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4月14日 いよいよ明日から『顔』放映開始です。
ハイ、待ちに待った『顔』の放映が明日15日に迫りましたね。

15時からの番宣特番だけでなく、朝の『めざましテレビ』から
『笑っていいとも』や『スーパーニュース』あたりだけでなく
もしかしたら『剣客商売』まで『顔』出演者が顔を出す
可能性があるので明日はフジテレビから目が離せません!!

『武蔵』でのあまりと言えばあんまりな扱いにうなだれている
皆様も主演作『顔』には大いに期待されていると思われます。

ボクは、期待してないんですけど(笑)

なんかねぇ、原作に登場しないキャラクターが登場するだけで
すでにイヤな感じなんですけど(笑)そのうえ原作にはない
ドラマオリジナルのエピソードがストーリーのカギを握る!!
なんて番宣のコメントを見た時点でかなりゲンナリでして。

基本的に原作つきの作品にドラマオリジナルのエピソードが
追加された場合、かなりレベルの低いものになるのが通例で
そうでなくても、原作とは全くテイストの異なる話になって
しまうのが関の山なんですよね、これまで見て来た作品では。

まぁ、『顔』を読んでないんで
偉そうな事は言えませんけど(笑)

しかし少なくとも、ボクが読んだ『陰の季節』の登場人物の中で
ドラマに登場するのは平野瑞穂と七尾友子だけみたいですし
横山氏の作品が『本格派の警察モノサスペンス読み物』として
ミステリー小説界に新風を吹き込んだような作品であるだけに

テレビ屋の安っぽい感性で
原作が台無しにされないかな?

という懸念がアリアリでございまして。

人物設定やら、相関図やら、あらすじだとかを読めば読むほど
『FACE〜見知らぬ恋人』や『氷の世界』や『眠れる森』みたいな

ミステリーってこんなもんでしょ?的な
三文ラブサスペンスにされちゃかなわねぇ。

というのが今のところの実感でございますです。

【もうメチャクチャ】

13日の放送では小次郎の雇い主からXXXされた琴ですが
今度は浪人者の襲撃に遭って顔を斬られてしまうとか。

もう、琴の人生はシッチャカメッチャカですな。

『美しくなくなったら、それは琴ではない』という小次郎のセリフが
ものすごく伏線として生きてきそうな流れになりそうです(苦笑)

『武蔵』の放映開始当初、ムック本や仲間さんのコメントを見て

『琴』は”自由”とか”奔放さ”の象徴的なキャラなのかな?

なんて事を考えていたんですが、なんだか最近の展開をみると
どうも、そういう訳でもないらしい。という感じがしてきました。

で、なんでそんな風に思っていたかと申しますとですね。

そもそも、NHKの大河ドラマというものには、だいたい
世相を色濃く反映したテーマが用意されているのが普通でして

『徳川慶喜』の時は長引く不況の中で逆境におけるリーダー像。
『北条時宗』なんかは確固たる意志と決断力を持って蒙古を
撃退したリーダー像が、派閥勢力や族議員といった守旧派との
決別を宣言した当時の小泉総理と比較して語られたりしまして
『利家とまつ』なんてのは、加賀百万石を守り抜いた”まつ”に
理想の女性像を描いた作品と考えて差し支えありますまい。

と、まぁ、ここら辺の流れは、うろ覚えで適当に書いてるんで
詳しくは『ダイヤモンド』なんかをご覧いただきたいんですが(笑)

今回、『武蔵』が始まる前からテレビ雑誌などに書かれていた
剣の腕一つで身を立てようとする無頼の主人公:武蔵の姿や
武蔵や又八との関わりの中で数奇な運命を辿りながらも
己が信念を曲げることなく強く生き抜く『お通』のキャラだとか
乱世をしたたかに生き抜く『お甲』『朱美』の母娘だとかですね。

そんな流れから、今年の大河ドラマ『武蔵』で描かれるテーマは
おそらく、貧しさから抜け出そうとする人間の力強さだとか
逆境の中でもたくましく生き抜く人間の姿だとかいった
人間が本来持っている生きるパワーやエネルギーを描きながら

長引く不況で元気の無い平成ニッポンに喝を入れる!!

