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2002/10/14  ついにナイホス初日!!
【とりあえず関東では】

本日の「ナイトホスピタル」放送初日の番宣活動ですが
朝から『ズームインSUPER』『おもいっきりテレビ』『ザ・ワイド』
『ニュース・プラス1』に仲間さんが生出演されてました。

予想外のテレビジャックで嬉しい誤算だったのですが
前日から徹夜だったので昼の分は見られませんでした(笑)

【直撃診断!ナイトホスピタル・夜のお医者さん大解剖SPの概要】

12日に関西地方で放映された特番に続き、本日は関東地方で
「ナイトホスピタル」の番宣特番が組まれました。

関西地方では30分だった特番が、関東では1時間の特番という事で
関東と関西で、どこに違いがあったのかは気になると思いますので
番組の内容すべてを詳細にレポートするのはちょっと難しいのですが
主に関西地方にお住まいの方向けに、大まかな流れをご紹介します。

1.オープニング・その1

『ナイホス』の番宣が、なぜか「ごくせん」のオープニングからスタートし
『熱血教師ヤンクミ先生が新たな先生像に挑む!』というナレーションと
白衣の仲間さんに『熱血女医・森沢麻紀』というテロップが入ります。

2.オープニング・その2

本編のオープニングムービーと思われる映像に続いて
ドラマのワンシーンや街頭インタビューのVTRを使って
『ナイトホスピタル』や登場人物の紹介が続きます。

3.仲間由紀恵インタビュー・その1

Q.今回の役どころは?

仲間 『森沢麻紀という子は・・・え〜病理医・・・・だったんですが・・・
    急に臨床医の方に回されてしまって・・・臨床の仕事をしていく
    ・・・という事なんですけど・・もう・・・ず〜っと病理医〜だった人が

    急に・・・臨床に来て、目の前に患者さんがいて・・・こう・・・
    どうですか調子は?ってこう・・触診したりいろんな手当てをしたり
    具合を見たりするって・・やっぱり、なかなか・・はじめは上手く
    出来ないんですね・・そん中で、病理医・・医者として成長していく
    麻紀っていう・・・ん〜〜・・・のが、今回のお話ですね。』

で、仲間さんのインタビューを受けて『病理医とは?』という流れになって
実在の病理医の先生から病理医の仕事についての説明があります。

4.撮影風景・その1

撮影は麻紀が自転車(麻紀号)でナイトホスピタルに出勤するシーンから。
続いて今回、初めてのスタジオ撮影に臨む仲間さんの様子が流れますが
この時は「ごくせん」でお馴染みのフレッドペリーの水色ジャージを着てます。

で、仲間さんへの質問の第2弾がここで入ります。

Q2.撮影してみての感想は?

仲間 『今回はじめて・・のお医者さんの役という事で・・・
    ん〜どういう風に演じていこうかな?と思っていたんですけど
    今回の役が病理医から臨床医へ・・え〜・・変わってしまって
    ・・・そこから成長していくという・・女の子の役で・・・・

    ん〜・・・まぁ、お医者さんの役なので・・専門的な言葉とか
    その〜・・・・処置の仕方だとか手当ての仕方だとか
    ん〜・・その器具の名前だったり細かい事とか
    覚えなくちゃいけない事が沢山あるんですけど・・

    そういうのも一つ一つ・・え〜・・現場で教えていただきながら
    作っていってます・・難しいな〜と・・・思いますけど。』

で、この仲間さんの言葉を受けて「いかにセリフに専門用語が多いか」を
劇中のセリフを使って説明し、仲間さんの戸惑いをご本人から報告。

仲間 『なんか・・・・ワケの分からない機材とか・・が沢山あって
     意味の分からない言葉とかが沢山出てくるんですけど(笑)
     ちょっとずつ、あの〜指導の先生に従って教えていただいて
     ・・・やっていきたいと思います。』

ここで、竹中さんにも『今回の役どころについて』質問しているんですが
仲間さん以外のコメントは割愛させていただきます(笑)

6.特別企画

ここで「あなたに忍び寄る『病』の気配チェック」という企画になります。
8つの項目の設問に答えて、該当する症状がどのような病気の兆候を
現しているものなのかを、本職の医師に診断してもらうというものです。

1.立ちくらみがよくある

2.爪の形が変形している

3.いびきをよくかく

4.最近のどがよく乾きペットボトルのジュースを多飲する

5.最近、胸やけがする

6.ネコにひっかかれたことがある

7.あざが出来やすい

8.ホクロが急に大きくなった

ちなみに竹中さんの検査結果はQ6だけが○でした。
この質問は竹中さんに対して行われてから、登場する出演者
全員に対して行われましたが、仲間さんは一番最後になりました。

