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3月7日 第41回ゴールデンアロー賞授賞式
去る3月2日、堺正章さん、優香さんの司会により六本木、テレビ朝日
新社屋で行われた、第41回ゴールデンアロー賞の授賞式の模様が
本日14時より、全国テレビ朝日系の放送局で放送されました。

【ゴールデンアロー賞とは】

日本雑誌協会記者クラブに所属する記者が選ぶ1年間を通して
芸能界で最も活躍した人に送られる、歴史的権威のある賞。

との事でございまして、仲間由紀恵さんは2003年に出演された
テレビドラマ『武蔵(NHK)』『トリック』や、映画『g@me.』および
数々のCMでの活躍が評価されて”放送賞”を受賞されました。

日本雑誌協会理事 並河良氏よりトロフィーを受け取る仲間さん。
水色のドレス(ミス・アシダとのこと)がエレガントでございます。

【話題はやっぱりアノ話】 (放送賞:仲間由紀恵)

とりあえずは仲間さんの受賞トークからご紹介。
この時会場にいたのは司会の堺正章さん、優香さんと、宮崎あおいさん
石原さとみさん、はなわさん、さまぁ〜ずのお二人。といった面々です。

 堺  『仲間さん、今のお気持ちをお聞かせくださいませ』

仲 間 『ハイ!・・・・とっても嬉しいです』

 堺  『ん〜・・・やはり、こう〜・・自分が作ってきたモノ
     自分が表現してきたものが認められるという
     喜びというのはあるでしょうね?』

仲 間 『ハイ・・・・ありますね』

続いて毛糸の帽子を被って怪しげな雰囲気を漂わせる
阿部寛さんから、お祝いメッセージのビデオが(笑)

阿 部 『え〜由紀恵ちゃん・・・ゴールデンアロー賞放送賞受賞
     おめでとうございます。阿部寛です。』

仲 間 『あ〜〜・・・ありがとうございます』

阿 部 『え〜、由紀恵ちゃんとは『トリック』のパート1からパート3
     映画も含めまして、え〜・・・ご一緒させていただきましたが
     奈緒子のツッコミが・・・毎回毎回鋭くなるので(笑)
     上田も・・・・・思いっ切りイロイロ出来て
     え〜〜〜〜楽しく一緒に仕事させてもらってます。

     え〜・・・3月に舞台を控えているという事です・・けど
     え〜・・その中でも新たな・・え〜・・由紀恵ちゃんの
     芝居の世界を深めて欲しいと思います。

     また・・・トリックが・・え〜〜今後パート4とかあるような事が
     ありましたら・・・・・え〜〜〜・・・さらに、ツッコミを激しく
     ・・・イロイロ・・・やっていきたいと思います(笑)
     ホントに今日は、おめでとうございました。』

仲 間 『・・・ありがとうございました(笑)』

 堺  『・・・・やっぱりボケとツッコミになってるんでしょうね?』

仲 間 『・・・自然と』

 堺  (うなづく)

仲 間 『私は別にあの〜・・・阿部さんが仰ってたように・・・
     こう・・・一生懸命、その・・・ボケた事に対してツッコミを
     入れようとかっていう風にしている訳じゃないんですけど
     ・・・台本どおり・・・してる』

*(訳)私は別に阿部さんが仰ったように、ボケた事にたいして
     ツッコミを入れよう!とかっていう風にしてるワケじゃなくて
     一所懸命、台本どおりにしているだけなんですけど・・・

 堺  『はぁ〜・・・(台本どおりに)やってるんだけど』

仲 間 『えぇ、やってるだけなんです』

 堺  『それが見る方にしてみると、そういう風に見えてくるという・・』

仲 間 (うなづく)

 堺  『ボケとツッコミということなんで・・・』

(急に後ろに座っていたさまぁ〜ずに話題を振る堺さん)

仲 間 (笑)

 堺  『ちょっと仲間さんに、いいパターンを
     ・・・・ちょっと見せてあげてもらえませんか?』

仲 間 『そうですね・・せっかくですから(笑)』

大 竹 『いいパターン!?』

仲 間 『・・・いいボケと』

 堺  『そうそうそうそう・・・』

三 村 『”トリック”俺、見てないんですよ・・・』

大 竹  (三村さんの顔を手で隠す)

三 村 『・・・顔を隠すなよ!!