『武蔵』に、今あるべき日本人の姿を問う!!

組織の論理を捨て、個人の活力を見直そう!!

と、いうようなモノなのだろうと思っていたのですよ。

で、大河ドラマの登場人物は、だいたいワタシの知っている限り
『こんな○○が日本にいた!!』というパターンが多くてですね。

おそらく仲間さんの演じる『琴』というキャラクターに関しては
『武蔵』のいわゆる『人間賛美』的なテーマの中で

この時代、こんなにも正直に愛を貫いた女性がいた!!

もしくは

戦国日本の女性はこんなにも逞しく奔放であった!!

なんていう位置づけのキャラだろうと思ってたんですよ。

しかし、ここ最近の女郎街道まっしぐら路線を見ると
武蔵と小次郎が光と影であるように、琴も単にお通の陰として
要するにお通の引き立て役としてグラフの対角線上に
置かれたに過ぎないキャラなのかな?という気がしてきました。

最近、全然見てないんですけど(笑)


4月16日 『顔』第1話の感想
ついに昨日から放送が始まりました「顔」第1話。

とりあえず、安いトレンディドラマのニオイはしませんでしたし
出演者の面々も演技派ぞろいなので安心して見られました。

が、どうだったか?と言われますと、一口に申しまして

ケイゾクの美味しい店開店しました。
QUIZもトリックもありマス。

っていう感じですかね。

カメラワークといい、画面の色温度といい、SEといい
ついでにオダジョー刑事の真山徹っぷりといい

ここまで似せなくてもという感じ(笑)

技術的な事に関しては『堤幸彦演出研究序説』でも
見て頂くとしても、ボクが見た事のある土方政人監督の
『女子アナ。』などとは、まったくテイストの違う演出で
堤幸彦風を狙っているのは明らかだと思います。

高橋萬彦プロデューサーが『ケイゾクみたいなドラマにしたい』と
発言していたのは知ってましたが、演出からキャスティングまで
『ケイゾク』っぽくしてくるとはさすがに予想外でした(笑)

言い方を変えれば『ケイゾク』『QUIZ』『踊る大捜査線』といった
最近ヒットした警察ドラマの美味しいとこ取りという感じで
非常にソツの無いつくりになっていたとも言えますが。

原作と違う点について重箱の隅をつつくように文句をつける事が
いかに愚かしい事かは『ロングラブレター〜漂流教室(CX)』で
原作ヲタに見せつけられたのであえて探そうとは思いませんが

ドラマの核とも言える「だから女は使えねぇ」というセリフが
ほとんど何の説明も無く乱発されるため、実感を伴わない
無意味なキメ台詞のようになっている気がしたのがひとつ。

また、息抜きとして挿入されるお笑いエピソードのやりとりも
いやしくも本庁で捜査一課の刑事だったエリートの西島刑事が
ボケ役で果たしていいものなのか?シチュエーションとしての
面白さを優先しているため物語上のキャラクターの整合性が
失われているのではないか?という感じを受けました。

それも警察機構という男社会の中で平野瑞穂の捜査員としての
才能が埋もれている事を表現しているのかもしれませんが。

まぁ、とりあえず全体的には平均点を越えた作品だと思うので
次回以降がどうなるか見物ですな。


4月25日 『顔』第2話の感想など
【とりあえず『顔』の感想】

実は放送開始前に視聴率の予想などを個人的にしてみました。

原作モノなので話題性で初回視聴率は15パーセント程度は
行くだろうと予想しておりましたが、実際の視聴率は予想よりも
少し高いモノで、仲間さんの人気の高さをうかがわせました。

で、初回の内容が視聴者の期待に添うものであった場合は
第2回の視聴率は13〜14パーセントをキープするだろうし
12パーセントを切るようであれば、それは視聴者にとって
おそらく期待通りとは言えない内容だったのだろうと考えられ
その場合、最終的な視聴率は9%前後に落ち着くだろう。

