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2003年9月17日 嵐の前の静けさか。
え〜現在、邦画の記録を更新し続けている話題のアノ映画
『踊る大捜査線THE MOVIE2』をようやく観る事が出来ました。

まぁ、あえて作品の説明をする必要はないかもしれませんが

もともと、1997年の1月からフジテレビで放映された連続ドラマで
放映当時は平均18パーセントそこそこ程度の中ヒット作でしたが
最終回に23.1パーセントを記録した事を受けて映画化が決定。

1998年、10月の劇場公開に向けた事前の話題づくりも兼ねて
1997年12月(歳末特別警戒SP)、1998年6月(初夏の交通安全SP)
1998年10月(秋の犯罪撲滅SP)と3度のスペシャル版が放映され
高視聴率を記録しました。(歳末25.4%、初夏24,9%、秋25、9%)

のちに、満を持して1998年10月31日から東宝系で全国公開された
『踊る大捜査線 THE MOVIE』は、観客動員数700万人以上を記録し
興業収入でも、100億円を越える大ヒット作となりました。

現場の警察官の地味な仕事ぶりや警察機構の縦割り構造を描き
『ショカツ』、『本店』、『確保』といった隠語や専門用語だけでなく
『管理官』という役職まで広く一般に浸透させ、最近の刑事ドラマで
当たり前のように警察官僚の胸についている『MPD』というバッジや
最近はニュースでもお馴染みになった『特殊急襲部隊=SAT』を
最初にテレビドラマに登場させたのも、たぶんこの作品です。

最初にテレビで見た時は、やはり強烈なインパクトがありまして
アクション女優の印象が強かった水野美紀を犯罪被害者役に
おとなし目の役が多かった深津絵理をチャキチャキの女刑事に
チンピラ兄ちゃんがハマリ役だった柳葉敏郎をエリート管理官に
といった、意表をつくキャスティングもまた魅力的でありました。

また、1997年に放映された『歳末特別警戒スペシャル』には
仲間由紀恵さん(当時18歳)もゲスト出演されています。

そんなこんなで期待に胸を膨らませて映画を観てみたんですが・・・

もうガッカリしました。

当然、観に行く予定だけどまだ観てない。という人もいると思うので
詳しく内容について言及するのは出来るだけ避けようと思いますが

どう考えても青島刑事が
スーパーマン過ぎです。

そもそもこの作品、最初の段階では医療ドラマ『ER』のような
青春群像劇をイメージして作られていたハズなのですが

映画は青島の一人舞台もいいところ。

エリート官僚候補生『キャリア組』も選抜部隊『特殊急襲部隊』も

我らがヒーロー青島の前では
その無能ぶりを曝け出して
キリキリ舞いするばかりでして。

テレビシリーズは、どっちかっていうと『ツマンナイ仕事みたいでも
一所懸命やってればそんなに悪くない』という『小さな幸せ探し』を
感じさせつつ『実はツマラナイ仕事なんて無いんだよ。』という
2段構えのオチがあったりして、小市民の共感を呼びましたが

『踊る2』での青島刑事の扱いは、もはや所轄の新米刑事ではなく
完全に『ぼくらのヒーロー青島刑事』という感じになってまして
途中で悩んだり挫折しそうになっても、なんだか空々しく感じます。

『踊る2』の青島刑事は
背中に『絶対正義』という
旗でも立っていそうです。

事前のインタビューで製作者は前作から五年のブランクがあるので
今回の『踊る2』では青島刑事の成長ぶりも見どころ。みたいな事を
話してましたが、『ショカツの刑事』の枠を大きく超えたどころか
後半は本部の命令を無視してやりたい放題の大活躍ぶりでして

まるで出来損ないの
『ダイハード』のようです。

また、今回初登場の新キャラクター沖田管理官(真矢みき)などは
青島(織田)と室井(柳葉)が、いかにイカス奴らかを表現するべく
徹底的にダメキャラクターとして描かれておりまして

もう、現実では有り得ないほどに、判断力もなく、機転も利かない
典型的なマニュアル人間ってヤツなのです。

キャリアの管理捜査にショカツの刑事達が現場主義で対抗し
『ショカツがキャリアに逆転勝利!!』というストーリーは
たしかにテレビシリーズにも通底する部分があるものの

よく考えりゃ、キャリア(沖田)もショカツ(青島)も
ドラマの登場人物なワケで、架空の存在なんですよ。

あらかじめ弱く作られたライバルに勝ったって
全然スゴイなんて思えないじゃないですか。

孫悟空はピッコロ大魔王に挑戦するからカッコイイわけですよ。

魔人ブウがミスターサタンを
ボコボコにするの見たって
ちっともスカッとしません。

つか、現実のキャリアってのはあんなに無能ではない筈です。

オマケに、テレビシリーズのスペシャル版から徐々に現れていた
恩田刑事(深津)の『本店嫌い』は今回の「2」でさらにエスカレートし
公然と上司に食って掛かるわ、命令は無視するわとデタラメ三昧。

理屈もへったくれもなく『本店』に対して敵意を剥き出しにする様は
ヒステリーを起こしているようにしか見えず共感しようもありません。

青島刑事が、ある人物が大ケガをした事で室井管理官に

『なんで現場に血が流れるんだ?!』

と苦情を述べるCMで何度も流れたシーンがありますが

そもそも命令を無視するからいけないのでは?