7.撮影風景・その2

第2話で、竹中さんと仲間さんが患者の家に乗り込む屋外撮影風景と
スタジオ内に作られた室内セットでの撮影風景が放送されますが
竹中さんが撮影の準備中に、この家のセットの窓枠を壊してしまい

仲間 「スイマセーン!!竹中さんです!!(笑)
     スイマセン!!○○さん!!」

と、仲間さんが竹中さんの代わりにスタッフに謝る。という
撮影中のちょっとした微笑ましいエピソードが流れましたが
これは、後で流れる竹中さんと仲間さんのやり取りの伏線でした。

8.大久保蛍子の紹介

高島礼子さん本人の解説による今回の役どころと『病』の気配チェック。
結果は1.○ 2.× 3.○ 4.× 5.× 6.○ 7.○ 8.○

9.東浩太郎の紹介

田辺誠一さん本人の解説による今回の役どころと『病』の気配チェック。
結果は1.× 2.× 3.? 4.× 5.× 6.× 7.× 8.×

10.坂本守の紹介

今田耕司さんに対する質問だけは『役づくりはしましたか?』でしたが
答えは「残念ながら(笑)」、続いて『病』の気配チェックも行われましたが
結果は1.○ 2.○ 3.○ 4.× 5.○ 6.○ 7.○ 8.×

と、これまで登場した出演者の回答の中では最多の記録となり
今田さんが「番組を降板させられるんじゃ?」と心配するシーンも。

11.杉浦英樹の紹介

野村宏伸さん本人による今回の役どころの解説。

12.安恩美の紹介

ユンソナさん本人による今回の役どころの解説。
台本をハングルに書き直して撮影に臨んでいるというエピソードも紹介。

13.撮影風景・その3

前出の患者の家のセットでの撮影風景で特に竹中さんの様子を紹介。
リハーサル中にもかかわらず飴を舐めながら演技をする竹中さんや
飴を舐めながら仲間さんに演技指導する竹中さんと仲間さんの会話。

竹中 「・・・・仲間さん・・さっきのシーンなんだけどね、あの〜」

仲間 「どれですか?・・・どのシーンですか?」

竹中 「あの〜・・入り込んできて」

仲間 「あ〜・・ここの前の?前の?前の?」

竹中 「そうそうそう・・・??の子供部屋に入るシーンなんだけど・・」

仲間 「えぇ」

竹中 「あそこで・・なんて言うのかな?・・・入り込み方が・・
     ちょっと・・内面が埋まってないような感じがする」

仲間 「ホントですか?・・・ゴメンナサイ。
     ・・・・えっと・・・・どう・・しよう?」

竹中 「オレは・・背中でしか感じる事ができないんだけど
    入ってくる・・その・・あなたの瞬間があるでしょ?
    その時に・・・風が・・ここ(頬)に伝わってくるんだけど
    ・・・・・
その風の感じ方が弱いんだよね

仲間 「あ〜」

竹中 「ん〜・・・なんかもう・・少し力のある風を感じたいんだよ。
     この・・私の前を通過する時にスッと感じる風を・・」

仲間 「・・・わかりました」

竹中 「たのむな?」

仲間 「・・・ハイ」

竹中 「本番の時はそれを期待する!!」

と、いかにも自ら演出も行う役者さんらしい演技指導をする竹中さんですが
ここで、熱弁の最中もずーっと飴を持っていた竹中さんの手つきに対して

仲間 「・・・・小指立ってますよ」

と、仲間さんがツッコミを入れると、竹中さんは話題をそらすように・・

竹中 「ボクに注文はないか?・・窓の開け方が違うとか・・」

と切り返しますが、仲間さんはさらに続けて

仲間 「あの〜・・・窓の感じがちょっと・・さっきと・・・」

と、先ほど竹中さんがセットを壊した事にツッコミます。

すると、竹中さんは・・・・

竹中 「・・・・それは〜ロケとセットだから

仲間 「あぁ〜〜」

竹中 「なんとなく違うんだけどさ・・」

仲間 「あぁ〜そっか〜・・・」

と、まるで映画のワンシーンのような軽妙なやりとりでした。

14.仲間由紀恵インタビュー・その3

Q3.このドラマの見どころは?

