CD、ビデオクリップ、ゲームなど

【アルバム】

「遠い日のメロディー」
1998/01/21 ARCJ-75(アンティノス)3,059円

【収録曲】

1.「SNOW BIRD」
  作詞:新井明子 作曲:大藤 史 編曲:田代隆廣

2.「遠い日のメロディー(アルバム・バージョン)
  作詞:藤木和人 作曲:藤木和人 編曲:田代隆廣

3.「ダメな恋」
  作詞:前田たかひろ 作曲:神田浩典 編曲:羽毛田丈史

4.「心に私がふたりいる」
  作詞:松井五郎 作曲:林 哲司 編曲:田代隆廣

5.「ONE MORE CHANCE」
  作詞:松井五郎 作曲:林 哲司 編曲:田代隆廣

6.「ヴィオラの夢」
  作詞:沢村敦子 作曲:沢村 拓 編曲:羽毛田丈史

7.「SHUBI-DUBA,DUBI-DUBA」
  作詞:前田たかひろ 作曲:久保こーじ 編曲:久保こーじ

8.「負けない愛がきっとある」
  作詞:松井五郎 作曲:林 哲司 編曲:田代隆廣

9.「トレモロ」
 作詞:松井五郎 作曲:林 哲司 編曲:田代隆廣

10.「トゥルー・ラブストーリー〜恋のように僕たちは〜
 作詞:白峰美津子 作曲:住吉 中 編曲:京田誠一

11.「MOONLIGHT to DAYBREAK(アコースティック・バージョン)
   
作詞:前田たかひろ 作曲:久保こーじ 編曲:久保こーじ

初回特典:40頁ブックレット型ライナー。
CD-EXTRA仕様(画像、ブラウザ、ディスコグラフィー、など)

オリコン最高順位 49位 累計 5500枚(02/2/12現在)

【感想】

歌手・仲間由紀恵さんの記念すべき1stアルバム。
歌手デビューから2年目となる1998年1月にリリースされた作品で
「tomato(EPSにのみ収録)」を除く、デビュー曲からタイトルにも
なっている「遠い日のメロディー」までの曲が全て収録されている。

現時点では仲間由紀恵さんの唯一のソロアルバムだが
アルバムオリジナルの曲はT-1、T-2、T-3、T-11のみで
中でもT-2、T-11は、単なるシングルのアルバムバージョン。

しかもボーカルトラックはオリジナルそのままという手抜きぶりで
純然たるアルバムオリジナルは「SNOW BIRD」「ダメな恋」の
2曲しかないので、オリジナルアルバムと言うよりベスト盤。

この、ありものの寄せ集めのような楽曲の構成から見るかぎり
「ラブ&ポップ」も公開される事だし、曲も溜まってきたから
そろそろアルバムでも出してみるか?てな印象を受ける。

そのせいか、CD-EXTRAのコンテンツの方が
はるかに気合いが入っているような気がする。

ちなみに「SNOW BIRD」の作曲者、大藤史さんはデビュー当時
仲間さんが在籍した『東京パフォーマンスドール』の元メンバー。

【在庫状況】 2002/7/1に再版された模様。

 
【ビデオクリップ集】

Affairs of melody」
1998/03/21 ARVJ-15(アンティノスレコード)3,500円

【収録曲】

1.MOON LIGHT to DAYBREAK

2.心に私がふたりいる

3.SHUBI-DUBA,DUBI-DUBA

4.負けない愛がきっとある

5.遠い日のメロディー

【感想】

「今、約束の場所で待ってます。」という
仲間さんの台詞から始まるドラマ風のPV集。

「HAUNTEDじゃんくしょん」の番組中にCMで流れていた
「心に私がふたりいる」も含めて、まともに全部見た人は
殆どいないのではないか?という貴重な映像を集めた作品。

どれもレアな映像ばかりですが、敢えてオススメを挙げるなら
仲間さんの等身大の無邪気な笑顔と、大人っぽい表情が
同居している「負けない愛がきっとある」のPVがオススメ。