おかげで、沖田に迫った和久指導員(いかりや)の感動のセリフも
ワタシにゃ、ほとんど『言いがかり』にしか聞こえませんでした。

前回の「THE MOVIE」でも『青島刑事殉職?!』とファンを煽って
興収の躍進に一役買い、今回も『血染めの青島コート』なんつって
またぞろファンを惑わした宣伝のやり口にも、オチを観て辟易。

登場人物の『死』を話題作りに利用するのは
いい加減やめた方がいいんじゃないでしょうか?

あれだけ『死』を匂わせた思わせぶりなCMで煽っておいて

結局テレビシリーズ最終エピソードの
焼き直しにしかなってないようですし。

また、ラスト直前の特捜本部で所轄の捜査官が活躍するシーンは
多分、ふれこみでは『感動のシーン』って事になってるんでしょうが
政治団体の作る安いっぽい仮面劇みたいにお手盛り感満載で
『ご都合主義』『予定調和』という言葉しか浮かんできませんでした。

正直『明日があるさ THE MOVIE』の
悪夢ふたたび。といった感じです。

正直言って、青島刑事(織田)恩田刑事(深津)の登場するシーンは
製作サイドの思い入れが強すぎるのか、キャラクターの偶像化が
進行し過ぎて、なんだか観るほどに背中が痒くなるばかりでして
真下(ユースケ)だとか雪乃(水野)の方がよっぽどいい感じです。

小泉孝太郎クンも、想像したよりずっと頑張ってて好印象でしたし
最近では、バラエティ番組の方が良く見るようになった筧利夫さんも
『さすが役者!!』という感じの見事な演じ分けをされてましたが
岡村隆史の役は蛇足だったと思います。

ただ、映像はシネマスコープのワイド画面を生かして情報量の多い
絵を見せてくれてますし『動きを出しづらい』と言われるシネスコで
カットを細かく割ったり、画面の端から端まで縦横無尽に走る車や
青島刑事を映す事で、充分に躍動感を感じさせていたと思います。

冒頭の大型客船やサブタイトルにもなっているレインボーブリッジの
巨大さを表現するうえでも、シネスコ画面は一役買っておりまして
映像は、全般的に映画らしい迫力があって良かったと思います。

しかし、2時間の上映時間をかけて
辿り着いた犯人がアレではねぇ・・・

わずかな人数で組織捜査を攪乱し、警察の威信にキズをつけた
知的かつ大胆な犯人と青島刑事がレインボーブリッジで対峙する
クライマックスシーンで、犯人達が青島刑事に投げかける言葉は

なぜか

『お前の母ちゃんデ〜ベ〜ソ〜!!』

『やぁいやぁい!!オタンチ〜ン!!』

と、言ってるように聞こえます。

結局テレビシリーズから前作『踊る大捜査線 THE MOVIE』まで
全て見てきたので、けっこう期待して観た作品でしたが

2度と観る気はしません。


2003年9月22日  魍魎の匣
トリックのCMが、また新しくなりましたね。

しかし!!

どうやら、タイトルは『木曜ドラマ トリック』で決まりのようですし
すでに撮影の方は17日あたりから始まっているようですが
放映日は未だに発表されず、いったいいつから始まるのやら。

【日曜洋画劇場で『トリック劇場版』放映!!らしい】

21日に『御法度』が放送された後で今後の放映予定作品の
ラインナップの中に『トリック 劇場版』がありました。

とは言っても、いつ放送されるのかはまったくアナウンスされず
番組HPで確認してみても、2週先あたりまでしか分かりません。

とはいえ、来年放送するものを今から告知はしないでしょうから
そう遠くはない将来に放送されるのは間違いないでしょう。

となれば、やはり番宣効果も兼ねて『木曜ドラマ トリック』の
放映開始直前の日曜日。が最有力候補と考えられましょう。

てなワケで『トリック』が当初の予定通り
10月16日放映開始なら10月12日が
最も可能性が高いといえましょう。

そうでなければ仲間さんが
チャリティーゴルフ大会に参加する
11月9日あたりが有力候補かと・・・

なんて事を書いてたら、阿部ちゃんのオフィシャルHPに

10月16日(木)テレビ朝日 21:00〜
『TRICK劇場版』放送

って書いてあるんですけど

日曜洋画劇場は?!(笑)