仲間 「やっぱり・・出てくる〜私は役者さんとかキャストとか・・・
     やっぱり・・今回、竹中さんもずっと・・・院長・・
     おかしな院長役で・・・・・おかしな・・というか(笑)
     ・・・ちょっと変わった院長の役でずっと出てらして。

     ん〜〜・・・ときどきシーンで出てきては
     ポッと『お金儲けが・・・・』とかって言う(笑)
     ちょっと変わった院長の役とかをされてて

     ん〜〜・・・他にも・・・ちょっと個性的な方たちが
     出てたりするので・・・え〜と・・・キャスト?
     ・・出演者の人たち、そして毎回・・
     回が変わるごとにゲストの方が入るんですね。

     坂井さん・・・だとか・・・凄い・・ゲストの人たちも
     毎回出たりするので・・そちらも・・見どころかな・・と。」

という仲間さんのコメントに続いて1話のゲストとあらすじの紹介。
その他、桃井かおり、竹内都子(ピンクの電話)がゲストとして紹介。

15.撮影風景・その3

麻紀が住んでいるという設定のマンションでの撮影風景を紹介。
麻紀の行きつけになるカフェのマスター(吹越満)も紹介。

16.知恵の輪

麻紀(仲間)が知恵の輪と格闘する映像を続々紹介。

17.病の気配チェック・仲間由紀恵篇

ようやく仲間由紀恵さんの『病』の気配チェックの結果が紹介されます。
『あ〜ありますねぇ、こういうの」などと言いながら項目をチェックする
仲間さんの結果は・・・・

1.立ちくらみがよくある ○

2.爪の形が変形している ×

3.いびきをよくかく     ×

4.最近のどがよく乾きペットボトルのジュースを多飲する ×

5.最近、胸やけがする  ○

6.ネコにひっかかれたことがある ×

7.あざが出来やすい    ○

8.ホクロが急に大きくなった  ○

「バツも四つ・・・ありました」と、どことなく得意げに報告する仲間さんは
「立ちくらみがよくある方は自律神経失調症の疑いアリ」と言われて

仲 間 「酷いですね!!(笑)・・・でもね・・私・・わかったんですよ。
      ・・・あ・・・・・・いいや・・続けてください。」

スタッフ 「どうぞ・・続けてください。」

仲 間 「自律神経失調症っていうのは・・ないんですって!!
      そういう病名は!!

      だからぁ・・・なんか・・そういう事を言っちゃ
      いけないんだなって思ったんですよ。

      自律神経失調症ですよ!!あなたは!!って言うと
      原因が分からない事をそういう風に
      言ってるわけじゃないですか?

      だから凄い不安になるんですよ!!
      鬱病になるって言うのはよく分かる・・(笑)」

スタッフ 「〜は分かります」

仲 間 「ね?・・・・自律神経失調症ですよ。って言われて
     どこが悪いんだろう?わかんない!え〜っ?ていう風に・・・」

スタッフ 「胸やけはですね・・あの最近・・胸やけがするというのは
       たとえば・・あの・・ものを食べた時に、ちょっと
      モノがつっかえる感じがするというのは特にないですか?」

仲 間 「つっかえる感じじゃ・・ないですね」

スタッフ 「それは・・たぶん・・あの〜」

仲 間 「・・・・食べすぎ・・かな?」

スタッフ 「・・・・それは・・」

仲 間 「食べすぎ・・ですよね?」

スタッフ 「・・・・・」

仲 間 「食べ過ぎだって・・お医者さんに言われたんですよ
      胸が・・・ムカムカするんですよ・・食事の後に」

スタッフ 「それは・・その通りですね・・たぶん」

仲 間  (笑)

18.ナイトホスピタルの見どころ

メイン出演者全員によるナイトホスピタルの見どころの紹介。
ここもとりあえず仲間さんのコメントだけご紹介します。

仲 間 「ナイトホスピタル・・・・え〜このドラマは・・・
     え〜・・・あの〜・・夜間・・診療を専門とした病院のお話で
     ん〜・・夜・・普通に営業しているという
     日本にはまだない・・え〜・・・病院の中でのお話です。

     で・・出てくる・・ん〜スタッフ・・・キャストか・・・出演者の方たちも
     とっても個性的な人たちが多くて、え〜・・・面白いので
     え〜・・・・ぜひ・・・見てください。

     そういうお医者さんたちの・・・ん〜・・・医者として・・成長していく
     人間として・・成長していくっていう・・・え〜〜・・・ドラマです。
     ・・・ぜひ見てください。」

19.エンディング

ナイトホスピタル公式HPと「YOU」に連載される漫画の紹介でした。


2002/10/15 第1話を見終えて、、
【ナイホス初回視聴率は(関東)11.6パーセント(関西)16.0パーセント】

というワケで『ナイホス』の初回視聴率は妥当な線に落ち着きました。

最初にこのドラマのタイトルと設定を聞いた時の印象と比べれば
予想外の好視聴率を残せたのではないかと思いますが
世間的には、やはりそれほどの注目を集めてはいないようですね。