収録時期によって仲間さんの顔が変わっていくのも見どころ。

【在庫状況】すでに廃盤のため新品での購入は絶望的。

 
【シングルCD】

MOONLIGHTtoDAYBREAK
 1996/06/24 ARDJ5034 (アンティノス)  980円
 作詞:前田たかひろ 作曲:久保こーじ 編曲:NO! GALERS
 オリコン最高順位 74位 累計 7460枚

【感想】

篠原涼子、安室奈美恵、華原朋美、TRFの作曲・プロデュースで
当時、無敵の隆盛を誇っていた小室哲哉氏のパートナーであり
自称スーパープロデューサー(笑)久保こーじ氏の作曲・編曲・
プロデュースによる仲間由紀恵さんのデビューシングル。

「TK MUSIC CLAMP」のエンディングにも採用されていたが
この曲が仲間さんの歌声で披露されたのは実質2回くらいで
後は、ほとんど新人アイドルが持ちまわりで歌っていました。

この番組で、95年10月18日に仲間さんがこの曲を唄ってから
翌年6月の彼女のデビューまでに、数多くの新人アイドルが
この歌を唄っていたために、いざ彼女がデビューした時に

「なんで今さら、この子がこの曲でデビューするワケ?」

という感想を持った事も、付け加えておきましょう。

『缶ビール飲み干した』なんてフレーズがあるのも
16才の新人アイドル歌手のデビュー曲の歌詞としては
いささか不釣合いな感があるのは否めませんが

この曲は最初、誰がこの曲のCDを出すか決まってなくて
いろんな新人の女の子に歌わせて、誰にするか決める。
というような企画だった事を今になって思い出しました。

作曲・編曲は小室センセーの特徴を良く捉えていて
ぶっちゃけ作曲/編曲:小室哲哉とクレジットされていても
ほとんどの人は分からないと思うくらいに良く似せてあります。

曲全体の印象は渡辺美里の「MY レボリューション」を
ひとまわり若くして、少し線を細くしたようなイメージで
サビのメロディーも渡辺美里の「悲しいね」とほとんど同じ。

作品自体は今になって聴いてみると、なかなかの佳作ですが
やはり初公開からリリースまでの期間が長過ぎたのでしょう。

リリース時には、すでに曲の鮮度が落ちてしまっていたので
『アンティノスレコードが送る新時代の歌姫デビュー!』というより
『小室ファミリーの余った曲を貰ってデビューしたB級アイドル』
という印象しか持てなかった。というのがリリース当時の実感。

【在庫状況】 廃盤のため、新品での購入は絶望的。

 
「トゥルー・ラブストーリー〜恋のように僕たちは〜」
 PS用ソフト「トゥルー・ラブストーリー」OP/ED曲
 1996/12/12  ARDJ5041 (アンティノス)  980円
 作詞:白峰美津子 作曲:住吉 中 編曲:京田誠一
 オリコン最高位 圏外 累計 ?

【感想】

デビュー作と打って変ってオーソドックスなアイドル歌謡。
南野陽子の「話しかけたかった」と曲の雰囲気が良く似てます。

オリコンのランキングには一度も登場していないようですが
テーマソングとして採用されたゲームの人気の高さを反映して
リリース当時は、かなりのロングセラーになっていたハズ。

歌詞はゲームの世界を反映した甘酸っぱい青春もので
メロディーもアレンジも古臭く、80年代のアイドルソング風。
正直、仲間さんがリリースしたシングル曲の中で最も凡庸な曲。

【在庫状況】廃盤のため、新品での購入は絶望的。

 
「心に私がふたりいる/トレモロ」
 TX系「HAUNTEDじゃんくしょん」OP/ED曲
 1997/05/21  ARDJ5047 (アンティノス) 1,020円
 作詞:松井五郎 作曲:林哲司 編曲:田代隆廣
 オリコン最高位: 70位 累計 8000枚

【感想】

TKファミリーから今度は松井五郎、林哲司コンビに作品を依頼。
オリコンのランキングデータでは、仲間さん個人でリリースした
シングルの中で、最も売れた事になっている曲(累計8000枚)