【気になる内容は・・・・】

さて、そんなこんなで、未だに良く分からないところの多い
『木曜ドラマ トリック』ですが、今のところ分かっているのは

第1話ゲスト 森本レオ

レオの役柄  言霊使い

ロケ地     山の中

と、いったところぐらいでして(笑)

どんなストーリーかを想像しようにも、材料が少なすぎるので
とりあえず今回は『言霊使い』について調べてみました。

まず『言霊使い』の意味ですが、テレビ雑誌の解説では
『言った事を何でも現実にしてしまう能力を持っている』
解説されていましたが、本来の意味について検索をかけても
もうひとつ”コレ!!”といった感じの解説が見つかりません。

そもそも『言霊』という言葉自体が、言葉(ことのは)に魂が宿り
『言霊』と呼ばれる。というものと、正しくは「ことたま」と発音し
本来は『五十音』を表す言葉である。という説があるようです。

また、単に語彙の豊かな小説家や美しい言葉を紡ぎ出す詩人
などを言霊使いと呼ぶ場合もあり、その使われ方は様々です。

しかし、大雑把に見て『言霊(ことだま)』と表記する場合は
だいたい『心霊』だとか『陰陽道』だとか『神道』だとかいった
神秘系との関係性において語られるケースが多いようです。

当然、今回の『トリック』における『言霊使い』の存在も
このテの『神秘系』に属するものであると考えられますが
前述した通りWeb上には具体的な資料がほとんどありません。

唯一、1997年12月28日に放送された『ゲゲゲの鬼太郎』の
エピソードの中に『言霊使いの罠!』という作品がありまして
この作品の脚本は伝奇、怪異をテーマにしたミステリーでは
右に出る者がない人気作家・京極夏彦氏が手がけています。

ちなみに京極氏は『言霊使い:一刻堂』の
声優としても参加しています(´τ`)σ

で、この作品中で描かれている『言霊使い』の能力というのは
人の心を惑わす言葉を操って相手の心の奥底まで入り込み
精神的に廃人に追い込んでしまう。というようなものでして
まさしく言霊の力で思うままに人を操る能力を持つ者でした。

そんなワケで、今回の『トリック』での『言霊使い』が具体的に
どんな存在になるのかはまだ分かりませんが、大雑把にみて
『里見ママ』の『文字の力』に近い物と考えて良さそうです。

トリックでは基本的に『超能力者』がライバルになるケースが
多いので『言霊使い』のような日本の伝統的な伝奇、怪異の
系統に属する敵が、どんな活躍をするのか楽しみですな。


2003年9月27日 いよいよ明日。
今週は「黒い家」(発行:角川書店 著:貴志裕介)と
「陰摩羅鬼の瑕」(発行:講談社 著:京極夏彦)と
いう本を読みましたが、どちらも面白かったです。

「黒い家」は和歌山カレー事件を予言した作品としても有名で
大竹しのぶさんの主演で映画化(1999年 松竹)もされています。

日本の生命保険の仕組がよく分かるのと共に作品に描かれた
登場人物をなぞったような犯罪者が実際に現れてしまった事で
単純にフィクションと言い切れない不気味さを感じる作品でした。

「陰摩羅鬼の瑕」は先日の日記でもご紹介した京極夏彦氏の
最新作ですが、最初から犯人と犯行の手口と犯行の動機は
何となく見えるものの、その原因がいつまでたっても見えない。
という一風変わった作品でして、相変わらず蜘蛛の糸のように
複雑怪奇に張り巡らされた伏線を最後の100ページほどで
一気に収斂させる痛快さは見事というほかありません。

こちらは749ページに渡る長編ですが長さを感じさせませんし
「トリック」を観るうえでも、何かと参考になる作品ですので
興味のある方はぜひ一読してみる事をお勧めします。

【さとうきび畑の唄・放送】

いよいよ明日、21時から『さとうきび畑の唄』が放映されます。

正直言いまして「反戦平和」をテーマに据えたドラマは
「それさえ言ってりゃ批判されない」免罪符を高々と掲げ

鳩さん 「こちらにおわすお方をどなたと心得る!!
     畏れ多くも反戦平和公にあらせられるぞ!!」

緑さん 「えぇ〜い!!頭が高い!!
      手向かいたせば成敗するぞ!!」

反戦公 「鳩さん!緑さん!!構う事はありません!!
      歯向かう者は社会的に抹殺してやりなさい!!」

といった、面白いとか詰まらないとかいうドラマとしての評価を
一切拒絶するような「ゆるい作品」が多いので嫌いなのですが
仲間由紀恵さんが出演するなら話は別なので(笑)

撮影に参加された方もされなかった方も
仲間由紀恵さんの熱演をお楽しみに!!