と考えておりましたので、第2話の視聴率が
気になったりならなかったりしています。

さて、そこで『顔』第2話のおおざっぱな感想ですが

第1話と同じです。

確かに全体的にソツなくまとまりの良い出来だと思いますし
仲間さんの撮り方も『FACE』レベルの綺麗さだと思います。
山崎一さんの監察官役は、ロバートデュバルあたりを参考に
したようなバタ臭い演技がちょっとカッコ良かったりしましたし
確信犯的な『堤テイスト』もこのさい「ご愛嬌」と考えましょう。

しかし、まぁあえて言うならヒキが弱いと申しましょうか
次に繋がるモノがない。というか「次回も必ず見なければ!!」
という動機付けをするための要素がほとんど感じられない。
というのが今回のエピソードを見て気になったところです。

原作が短編集という事なので1話完結スタイルになるのは
ある意味当然と言えば当然なのですが、あまりにもスッキリと
終わってしまうので、ドラマ化にあたって作った設定である
西島刑事や平野瑞穂の過去に隠されたエピソードついて
もう少し具体的なナゾの提示があっても良いのではないか?
という気もします。

とは言え、『トリック』も『ケイゾク』も同じようなスタイルでしたし
『トリック』や『トリック2』における山田奈緒子のヒミツなどは
正直言って最終話までほとんどどーでもいいシロモノでしたし
『ケイゾク』後半の異様な展開も、実は予定通りのモノではなく
プロデューサー、脚本、演出によるジャムセッションのような
アイデアの競作による結果であった。と聞いております。

要するに、ストーリー的な繋がりだけが次回を見る動機付け
いわゆるモチベーションを維持させるものではないのだな。
と、考えても良いのではないかとも言えましょう。

では、『顔』を『トリック』『ケイゾク』と似て非なる作品にしている
もっとも大きな相違点は何か?と言いますと、全体に流れる
『ユーモア』の濃度の違いと言っても良いのではないでしょうか。

スキあらば小ネタが仕込まれる傾向のある堤作品と較べて
土方政人監督の『顔』は原作モノという事もあってか基本的に
原作を尊重しながら真面目に作られているように思われます。

まぁ、第1話で何度か登場した瑞穂と西島の面白げな
やりとりが唐突で上滑りした印象であった事を考えると

ぶっちゃけ、ギャグセンスがイマイチ。

とも言えるのかもしれませんが。

確かに小ネタ抜きの『トリック』ではツライものがありますし
『顔』にイマイチ食い足りなさを感じるのはミステリーという
要素以外に見るべきところがない。事ではないかと思いますが
だからと言って『顔』にお笑い要素は別に必要ないと思います。

そこまでやったらホントに『ケイゾク』のパクリドラマになって
しまいますし、やはり原作モノである限り、原作の面白さを
最大限に活用する事が『顔』の特性を伸ばしていくでしょう。

横山秀夫氏の作品のウリが『リアルな警察モノ』である以上
『踊る大捜査線』をはるかに上回るリアリティの提示というのが
『顔』の最大の売り物になるのではないかと思ってるのですが

今のところ作品中では『警察組織に女の居場所はない』だとか
『だから女は使えねぇ』といったセリフのみが一人歩きしていて
『具体的に、女性にとって警察とはどういう組織なのか?』
というオイシイ部分が端折られているような気がします。

そこには警察機構の封建主義的体質だとか性差別だとか
キャリア制度の弊害だとか、セクション同士の対立だとか
面白い素材はいくらでもあると思うのですよ。

まぁ、そこら辺を突き詰めてやりすぎると
『ナイホス』の二の舞になってしまう。

と言えない事もありませんが(笑)真面目に作るなら真面目に
作るなりに、面白い作品にする事は可能だと思います。

だからと言って、瑞穂の両親と西島の妹を殺した犯人が
実は同じ男で、ルポライターのKEY新聞記者の内村が
そのナゾのオトコ、朝倉と接触したところ殺害される。

なんていう展開だったらやらない方がマシですが(笑)