表題曲はアニメの主題歌である事を無視しても中々の名曲。
Aメロ→Bメロ→サビと、徐々に盛り上がって行くところがよい。

普通、CMソングやテレビ主題歌はサビだけがキャッチーで
Aメロ、Bメロなんかは、蛇足以外の何物でもない場合が多いが
表題曲は、その辺がキチンと作られていて好感が持てる。

ただ、テーマソングとして採用された作品の世界観と
曲の雰囲気があまりにも乖離している気がしないでもなく
最初からテーマソングとして制作された物ではなさそう。

C/Wの「トレモロ」は珍しく16ビートのミディアムバラードで
曲全体の雰囲気はゴスペル風の構成になっていますが
メロディーにあまり引っ掛かりがなくC/W用の曲という感じ。

「HAUNTEDじゃんくしょん」からのゆっきーファンの人は
「大好きな少年が」あたりに反応するのが正しいあり方か?

【在庫状況】 廃盤のため、新品での購入はかなり困難。

 
「負けない愛がきっとある/ONE MORE CHANCE
 「負けない愛がきっとある/ONE MORE CHANCE」 「ロックマンX4」OP/ED曲
 「One More Chance」 TX系「みすてないでデイジー」ED曲
 1997/08/01  ARDJ5053 (アンティノス)  1,020円
 作詞:松井五郎 作曲:林哲司 編曲:田代隆廣
 オリコン最高位: 76位 累計: 3540枚

【感想】

表題曲はアイドル当時の工藤静香が歌っていそうな歌謡ロック。
アレンジ、メロディー構成、歌詞、共に良く出来ていると思う。

曲の序盤の音程を低めに抑えておいてサビに入ってから
高音部を一気に開放するので高揚感があり気持ちのいい曲。
歌詞も力強くてゲームの主題歌というのも頷ける名曲。

C/Wの「ONE MORE CHANCE」も非常に良く出来た曲で
もし、当時「仲間由紀恵ソロコンサート」が開催されていたら
確実にコンサートの一番盛り上がるところで歌われたハズ。

疾走感があって若さが弾けるようなメッセージソングなので
『ハジケ過ぎてて仲間由紀恵らしくない』と言えない事もなく
さすがに現在の仲間さんが歌うには、歌詞の世界といい
曲調といい、ちょっとアイドルっぽ過ぎるのが惜しいのだが
一度、彼女がステージで唄うのを見てみたい曲。

表題曲、C/W、共に非常にキャッチーな曲で仲間さんの
シングルCDの中では、個人的に一番のお気に入り。
曲の完成度だけで見れば、このシングルが前作の半分も
売れていないのが不思議。タイアップの失敗かも?

【在庫状況】 すでに廃盤のため新品での入手は絶望的。

 
「遠い日のメロディー/ヴィオラの夢」
 TBS系深夜バラエティー「アイドル王」ED曲
 1997/11/21  ARDJ5058 (アンティノス) 1,020円
 作詞:藤木和人 作曲:藤木和人 編曲:田代隆廣(遠い日のメロディー)
 作詞:沢村敦子 作曲:沢村 拓 編曲:羽毛田丈史(ヴィオラの夢)
 オリコン最高位: 圏外 累計: ?

【感想】

表題曲は、全体的にはそれほどインパクトを感じませんが
「頭サビ」という構成なのでサビのメロディーが耳に残りやすい。

この曲から「Birthday」までのシングルはすべて16ビートの曲で
「MOOLIGHTtoDAYBREAK」〜「負けない愛がきっとある」までの
「ポップ&ロック路線」とは明らかにカラーが変わっています。