最近のドラマの視聴率の傾向を見てみると、初回が最も高いというのが
やっぱり一般的なようなので、初回が11パーセント台という事になれば
平均視聴率は良くて9パーセント前後という事になりそうです。

作品の出来、不出来が視聴率と直結するワケではありませんが
ここのところ「TRICK2」「ごくせん」と主演作が続いて高視聴率を
マークしていたため、この作品が目に見える形でズッコケると

やっぱり仲間由紀恵は主演の器じゃない。

「TRICK」「ごくせん」は演出(脚本)の手柄。

なんて事を鬼の首でも取ったように言い出す輩が出てくるので
せめて『濱マイク』くらいは越えて欲しかったというのがホンネです。

まぁ、そうは言っても日テレ月10枠といえば最近では6〜8パーセントが
当たり前の枠なので、後は平均視聴率で2ケタ近い数字をマークして
それなりの格好を付けてくれればいいなと思ってます。

【アクセスワードの推移・10月前半】

恒例のアクセスワードランキング・10月前半の結果をご報告します。

いよいよ『ナイトホスピタル』の放送が開始されるという事で
『ナイホス』が徐々に『仲間由紀恵』との差を縮めるのかと思いきや
10月前半のランキングは予想外の展開になっていたようです。

ナイトホスピタル

仲間由紀恵

01日(火)  17件(2位)
02日(水)  8件(2位)
03日(木)  4件(3位)
04日(金)  8件(2位)
05日(土)  3件(6位)
06日(日) 10件(2位)
07日(月) 10件(3位)
08日(火)  5件(3位)
09日(水) 13件(2位)
10日(木)  9件(3位)
11日(金)  9件(2位)
12日(土) 20件(2位)
13日(日) 14件(2位)
14日(月) 45件(2位)
15日(火) 43件(2位)
01日(火)  48件(1位)
02日(水)  46件(1位)
03日(木)  43件(1位)
04日(金)  47件(1位)
05日(土)  69件(1位)
06日(日)  69件(1位)
07日(月)  56件(1位)
08日(火)  49件(1位)
09日(水)  46件(1位)
10日(木)  71件(1位)
11日(金)  52件(1位)
12日(土)  72件(1位)
13日(日)  98件(1位)
14日(月) 101件(1位)
15日(火) 100件(1位)

合計:218件

合計:967件

と、いうワケでキーワード『仲間由紀恵』の安定した強さと
『ナイホス』の不安定な動きが目立つ結果となりました。

今回9月に入ってから守り続けてきた検索ワードランキング2位から
5回も転落した『ナイトホスピタル』ですがその間「ナイホス」に代わって
上位に食い込んできた検索ワードは『試写会』『カレンダー』という物で
これは「TRICK劇場版試写会」や「JA共済の2003年カレンダー」の
情報を求める方の検索が増えた事が原因だという事が分かります。

しかし特筆すべきは『ナイホス』放映初日以降の盛り返しぶりでしょう。
ドラマ、あるいは特番を見て『ナイトホスピタル』の事をもっと知りたいと
考えた人がウチだけでもこれだけ増えたという事は良い傾向でしょう。

視聴率には単純に番組を見ていた視聴者の数を比較する視聴率と
視聴者の満足度を比較する視聴質という物があるそうですが
この検索結果を見る限り、視聴質はあんがい高そうな気がします。

あとは、どれだけ視聴者の興味を惹きつけておく事が出来るかですが
今回は「ごくせん」の時と違って、撮影は早めに進んでいるらしいので
視聴者の反響を見てから軌道修正するなんていう事はできません。

と、なると、検索件数や視聴率が一度減少傾向に入ると
下げ止まらなくなる可能性が高いので、今後の検索件数の
推移には、より一層の注意が必要かもしれません。

【ナイホス第1話の感想】

なかなか良く出来ていたな。と思いました。

ただ「ごくせん」のヒットを受けて?「ホーム&アウェイ」などが
1話完結のコメディ路線というスタイルを採用したのに対して

1話が2回に分割された上に想像した以上にシリアス路線だった事と
今回、この作品の命運を握るカギになると思われる情報番組的な
側面がマスターの健康レシピくらいしか登場しなかったのが残念。

第1話で子供の肺出血の原因を究明するところまで進まなかったので
何の予備知識も無く第1話だけ見た人には「よくある病院ドラマ」としか
見えなかったと思うので、そういう人は2話以降は見ないでしょうから。