【読売新聞「ZipZap」に『顔』の番組評掲載】

読売新聞の付録「ZipZap」に記者による『顔』の番組評が
掲載されましたので抜粋して掲載したいと思います。

横山秀夫原作の『顔』(フジ)は、人の心を見抜く捜査官役の
仲間由紀恵と同僚のオダギリジョーの配役は100点満点。
でも、その魅力を生かしきれていない。
『ケイゾク』から笑いを引いて、2時間ドラマ的な人情を
足したような・・・・。(誠)

だそうです。

まぁ、この記者の方が言っている『生かし切れていない魅力』
っていうものがどんなものかは気になるところですが(笑)
とりあえず『当たらずしも遠からず。』といった感じですかね?

そんな事より今後行う予定の『テーマ予告』に気になる記述。

【テーマ予告】

・記者座談会に反論

・ドラマ界に救世主?!宮藤官九郎の魅力!!

・マツジュンみたいなペットが欲しい!!

・新連ドラ女王!?
 仲間由紀恵VS矢田亜希子

キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!! 


4月30日 とりあえず。
今日は『顔』第3話の感想でも書こうかと思ったら
映画出演というビッグニュースが飛び込んできたので
とりあえずそちらから書いてみたいと思います。

【映画出演発表!!】

サンスポデイリーによりますと11月公開予定の映画『g@me』
(原作:東野圭吾)に仲間由紀恵さんが出演されるそうです。
なんかストレートなラブストーリーになるらしいですね。

原作の東野圭吾さんは本格派のミステリー作家でありながら
『小説は読んだ事ないけど好きな作家は東野圭吾』という
名言まで登場するほどOLさんや女子大生に人気の作家さん。

監督の井坂聡さんの作品は正直、まったく知らないんですが
今回の作品でプロデュースを行なう小岩井宏悦さんと言えば
『ラブジェネレーション』や『整形美人。』などを製作された方で
『神様もう少しだけ』『二千年の恋』という二大トホホ作品では
まだブレイク前の仲間由紀恵さんを抜擢された方であります。

共演の藤木直人さんは今から約4年前『PS.元気です俊平』で
憎まれ役コンビ(笑)として、仲間さんと共演されてますが
実際に二人がセリフを交わしたのは、ほとんどワンカットしか
なかったので、実質の初共演みたいなモノだと思います。

で、製作:フジテレビジョン、配給:東宝という体勢から見て
おそらく、この『g@me』という作品は、昨年9月に公開された
リターナー』や2年前に公開された『冷静と情熱のあいだ』と
同じような位置づけの作品になるのではないかと思われます。

と、いう事はどういう事かと申しますと。

クランクインが7月、劇場公開が11月の予定という事なので

おそらく、9月以降のフジテレビでは
朝から晩まで『g@me』のCMが流れっぱなし。
ニュースもワイドショーも『g@me』漬け。

という状態になるのではないかと思われます。

優秀な興業成績を残したというワリに、作品自体に関しては
『良かった!!』『感動した!!』という評判をまったく聞かない
『冷静と情熱のあいだ』と出来まで同じでは困りますが(笑)

とりあえず、今回の発表の中で何が素晴らしいかというと
この『g@me』の主演女優に選ばれたのが松たか子でもなく
柴咲コウでもなく、矢田亜希子でもなく、竹内結子でもなく
木村佳乃でもなく、仲間由紀恵であった。という事ですね。

とにかくフジテレビが自ら製作を手掛ける映画なワケですから
たまたまスケジュールが合ったから。なんて理由で選ばれる
ワケもなく、それ相当の期待もあっての起用だと思われます。

たぶん、ちょっと前なら『g@me』という作品の主演女優には
この10年ほど『連ドラの女王』『美人女優』の名を縦にしてきた
中山美穂あたりが選ばれていたのではないかと思われますが
彼女が30歳を越え、結婚し、主演ドラマがズッコケてしまった
今となっては恋愛ドラマの女王の座は現在空席

と、なっているワケでして、今回、仲間さんが『g@me』という
フジテレビ製作の映画のヒロインに抜擢されたという事は
新女王の座に最も近い女優。
という期待を抱かれての起用。という事だろうと思うのです。