【トリック新CM・ご本人登場バージョン始まる】

昨日より「木曜ドラマ・トリック」の新CMが始まりました。

湖をバックに白いタートルネックのセーターにロングスカートと
デザートブーツといういでたちで(「TRICK2 サイトレイラー」
の章でテレビ出演した時と、ほぼ同じ衣装だと思いますが)
画面右側でサマーチェア?に寝そべっている仲間さんと
画面左上から逆さ釣り状態で半身だけ出している阿部さんが
これまでのCMと同じようなやり取りをするという内容です。

掲示板にも書きましたが、見るからに”撮影中のひとコマ”と
いった印象でいよいよ『トリック』が始まる事を実感させます。

【トリック放映日確定】

テレビ雑誌各誌にも10月16日より放映開始。と書かれており
それを覆す情報は阿部寛さんの公式HPにアップされた
「トリック劇場版」放映スケジュールだけだったのですが(笑)

前述のCMでも10月16日からスタートと明言されておりまして
「木曜ドラマ トリック」の放映が10月16日から始まる事は
これで確定と考えて差し支えないだろうと思います。

依然「トリック劇場版」のテレビ放映スケジュールに関しては
不確定な部分も残っているようですが、こちらに関しても
おいおい明らかになるだろうと思います。

また、先月の初め頃に「オフィス・クレッシェンド」HPのBBSで
「すべてのエピソードがオンエアできるかどうか不明。」と
いう事だった『トリック2』の再放送に関しても10月16日まで
だった予定を10月23日まで延長して『トリック』『トリック2』の
全てのエピソードを再放送する事が決定したようですし

着々とゴールデン枠での放映に向けた
下準備は進んでいるようですね。

【トリック放映前の下準備】

月刊ザ・テレビジョン11月号の「トリック」紹介文によりますと

ある村に芝川玄奘(森本レオ)という男が現れ、神聖な森を汚すと
天罰が下る。といって仲間とともに森に居座ってしまう。

玄奘が口にする事はすべて現実となり「山よ消えなさい」というと
山が消えるほどだ。そして森のリゾート開発に関わっていた
業者が次々と事故に遭う。

業者のひとりから玄奘のインチキを暴いてほしいと、助けを求め
られた上田(阿部)は山田(仲間)とともに村へ向かう。

その頃、里見(野際陽子)を一人の民俗学者が訪ねてくる。
南方熊作と名乗るその男は玄奘の事も知っている人物のようで・・

となっております。

短い文章ながら「神聖な森」「リゾート開発」「天罰」「インチキ」と
いかにも「トリック」らしいキーワードが並んでますね。

この紹介文から察するところ放送時間帯がゴールデンタイムに
変わっても本質的に「トリック」が変容する事はなさそうです。

ところで、この芝川玄奘という男が「言霊使い」らしい事は
前回の日記にも書きましたが、今回は最後に登場する
民俗学者・南方熊作という人物について検証してみましょう。

この南方熊作という人物の名前が博物学者の南方熊楠の
もじりである事は明らかなので、とりあえず予備知識として
南方熊楠とはどんな人物なのか?を調べてみました。

【南方熊楠】(みなかたくまぐす/1867〜1941)

抜群の記憶力と19ヶ国語を操り、イギリス、アメリカなどで活躍。
生物、民俗、鉱物、文学、宗教学などをほとんど独学で研究し
多くの発見、研究論文を発表した博物学界の巨人。

慶長3年4月和歌山城下に生まれた熊楠は、少年時代から
ロクに学校に通わず、植物の採取のため山に入ってばかりいて
時には数日間も行方不明になることもあったため、近隣では
彼が「天狗にさらわれた」という噂が立つことも多かったそうで
「てんぎゃん」(天狗さん)と呼ばれたりしていたそうです。

しかし、熊楠は少年時代から近所で借覧した漢文の百科事典
「和漢三才図会」105巻の写本を記憶頼みで作り上げるなど
当時から神童ぶりを発揮していたと言われています。

後に和歌山中学を卒業後、東京大学予備門に入学した熊楠は
自らの学求心を満足させるべく同校を退学し、20歳の時に渡米。
各地を転々としながら動植物の実地調査・研究に没頭します。

26歳で渡英した熊楠は、権威ある科学雑誌「ネイチャー」に
「東洋の星座」という論文が掲載された事をきっかけに
大英博物館の嘱託職員として迎えられ、民俗学や博物学に
ついて記した52冊10800ページに及ぶ「ロンドン抜書」を作成。

34歳で帰国した熊楠はフィールドワークと植物の研究を続け
民俗学者の柳田國男や中国建国の父・孫文らと親交を深めつつ
自らの研究のフィールドも、博物学、民俗学へと広げて行き
ついにミナカテラ・ロンギフィラをはじめとする70種を越える
新種の粘菌の発見する。という世界的偉業を成し遂げます。