どうせなら予告篇で『肺出血には意外な原因が!!』という事を
ネタバレ覚悟でもっとハッキリとアピールした方が良かったかも。

ただ『それでは無くても良かった余分なシーンはどこか?』と考えると
病気の原因を突き止めるまでの展開が詰め込めるほどの長さが
あったとも思えないので、第1回としては無難なスタートじゃないかと。

「TRICK」だって1話完結のエピソードなんてほとんどありませんしね。

たしかに、関口知宏、ユンソナ、吹越満、岩崎杏里などは
あえて今回のエピソードに登場する必要はなかった人物ですが
レギュラー出演者のはずが、台本見たら出番が一度もなかった
なんて事になったら役者さんもゴネるでしょうしね(笑)

とりあえず第1話のエピソードで一番印象に残ったシーンは
冒頭の癌患者の診断で麻紀が乳房の完全摘出を勧めるシーン。

乳癌は女性特有の疾患でもあり、乳房の完全摘出は女性としては
出来る限り避けたい選択肢であるはずですし、冒頭のシーンで
待合室で手術の結果を待っている男の人が指輪を握り締めている
ところから見て、患者は恐らく結婚を間近に控えている女性なワケで
だとすれば、なおさら乳房を温存する方向での治療を願っていたはず。

にもかかわらず、麻紀は極めて事務的な口調で診断を下します。

この冒頭のシーンは病理医という職業の特殊性と
麻紀のイビツな感性を、さりげなく表現していたと思います。

ここで患者の家族が冷徹な判断を下した麻紀に食ってかかるシーンや
病院内で、麻紀のドライな判断に陰口が囁かれるシーンなどがあったら
ぶち壊しだったのですが、あくまでさりげなかったのが良かったです。

まぁ、細かい事を言えば不満が全くないわけじゃありませんし
ナイホスの設定に無理があるとか、医者が患者の家まで病気の原因を
突き止めに行ったりする筈がないとか、いろんな事を言う人もいますが

そんな事は承知の上なので

今のところ個人的には来週以降の展開が楽しみな番組ですが

最終回近くになって

実は寺崎院長は若い頃は理想に燃える名医だったが
現実の厚い壁に阻まれて、拝金主義に走ってしまった。

なんてエピソードが突然紹介されたりとか

最終回では医療現場に巣食う巨悪を麻紀が追い詰める!!

なんていう『ストレートニュース(2000年NTV)』みたいな
クッサイ展開にだけは、ならないように祈ります。


2002/10/18 頑張れナイトホスピタル!!

【『トリック劇場版』の主題歌は「月光」に決定。】

『トリック劇場版』の主題歌が鬼束さんの『月光』に決まったそうで。
こちらのSTUFFページにも鬼束さんの名前が加えられましたね。

TRICKの劇場版ですから『月光』が主題歌になるのは
当然と言えば当然なんですが、鬼束さんは12月にニューアルバムを
リリースされるという事なので、てっきりそちらの新曲を主題歌に・・
という話なのかと思っていましたので、正直ちょっと意外でした。

まぁ、背景にどんな事情があるのかは知る由もありませんが
少なくとも、鬼束さんのレコード会社としてはニューアルバムの
セールスに弾みをつけるために、ニューアルバムの収録曲に
ひとつでも多くのタイアップを付けたかったはずなので

『月光』が『トリック劇場版』の主題歌に選ばれたのは
あくまで制作サイドの意向によるものなんでしょうね。

【頑張れナイトホスピタル!!】

関西で16.0パーセントという、現状では月9なみの視聴率をマークし
関東でも11.6パーセントという月10枠としては無難なスタートを切った
仲間さんの新作ドラマ『ナイトホスピタル〜病気は眠らない』ですが
「ごくせん」の時と違って、放映開始前の期待が大きかったせいか
今のところ否定的な見解の方が目立っているようです。

しかし『面白くなかった』という人に対してヒステリックになって
『どこが面白くないんだ!!』などと反論するのは愚の骨頂。
むしろ、そういう意見をネタにして、さらに『ナイホス』を楽しめる
方法を考えるのが賢いマダムっつーもんじゃないでしょうか?