と、いうワケで『g@me』には大ヒットを期待したいのですが
映画が7月からクランクイン、来年の3月からはミュージカル
との事で、夏、秋の連ドラ出演が微妙な状況になりそうなので
『トリック3』製作の可能性が、また低くなるのが難点です(笑)


5月4日 琴アワー
久しぶりに深夜ドラマ『スピンシティ』を見てみたら主人公の俳優が
マイケル・J・フォックスからチャーリー・シーンに変わっていて
ちょっっぴりブルーなミラクル次郎です(笑)

【デ・ビュー6月号にデビュー秘話掲載】

5月1日発売の月刊De-View(オリコン)6月号の巻末特集記事
『始めの一歩物語』が仲間さんのデビュー秘話になっております。

エリアコードドラマ『青い夏』のオーディションで仲間さんを発掘した
アンティノスレコードの笠井一二氏や、仲間さんの所属事務所である
プロダクション尾木の尾木徹社長のコメントなどが掲載されており
オーディションの時の印象やプロダクション尾木に所属する事に
なった経緯に加えて、仲間さんの人柄などが語られています。

仲間さんのデビューの経緯が関係者の口から語られたのは
たぶんこれが初めてなので、是非ご覧下さいませ。

で、結局『青い夏』での役柄は
何が正しいのでしょうか?(笑)

【武蔵は琴アワー】

毎週、登場時間が少なくイマイチ盛り上がらない『武蔵』ですが
今週の『女心揺れる』は琴アワーと言っても良いくらいでした。

仲間さんの演技もとてもよかったと思います。

自分に対する琴の疑いを晴らそうと、必死に語りかける小次郎の
話を聞いているのかいないのか分からないような虚ろな表情とか
偶然居合わせた侍衆と小次郎が口論になり、仲裁に入った琴に
侍が『謝るなら頭巾を取れ!』と言った事に腹を立てた小次郎が
刀に手をかけた時、小次郎を制して自ら頭巾を取った時の琴の
凛とした表情も非常にいい顔だったと思います。

愛する者を信じられなくなった女性の心の脆さ弱さと
愛する者を守ろうとする時の女性の意外な強さが
表現されていたように思います。

小次郎もすっかり琴と生きていく決意を固めているようですが
予告を見たら、『お篠』が再び琴の前に立ちふさがるようでして
小次郎と琴が不幸な結末に向かって行くのは避けられないようです。

青い鳥♪さまによりますと・・・】

『顔』の視聴率は初回 15.6→第2回 11.9→第3回 15.2(関東)と
ビックリするほどの素晴らしい回復ぶりをみせたようでして

初回=最高視聴率→第2回以降(ジリ貧)

という、ここ最近のドラマにありがちなパターンは逃れられそうです。

ま、今回はナイターの延長の影響で、今まで見た事のない層が
チャンネルを替えなかっただけ。という要素もあると思いますが
今週見た人が来週から見るようになる可能性もあるワケでして
第4話の出来が『顔』の成否を握る。と言っても良いでしょう。

奇しくも今週はナース仲間が登場するワケですが
どこまで視聴率が伸びるか見物ですね!!(笑)

しかし、今期は民放各局とも『ブラックジャックによろしく(TBS)』を
はじめとして、民放の連続ドラマに力の入った作品が目立ちますね。

ロクに取材もしないで作ったとしか思えない
どうしようもない作品笑顔のもあるようですが。

『動物のお医者さん』なども視聴率こそ10パーセント前後ですが
テレビ朝日系列のドラマとしては大健闘の部類だと思いますし
『ブラックジャックによろしく』と、この『動物のお医者さん』は
ドラマ化に当たってヘンにオリジナルの要素を付け加える事なく
極力、原作の魅力を生かそうとしているあたりが、好ましくもあり
連続テレビドラマとしては目新しい感じがしますし