中央学会から離れて活動していたため永らく伝説的存在だった
南方熊楠でしたが、昭和4年に紀南地方を訪問した昭和天皇に
粘菌の標本を手渡し、その研究を大いに評価した昭和天皇は

「雨にけふる神島をみて紀伊の国の生みし南方熊楠を見ふ」

と熊楠を偲んだ詩を詠み、和歌山県・田辺に建てられている
南方熊楠記念館の石碑には、その詩が刻まれています。

当時から環境保護運動にも力を注いだ南方熊楠については
その研究成果だけでなく、その思想や着眼点の先進性から
没後50年以上経って、再評価の機運が高まっています。

ちなみに余談ですが。

南方熊楠は少年時代、喧嘩に負けた事が無かったそうですが
熊楠には「どこでも自在にゲロが吐ける」という特技があり
喧嘩のたびに相手の顔にゲロを吐きかけて、相手が怯んだ所に
馬乗りになって、下駄で頭を滅多打ちにしていたそうです(笑)

関連書籍

さてどうでしょう?

南方熊楠は実在した伝説的な天才学者でありまして
民俗学者の柳田國男と並ぶ偉人と称えられています。

そして、その柳田國男と南方熊楠は
生前に親交があったと伝えられています。

ということは、南方熊作が「トリック2」に登場した柳田黒男と
何らかの繋がりを持っていたとしても不思議ではないですね。


2003年9月29日 どーゆーきるみー?
【さとうきび畑の唄の感想】

テレビ50周年ドラマ「さとうきび畑の唄」が放送されました。
放送時間、約2時間40分という長丁場の番組でしたが
意外と長さを感じさせない内容の濃いドラマでしたね。

前回の日記にも書いたとおり「反戦平和」をテーマにした
ドラマは、基本的に嫌いなジャンルの作品なのですが
とりあえず率直な印象をザッと書いてみたいと思います。

まずは、感心した所から。

特撮部分が非常に良くできているのに感心しました。

戦闘機や那覇港のCG合成も違和感のない仕上がりでしたし
なんでもない背景CGにも爆煙や噴煙が合成されてたりして
テレビドラマにしてはスケール感のある映像になってました。

あと、青年将校オダジョーと町会長さんが戦死したシーンで
オダジョーと一緒に戦死した鳥とか生まれたてのメカ幸子は
とてもよく出来ていて、一瞬ホンモノかと思いました。

それと、特に良いと思ったのは

テレビドラマにしては珍しく、惨たらしい死が
キチンと真正面から描かれていた事ですね。

火炎放射器で燃やされちゃう人、戦車に轢かれちゃう人
手榴弾や戦車の砲弾の爆発で手や足が吹き飛ばされて
血みどろでもがき苦しむ人、命乞いをする兵士などなど。

テレビだと放送コードやら何やらで色々制約があるので
最近は何でもかんでも”自粛ムード”が漂っておりますが
何でもかんでも隠せばいいっちゅー物でもないわけで。

「戦争」をテーマにした作品で一番やっちゃいけないのは
死を美化する事」だと思うので、物語の最初から最後まで
”死”を、あくまで「惨たらしく陰惨なもの」として描いたのは
正しい選択だったのではないかと思います。

唯一危なかったのは、やけにドラマチックな演出になってた
昇(勝地涼)が米兵に蜂の巣にされて死ぬシーンでしたが
ここも、昇が敵兵に一矢報いる事もなく死んでしまった事で
多くの若者が”ムダ死に”した事が強く伝わって来ました。

また同じ意味で、勇(坂口憲二)と吉岡(オダジョー)が
実にあっけなく死んでしまうのも良い演出だったと思います。

他にも、見せ場は色々ありましたが
やはり紀子(仲間さん)が最後の授業で子供たちに反戦を
訴えるシーンでの仲間さんの演技は出色だったと思います。

おでこのド真ん中に、血管みたいな筋がビシッと
走ってるのが気にならない事も無かったんですが

勇の訃報を聞いた悲しみと動揺、子供達に真実を伝えたい
気持ちと、憲兵隊の拷問に対する畏れの間で揺れ動く心。
そして、命懸けで反戦を訴える事を決めた決意の表情。

そうした紀子の心の動きが、彼女の表情を見ているだけで
伝わってくる名演技で、間の取り方も完璧だったと思います。

序盤で幸福な日常を描いた後で、悲惨な戦闘シーンが
連続する構成は、ありがちな手法ですが効果的でしたし
劇中で、しつこいほど流れていた「さとうきび畑の唄」は
想像していたより邪魔になりませんでした。

さて、それでは今度は気になったところですが。

上戸彩ちゃんよりも、地元・沖縄出身の
仲間さんの方言の方があやしく聞こえる。

というのは、このさい置いておくとして(笑)