仲 間 (笑)

三 村 『・・・・・こんなのはね・・・』

大 竹 『なんのデータにもならないですよ』

全 員  (笑)

【休日の過ごし方】

 堺  『仲間さん自身は・・休日はどのように?』

仲 間 『休日は・・・そうですね・・・ま、ドライブに行く日もあれば
      う〜ん・・・ずっとウチにこもっている日もあるし・・・』

 堺  『それは気分で?』

仲 間 『気分・・ですね』

 堺  『ドライブの時はご自分で?』

仲 間 『自分で・・・運転して』

 堺  『運転して?』

仲 間 『海を見に行ったり・・・沖縄出身なので時々・・・』

 堺  『沖縄までは行かないでしょ?』

仲 間 『沖縄までは行けないですけども・・(笑)』

 堺  『う〜ん・・・でも山派と・・・山派って言っても
     これ(ピアノを弾くしぐさ)じゃないですけど(笑)』

三 村 『わかりますよ!・・話の流れでわかるっつの!』

 堺  『山派と海派の・・・(笑)』

優 香 『・・・これって何?』

大 竹 『楽器、楽器だよ!!』

 堺  『わかんないのかよ!?(笑)』

優 香 (笑)

 堺  『このぐらい・・ヤマハの”これ”って言や分かるでしょ?(笑)』

大 竹 『楽器、楽器!!・・ピアノの!!』

優 香 『そっか・・・わかりませんよねぇ?(笑)』

仲 間 『・・・・わかります(笑)』

 堺  『分かるよ!!(笑)・・分かんないの?』

優 香 (笑)

【初ミュージカル】

 堺  『この後ミュージカル・・があるんですよね?』

仲 間 『初めての舞台・・・なんです』

 堺  『初めての舞台でミュージカル・・・』

仲 間 『ミュージカル・・・なんです』

 堺  『これはやっぱり、ちょっと大変な・・・』

仲 間 『大変ですね・・・ついて行くのに・・毎日がんばって稽古してます』

 堺  『今、稽古の最中?』

仲 間 『ハイ』

 堺  『なんか不安・・・・は、あります?』

仲 間 『不安ですか・・・う〜ん、やっぱり・・・その、ホントに舞台に立って
      お客さんを目の前にして芝居をした事が無いので・・・・
      急にセリフが抜けたらどうしよう?とか・・・・』

 堺  『そういう夢は見ませんか?』

仲 間 『夢ですか?・・・・夢は見ないですねぇ』

 堺  『(宮崎あおいさんに)夢見ませんでした?
     初舞台の”星の王子様”の時・・』

宮 崎 『・・・・あ、見ませんでした』

 堺  『・・・ア〜〜〜〜そうですか?』

(一瞬、空気が冷えたのを察知した”さまぁ〜ず”がすかさず)

大 竹 『僕ら直前だったら見ますよ!ボクラしょっちゅう見ます』

 堺  『見ました!?・・・どんな夢を見ました?』

大 竹 『毎回見ますよ!』
三 村 『良く見ますよ!』

大 竹 『何にも入ってないのにお客さんは満パンなんですよ』
三 村 『だからまず・・・何にも・・・できてないのに・・・・・・・』

仲 間 『うわっ!』

三 村 『(大竹さんに)・・・おんなじ事(笑)』

 堺  『(三村さんに)・・・で、なに?(笑)』

三 村 『お客さんは一杯入ってるのに何にも準備しない状態で入って・・』

大 竹 『えぇ〜!!もう幕開いちゃう!?みたいな・・・』

仲 間 『え〜〜〜・・・不安な夢・・・・ですね』

三 村 『今度は自分は入ってんだけどお客さんが全くいない。とか』

大 竹 『・・・・どっちかは見ますね』

 堺  『あれは、やだねぇ〜〜』

仲 間 『そうですね』

 堺  『・・・・本番五分前にね、こんな(15cmくらい)
     台本渡されんの!!何も覚えてないんだよ!?』

大 竹 『それは夢ですか?』

 堺  『夢、夢!!・・・・それで中に歌が50曲ぐらい入ってるんだ!』

仲 間 『うわっ!(笑)』

 堺  『え〜〜!!これからどうするワケよこれを!?
     ・・・・っていうと緞帳(どんちょう)がどーんと開いて・・・』

大 竹 『同じです・・・入ってないのにね』

 堺  『入ってないのに・・・・・(仲間さんの方を見て)』

 堺  『まぁ、そんなに不安がらせるワケじゃないんですよ?(笑)』

仲 間 (笑)

【初めて買ったCDは?】(音楽賞:氷川きよし)

仲間さんのトークが終わった後、氷川きよしさんの受賞トークの時に
受賞者に”初めて買ったCDは何か?”という質問が出されました。

氷川きよし 『さよなら人類』(たま) 1990/5/5発売

石原さとみ 『Pure soul』(GLAY) 1998/7/29発売

はなわ 『抱いてくれたらいいのに』(工藤静香) 1988/3/2発売

優香 『がじゃいも』 (とんねるず) 1993/1/28発売

と、まぁ他の受賞者、出演者の方はこんな感じで、石原さとみさんの
「GLAY」にはあまりにも最近なので驚きの声が上がってたんですが
われらが仲間由紀恵さんはどうだったかと申しますと・・・

仲間 『私も工藤静香さんですね・・・”Blue Velvet”とか・・・』

と、当然のように工藤静香さんの名前を上げられました。

そして、画面の隅っこに曲のデータが表示されましたが・・・

仲間由紀恵 『Blue Velvet』(工藤静香) 1997/7/28発売

1997年7月28日という事は・・・

初めて自分のお金でCDを買ったのが
なんと歌手デビューから1年後!?(笑)