『東京ラブシネマ(CX)』や『あなたの人生おはこびします(TBS)』
のように、明らかに30〜40代をターゲットに切り替えた作品もあり
視聴率的に、成功しているかどうか?という事は別にしても
諾々と過去のヒット作のパターンを繰り返すという悪循環から
脱却しよう。という兆しが現れて来ているような気がします。

なんだかんだ言って、ボクもドラマが好きなので録画してまで観たい
ドラマがない。という昨今の状況には淋しさを感じておりますので
『踊る大捜査線(CX)』『ケイゾク(TBS)』『トリック(ANB)』のように
来週が待ち遠しくなるような作品にまためぐり合いたいものですね。


5月8日 「顔」第4話の感想など
今週はナイター中継がかぶらなかったおかげで
大過なく「顔」の第4話を見る事が出来ました。

例によって青い鳥♪さんによりますと、第4話の視聴率は
関東12,2パーセント、 関西13.0パーセントとの事です。

第2話の11,9パーセントの水準に逆戻りという感じで
3話の数字はナイター延長の恩恵を受けたと考えるのが
妥当のような気がしますが、よく考えれば「ごくせん」の時も
偶数話と奇数話で、けっこう視聴率は変動していたので
このまま上ったり下ったりを繰り返しても不思議はない。と
いう気がしないでもありません。

【「顔」第4話の感想】

今週はメインゲストが「ごくせん(11話)」や「友子の場合」や
「踊る大捜査線ー歳末特別警戒スペシャル」で仲間さんと
共演している六平直政さん。その他「トリック」「トリック2」に
警備員、江戸っ子組長として出演された谷津勲さんも出演。

そして次回のメインゲストが神003の石橋蓮司さん。

まぁ、これまで出演したゲストやレギュラー出演者の中でも
見覚えのある役者さんが数多くいらっしゃったワケでして
山崎一さんにしても升毅さんにしても河原さぶさんにしても
矢島健一さんにしても、別に堤組専属俳優ってワケでもなく
存在感のあるバイプレイヤーとして、いろんな作品で
引っ張りダコの役者さんたちではあるのですが・・・

正直、確信犯としか思えません(笑)

今後、銀粉蝶さんとか徳井優さんとか長江英和さんとかが
ゲスト出演するようなら間違いないと思いますが(笑)
そういう事なら、もう、いっその事開き直っていただいて
そろそろハイスピードコマ送りも見てみたい気がします。

と、まぁ、そんな事はどうでもいいとして(笑)
第4話の率直な感想は「謎解きがどうもなぁ。」です。

まぁ、これまでの傾向から見て、恐らく今回も原作どおりの
謎解きだったのだろうと思いますが、物語を謎解き中心に
見てしまうと、ちょっと物足りなさを感じる展開でした。

まぁ、柳(六平)がなぜ嘘の証言をしたのか?という
ナゾの理由が4話の最大の見せ場だった事を考えると
ああいう構成になるのも仕方が無いのは確かなのですが

事件が起きた時に刑務所に収監されていた死刑囚が
共犯でもない殺人犯の顔をなぜ知っているのか?

と、いう素朴な疑問が最初に浮かんでしまいました。

収監中の死刑囚である柳が犯人を知っているとすれば
15年前の迷宮入り事件の犯人と、今回の事件の犯人が
同一犯である可能性が最も高い。というのが最初に頭に
浮かびましたが、柳が証言した犯人像は”若い女”で
15年前の事件と同一犯だとすると、当時、最低でも10代
だった事になり、事件の性格から見て明らかに不自然です。

最終的には整合性がある感じの理由が次々と現れて
一応は”なるほどね。”という事になったワケですが

最初に真犯人と死刑囚の関係がわからなかったため
逆に死刑囚と被疑者の関係が何となく見えてしまった。

というのがチョット残念だったかな?と。

柳が証言した女が警察に疑われる決定打になったのは
最初の被害者と被疑者が、偶然知り合いだった事ですが
結末を見た後に考えると、ご都合主義に過ぎるかな?と。

結局、真犯人の殺人の動機が、後の柳の証言とは
まったく一致しないあたりもチグハグな印象を受けますし
被害者の携帯に被疑者からの着信履歴が百件以上あった
という件については、なんの説明もありませんでしたし。