やはり沖縄戦をテーマにしたドラマでありながら
主人公が関西弁ってのは違和感がありましたね。

主役の明石家さんまさんは、ドラマでも映画でも関西弁か
関西訛りの標準語を喋ってるところしか観た事がないので
要するに「沖縄の言葉なんて覚えてるヒマない。」ってのが
”大阪出身”という設定になった原因だろうとは思いますが

おかげで、さんまさんの出てくるシーンは「ここは沖縄だ」と
思って見てないと「どこ?」という感じになる事がありました。
喜屋武さんとか具志堅さんとかいうホントに平凡な沖縄の
家庭の物語を描いていたら、また印象が違ったと思います。

ただ、主人公:平山が本土の出身という設定になった事で
我々のような本土の人間が”沖縄戦”に対して持っている
何となく他人事な感じ」を薄める効果はあったと思います。

で、なぜ本土の我々にとって「沖縄戦」は他人事なのか?
といいますと「時間の経過による戦争体験の風化のせい。」
などと言うよりも、ぶっちゃけキチンと習ってないからですね。

実際、本土の人間が沖縄戦について歴史の授業で習う時
聞かされるのは、せいぜい「ひめゆりの塔の集団自決」とか
「沖縄は2次大戦中、日本で唯一地上戦が行われた場所」
なんて程度で↓のHPに書いてあるような事は習いません。

【沖縄戦に関する資料HP】

沖縄戦概説 沖縄戦と民衆 沖縄戦・ある母の記録

宮古・八重山・ヤンバルの沖縄戦 沖縄戦データ館

9万人と言われている非戦闘員の死亡者数は概算で
戦闘員に含まれている沖縄出身の民兵なども加えると
全戦没者、約20万人の中に含まれる沖縄県民の数は
15万人以上にのぼると言われている。

とか

実は、集団自決をさせられたり、スパイ容疑をかけらたり
軍事徴発の名のもとに塹壕を追い出されたり、食料を
強奪されたりして日本軍に殺された民間人が相当数いる

とか

日本政府および軍指導部が、米軍の本土上陸を引き伸ばす
ために沖縄を本土の盾として時間稼ぎの消耗戦を仕掛けた
おかげで多くの民間人が戦闘に巻き込まれる結果になった。

なんて事は、基本的に学校では習わないワケです。

こうした事実が沖縄戦を一層悲惨なものにした要因でもあり
地上戦が行われた沖縄戦の特殊性でもあると思うのですが

「さとうきび畑」でも、幸一が日本の軍人に銃殺されたり

昇が上官(佐戸井けん太)のおかげで死んでしまったり

公然と沖縄に対する悪罵を口にする職業軍人(温水洋一)に
「あなた方は沖縄を護りに来たんじゃないんですか?!」と
紀子(仲間)が食って掛かるシーンなどがあったりしたものの

基本的にあまり突っ込んだ描き方はされていませんでした。

たぶん、ここらヘンの事をあまり突っ込んで描いてしまうと
最終的に「征服者としての大和人」を描かざるを得なくなり

結果的に、本土の人間にとっての”沖縄戦”が
ますます「他人事」になってしまう恐れがあるので

主人公が本土の出身という設定になったのは
結果的に正解だったのかもしれません。

ま、そんな感じで、好きじゃないジャンルの作品としては
仲間さんの存在抜きでもなかなか楽しめた作品でした。

戦争では何も解決しないと思います。

という、紀子の悲しみを堪えて訴えた言葉からは
やはり、戦争の悲劇は二度と繰り返してはいけない。

という教訓に満ちたメッセージが
ヒシヒシと伝わって来ましたですね。ハイ。

【2003/9/29 ビデオ鑑賞直後に記す。】

ブツッ

仲間 「さて、それでは次の曲ですが・・・」

!!

しまったぁ!!

「ダウンタウンDX」と
「思い出のメロディー」を
録画したテープの上に

「さとうきび畑の唄」
録画してもうたぁ!

このような悲劇も
二度と繰り返しては
なりません!!

(;´д⊂シクシクシク・・・・


2003年10月11日 秋ドラマ始まる
いよいよ仲間由紀恵さん24歳の誕生日まで残り19日。
「トリック」の放送開始まで5日、g@me.の劇場公開まで
1ヶ月足らずとなりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。

【au 新CMオンエア開始!】

au/KDDI第3世代携帯の新聞、テレビ広告が始まりました。
新聞広告やポスターは仲間さん単独になっておりますが
テレビCMの方は女優の松下由樹さんが出演されてます。

まだ”au”のHPにCMの詳細はアップされておりませんが
仲間さんがauのCMに初出演したのは昨年の9月ですから
少なくともauのCMとはあと1年の付き合いになりそうですし
今年のauの「顔」は仲間由紀恵さんという事になりそうです。