そこで今日は、それじゃなんで舞台が『ナイトホスピタル』なのか?
なんで麻紀は『病理医』なのか?について考えてみたいと思います。

では、まず最初にもう一度、第1話の流れを見直してみましょう。

【第1話のあらすじ】

森沢麻紀は東都総合病院の病理部に勤務する病理医。

病理医は患部の組織細胞を見て患者の病状を診断し
その診断の内容よって、その後の治療の方針が決まるという
重要な職業でありながら、直接患者と対面する事がないため
一般的にはあまり知られることのない特殊な職業でもある。

そして、病理医である麻紀も、患者の個人的な事情とか
人格だとかいった情報を知る必要はないと考えていた。

しかし東都総合病院の優秀な病理医として活躍していた麻紀は
院内感染の原因を突き止めた事が原因で、上層部から疎まれ
本院から飛ばされて、同病院の別院である夜間診療専門の病棟
通称『ナイトホスピタル』に内科医として勤務する事になる。

臨床医としての経験がなく、注射ひとつ満足に打てない麻紀は
やけどを負った赤ん坊が担ぎこまれても何も出来ずに右往左往。
小児科医の東浩太郎から、さっそく邪魔者あつかいされてしまう。

そんな中、ヤケドで担ぎ込まれたはずの赤ん坊が肺出血。
すばやく応急処置をする外科医・大久保蛍子の目の前で
病理医としての習性から肺出血の原因を考えていた麻紀は
処置中の大久保に強い調子で叱責される。

本院で、やり手の病理医として重用されていた森沢麻紀は
一刻一秒を争う臨床の現場では、足手まといでしかなかった。

麻紀は勤務初日から自信とプライドを打ち砕かれる。

やがて、麻紀が発見した赤ん坊の体のアザが原因で
警察から赤ん坊の母親に幼児虐待の疑いがかけられるが
赤ん坊の母親が虐待をするような人間には見えない麻紀は
この警察の見解がどうしても納得できない。

そして、いきつけのカフェのマスターや、ナイトホスピタルの病理医
安恩美との会話の中から、麻紀は自分なりのやり方で肺出血の
原因を突き止めようと考え、独断で原因調査に乗り出し、麻紀は
ようやくナイトホスピタルに自分の居場所をみつけかける。

ところが、そんな矢先、病院側は症状が安定したという理由で
肺出血の原因が分からないままに赤ん坊を退院させてしまう。

納得が行かない麻紀は大久保たちに食ってかかるが
まったく取り合われず、患者の家に行っても門前払いされ
大久保からは自分の行動は『自己満足』だと言われてしまう。

意欲を失った麻紀はナイトホスピタルを去ろうとするが
そこへ再び、あの赤ん坊が肺出血で救急車で担ぎこまれる。

我が子の命を思って半狂乱になっている母親の姿を見た麻紀は
何かに突き動かされるように踵を返して処置室へ駆け出す。

【第1話のあらすじ終わり】

と、いうワケで、ざっと第1回の内容を振り返ってみましたが
こうして見ると『ナイトホスピタル』という作品の重要なポイントが
『病理医』という耳慣れない職業にスポットライトを当てた事と
『ナイトホスピタル』という架空の病院を舞台にしている事に
あるのが非常によくわかりますね。

ところが『ナイホス』を見た人の不満のポイントになっているのも
この『夜間診療専門病院』と『病理医』だったりするんですよね。

例えば、最後のシーンで赤ん坊が救急車で運び込まれてくるので

これだったら『救命救急』だって良かったんじゃないか?

つーか『救命病棟24時』のパクリじゃねぇか?

なんて意見があっちこっちで出ています。

正直言ってボクも、そもそも「ナイトホスピタル」が作られたのは
『救命病棟24時(CX)』のヒットと無関係ではないと思います。

今期の病院ドラマの乱立も、昨年放送された、このドラマの
『パート2』や、今年のお正月に放送された2時間特番の
高視聴率が少なからず影響しているハズですし。

たしかに「救命病棟24時がヒットしてるからウチでも病院モノを」
という発想は安直といえば安直かもしれません。

しかし、ドラマでは視聴率が取れないと言われて久しい昨今の事。
挑戦的な新作はほとんど現れなくなり、前クールにいたっては
どこの局も手堅い続編や過去の名作のリメイクに走っていました。

そんな中で、今期『医者モノ』のドラマが乱立する事になったのは
ただでさえ、不況で金を出し渋るスポンサーを説得するためには
『今までに例のない、まったく新しいドラマ!!』を提案するよりも
『高視聴率番組が多い医者モノドラマ!!』と言った方が
企画が通りやすかった。というのも確かじゃないでしょうか。

しかし、それでは『深夜の救命救急病棟』を舞台にしたドラマや
『新米おとぼけナースの奮闘記』なんてドラマが作れるかというと
そんな事が許されるワケはないので(´τ`)σ

今度は『医者モノ』という決められたカテゴリーの中で
独自性を打ち出さなければならなくなったワケですね。

『天才外科医』とか『救命救急』あたりはNGワードなワケですから
あからさまなパクリにならないように、その辺を上手い事避けながら
あんな感じのテイストの作品にしなければならない。

そんな流れの中で、色々調べていく過程で『ナイトホスピタル』や
『病理医』という、今までドラマでまともに扱われた事のない
オイシイ素材に、めぐり合ったのではないかと思うのですよ。

日本にはまだ存在しない『ナイトホスピタル』で働く主人公は
患者と触れ合うことなく病気を診断する『病理医』森沢麻紀。

非常に興味を惹かれるインパクトのある設定ですよね?