まぁ、実際問題、真犯人が柳に言った事なんか忘れて
ただ己の欲望の赴くままに犯行を重ねていたとしても
それは別に不自然でもなんでもない事ではありますが
正直、お話としてそれはどうなんだろう?と思います。

ただ今回のエピソードで西島と瑞穂の家族観の違いなどが
さりげなく描かれており、少しずつ二人の過去に関する
秘密が明らかになる事は今後に期待を抱かせますし

記者クラブ?の様子や鶴田(益岡)と亀田(矢島)の
意地の張り合いの描写などは、横山秀夫原作作品
ならでは、といった感じのリアリティを感じさせます。

内村(海東)がチョット切れ者過ぎる嫌いはありますが(笑)
そこら辺は、この作品の特色が良く出ていると思います。

ただ作品全体として見ると、今のところボクには
どういう作品として捉えればいいのか見えてこない。
というのが率直なところです。

仲間さんの演技に関しては、ご本人もインタビューなどで
仰っているように”抑え目の演技を心がけている。”のが
特に面白げなシーンでアリアリと感じられますね。

「トリック」「ごくせん」の後に「ナイトホスピタル」「顔」「武蔵」
というシリアスな作品を選択したのは正解だと思います。

【中学生日記(5月10日放送分)に仲間由紀恵さん登場】

中学生日記のHPによりますと5月10日放送分、冒頭の
オープニングメッセージに仲間由紀恵さんが登場との事。

テーマは「○○したい!!」だそうです!!

何がしたいのかな?!


5月14日 『顔』第5話の感想など
いよいよ来週から全11話の後半戦に突入する『顔』ですが
例によって青い鳥♪さんのデータによりますと第5話の視聴率は
関東12.4パーセント、関西11,0パーセントという結果だったそうです。

関東は先週と較べて0,2ポイントの微増となっておりますが
関西では2,0パーセントのダウンとなってしまったようですね。

ここのところ、テレビドラマの視聴率は全般的に関西地方の方が
やや視聴率が高い。という傾向が続いていたように思いますが
今週に限っては関東地方の方がやや視聴率が高かったようです。

考えられる理由はイロイロあると思いますが

阪神戦が盛り上がっちゃったのかな?

という気がします(笑)

ただ、固定客は12パーセント付近で固まったような気配ですね。
これを高いと見るか低いと見るかは人それぞれでしょうが
全体の水準から見ればワリと高い方じゃないでしょうか?

ま、あんまり視聴率だけにとらわれると

数字だけ見て『顔』と『笑顔の法則』を
同じレベルの作品として比較するなんて
過ちを犯してしまう恐れがあるので

視聴率は参考程度に捉えておいた方がよろしいかと(笑)

【『顔』第5話の感想など】

今週は『トリック劇場版』や『ナイトホスピタル』にもゲスト出演された
石橋蓮司さんがメインのゲストだったワケですが、施設の園長役で
『走れ公務員!』『トリック2』『ごくせん』の田山涼成さんの姿も(笑)

7〜8話には佐野史郎さんの出演が決定しているという事でして
なんとも、まぁお馴染みの顔がまた出揃う事になりそうな気配です。

佐野史郎さんに関しては、やはりその独特のキャラクターから
昨今の、この手のサスペンスドラマには欠かせない存在でもあり
まぁ、仲間さんとは関係なくても出演して不思議ない方なのですが

この際、6〜11話で、どんな人が出演するのか
予想してみるのも面白いかもしれませんね(笑)

てなワケで、ボクの『顔』に今後出演しそうな役者さん予想です。

【本命】 大島 蓉子 (trick,trick2) (役柄) 近所のオバサン

【対抗】 渡辺いっけい (trick2) (役柄) コンビニ店長

【単穴】 平泉 成 (ごくせん)   (役柄) 警察官僚

【アナ】  瀬戸 陽一郎 (trick,trick2) (役柄) 目撃者

【大穴】  小橋めぐみ (trick2)  (役柄) 容疑者の娘

と、あえて主にメインゲストとしては成立しそうにない人を中心に
予想を立ててみましたが、まぁ、当たるかどうかはこの際別にして
『顔』のこれまでの出演者が、仲間さんが過去に出演された作品と
かなりの部分でかぶりまくっているのは間違いありませんよね。