たぶん何かの間違いだと思いますが。

【和製マリリン・モンロー】 (グラフ賞:井上和香)

スリーサイズがB90,W59,H90でマリリンモンローと全く同じという
爆乳アイドル井上和香さんの登場に、にわかに活気付く男性出演者と
曖昧な微笑を浮かべて静かに見守る仲間さんのコントラストが印象的。

【バックアップ、バックアップで・・・】 (特別賞:宮藤官九郎)

新しくパソコンを買い換えて脚本を書き始めたものの『バックアップ』の
意味を知らなかったために台本が半分くらい消えた事もある。という
クドカンの苦労話を楽しげに聞く仲間由紀恵さんでしたが、いつか
仲間さんとクドカンが一緒に仕事をする日が来ると良いですね。

【おまけ】

と、本日テレビで放送された授賞式の内容はこんな感じでしたが
ヤフー動画ニュースでは、記者会見の模様を見る事が出来ます。

その中で仲間さんは”今後どんな役をやりたいか?”という質問を受け
”一人の女性の一生を描くような作品にも挑戦してみたい”と仰ってます。

これが来年の特別ドラマ『ハルとナツ』の番宣を意識した発言なのか
単に、仲間さんの現在の希望を述べたものなのかは分かりませんが
今後の展開が楽しみな発言ではありますね。


2004年3月19日 3月17日ついに『スター誕生』開演!!
【ミュージカル・スター誕生ついに開演!!】

テレビの芸能ニュース等で、すでに紹介されたりしておりますが
ついにミュージカル『スター誕生』が開演されましたね。

ワタシャ、チケットが1枚しかないので4月まで観られませんが(笑)
掲示板の方にも、すでに17日の初日公演をご覧になった方の感想や
レポートが続々と寄せられておりまして、おおむね好評のようです。

そこで、当HPでは『スター誕生』を、これから観覧する方のために
これまで掲示板に寄せられたレポートの数々から『スター誕生』を
より楽しむために有益な情報を、まとめてみたいと思います。

【スター誕生・観劇マニュアル】

*新しい情報が入り次第、加筆・修正を行う予定です。

(準備)

1.チケットは一部の公演を除き、まだ余裕があるようです。
  オフィシャルHPにもチケット購入ガイドがありますので
  オークションより前に、まずはそちらをチェックしましょう。

2.目的地までの経路、所要時間は事前にチェックしましょう。
  Yahooなどで出発駅と目的地の駅名を入れれば経路と
  所要時間を確認する事が出来るので便利です。

3.夜の部の場合は18:00開場、18:30開演になりますが
  開演後の会場の出入りは、他の人の迷惑になりますので
  途中のアクシデントも考えて、余裕を持って出発しましょう。

(交通・アクセス)

1.渋谷駅から行く場合(なにわの由紀恵ファンさんの情報)

劇場までの道は上り坂になるので、地図上の見た目の距離より
余分に時間がかかる。必要時間は20分ほど見ておいた方が良い。
劇場付近にある青山学院大学、ファーストキッチンが目印。

2.表参道駅から行く場合 (チャイナーさんの情報)

B2出口から出てそのまままっすぐ行くと右手に見えてきます。
表参道駅からだと所要時間は、およそ駅から10分程度。

3.大阪から新幹線で行く場合 (慎のすけさまの情報)

昼の部をご覧になる方は、8:59 新大阪発(のぞみ206号)に乗り
帰りは17:34 品川発(のぞみ137号)に乗ると丁度良いそうです。

(劇場に入ったら)

1.パンフレットは1部2000円、仲間さんの画像は見開き2Pと
  稽古時のスナップ数点のみ掲載で、さほど多くない。
  ポスターは1部800円でB1売り場のみ取り扱っている。

  *パンフレットは在庫がなくなりしだい、公演途中で
   別バージョンに切り替わる可能性があるそうです。
   また今度・・・なんて思ってると買えなくなる事も!?

2.1階ロビーは大変混み合うためB1階の売り場がオススメ。

3.B1階の物販カウンターの横にはクロークがあるようです。
  手荷物のある方は買い物と一緒に預けるといいでしょう。

4.出演者へのプレゼントは事前に受付で預ける事。
  出演者に直接プレゼントを手渡す事は出来ません。
  (プレゼントの受付は係の人がメガホンで誘導してくれる)

5.当然、カメラ、録音機器等は持ち込み禁止(自己申告制)

6.飲食物は持ち込み禁止。劇場内で飲食する場合は
  劇場内B1階の軽食売り場で購入すること。

(上演前の注意)

1.携帯電話の電源は必ず切るかマナーモードにする事。
  公演中に携帯電話を鳴らすのは最悪のマナー違反です。

2.公演は3時間以上の長丁場になります。
  第1章終了後(約1時間半)、20分の休憩時間もあるようですが
  トイレは事前に済ませておき、水分も控えた方が良いでしょう。
  (休憩時間の女性用トイレは長蛇の行列になります。)