確かに本当だったら夜間専門の病棟をわざわざ作るよりも
二交代制にして24時間診療にした方がよっぽど経済的です。
本院と別に『ナイトホスピタル』をわざわざ作れば設備費も
2倍かかるわけですから、無駄が多いのは間違いありません。

でもですね。もし物語の舞台が『ナイトホスピタル』でなかったら
当然タイトルも『ナイトホスピタル』ではなかったわけですよ。

そっちの方がステキ!!

という意見も少なからずあると思いますが(笑)

ただ、舞台が『普通の総合病院』とか『普通の救急病院』だったら
少なくとも設定のインパクトという面ではほとんどゼロですから
これだと他の病院ドラマとの差別化は難しくなってしまいます。

『ナイトホスピタル』という設定は、それだけで他の病院モノと
簡単に差別化する事ができる非常に魅力的な設定なワケです。

だからこそ、スタッフとしては多少の無理があるのは承知の上で
なんとしてでも使いたい設定だったんじゃないでしょうか?

脚本の江頭さんのHPによると、その上で『ナイトホスピタル』という
設定にリアリティを出すために、経営コンサルタントに相談して
どういう設備・規模なら『ナイトホスピタル』の経営が成り立つか?
なんて事までシミュレーションしているそうですから。

『踊る大捜査線(97年CX)』や『TEAM(2000年CX)』の脚本家で
今期「ホーム&アウェイ(CX)」の脚本を担当する君塚良一さんが

脚本を書く上で、事前にインタビューや下調べをしたりするのは
ドラマの中で100パーセントの現実(リアル)を描くためではなく
むしろ、ドラマという虚構の世界に『あたかも現実のような』感覚。
「あたかもリアリティ」を感じさせるための裏付けとして必要なのだ。

と、語られているのを以前、何かの本で読んだ事がありますが
ドラマにおけるリアリティってのはそういうモンじゃないでしょうか?

逆に、専門家が見ても、文句の付けようがないほどリアルな
ドラマなんてものがテレビドラマの歴史の中で何本あるでしょう?

まずはインパクトありきで、リアリティは後付けというやり方には

いやしくもプロなら、インパクトなんてものが無くても
視聴者を惹き付けられるしっかりとした作品を作って
ドラマの内容で正々堂々と勝負すべきである!!

なんて高邁な理想を、かたくなに主張する方もいるでしょうが

そんな悠長な事を言ってられるのは
部外者だからじゃないでしょうかね?

そんなワケで『ナイトホスピタル』という設定は、どちらかというと
企画を具体的に動かすために必要だったのだと考えられますが
スタッフはさらに、主人公・麻紀に『病理医』という職業を与えます。

病理医という職業は、これまでドラマでまともに扱われた事は無く
一般的にもその仕事の内容はあまり良く知られていない職業です。

だったら『病理医・森沢麻紀』でも良かったんじゃないか?

新米病理医が成長していく姿を描けば良かったんじゃないか?

という意見もありまして、それももっともな意見だと思います。

ただそれだと、それこそ「きらきらひかる」になってしまいます。

「きらきらひかる」は1998年1月クールにCX系で放映された
司法監察医という耳慣れない職業をテーマにしたドラマです。

週刊モーニングで連載されていた漫画「きらきらひかる」を
原作とし『手遅れの医学』と呼ばれる法医学の世界を描き
先輩医師と衝突したり、理想と現実の間で悩んだりしながら
成長していく新米監察医・天野ひかるの成長物語でした。

このドラマでは、新米司法監察医・ひかるの成長を描く一方で
普通に生活していたら耳にする事のない法医学の専門知識を
披露する事で、教養番組としての側面も備えていました。

病理医と司法監察医という耳慣れない職業モノであるという点でも
大久保との対立構造とか、主人公の成長物語であるという点でも
実際『ナイトホスピタル』の物語の構造が「きらきらひかる」と
非常に似通っている印象を受けるのは確かだと思います。

しかし、だからこそ大久保は尊敬する病理医の先輩ではいけないし
麻紀が新米病理医ではいけなかったのだとも言えるワケです。

さらに、なぜ麻紀が『病理医』のままではいけなかったのか?
という理由として、もうひとつ考えられるのは、麻紀が物語の冒頭で
語っているように、病理医という職業は、患者と直接会うこともなく
ただ黙々と顕微鏡をみつめて、組織片の中から疾患の状態や
原因の情報を探りあてて主治医に伝えるのが仕事なワケですから

正直、ドラマにしずらい職業なんじゃないでしょうか?