仲間さんの曲にしてはメジャーな曲調でメロディーも綺麗ですが
シングル曲としては、ちょっとインパクトが足りないのも事実。

C/Wの「ヴィオラの夢」は打ち込み系が主体の彼女の
楽曲の中ではワリと珍しいアコースティック系のナンバー。

ギターの旋律が爽やかで、なかなか綺麗なメロディーですが
表題曲とほとんどテイストが変わらないので印象が薄いです。

ちなみに『ヴィオラの夢』の編曲者・羽毛田丈史さんは
鬼束ちひろさんの『月光』『眩暈/edge』『流星群』などの
アレンジャーとして活躍されている方でもあります。

【在庫状況】 すでに廃盤ですが、まだ買えるかも。

 
「青い鳥/晴れた日と日曜の朝は」
 1998/11/26 ARDJ 5071 (アンティノス) 1,020円
 作詞:井上ヨシマサ 作曲:井上ヨシマサ 編曲:井上ヨシマサ
 オリコン最高位: 圏外 累計: ? 【CD-EXTRA仕様】

【感想】

作曲家として「ROSA(中山美穂)」「Smile Again(小泉今日子)」
「Diamondハリケーン(光GENJI)」などの数々の代表曲がある
井上ヨシマサのトータルプロデュースによる第6弾シングル。

歌手でもありながら歌の吹き替えという屈辱的な扱いを受けた
『神様もう少しだけ』の放送終了直後にリリースされた作品。

表題曲は、これまでになく熱唱系の曲で
歌手・仲間由紀恵の意地が感じられます。

ラテンのリズムにR&B風のコーラスやスクラッチを合わせた
10年くらい前に流行った『ハウス』っぽいアレンジになっていて
中山美穂の『ROSA』と良く似た雰囲気になっています。

歌に関しては、これまでの曲と比べてロングトーンを
使っている個所が多く、歌唱力が要求されていますが
かなり頑張って力強い歌声を披露しています。

C/Wの方は、一転してスローテンポのムーディな曲。
曲調がスローバラードなだけに仲間さんの曲としては
全体的にキーが低めなので、ちょっと唄いづらそう。

表題曲、C/Wともに曲としては、あまり新鮮さが感じられず
仲間さんの歌の方も正直、素晴らしいとまでは言えませんが
「神様もう少しだけ」の放送直後にリリースされ作品だけに
どちらの曲からも、瀧村カヲルの風味が色濃く感じられる
大人っぽい雰囲気の作品になっています。

つか、ホントはドラマ用に準備されてたのに
ボツにされた曲なのではあるまいか?

【在庫状況】 廃盤のため、新品での購入は困難。

 
Birthday/I Feel You」
 TBS系アニメーション「未来少年コナンIIタイガアドベンチャー」OP曲(15〜24話)
 2000/2/2 ARCJ-133(アンティノス)    1,223円
 作詞:新井明子 作曲:上田知華 編曲:本山清治(Birthday)
 作詞:仲間由紀恵 作曲:平岩英子 編曲:本山清治(I Feel You)
 オリコン最高位: 圏外 累計: ? 【備考】 CD-EXTRA仕様

【感想】

またアニメのテーマソングのタイアップですが、肝心のアニメが
恐ろしく低視聴率だったためタイアップ効果は、ほぼゼロに近く
残念ながら「心に私がふたりいる」の再現はならなかった模様。

なんだかんだ言って、これだけタイアップを取ってるのを見ると
アンティノスの仲間さんの担当者が凄く頑張ってるのが分かる。
主演映画「リング0〜バースデイ」の公開直後に「Birthday」という
タイトルのシングルを発売するあたりにも工夫の跡を感じます。

表題曲はアレンジにジャズっぽいギターとかコンガなども使って
これまでの作品よりグッと大人っぽい雰囲気の曲になってますが
シングルとしてはインパクト不足でパワーが感じられません。

歌詞を読んでみると「未来少年コナンII」のOPテーマと言うより
「山村貞子」のテーマソングと考える方がしっくりくる気がします。
「今日生まれ変わる、あなたに会えたから」なんてところも
山村貞子のテーマソングだと考えると、ちょっと怖くてイイです。

C/W「I Feel You」は仲間さん本人が初めて作詞したという作品。
イントロや間奏に風や波の音が挿入され、マラカスやコンガを
使った南洋風のアレンジは、彼女の故郷を連想させます。