3.後ろの方の席の場合はオペラグラスを持って行った方が無難。
  劇場にレンタルのオペラグラスもあるそうですが念のため。

4.レンタルオペラグラスは1000円。地下の売り場にはレンタル料
  400円、保証金5000円というゴツイのもあるそうです。

(お芝居が始まったら)

1.上演中は拍手や声をかけるタイミングに気をつけましょう。
  場違いな拍手や声援は舞台を壊してしまいかねないので注意。

2.公演中の雑談は周囲の人にとても迷惑なのでやめましょう。
  また、コンサートではないので公演中に立ち上がらないように。

3.仲間さんの登場シーンは開演後間もなく登場するそうです。
  若手のダンサー達のダンスの後『ドロシー』の名前を呼ぶと
  突然、アノ衣装で仲間さんが登場するそうです。

4.ウワサ通り、仲間由紀恵さんのソロ曲はなかったようですが
  いろんな曲で、ソロパートがあるようです。

5.歌うパートが少ない分、セリフはかなり多いようですので
  お芝居の盛り上がった部分では拍手するといいかも。

6.中尾ミエさんとのデュエット曲が最もソロに近い曲だそうです。
  見逃すな!!

7.第二章の前半、仲間さんはほとんど登場しないそうですが
  重要なシーンがあるので寝ないように注意!!(笑)

8.全員揃って『ドリフのズンドコ節』を歌うシーンでは
  ノリノリの仲間さんが観られるそうです。

9.最後に全員で歌うシーンは仲間さんが中央で唄うそうです。
  仲間さんの姿を見失ったら中央を探してみると良いかも?

以上、掲示板に寄せられた、なにわの由紀恵ファン様、瀧山様
白獅子様、チャイナー様の情報を元に構成させていただきました。

(ここが聴きどころ!)

ギタリストさんから仲間さんの歌の聴きどころ情報です。

1.序盤に出て来る『涙の太陽』のソロパート。

2.第1幕後半の『白いブランコ』のコーラス。

3.第2幕目の中尾ミエさんとのデュエット『片思い』。

4.最後に主演3人で唄う「さよならの向こう側」。

【食わず嫌い王決定戦・第2回目】

2001年に布施明さんと一緒に出演して以来、2度目となる今回。
仲間さん以外の方の雑談が多いのでテキスト化はしませんが
今回も、限りなく敗北に近い引き分けとなったようですね(笑)

しかし、ウニがダメ、白子がダメ、魚卵がダメ、貝類全般がダメって
マグロ以外の海産物系は、ほぼ全滅のように思えるんですが

海の子、てぃだ(太陽)の子の
浦添っ子としてはどうなの?(笑)

これから仲間由紀恵さんとお食事する予定のある方は
お寿司屋さんが意外と安上がりで狙い目だと思います。


2004年4月9日 ついに見てきたスター誕生!!
【ついに見てきたスター誕生!・・・ですが。】

今回のミュージカル『スター誕生』のタイトルは、ミュージカル映画の
傑作『オズの魔法使い』(1939年:米)でアカデミー特別賞を受賞し
天才少女(当時16歳)という評価を得るも、波乱の生涯を遂げた
ジュディ・ガーランドの代表作である『スタア誕生』(1954年:米)の
タイトルと、彼女の送った生涯から発想を得たものと思われますが
とりあえず感想を書く前に、ちょっと面白いお話をご紹介します。

ミュージカル『スター誕生』は社団法人・日本音楽事業者協会の
創立40周年を記念する記念事業ですが、この通称:音事協の
初代理事長は渡辺プロダクションの創設者・渡辺晋氏(故人)です。

渡辺プロダクションは進駐軍相手のバンドマンを経てプロダクション
経営に乗り出した渡辺晋・美佐夫妻によって1955年に設立され
1960年代、戦後の混迷期を乗り越えて、東京オリンピック開催
首都高速道路の建設、東海道新幹線開通などの大事業を経て
日本経済が奇跡的な復興を遂げ、人々の心にゆとりが出来た頃
ザ・ピーナッツ、クレイジーキャッツ、伊東ゆかり、中尾ミエ、園まり
梓みちよ、ザ・タイガース、ザ・ドリフターズ、森進一、布施明という
そうそうたるスター軍団を擁して、その黄金期を築き上げました。

当時、まだ始まったばかりのテレビ放送の可能性にいち早く注目し
「ザ・ヒットパレード」(CX)「シャボン玉ホリデイ」(NTV)などの番組で
クレージーキャッツやザ・ピーナッツの売り出しに成功しただけでなく
原盤制作という新事業の開拓や、著作権を管理する音楽出版社や
企画会社、音楽学校の設立など、経営の多角化を次々と成功させ
今日のプロダクション経営の基礎を確立した渡辺プロダクションは

1970年代に入っても、天地真理、小柳ルミ子、アグネス・チャン
キャンディーズなどの新人タレントを、続々とスターダムに押し上げ
”ナベプロにあらずば芸能人にあらず”とまで言われるほどの
テレビ界で絶対的な影響力を誇る一大帝国を築き上げました。

