このドラマの中では「願いは必ず叶えられるもの」 ワタクシ、このドラマを観るより約一ヶ月ほど前に電車の中で 話を聞いていると、どうやら息子はレッドとブルーのどちらか 火がついたように泣き出した挙句、やり場の無い怒りの矛先を さて、このドラマのヒロインや少年たちの言ってる事ってのは 私の夢(欲望)や、それを望みどおりに叶えてくれる人こそが まさしく運動会の徒競走で全員一着という「悪しき平等幻想」や なぜ、今さらこんな厚かましいお気楽思想なんでしょうか? それは今から10年ほど前、このお気楽思想の洗礼を受けた つまり「自分もきっといつか朋ちゃんみたいになれるハズ」と 要するに元コギャル世代は「今の私は本当の私じゃない」とか そう考えると「ワンダフルライフ」はトレンディドラマ全盛時代の なんだかなぁ。 とりあえず、この「ワンダフルライフ」というドラマはワタシが観た その不愉快さの源はバカ丸出しのヒロインや、なんでも他人が こんな「お気楽」で「身勝手」で「強欲」で「無責任」な主張すら という現実です。 ま、制作サイドまでもが本気だったらもっと最悪ですが。 |
2004年4月30日 昔ながらの良い女?仲間由紀恵 |
【テレビ朝日・秋のスペシャルドラマ「弟」制作発表】 NOと言える石原都知事が昭和のスーパースターである弟:裕次郎を描いた 石原裕次郎を演じるのは21世紀の石原裕次郎こと徳重聡。(石原プロ) 石原 潔(兄弟の父) :渡 哲也 石原 光子(兄弟の母):高嶋 礼子 石原慎太郎 (青年期):長瀬 智也 (TOKIO) 石原裕次郎 (青年期):徳重 聡 北原 三枝(石原まき子):仲間由紀恵 渡 哲也 (青年期) :坂口 憲二 ちなみに演出は「振り返れば奴がいる」「ホワイトアウト」「やまとなでしこ」 率直に言って演出と脚本のミスマッチが 個人的には当時の日活スターである若き日の岡田真澄や長門裕之や まぁ、石原裕次郎さんと言えば、美空ひばり、手塚治虫、長嶋茂雄と並ぶ 正直「慎太郎(長瀬)と裕次郎(徳重)は逆の方が良かったなぁ」とも思うし このドラマで仲間由紀恵さんのハイライトになりそうな結婚式のシーンは 奇しくも「木トリ」エピソード4で上田のセリフに登場した新・高輪プリンスで 今のところ2004年秋5夜連続放送とだけアナウンスされておりますが 2月から撮影が始まって6月にはクランクアップの予定という事ですから まぁ、ワタシとしては21世紀の石原裕次郎:徳重さんと仲間由紀恵さんが 21世紀のビッグカップル誕生!! なんてマジで呼ばれるような事態にならない事を祈るばかりです(笑) 【こちらは来年のお話ですが・・・・】 こちらは「弟」の制作発表の翌日ですが、NHK放送80周年記念ドラマ しかし、制作発表の新聞記事を読むかぎり「ハルとナツ」というドラマは リョウコとユキエ という「姉妹の成長物語」というよりも リョウコとスガコ という作品になりそうな気さえしてまいりました(笑) まぁ、そもそもドラマとしての面白さはあまり期待はしてませんが。 |
2004年5月5日 私たち〜日本音楽事業者協会というものはぁ〜 |
【スター誕生・ダイジェスト版オンエア】 ハイ、というワケで皆様ゴールデンウィークをいかがお過ごしでしょうか? そんなワタシのゴールデンウィーク唯一の楽しみは「スター誕生」放映。 BS放送を受信されている方はご存知かと思いますが、衛星放送は またNHKという放送局は映らなかったからと言って再放送してくれるほど しかし、放送直前に受信状態は奇跡的に復活し画面のチラツキも減少。 これぞ愛のち・・・!! イエ、なんでもありません(笑) さて、それではテレビ放送を見て改めて感じた事や、テレビと生舞台で 【テレビを見て感じた事など】 とりあえず今日放送されたのと、2日にハイビジョンで放送されたものが ワタシが観た日とは、細かいセリフで違うところ(カトちゃんと仲間さんの テレビ放送というかカメラ撮影の特徴として「視点が変わる」「倍率自在」 あ〜、やっぱりアリーナで観て良かった。 って事ですね(笑) 2階席あたりに設置されたカメラで撮影された俯瞰の映像を観ると 続いて感じたのは「倍率自在」というカメラの特徴からアリーナ席から 仲間さん、やっぱり演技は抜群にウマイね! って事ですね(笑) 唄ってる時も、ちゃんと感情を込めて表情を作ってるみたいなんですが あらためて、こうやってラインで録った音声をテレビから聴いてみると 仲間さんがスズキ・アルトに乗ってアクセル全開で走ってるとすると でもそのぶん、やっぱり喋るところはメリハリが利いてて上手いですね。 あと、これはある意味一番注目していたことですが カトちゃんの演技と歌は って事ですかね(笑) ただ生で観た時は「テレビとあんまり変わらないなぁ」と思ったお芝居も あと、これはテレビ放送と生で舞台を見た時の印象の違いですが カット割りがこれほど煩わしい なんつーんでしょう、視点が固定されている事がこれほど不自由に どこ映してんだよ!!と(笑) 仲間さんのセリフが聞こえてるのに島谷さんのアップばっかり撮ってたり ま、好みは人それぞれですがワタシには不満の残るカメラワークでした。 あと編集ですが、3時間のプログラムを一時間半で放送。って時点で とりあえず「この舞台の本当の面白さはDVDで!!」 と、思いました。むしろオイシイところだけ抜粋したような感じで あと、最後にエンドロールを観ながら感じた事は あ、DVDやビデオが出るとしたら って事でしょうか?(笑) |