完全自作かどうかは知る由もありませんが「この島の心のように」
とか「さざ波のため息」とか「この島の愛」だとかいうフレーズは
確実に『島の子』仲間さん本人の手によるものでしょう。

曲自体は、正直言って別になんていう事のない作品ですが
仲間由紀恵の原風景は、やっぱり「故郷の青い海と空」なのだ
という事が非常によく分かる歌詞で、仲間由紀恵という女性が
「遠く離れた故郷を想う詩」だと考えると、切なくて良いです。

【在庫状況】 ネット通販などでも、まだ購入可能。(02/2/13)

 
「愛してる」(高橋克典with仲間由紀恵)
  日テレ系ドラマ「FACE〜見知らぬ恋人〜」の挿入歌
  2001/2/21  AVCD-30177(エイベックス) 1,050円
  作詞:秋元康 作曲:伊秩弘将 編曲:田辺恵二
  オリコン最高位:30位 累計:47,920枚

【感想】

調べてみたら「川の流れのように」「STARS」の秋元康が作詞
「SPEED」「DEEPS」「森高千里」の伊秩弘将が作曲とのこと。
編曲の田辺恵二も、伊秩氏と良くコンビを組んでいる超一流。

どれもちょっと旬を過ぎている感のあるスタッフですが
これまで仲間さんの曲を担当したスタッフの中では
最も大物が揃っていると言って差し支えないでしょう。

残念ながら?この企画もののシングルは、これまで仲間さんが
こつこつリリースして来たシングルと桁違いの売り上げを記録し
オリコンウィークリーランキングのTOP30にまで入ってしまった。

まぁ、そうは言っても48000枚程度に過ぎないんだけど。

カラオケで若い人が歌えるデュエット曲は、かなり少ないので
その辺を狙ったんだろうけど「愛してる」の連呼はどうだろう?
曲自体はそれほど酷くもないのに、歌詞がどうにも泥臭いので
全体的に「ムード歌謡」の匂いがプンプンして好きになれない。

ちなみに仲間さんの歌は、あまりよく聞こえませんが
以前よりも良くなっている感じがします。

【在庫状況】 とりあえず、まだ購入可能。(02/2/13)

 
「恋のダウンロード」(仲間由紀恵withダウンローズ)
   au/KDDI au家族割 CMソング
   2006/3/15発売 ESCL-2815/6 (エピックレコードジャパン)
   作詞:松尾潔 作曲:筒美京平 編曲:Maestro-T
   *PVを収録したDVDのオマケつき。
   *オリコン最高位:8位 累計枚数:??

仲間さんがCMキャラクターを務めるau/KDDIのタイアップソング。
見た目ラッパーのダウンとローズを従えた女性ボーカルの3人組
HIPHOPユニットかと思いきや、楽曲は80年代アイドル歌謡風。

メロディー自体は覚えやすくてノリが良くCMソングらしいものだが
途中で挿入されるセリフのギミックなどは恥ずかしくなるほど古臭く
作曲の筒美京平が70〜80年代の歌謡界に君臨した大御所なので
仕方ないとは言いながらギョーカイの80年代再評価の流れの中で
考えない限り、ただ単に時代錯誤の退屈な曲。といった印象。
5年ぶりのシングルだが、しょせんは企画モノといったところか。

そもそも当初はauの「着うたフル」として無料ダウンロードが行われ
50万件を越えるダウンロードを記録したため、CD化となった作品で
どちらかというとパッケージソフトというより、キャンペーンの宣材と
いう色彩が強かったが、オリコン初登場8位(2.2万枚)を記録し
歌手:仲間由紀恵としては過去最高位を獲得する事となった。

 
【サントラ】

「トゥルー・ラブストーリー イメージアルバム〜メモリアルソングス〜
  収録曲:トゥルー・ラブストーリー〜恋のように僕たちは〜(T-13)
  1997/01/22  ARCJ59 (アンティノス)