渡辺晋・美佐夫妻が、映画界、興行界、テレビ界に対抗するべく
音楽業界を統一する”協会”の設立に奔走したのは1963年の事。
初代会長に自民党代議士:中曾根康弘を迎えた通称”音事協”は
芸能プロダクションの社会的な地位向上に貢献しただけでなく
政治的にも、著作権法改正に影響を及ぼしたと言われています。

しかし、同時にGSブームの終焉や、フォークソングの台頭などの
マーケットの変化や所属タレントとの金銭問題による軋轢などから
次第にナベプロは、かつての絶対的な影響力を失っていきます。

そしてそれが決定的になったのは、1971年から放送が開始された
NTV系の”タレントオーディション番組”に対抗するべく、ナベプロ
自らがタレントオーディション番組の制作に乗り出した1973年の事。

ナベプロが制作するオーディション番組『あなたならOK』(ANB)の
放送予定枠がNTV系の歌番組『紅白歌のベストテン』の放送枠と
重なったため、多くの人気歌手を擁するナベプロと日テレの間で
新番組の放送時間をずらすべく、話し合いがもたれましたが

渡辺社長の「そっちが(放送時間を)変えたらいいじゃない」という
傲慢とも取れる不用意な発言に日テレ側が激怒し、交渉は決裂。
それ以降、「日テレ・ナベプロ戦争」と言われる全面戦争に突入し
日テレは自社の番組からナベプロ所属タレントを排除し始めます。

すでに、マスメディアとして確固たる力を獲得していたテレビ局との
「全面戦争」をきっかけに、ナベプロの勢いは衰えを見せはじめ
その衰退をきっかけに、渡辺晋・美佐夫妻のワンマン経営に
反旗を翻したタレントや敏腕マネージャーが続々とナベプロから
退社、独立し、栄華を誇ったナベプロは内部崩壊を始めます。

この紛争は5年後にナベプロ側が折れる形で終息しましたが
キャンディーズ以降の新人の育成にも失敗していたナベプロは
この事件を期に、業界での影響力を徐々に失っていきました。

結局、日テレと喧嘩してまでナベプロが制作したオーディション番組
『あなたならOK』から歌謡史に残るようなスターが生まれる事は無く
森昌子、桜田淳子、ピンクレディー、中森明菜、小泉今日子そして
山口百恵といった昭和の歌謡史を代表するスターを多数輩出した
先発のNTV系オーディション番組を超える事はありませんでした。

そして、音事協発足の立役者でもあり、1960〜70年代の芸能界の
牽引車でもあった、渡辺プロダクションの衰退のきっかけとなった
この、NTV系・公開タレントオーディション番組のタイトルこそが

『スター誕生!』だったのです。

結局これ以降、渡辺プロダクションは往時の隆盛を取り戻す事無く
経営の全てを取り仕切っていた渡辺晋氏は長い闘病生活の末に
昭和62年、昭和という時代と運命を共にするように亡くなりました。

現在の渡辺プロダクションは、渡辺プロダクショングループという
企業体の一員として、往時の勢いを取り戻すべく奮闘しています。
創業者の渡辺美佐未亡人はグループの会長として全体を統括し
渡辺プロダクション社長には、その黄金期をスタッフとして支えた
井澤健氏(イザワオフィス社長・音事協会長)が就任しています。

今回の「スター誕生」は出演者として中尾ミエ、布施明、加藤茶。
制作スタッフとしては、エグゼクティブ・プロデューサーの井澤健氏
音楽スーパーバイザーの宮川泰氏、制作統括を務める尾木徹氏
プロデューサーの池田道彦氏という、かつて渡辺プロダクションの
黄金期を支えた、そうそうたるメンバーが名を連ねていますが

今回の『スター誕生』のフィナーレを飾る曲『さよならの向こう側』は
NTV系・オーディション番組『スター誕生!』が生んだ最大のスター
山口百恵(ホリプロ)が1980年に武道館で行った引退コンサートで
最後に唄った曲ですし、その他の曲も特定の事務所に偏ることなく
昭和〜平成の歌謡史を代表する楽曲が選ばれています。

そういう意味でも「スター誕生」という作品は音事協の創立40周年を
記念する記念事業であるだけでなく、戦後の混迷期から60年代の
ナベプロの独占状態、そして70年代以降の新興勢力の台頭を経て
現在に至る”音楽芸能史”の総決算とも言える作品だと思うのです。

終戦直後のジャズブームに始まり、ロカビリー、グループサウンズ
フォークソング、演歌、ポップスと、その時代、時代の人々の心を
時には慰め、時には勇気付けてきた”歌謡曲”という大衆音楽が
社会の中で果たして来た役割を、懐かしさと共に噛み締めながら
その将来について考えてみるのも良いかと思います。

(参考:ナベプロ帝国の興亡 軍司貞則:著 文春文庫ほか)