【ドラマ続々】

民放各局で秋クールの新作ドラマが続々と始まってますね。
生憎あまり見られておりませんが、今期は特にフジテレビが
連ドラ不振にストップをかけようとあの手この手の仕掛けを
して来ているように思います。

20年以上前の名作に若手のトップ俳優をキャスティングし
中高年層と若年層を幅広くターゲットにした「白い巨塔」や
キャスティングのマンネリ化を指摘される事の多かった
連続ドラマで、主役に新人ミムラを抜擢した「ビギナー」など
フジテレビのドラマ復権にかける意気込みが感じられます。

また、仮面ライダーシリーズの向こうを張って始まった
女の子向けの特撮番組「美少女戦士セーラームーン」や
中高年層にターゲットを絞った「エ・アロール(TBS)」が
どんな結果を残すかも興味の尽きないところです。

とりあえず、すでに始まっている作品を何本か見ましたが
「白い巨塔(CX)」と「美少女戦士セーラームーン(CBC)」は
かなり良い出来なのではないかと思います(笑)

「トリック」に関しては正直言って
特別な事は期待しておりません。

いつも通りやってくれれば良いと思ってま〜す。

【g@me.撮影現場レポート】

昨日、フジテレビ系ニュース番組「スーパーニュース」で
延び延びになっていた撮影現場ルポが放送されたそうです。

ワタクシは見てませんが。

【トリック番宣特番】

本日、テレビ朝日で「トリック」の開始直前特番がありました。

内容は「1」「2」の映像を繋げたモノに
ナレーションをかぶせただけの代物でした。

・・・・・・16日の特番に期待しましょう。

【アミノバリューCMが微妙に更新】

なんか違う。


2003年10月17日 ”トリック”ついに放送開始!!
昨日から「木曜ドラマ トリック」の放送が始まりましたね。

スポンサーにKDDIが加わり「世代コータイ」の30秒CMも
思いもよらずゲットできちゃったりしてウハウハですが(笑

ワタクシが仲間由紀恵さんのファンになったきっかけも
3年前の夏に放送された、この作品を見た事なのですが
今回のゴールデン枠移行については、喜ばしいと共に
視聴率について若干の不安を抱いておりました。

なにせ「パート2の製作」が決定したのも視聴率ではなく
ビデオ、DVDの売り上げとレンタル回転率の高さが
最大の原因であったと言われている作品だけに

たとえ放送枠が浅い時間帯に移っても見る人間の質は
本質的に変わらないのではないか?むしろ、21時台に
移った事でリアルタイムの視聴者は減るのではないか?

視聴率は良くて「2」と同等、悪ければ「2」の時よりも
下がるのではないか?なんて事を考えておりました。

で、昨日放送された第1話の視聴率なんですが・・・

トリック 17.8% (関東)

ちなみに同時間帯に放送された他局の番組は・・・

「エ・アロール」         9,9% (TBS)
「みなさんのおかげでした」 16,3% (CX)
「どっちの料理ショー」    12,3% (NTV)

そして、他の今期のドラマの視聴率は・・・

「白い巨塔」 第2話 21.6% (CX 木曜22時)

「末っ子長男姉三人」第1話 18,6% (TBS 日曜21時)

「ビギナー」 第2話 16.4% (CX 月曜21時)

あの〜〜〜

・・・・何かの間違いでは?(笑)

「トリック」の視聴率17,8%が何かの間違いでないとすると
まだ第1話が放送されたばかりとはいえ、今期の連ドラで
「トリック」が視聴率第3位に付けている事になります。

テレ朝なのにです!!(笑)

まぁ、視聴率が良いから良い作品。ってワケじゃないですが
周辺状況を考えれば、良いに越した事はないワケでして
少なくとも”期の途中で打ち切り”なんて事態だけは
これで完全になくなったと考えても差し支えないでしょう。

思えば、いまいちパッとしなかった女優:仲間由紀恵が
今日のような休む間もないほどの売れっ子になったのも
3年前に「トリック」で山田奈緒子を演じた事がきっかけでした。

この作品で発揮したコメディエンヌとしての資質を
高く評価された事でヒット作「ごくせん」の主演女優の
チャンスがめぐって来た。と言っても良いでしょう。

「ごくせん」のスマッシュヒット以降、仲間由紀恵さんには
多くのドラマの依頼が舞い込み仲間さんは数々の作品に
出演を果たして来られました。

「ナイトホスピタル〜病気は眠らない」

とか( ´_ゝ`)

「武蔵〜MUSASHI」

とか( ´д`)

「顔」

とか( ゜д゜)

しかし、客観的に見て「ごくせん」以降の出演作品は
「さとうきび畑の唄」(TBS)という例外はあるものの
「視聴率」という観点で見れば決して成功していません。

特に主演作は壊滅状態と
言っても良いでしょう。

しかし!!今回のこの「トリック」の17,8%という視聴率。
これは、これまでの仲間由紀恵さんの主演作の中では
「ごくせん」の初回視聴率18.3%に迫る高視聴率なのです。

テレ朝なのに!!(しつこい)

この結果を目にしますと、やはり「トリック」という作品は
仲間由紀恵さんにとってライフワーク、あるいは代表作と
言っても過言ではない作品なのではないかと思えてきます。

そして、そんな中、昨日放送された「トリック」の
第1話を見ていて目に飛び込んできたお習字の文字。

こうなりゃ年一

イエス!!イエス!!
イエスじゃ!兄ィ〜〜!!