HAUNTEDじゃんくしょん ・オリジナルサウンドトラック
  収録曲:心に私がふたりいる(T-1)/トレモロ(T-18)
  1997/06/21  ARCJ68 (アンティノス)

「みすてないでデイジー ・オリジナルサウンドトラック」
  収録曲:OneMoreChance(T-18)
  1997/09/01  ARCJ70 (アンティノス)

「ロックマン・テーマソング集」
  収録曲:負けない愛がきっとある/ONE MORE CHANCE
  2002/2/20 CPCA-1056 2,520円(SME・インターメディア)

 
【ゲーム・マルチメディアソフト】

Elle Photo Station(EPS)
「MOONLIGHTtoDAYBREAK」
(プレイステーション専用ソフト)
   収録曲:MOONLIGHTtoDAYBREAK(オリジナル/インスト)/tomato
  1996/06/21  SCPS40002 (アンティノス) 定価/1900円

【解説】

プレイステーション初の音楽ソフト「EPS」として鳴り物入りで
リリースされた作品で、仲間さんのホントの歌手デビュー作。
ちなみに仲間さんのソフトはEPSの第2弾という位置付け。

「MOONLIGHTtoDAYBREAK(オリジナル/インストロメンタル)」
「tomato」の3曲が、CD音源として収録されている他に
「MOONLIGHTtoDAYBREAK」のプロモーションビデオと
220点以上あるというオリジナル写真集が収録されていて
4パターン収録されている「MOONLIGHT to DAYBREAK」の
ビデオクリップを自分で編集できるというのが最大のウリだった。

ちなみにc/wの「tomato」は、このソフトにしか収録されておらず
仲間ファンの間では「幻の曲」と言われているとかいないとか。

仲間さんを含めて5人分が同時発売され(角田智美、水谷純子
森川由紀子、山本ともあ)以降シリーズ化される予定だったが
まだ、海のものとも山のものとも分からない新人アイドルの
デビューシングルに通常のシングルCDの2倍のゼニを払う
奇特な人はほとんどなく、最初の段階から計画は頓挫し
結局、最初の5枚以降は発売されなかった。

仲間ヲタとしては手に入れたい逸品だが入手は非常に困難。
去年Yahooオークションに2万円くらいで出品されているのを
見た事があるが、そこまでして買うソフトでもないような気が。

発売当時はゲームショップで在庫がダブ付いていたので
今となっては、あの時買っておかなかった事が悔やまれる。

【追記】ごく最近、中古ゲームショップにて2,480円で購入。

 
「gaball screen」(プレイステーション専用ソフト)
  収録曲:SHUBI-DUBA,DUBI-DUBA
  1996/12/06  SLPS00675 (アンティノス)

【解説】

こちらはプレイステーション初のマルチメディアソフトとして
小室御大を引っ張り出して鳴り物入りで発売されたソフト。
仲間さんを含めて数人のアーティストのPVが収録されている。

「マルチメディアソフトは売れない」というゲーム業界の定説を
当時、破竹の勢いだったTKパワーでブチ破ろうという目論みで
発売前に各メディアで大々的なプロモーションがかけられたが
小室センセーの神通力をもってしてもジンクスを破れず撃沈。

スポーツ紙や経済紙で、このソフトの発売が取り上げられたり
コンビニで初めて販売されたゲームソフトだったりと、事前の
話題性だけは高かったが、5万枚前後しか売れなかった。

仲間さんの曲は「SHUBI-DUBA,DUBI-DUBA」のPVが収録。
発売当時は、このソフトにしか収録されていないPVだったが
このPVを見るためには、ゲーム中の各ステージに隠された
CDの欠片を集めて組み合わせるという下らないミニゲームを
クリアしなくてはならないという仕様になっていた。

しかも、どのステージをクリアすると、誰のPVが見られるのかが
秘密になっているので、面白くもないミニゲームをクリアした挙句
知念理奈や宇都宮隆のPVが出てきた時のストレスは絶大で
正直、マルチメディアソフトの仮面を被ったクソゲー。