2004年4月10日 「スター誕生」の感想
ハイ、それでは「スター誕生」の感想を書いてみたいと思います。
まだ観ていない方もいらっしゃると思いますので、可能なかぎり
物語の内容には触れないで感想を書いていきたいと思いますが
”絶対にネタバレするな!”という方は念のため読まないで下さい。

さて、まずワタクシが観に行ったのは夜の部の公演でした。

地下鉄半蔵門線の表参道駅で降りてB2出口を目指したのですが
このB1,B2出口は予想外に階段が長かったので閉口しました。
お子様やご老人または足の不自由な方は、ちょっと遠くなりますが
エスカレーターのあるB3出口を使ったほうが良いと思います。

地上に出ると、まずどっちに進めば良いものか迷いましたが
とりあえず巨大な青山学院大学を目指して進む事にしました。
少し進むとすぐに青学が目に入ったので、そのまま道なりに進み
開場10分前くらいに”青山劇場”に到着する事が出来ました。

(実際に行ってみて初めて分かった事)

目印としてご紹介した”ファーストキッチン”と”マクドナルド”ですが
表参道駅から行くと、劇場となりのファーストキッチンは劇場より
後に見えてくるので、全然目印になりませんでした(笑)

また、マクドナルドは劇場手前のビルの地下に入っている店舗で
現在は改装中のため、看板ももうひとつ目立たなくなっています。

どちらかというと劇場前の広場に立っている岡本太郎のオブジェが
かなり離れた所からでも目立つシロモノなので、目印にするなら
”金属製の木みたいなヘンなオブジェ”を探した方が良いかも。

とりあえず表参道駅B2出口から青山劇場に向かう場合は
”一度も信号を渡る事はない”と考えれば迷わないと思います。

最初に間違えなければ後は道なりなので、これから行く方は
地上に出る前に地下鉄の構内で出口と劇場の位置関係を
しっかり把握してから地上に出ると良いと思います。

(青山劇場に着いて感じた事)

会場に到着した時は「思ったより人がまばら」という印象でした。
劇場の前で立ち話をする人、植え込みに座って話をする人など
入り口の前で列を作るでもなく、明らかに“ソレ”と分かる風体の
集団がいる訳でもなく「もしや、ただ待ち合わせをしているだけ?」
とすら感じさせるほどの、のんびりムードな開場前の風景でした。

客層は想像以上に子供が少なく、どちらかというと中高齢者の
夫婦連れといった風体の人たちの姿が目立っていました。
ぶっちゃけ”企業招待券の客?”という感じの方々ですね。
あと”見るからに何かヲタの男二人組”とか”いまだに追っかけ”
といった風情の女2〜3人連れなんて人たちもいました。

しかし、係の人が拡声器で開場を宣言すると状況が一変。

どこから現れたのか?という程の人数があっという間に行列をなし
劇場前に並びきれなくなった列はUターンして劇場に向かいますが
それでも列が途切れる気配はなく、続々と人が集まってきます。

全席指定なのになぜ行列?

と、疑問もあったので、とりあえず様子を眺めていたのですが
10分過ぎても、まだ人が集まってきて途切れる様子もないので
若干不安になり、開演15分前くらいに列の最後尾に着きました。

しかし、別になんという事も無くスムーズに列は流れアッサリ入場。

(会場に入って)

入り口の左側にあった”花輪”や”協賛企業”の名簿を眺めつつ
”生瀬勝久””堤幸彦””JA共済””グリコ”そして”ギャンビット”(笑)
といった仲間ファンにはおなじみの名前を確認して地下1階へ。

情報どおり混雑する1階ロビーを避けB1Fの物販カウンターで
開演前にポスター(800円)とパンフレット(2000円)を購入。

パンフレットは、どうやら初日に販売されたものと同じもののようで
仲間さんの写真はキャスト紹介の見開き2Pとスナップが数枚。
安いものではありませんが記念に買って悪いものじゃありません。

その後、物販カウンターのすぐ傍にあるクロークに荷物と一緒に
ポスター、パンフも預けてしまおうと思ったのですが、問題発生。

こちらでご購入になったポスターや
パンフレットはお預かりできません。

・・・・という事で、やむを得ず他の荷物だけを預けて座席へ。

(座席を見つけて)

ワタクシの座席はXC列の20番、オフィシャルファンクラブ経由で
購入したものですが、実際に座席を見つけて座ってみた感想は

ビックリするほど近い!!

座席も周辺の床も、いかにも”取り外し可能”といった風情でして
いわゆる”オケピ”ってヤツなんでしょうか?舞台から5m程でした。

そもそも開演するまでに、会場内をアレコレ調べるつもりでしたが
すでに開演まで10分も残っていなかったので座って待機します。

(いよいよ開幕!!)

仲間さんは、開演後まもなく例の”ドロシー姿”で登場します。
すでに中日を過ぎているためか、仲間さんも堂々たる演技で
中尾ミエさんと渡り合い、会場の空気を暖める役割を果たします。
そして本編一発目の歌は仲間さんのソロから始まる「涙の太陽」。

何しろ「トリック」以降のファンであるワタクシは歌手としての
仲間さんが活動する姿を、実際に見た事は一度もありません。
不安と期待の入り混じる中ステージから発せられたその歌声は

結構やるじゃん!!