実際「きらきらひかる」でも主人公・天野ひかるは監察医でありながら
被害者の家族に会いに行ったり現場に行って調査したりしてますが
現実に監察医が聞き込みをしたり、現場の調査をしたりする事は
まずあり得ないワケで、普通は警察が調べてきた情報と死体の
状況を見て死亡原因や死亡時刻を特定するのが仕事なワケです。

じゃ、なんで聞き込みしたり、現場を調査したりするのかというと
これは間違いなく『現実のままじゃドラマにならないから』です。

監察医にしても病理医にしても、現実には病気や事件の当事者と
してではなく、あくまで自分の専門分野に関してのみ関係を持つ
ワケですから、患者が悪性の癌だろうが死因が他殺だろうが
第三者的な立場でしかないのでドラマの中心人物ではありません。

そこで、主人公を無理矢理ドラマの中心人物にすり替えるために
現実にはあり得ないほど関係者と関わりを持たせるワケです。

で、ナイホスでは病理医である麻紀が患者と直接対話をするという
シチュエーションを無理くり作るより、本来病理医である森沢麻紀が
内科医として患者と接する事によって、そこから起きる様々な問題を
最終的には病理医的な知識で解決していく構造をとったワケです。

そして、麻紀が病理部から内科に転勤させられる事によって
病理医・森沢麻紀が患者と直接関係を持つ事が不自然でなくなり
病理一本やりだったため、研修以来、臨床の経験がまったくない
麻紀の内科医としての成長を描く事が可能になったワケです。

さらに、麻紀があくまで病理医的な知識や技術によって病理を
解明していくのであれば、別に『救命救急』だって良いワケです。

これほどステキな設定が他に考えられるでしょうか?

たとえば『MONSTER』とか『20世紀少年』という人気漫画を描いた
浦沢直樹の代表作に『MASTERキートン』という作品がありますが

この作品の主人公・平賀太一・キートンは日本人と英国人のハーフで
考古学教授という顔と、世界最大の保険会社・ロイズの調査員という
顔に加えて、元イギリス海軍の特殊部隊(SAS)のサバイバル教官
でもあるという、非常に盛りだくさんな経歴の持ち主です。

この作品の中でキートンは、まず保険調査員や考古学者として
依頼人と出会って事件に巻き込まれ、元サバイバル教官の技術や
経験を駆使して事件を解決するというのがパターンになっています。

この作品の中で、もしキートンが元SASのサバイバル教官という
職歴の持ち主でなければ、起こった事件は何ひとつ解決しませんし
逆にキートンが、単に元SASのサバイバル教官というだけだったら
そもそも依頼人に出会う事がなくなるのでドラマは始まりません。

本来、異質なものが融合する事によって生まれる面白さというのが
「MASTERキートン」という作品の基本設定にもあると思うのですが
麻紀が本院の病理部からナイホスの内科に転勤させられるのは
この「MASTERキートン」の基本設定と同じ事だと思うのですよ。

病理医なだけではドラマにならない、新米臨床医の成長だけでは
ありきたりすぎる。そんな問題を一気に解決してくれるのが
物語冒頭の麻紀の左遷という設定にあるんじゃないでしょうかね?

優秀な病理医だったら他の病院に行けばいいじゃねぇか?

だいたい注射も出来ない医者が内科に転勤って無理がねぇか?

と言ったような、多少の無理は承知の上で(笑)

おそらく『ナイトホスピタル』の2話以降は、麻紀の人間的な成長と
病理医としての知識を生かした活躍を中心に展開していくはずです。

『特命リサーチ200X』のスタッフに協力を要請したのも、麻紀の
活躍に事実に基づいた裏付けとリアリティを持たせるためでしょうし

3話以降は『健康』や『ダイエット』といった情報番組でも高い視聴率を
マークする事の多い、関心の高い題材がテーマになるようですから
スタッフ、キャストが、この作品のペースを掴めるようになる頃には
けっこう面白い作品になっているんじゃないかと思います。

と、いうワケで

『設定にリアリティがない!!』とか『脚本(演出)が荒い!!』とか
重箱の隅をつついて批判するのもそれはそれで楽しいのでしょうが

じゃぁ、なんでああいう設定になったのか?

なんて事を考えてみるのも、けっこう楽しいものです よ。


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