【トリック 放送直前特番!!】

え〜〜、テレビ朝日でまた番宣特番が放送されました。
放送初日、当日の放送直前に組まれた番宣特番だけに
出演者、スタッフインタビューなども期待されたのですが

基本的に前回の特番と同じでした。

前回同様「1」「2」の映像を使ったあらすじ説明でした。
DVDのプレゼント告知だけは撮りおろしでしたが(笑)

【トリック 第1話の感想】

そのうちまとめて「トリック」のコンテンツを作る予定なので
各話の感想はサラッとまとめてみようと思います。

以前なら1話1人ぐらいしか使えなかっただろうなぁ。という
クラスのゲスト俳優さんが第1話にまとめて登場していたり
CGが多用されていたり、予算が増えた事を実感させる
面も多々ありましたが雰囲気は変わってませんでしたね。

そのワリに視聴率は非常に好調だったようなので
トリック=マニア向けの深夜ドラマという認識は
今後、改める必要があるかもしれません。

一部では初回の高視聴率は
柴咲コウのおかげ。って説も
囁かれているようですが(笑)

桑田Pもテレビ雑誌で「第1シリーズの雰囲気に戻す」と
発言されておりましたが、全くその通りの内容でした。

というか、ところどころ完全に「TRICK1」「TRICK2」の
第1話から抜いてきたようなシーンがありまして(笑)

まるで、これまでのエピソードのエッセンスを
再構築したような内容になっておりました。

これは、先にご紹介した初回視聴率を見ても分かるとおり
今回の「木曜ドラマ トリック」では、新規の視聴者が
大量増加する事が予想されたため「2」に見られたような

「もちろん知ってるよね?」的な脚本、演出上の表現は
徹底的に排除し、イチからドラマを作り直すぐらいの
つもりで製作に取り掛かられたのだろうと思います。

お習字だとか、森山周一郎さんのナレーションだとか
冒頭の花やしきマジックショーのシーンはシリーズ共通の
オープニングと考えても差し支えないと思いますが

初めて「トリック」を観る事になる人が混乱しないように
人物設定や人物相関図をイチから解説し直すような
説明的な演出も随所に見られたような気がいたします。

とはいえ、見世物小屋の団長役の斉藤清六さんは「2」の
第2エピソード「絶対当る占い師」のエンディングでのセリフ
「夢で殴られた仕返し・・・バイなら」のオリジナルの人ですし

上田と山田が蛾眉村へ向かう車中でのやりとりだとかは
「2」のオープニングそのものですし、その後ドライブイン?
に寄って腹ごしらえをするのは「1」と全く同じ展開でした。

さらに秘書の鬼頭(矢島健一)と出会うシーンは「母の泉」篇で
母の泉の幹部、津村(山崎一)と最初に出会ったシーンと
カット割りやアングルも、ほぼ同じではないかと思われます。

ちなみに、この鬼頭理三という名前は今回の番宣特番や
「トリック2」でも演出を担当したオフィスクレッシェンドの
鬼頭理三監督から取った物で「堤幸彦演出研究序説」でも
今回と同じ、矢島健一さんが同じ名前で出演していました。

ちなみに相沢(甲本雅裕)が水を汲んだ水差しセットは
「鈴木吉子」篇でも使っていたグラスと水差しでしょう。

と、ワタクシのようなヲタク野郎は
こういうエサ(小ネタ)に引っかかるように
しっかりとワナも張られておりまして(笑)

なかなかうまいやり口だなぁ。と思いました。

しかし、全国の「トリヲタ」を自称する人たちの中には
「1」「2」の焼き直しで退屈だ。と感じる人もいるでしょうし
DVDやビデオがいつでもレンタル出来る状況を考えると
新規視聴者ばかりを意識する必要もない気がします。

とりあえず第1話は予想以上の好スタートを切りましたが
次回以降も、この好視聴率を維持し続けるためには
今後、どれだけ新作としての魅力を盛り込めるかが
カギになってくるような気がしないでもありません。

ちなみに、エンディングで鬼束ちひろさんの唄に合せて
踊っている人は松田菜々子さんという方のようでして
たぶんこちらの方ではないかと思われます。ハイ。

え〜それから・・・・・


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