悪く言えば、声量が無い、抑揚が無い、技巧が無い。などと
言えない事もありませんが、そのソリッドでストレートな歌声は
まだまだ発展途上といった感もあり、期待を感じさせます。

そして仲間さんが1番を唄い終わると、今井絵理子さんと
島谷ひとみさんが登場して「涙の太陽」を歌いだしますが・・・

ヤバイ!もっと上手い!(笑)

仲間さんの声量の倍はありそうなパワフルな歌声の今井さん。
ヴィブラートの利かせ方、表現力など、喉のコントロールの
巧みさからも、プロ歌手の底力を感じさせる島谷ひとみさん。
しょっぱなから度肝を抜かれるミラクルでした。

(お芝居が始まって気付いた事)

ファンクラブ経由で購入したチケットはホントに舞台から近い席で
テレビでしか観た事のない大スターを間近で観る事が出来ました。

あの仲間由紀恵が目の前で
唄ったり踊ったりしているのです。

これほどファンとして嬉しい事はありませんし、それ以外にも

あの加藤茶のハゲヅラが目の前で!!

あの布施明神の歌が目の前で!!

あのカー君の踊りが目の前で!!

あのROLLYの臍の下毛も目の前で!!

あの森ブー・・・・

と、実は良く考えたら、これはスゴク贅沢な事なんですね。

布施明さんのコンサートに行っても諸星和己さんは見られませんし
島谷ひとみさんのコンサートに加藤茶さんが出る事もないでしょう。

つまり、これほど豪華なメンバーを一度に見られるチャンスは
日本音楽事業者協会創立40周年記念ミュージカルでなければ
それこそ”NHK紅白歌合戦”でもないと有り得ないワケです。

しかも、紅白で仲間由紀恵さんが唄う姿を観られる可能性は
”ほとんどゼロパーセント”と言わざるを得ない状況なので(笑)
仲間由紀恵ファンとしてはゼヒ観ておきたい舞台と言えましょう。

ただし、舞台を観ていて気になった事がひとつ・・・・

席が舞台に近すぎるのです。

映画を観る時に、最前列に座ると画面全体が観づらいように
舞台から近すぎる席はタレントさんを眺めるには最高の席ですが
舞台全体を見渡すには、あまりに近すぎて良い席とは言えません。

休憩時間に確認してみた感じでは、1階のD〜E列あたりが
いちばんバランスが取れていて観やすい席のような気がしました。

あとテレビと違ってカットもないし舞台全体がフレームの中ですから
舞台にいる限り、役者さんたちは役になりきって演技を続けます。
仲間さんも最初の駅のホームのシーンでは、セリフの無い所でも
ずーっと小芝居を続けているので、そこらヘンも見ものです。

(演技を見て)

演技の面では、間違いなく仲間さんが全体をリードしています。
何しろ物語の縦糸は”天才少女:磯辺すぐりが、田舎の姉妹と
出会って成長する話”ですから仲間さん抜きでは話が進みません。

「トリック」「ごくせん」で鍛えたコメディからシリアスなお芝居まで
幅広くご披露されてますが、ワタクシが個人的に意外だったのが
お芝居がテレビや映画とほとんど同じだった事でした。

ワタクシは、舞台演劇というのを1度しか観た事がないので
舞台演劇における役者さんの”演技”というモノは

セリフを喋る時は必ず客席に向かって目を剥き出しながら
パントマイムばりの大きな身振り手振りで感情を表現しつつ
この世の終わりのような顔をして、大きな声を張り上げる。

というものだと思っていたので、全体的にワリと自然に見えた
今回の出演者の皆さんの演技は正直、ちょっと意外でした。

あとは、カトちゃんの演技や歌が
ビックリするほどヘタッピだった事。

その分、ドラムソロとコント風の芝居はやはり圧巻でしたが
20年以上「全員集合」で生の舞台をこなしてきたコントの天才が
アレほど普通の演技を普通にこなせないというのも意外でした。

ただ、これは当日、目の前で舞台を見ていて感じた事なので
テレビ放送やDVDなどで見直した時に、どんな感想になるか
そこら辺は、自分でもちょっと楽しみにしている事であります。

(休憩時間に感じた事)

第1幕(約1時間半)と2幕の間に20分ほどの休憩がありましたが
事前の情報どおり女子トイレの前は長蛇の行列になってました。

B1Fは、外に仮設トイレが3基ほど設置されていたようですが
物販カウンター横の女子トイレの前はロビーを端まで占領して
トイレ待ちの行列になっており、後半開演時間直前になっても
その列が途切れる様子はありませんでした。

そのため、開演のベルが鳴ってから席に駆け込む女性も多く
やはり出来るだけ開演前は水分は控えて置く方が無難でしょう。
なお、2階にもトイレがあって、そっちの方が空いているそうです。