こちらは大して売れなかったワリに大量に製造されているので
中古ソフト店で容易に入手できるハズ。(ボクは600円で購入)
PVの画質が悪いうえに、結局1曲しか収録されていないので
コレクターズアイテムとして購入する以外はお薦めできません。

初回限定盤と通常盤がありますが、パッケージが違うだけで
中身は同じもの。通常盤の方がタマ数は少ないと思います。

 
「トゥルー・ラブストーリー」(プレイステーション専用ソフト)
  収録曲:トゥルー・ラブストーリー〜恋のように僕たちは〜(OP/ED)
  1996/12/13 SLPS-00586  (アスキー)

【解説】

人気恋愛シミュレーション「トゥルー・ラブストーリー」の第1作。
仲間さんは、OP/ED曲である「恋のように僕たちは」で参加。
確か雑誌やテレビのCMにも出演されていたと思います。

けっこうヒットしたゲームなので、このゲームにハマッた流れで
仲間さんのファンになった人は意外と多いんじゃないでしょうか?

残念ながら仲間さんはゲームの中身には関わっていませんが
この時、声優としてゲームのキャラクターの声で出演していたら
今ごろ、仲間由紀恵は声優アイドルだったかもしれません。

まぁ、この後ホントに声優業を始めてしまうんですが(笑)

この作品は、ヒット作なので入手はまだ容易なはず。
中古ゲームショップなら1000円以下で買えるでしょう。

 
「ロックマンX4」(プレイステーション・セガサターン用ソフト)
 収録曲:[負けない愛がきっとある] (OP) [ONE MOER CHANCE] (ED)
 1997/08/01 SLPS-00902(ベスト)SLPS-91106〜7(カプコン) 

【解説】

「トゥルー・ラブストーリー〜恋のように僕たちは」のシングルが
予想外に売れたのが原因なのか、再びゲームのテーマソング。

この作品はCMとテーマソングだけの出演。CMでゲーム画面の
カットバックを背景に「負けない愛がきっとある」を熱唱する
仲間さんを見た記憶がありますが定かではありません。

これも人気シリーズなので、入手自体は容易なはずですが
それほど値崩れを起していないので、前2作と比べると高め。

「ロックマン」シリーズの中で、最も人気の高いテーマソングですが
肝心のゲームの難易度が、マニア向けとも思える難しさなので
エンディングの「ONE MORE CHANCE」を聴くのが困難なのも難点。

 
【本当の幻の曲】

e-noodle「ネット初心者」篇
「PURE SUNDAY 〜恋のレッスン」
歌:仲間由紀恵

作詞:? 作曲:? 編曲:?

さあ 始めましょう (DOKI DOKI)
怖がらないでね (WAKU WAKU)

e-メールで eことしたら eじゃない

さあ 始めましょう (RIDO ON)
恋はHOTに (EAT ME)

e-メールで eことしたら e気分
THANK YOU GOOD-BYE PURE SUNDAY

CMタレントに仲間さんを起用して、大々的にキャンペーンを
行なったにも関わらず、発売後まもなく生産中止となった
謎の新型IT商品「e-noodle」のCMソング。

もちろんCD化されていないし発売の予定もなさそうなので
ある意味「tomato」以上の幻の曲と言って良いでしょう。

ちなみに、まだここで聞く事が出来ます。(02/2/13)

2001年ローソン冬のキャンペーン
「タイトル【不明】」
歌:仲間由紀恵

作詞:?作曲:? 編曲:?

ローソンのおでんはいっかがですぅ〜

手間ひまぁ〜かけてコ〜トコト〜

できた?

どうかな?

もういいよ〜♪

2001年、ローソン年末キャンペーンの一連のCMの1本で
仲間さんが南極大陸?を、おでん鍋の入った台車を押して
この歌を唄いながら練り歩くというシチュエーション。

ほとんどアカペラで、即興で作った歌のようにも聞こえますが
まぁ、いちおうプロの手によるメロディーなんでしょう。(
ここ

モドル

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