実際、意図的なものなのか偶然の一致なのかは分かりませんが
偶然の一致だとすると、最近のドラマについてよく言われている
『どのドラマを見ても同じ顔ぶればかりで新鮮味がない』という
不満がドラマの抱えている切実な問題として感じられますね。

個性的な魅力を持った役者さんが不足しているのが原因なのか
単に製作者サイドが新人の発掘をサボっているのが原因なのか
具体的な理由は外から見ただけでは分かりようもありませんが

キャスティングを見ただけで、犯人が誰か?なんて事だけでなく
どんなキャラクターかまで分かってしまう。というような状況では
閉塞的なムードを打破できないのではないかと思います。

ドラマには、いつも脳細胞を活性化させるような
”驚き”を与えてもらいたいですしね。

さて『顔』第5話の感想ですが、なかなか良かったと思います。

話の流れとしては2時間ドラマっぽい感じのストーリーで
特に目新しい感じがするものではなかったと思いますが
今回のストーリーは、突出した感じを受けなかった分だけ
前回のエピソードのような、チグハグ感がほとんどなく
非常にバランスよくまとまった、テンポの良い展開でした。

第4話までのエピソードでは、原作から引用したと思われる部分と
ドラマ用に変更したと思われる部分のテイストやニュアンスの違いが
上手く繋がっていないというかバランスが取れていないような印象を
受ける事があったのですが、今回は統一感があったと思います。

もともと原作に存在しない西島(オダギリ)を物語の中心に据えて
ストーリーを進めているワケですから、よほどうまく処理しないと
ところどころに歪みが現れてしまうのは当然と言えば当然ですが
西島の過去に触れる展開もストーリーの中で無理なく消化しており
今回は、そこらヘンも成功していたのではないかと思います。

瑞穂たちの過去に関する逸話の進行がやや遅い感はありますが
6話以降のエピソードで怒涛の展開が待っているのだとすれば
現状では小出しになるのもやむなしかな?という感じでしょうか。

今回、印象に残ったのは梶間(石橋蓮司)が焼肉を食べるシーン。

焼肉と言っても、梶間が食べていたのはカルビやロースのような
赤身ではなく、ミノだのセンマイだのといったホルモン系ばかりで
あのシーンだけで、叩き上げの刑事っぽさが伝わってきました。

瑞穂と西島の髪型については、この際つべこべ言いませんが(笑)
登場人物の細かいディティールがしっかり描かれていると
ドラマを見ていて何となく安心するし、入り込みやすいですね。

次回から物語も後半に入って、いよいよオリジナルのストーリーを
中心とした展開に、ドラマ『顔』は突入していく事になるワケですが
どんなストーリーを見せてくれるのか?また、その中で仲間さんが
平野瑞穂というキャラクターをどんな風に演じて見せてくれるのか
今後に期待できそうな展開になってきた第5話だったと思います。

【週刊大衆5・26号に関連記事掲載】

過去に数々の嘘くさい記事を掲載した因縁の雑誌(笑)週刊大衆に
『ポスト松嶋菜々子で”はんなり女優”3人出世レース』という題名の
記事が掲載されておりまして、仲間さんについて触れています。

内容は、現在、ポスト松嶋菜々子の座を巡って
仲間由紀恵、竹内結子、長谷川京子の3人が
熾烈なバトルを展開している。という感じのものです。

何でハセキョーが入ってんの?

というのが、この記事を読んで、まず最初の感想ですが(笑)

ま、それはいいとして

仲間さんは3人の中で一番最初に紹介されておりまして
ポスト菜々子の最有力候補といった扱いを受けています。

雑誌が雑誌だけに立ち読みで済ませたので細かい内容は
店頭でご確認いただくしかないのですが、おかしな記述は
ほとんどなかったハズなので興味のある方は読んでみて下さい。


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