(舞台が終わって)

2度のカーテンコールが終わって劇場を出てみれば、既に22時半。
半蔵門線、表参道駅のB1,B2出口もすでに閉鎖されていたので
しかたなく、B3?出口まで歩いて地下鉄に乗って帰りました。
夜の部の場合、思ったより終了が遅いので電車の方は注意。

(印象に残った人々)

【深沢敦さん】

今回の舞台の歌唱指導も務めていらっしゃる役者さんですが
正直「マンハッタンラブストーリー」(TBS)に出演していた時は
それほど面白い演技をする人とも思っていなかったのでビックリ。

絶妙な間と、舞台全体を縦横に動き回る動きの面白さが出色で
タレントさんを”舞台向き”とか”テレビ向き”と言う事がありますが
ホントに舞台でこそ面白い役者さんというのもいるんだなと実感。
実質、今回の舞台全体の潤滑油のような役割を果たしている方。

【ROLLYさん】

普段のキャラクターそのままでもありましたが文字通りの”怪演”。
グラムロックやハードロックを音楽的な背景に持つ方で、今回の
舞台では唯一と言って良い”ロック畑”のミュージシャンですが
目を惹く奇抜なファッションと、ユーモラスでアクのある演技は
良いアクセントとして、舞台を盛り上げる役割を担っています。

【森山未來君】

「さよなら小津先生」「ウォーターボーイズ」などは見ておりましたが
ドラマしか知らないのでアレほど歌や踊りもこなすのは意外でした。

劇中のソロ曲「てぃ〜んずぶる〜す」も、とても爽やかで好印象。
なんでもこなす器用な役者さん。という感じで将来が楽しみです。

【諸星和己さん】

「光GENJI」としての活動終了後はジャニーズ事務所からも離れて
ニューヨークに修行に行ったり、ニュースのレポーターをやったり
正直言って”終わったタレント”のオーラを発散している方ですが

森山未來君と諸星さんが二人で「運がよければいいことあるさ」を
歌って踊るシーンでは、ダンスで圧倒的な格の違いを見せつけ
”さすがは元ジャニーズの一番星”という風格を感じさせます。

演技の幅広さもさることながら、踊りだした時の輝きは別格で
劇中劇「白鷺城の花嫁」は、この人の一人舞台のようなモノ。

【布施明神さん・中尾ミエさん・森公美子さん】

もう、このお三方に関しては圧倒的な歌唱力にただ感動。
テレビやCDで聞いていたのと、全く同じ歌声がスピーカーから
聞こえて来た時は、本当のプロシンガーの凄みを感じました。

【ジェームズ小野田さん】

妙にハラから出ている声といい、濃い顔といい、長いヒゲといい
てっきり舞台をメインに活動する劇団系の方かと思っていたら
パンフレットに”ジェームズ小野田・米米CLUB”の文字が(笑)

【八木小織さん】

その他大勢メンバーの中に「見た事ある顔の人がいるな〜」と
思ってパンフレットを見てみたら、なんと80年代のアイドル女優
八木小織さんじゃあ〜りませんか!!(笑)ビックリしました。

【島谷ひとみさん】

仲間さんと同じく初の本格的な舞台演劇だった島谷さんですが
歌の方は当然としても、思った以上に演技が上手くて驚きました。

(仲間由紀恵さんの歌について)

「涙の太陽」

しょっぱなに仲間さんがソロで歌う曲なので毎回緊張しそうです。
声自体は決して悪くありませんし、音程もしっかりしていますが
後に歌う二人がもっと上手いのでちょっと損をしている感じ。

「白いブランコ」

仲間さんがどこから唄うのかと待っていたら、第一声がブランコ〜♪
「そりゃねぇだろ!!」と思っていたら後半からコーラスで参加。
音程を外す事も無く、でしゃばらない声質が非常にコーラス向き。

「片思い」

前半を仲間さん、後半を中尾ミエさんが歌うという酷なリレー(笑)
低音部分が聞き取りづらく、もう少しボイトレが必要な感じですが
中尾ミエさんの情感をタップリ込めた唄い方と仲間さんのフラットな
唄い方が意外と良いコントラストになっていて独特の味がアリます。
そんな”上手く唄うだけが歌謡曲ではない”という発見もアリ。

(全体の感想)

とにかく、キラ星のごとき大スターが次から次へとステージに現れ
オイシイところを披露してくれる舞台なので、見ていて飽きません。

ジャズ、歌謡曲、ロック、フォーク、ポップス、演歌、津軽三味線と
豊富なジャンルの音楽の第一人者が、代表的なナンバーの触りを
目の前で披露してくれるので、年齢性別を問わず楽しめるでしょう。

正直言ってストーリーに深いテーマや意味は無く”感動した!”とか
”泣きました!”なんて言うほどのご大層な作品ではないのですが
素人でも気軽に楽しめる娯楽作という意味では極上の舞台でした。

(スター誕生を一言で言うと・・・)

一万円の松花堂弁当


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